イスラエルからのニュース(シオンへの架け橋)
2008年4月2日(水)
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*敵国を訪問した人物が国会議員になる事を禁止する法案に、
アラブ系議員が猛反対。ヒズボラに国家機密を漏洩した
疑惑を受けたビシャーラ議員が国外逃亡した不祥事を受け、
この法案が作られた。(Y,P)
*シャスのベニズリ議員が、閣僚時代に20万シケルの
賄賂を受け取ったとしてエルサレム地裁で有罪判決。
辞任を求める声が高まっているが、同議員は辞任を拒否
している。(H,Y)
*ガザ近くの町に迫撃砲攻撃が
あり、2人が負傷。(P,H,Y)
*ヒズボラが中長距離ミサイルを備蓄していると、国会の
外交防衛委員会で軍の情報担当者が報告。第三者を
使ってイスラエルを挑発する可能性もあると、軍では分析
している。(H,P)
*ガザからの攻撃が止まれば、ガザとイスラエル間の検問
所の通行を再開しても良いと、バラク国防相。しかし、ガザ
側をファタハ系の自治政府がどうして管理するかなど、
様々な問題がある。(H,Y)
*ガザ住民がイスラエルでの高度な治療を受けられず死んで
いると、世界保健機構が報告。しかし国防軍は、要請の
9割を許可したと反論。 昨年は7千人のガザ住民が
イスラエルで治療を受けた。(Y,H,P)
*先週公開されたイスラム教批判ビデオに、オランダの
イスラム教徒は冷静な対応。一方、ユダヤ人団体は過激
すぎると非難声明を出したが、この対応をめぐりユダヤ人の
間でも賛否が分かれた。(H)
*アラブ諸国が多数を占める国連人権委員会で、イスラム教
に批判的な意見発表を全世界的に取り締まる国際組織の
設置が提案された。欧米からは、表現の自由を侵すとして
懸念の声が出ている。(Y)
2008年4月3日(木)
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*シリア軍が予備役を招集しているとの報道。イスラエルに
対する攻勢の準備だとの懸念も。バラク国防相はドイツ
訪問を中止し、国防軍の副参謀長は「攻撃されれば激しく
反撃する」と警告した。(H,P,Y)
*西岸地区の違法入植拠点5箇所を撤去すると、国が
最高裁に答弁。すでに入植者組合との交渉で撤去が
決まっている。(H,P,Y)
*ガスマスクを整備する方針を政府が閣議決定。しかし、
明確に期限が定められなかったため右派議員らから
懸念の声も。(Y,P)
*予備役兵士の報酬を引き上げるなど、待遇を改善する法律
が国会で成立。予備役兵士らは歓迎を表明した。(H,Y)
*中国政府がイランの核兵器開発に関する情報を国際
原子力機関に提供へ。中国はイラン制裁に反対の立場を
取っていた。(P,Y)
*2005年の夏、兵士がバス内で銃を乱射しアラブ系市民
4人を殺害した事件で、警察が逮捕した兵士に暴行を加え
殺害したアラブ系市民の起訴手続きは停滞。起訴すれば
暴動になる懸念があるため。(H)
*アルカイダのナンバー2とされるザワヒリがインターネット
で支持者の質問に回答中。聖戦で民間人を殺さないように
最大限の注意を払っ ているなどと主張、世界各国で
ユダヤ人を殺すと宣言した。(Y,H)
*米国の改革派ユダヤ教指導者のヨッフィ師が、キリスト教
福音派のイスラエル支持に警鐘。パレスチナ国家設立と
領土的譲歩に絶対反対の右派的立場は、イスラエルの
国益に反するとの理由。(H,P)
2008年4月4日(金)
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*国防軍が、ナブラスやカルキリヤ近郊の道路封鎖を
10箇所撤去したと発表。あまり重要な封鎖箇所ではない
との指摘も。(Y,P)
*過越の祭中に種なしパン以外の普通のパンを出したレスト
ランに無罪判決。店舗内は、法律がパン類の展示・販売を
禁止する「公共の場所」 には該当しないとした。
宗教勢力は激しく反発。(H,Y,P)
*シリア軍がイスラエルとの戦争に備えているとの報道は
誇張だと国防軍関係者。ペレス大統領とラモン副首相は、
イスラエルからシリアを攻撃する意図は無いと確認。
戦争の危険を否定した。(H,Y,P)
*国防軍が、ガザ中部で小規模な軍事作戦。戦闘でイスラム
聖戦のメンバー3人が死亡した。国防軍側に負傷者は
無かった。(H,Y)
*イスラエルと米国が2009年に開催予定の国連反人種
差別会議のボイコットを決定。会議は実質的に反ユダヤ・
反米勢力に乗っ取られており、前回同様に反ユダヤの
大合唱になる可能性が高い。(H)
*イスラエルに帰還移民した後、離散地に戻った人々を呼び
戻す移民省のキャンペーンに4000人が応募。しかし、
元ロシア移民の反応は鈍い。イスラエルで経験した差別が
原因だとの指摘も。(H)
*アラブ系のティビ議員がイエメンからの帰路にレバノンに
立ち寄ったことが判明し、右派政党が同議員を非難。
同議員は飛行機の乗り換えのための短時間の滞在で、
政治的な目的は無いと語った。(H,Y,P)
*ローマ教皇が訪米中にニューヨークのシナゴグを訪問へ。
過越の祭に合わせ善意を示すためだと、米国カトリックの
幹部は語った。(P)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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日本のお姉さんの意見。↓
過ぎ越しの祭りとは、イスラエル人がエジプトで奴隷にされて
いた頃、モーセがエジプトのパロとかけ合って、いろいろな
神さまの技を見せて、イスラエル人を解放し、エジプトから
連れ出して、神さまの約束の地、パレスチナに連れて行った
時のことを記念する祭りで、神さまがモーセに
エジプト脱出(エクソダス)を記念するために毎年行うように
命令された祭りのことです。
エジプトのパロは、モーセが神さまに言われて行った
いろいろな災いを無視して、なかなかイスラエル人を脱出させて
くれなかった。最後に、神さまは、脱出の旅支度をして、
種を入れないパンと苦菜を食べなさい。
羊を殺して家のかもい(門)に血を塗りなさい。その晩、神さまの
使いが、家のかもいに血が塗っていない家の長子(一番先に
生まれた子供)を殺します。家のかもいに血が塗ってある家は
その血を見て、神さまの使いは素通りしますという命令を
出された。イスラエル人だけでなく、エジプト人でも、かもいに
羊の血を塗った家もあったようだ。
次の日の朝、エジプト中の一番先に生まれた子供や生き物が
死んでいたので、エジプト人はイスラエル人を恐れて
自分たちの金、銀、宝石を与えて、お願いだから早く出ていって
欲しいと言った。パロも、やっと、イスラエル人がエジプトを
出ることを許してくれた。
でも、イスラエル人が神さまの命令のままに、山に囲まれ
先は海(紅海)という袋小路に向かったのを知ったパロは、
イスラエル人を追い出したことを惜しんで大軍隊を編成して
イスラエル人は、モーセに、「ここで殺すために連れてきたのか!」
とか、酷いことを言っている。モーセは、神さまに祈ると、
杖を紅海に差出しなさいと言われた。
モーセがそのとおりにすると、風が一晩中吹いて、紅海の海が
まっぷたつに裂けて、周りに水が城壁のようにそそり立った。
それで、イスラエル人は乾いた地を歩いて向こう岸に渡った。
イスラエル人を追いかけてきたパロの軍隊は、それを見て
海の道を続いて渡ろうとしたが、戦車の車輪が泥にとられて
なかなか進めない。そうこうしている内に、イスラエル人は
全員、海(紅海)を渡りきってしまった。モーセが上げていた手を
下げると、海が激しい勢いで元に戻って、パロと大軍勢は海の
もくずになった。その時の出来事を記念するために、
イスラエル人は、種を入れないパンと苦菜を食べる祭りをする。
日本人のエジプトの考古学を研究している有名な人は、
モーセは、自然学を研究していたから、当時、ありふれていた
自然災害を使って、パロにいろんな奇跡をみせたのだとか、
紅海を渡る時は、一番、底が浅いところを選んで渡ったとか、
いろんな理由をつけているが、聖書を読むと、紅海の水が
見えないガラスの壁で遮断されたように、高くそそりたって
城壁のようになったと書いてある。自然現象ではなくて、
神さまがモーセにさせた奇跡ととるしかない。
イスラエル人は砂漠を40年間さまよって、その間、マナという
栄養満点の食料で養われていたし夜は火の柱が民の真ん中
にあって、昼間は雲の柱が太陽をさえぎって影を作って
いたと書いてある。また、靴と服はすりきれることはなかった
そうだ。モーセは、神さまに石を杖で指して水を出すように
言われたのに、「さあ!水を出してやる!」と言って怒りながら
石をガンガン叩いたので、神さまはモーセを約束の地に
入れなかった。モーセは、シナイ山で、生きたまま天国に
引き上げられた。その後、残った者たちは、
神さまの約束の地に入った。そこは、元々、イスラエル人の
先祖のアブラハムと妻のサラと子供のイサクがいた場所で、
彼らは老人で子供がいなかったが、神さまの約束どおり、
奇跡的に子供ができたのだが、その前にサラは、
神さまの約束を信じないで自分の奴隷の召使のハガルを
アブラハムに与えて、イシマエルという子供を産ませている。
ハガルは、イシマエルを産んだら、奴隷の召使であるのに
急に態度を変えて、サラを虐めるようになったので、
サラは、怒ってアブラハムに頼んでハガルとイシマエルを
砂漠に追い出した。しかし、イシマエルもアブラハムの子
なので、神さまはイシマエルを大きな民族にすると約束された。
イシマエルは、アラブ人の先祖です。
コーランでは、アブラハムには、子供がイシマエルしか
いなかったことにしている。そして、アブラハムが本当は
イサクを神さまにささげて犠牲として燃やすように試された
事件を、イシマエルとすり替えている。
結局、神さまは、イサクを殺すなとアブラハムに
命令されて、角を藪にひっかけている羊を用意して
その羊を全焼のいけにえにするように命じられた。
「主の山には備えがある。」と、その場所には名前が
つけられた。その場所で神さまのひとり子イエス・キリストは、
十字架にかかって人類の罪の身代わりの羊として、
裁かれ、神さまはその血を見て、人類に対する裁きは
「終わった」と見なされた。後は、これを人間が個人的に
信じるかどうかで、死後の行き先が決まってくる。
罪の罰は、神さまの側からは終わっているので、人間は
神さまを信じれば、罪びとでも罪が赦されて天国に行けるのだ。
モーセが、イスラエル人をエジプトから脱出させるときも、
羊が殺されて血が家のかもいに塗られた家では、その家の長子は
死ななかった。イエス・キリストは、神さまが用意された、
罪の無い神のひとり子であり、人間の罪の身代わりに血を流す
ために、この世に来られた神の子羊だった。
聖書に書いてあるいろんな出来事は、全部、将来神さまが
行うことの預言なのだ。
聖書のメッセージは、神さまは人間を愛しているので、
罪を赦すために、ひとり子を救い主としてこの世に送ったから
その救い主を信じて天国に行きなさいということだ。
信じる者は救われる。
罪の裁きの場所である地獄から救われるのです。
逆に言えば、神さまは、人間を愛しているけど、罪に対しては
厳しい方で、モーセは、「水を出してやる!」と言って岩を打った
だけで約束の地に入れませんでした。昔の出来事はすべて
救い主の預言になっているのです。
モーセの律法の書では、誰も天国にいけないのです。神さまの
命令は、厳しすぎて人間はひとつも守れないのです。
努力では誰も天国に入れません。
だから、神さまのお恵みで天国に入れるのです。無料です。
信じるだけです。神さまが用意した方法で天国に行けるのです。