Tu-95、Tu-142(ネットゲリラ)
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▼Tu-95、Tu-142(ネットゲリラ)
ソ連の超大型爆撃機が日本の領空を侵犯したという事件があって、防衛省が写真を公表したわけだ。まぁ、事件についてはコチラを見ていただくとして、だ。
領空侵犯した爆撃機というのは、ツポレフTu-142『ベア』というヤツで、海軍所属戦略偵察機と呼んでいるんだが、Wikipediaで見るとTu-142は対潜哨戒機という事になってるな。まぁ、アレだ、爆撃機というと刺激的なので呼び方変えてるのかw で、いずれにせよ、元になる機体はTu-95なんだが、1950年代に開発された爆撃機で、B-29のコピー機であるTu-4の発展型と呼べる機体であった。プロペラ機であるものの、搭載するエンジンはそれまでのプロペラ機に使用されていたレシプロエンジンではなく、ジェットエンジンの一種であるターボプロップエンジンを装備し、また大きな後退翼を持つ。そのためプロペラ機としては世界最速を誇り、最も成功したプロペラ機の一つとして挙げられる。プロペラは二重反転プロペラ4枚タンデム翼であり、比較的低速(約800回転/分)で回転し、音響的にはプロペラ音が約50Hzと独特の低音を発する。
そのまた元になったのがB29だというから古い話で、おいおい、そんなもん、まだ使ってるのかよ、と呆れてしまうんだが、アメリカもTu-95のライバルであるB52がまだ現役バリバリなので、それでも構わないわけだ。こういうレトロな兵器は技術革新があんまりないわけで、原爆だって水爆だって進化してないんだから、使われない兵器はそれでいいわけだ。こんな武器を保持して運用できる国は、どうせアメリカとロシアしかないわけで、というのも、運用方法が特殊なのだ。
これらの兵器・性能をもとにアメリカは、全面的な核戦争の勃発に備え、複数のB-52を常に滞空させて、核攻撃により全滅するのを防ぎ、いつでも共産圏に核攻撃を実施しうる「戦略パトロール」(Chrome Dome)を1950年代から実施していたが、1991年のソビエト連邦の崩壊に伴い現在は廃止している。こちらはB52の話なんだが、つまり、航続距離の長い超大型爆撃機に核兵器を搭載して、敵方領土の近くを24時間365日飛ばしておくわけだ。冷戦まっ盛りの頃には、アメリカとソ連でそういう馬鹿げた競争をやっていた。ツポレフもB52も、無着陸で相手の国まで行って爆撃して帰ってくるだけの航続距離がある。今回のロシア機も、ロシアを飛び立って伊豆諸島をぐるっとまわって帰って行ったんだが、実は、もっと先のグアムまで往復できる。昔は、もっと航続距離を延ばそうという試みもあって、原子炉積んで飛びっぱなしで降りなくていい爆撃機なんてモノまで作られようとしていた。で、最近はロシアも金持ちになったので、復活したというわけだな。で、こうした飛行は定期便のように現れるので、東京急行と呼ばれているんだが、目的は自衛隊なんぞじゃなく、米海軍の動向を探るためらしい。そのために海軍所属の「偵察機」が来るんだが、もちろんケンカを売りに来るわけじゃないので、領空侵犯は「基本的には」しない事になっている。で、領空のすきまを縫って行き来としているんだが、時々、足を踏み外すわけだ。で、去年にも伊豆諸島付近をウロウロしていたのが報告されているんだが、
479 :名無しさん@八周年:2007/07/18(水) 02:41:43 ID:mbOnQuYQ0>>474 pdfみると侵犯してるように見えるが 伊豆諸島の辺り >>375
480 :名無しさん@八周年:2007/07/18(水) 02:44:53 ID:+RKKfCOwP>>479 絵では繋がってるけど 実際には、島と島の間に領空の切れ目があって そこを飛行してきたはず。
485 :名無しさん@八周年:2007/07/18(水) 02:47:40 ID:6PxQ5Vfh0>>479 >>375の領空はかなりいい加減。 実際の領空はもっと狭く(12海里)島と島の間はほとんどが公海。 ロシア機もバカじゃないから島と島の間の領空を避けて普通は飛ぶ。つか本当に領空侵犯したら外務省がロシア大使呼びつけて厳重抗議するからすぐに解る。 (竹島の韓国機による領空侵犯はそんな事すらしていないが) 一応、領空侵犯はしないように心がけて飛んでいた模様。防衛省からの報告書にも、とりあえず「領空侵犯」という言葉は出て来ない。ロシア機の伊豆諸島付近における飛行について件名について、下記のとおりお知らせします。
記
1 期日
平成19年7月17日
2 国籍等
ロシアTU-95型2機
3 行動概要
別紙のとおり。
4 自衛隊の対応
戦闘機を緊急発進させ対応した。自衛隊が報告しないだけで、実は、もっと頻繁に来ているという話もあるんだが、2月にやって来た定期便は、道を踏み外して領空を侵犯してしまったらしい。すでに多くのメディアで報じられているが防衛省に2月9日入った連絡によると、9日の午前7時30分から約3分間、伊豆諸島南部の海上においてロシアの爆撃機「Tu-95(ツポレフ95)」1機が領空侵犯を行なった。これに対し航空自衛隊では迎撃戦闘機22機と早期警戒管制機2機をスクランブル発進させ警告したが、ロシア機は何の応答も無く立ち去った。今件についてロシア空軍側では領空侵犯の事実を否定したが、外務省では同日抗議を行なうと共に、ドイツを訪問中の高村正彦外相がロシアのイワノフ第一副首相と会談し、再調査を依頼。第一副首相側も調査実施を表明している
まぁ、コレもお約束で、時々領空侵犯しては、必ず外交ルートで抗議すると、まぁ、いつもの事なのであまり心配も要らないんだが、まぁ、お約束のプレイなので、あんまり心配は要らないです。というより、軍事マニアの間では、Tu-95は名機なので、ぜひ、間近で見たいという声が高いようで、偵察飛行じゃなく、親善飛行で厚木基地あたりに来て貰えないですかね?
【戦略】Tu-95(ベア)を語るスレ【爆撃機】
1 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/08/15 11:39 ID:z22EQO2H四発ターボプロップで二重反転式プロペラをもつこの機体。 現代でもロシア戦略爆撃機の主力である。 ファンもかなり多いよね。
5 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/08/15 13:46 ID:3M96v8gkTu-95は傑作機だよ。長寿だし。
9 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/08/15 16:58 ID:rugcKopkプロペラ機としては世界最速でしょ。 時速925㎞(マッハ0.85)下手なジェット機より速い。
13 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/08/15 21:32 ID:A7HYDkHsでもターボフロップの極みの一つであるしぃ~。(ピッチの大きい大型プロペラをゆっくり回すなんていう技術はアメリカでは思いもつかなっかった) ターボフロップ機でこれぐらいのスピードを出せるのはNASAで開発中?の超高速プロペラぐらいだ。
20 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/08/15 22:33 ID:AaBtfljLたしかに回転が速い方が速度も上がるが・・・・ プロペラ機の速度限界 = 回転を速くしすぎるとプロペラが音速超えて推力を生まなくなる。 ここで別の発想。たくさんの超大きなプロペラをゆっくり回す
27 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/08/16 09:21 ID:XyZWsBuc巨大な二重反転プロペラが4基ばさばさ回ってる所を一度間近で見てみたいものだ。細い胴体と長い脚も美しい。
29 名前: True/False ◆gMVQehA6 投稿日: 02/08/16 10:52 ID:???>24 紹介されてるページを読みましたが、私の聞いたのではプロペラ回転数は750rpmとか。 これでも、最高速時にはプロペラ先端速度はマッハ0.92~0.98にもなります(高度によって変わる)ので、プロペラ先端部の断面形状は衝撃波を発生しないように、つまりは極めて薄いはず。 ……なんで、壊れないんだろ?
33 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/08/16 12:47 ID:ohWJRWKnバジャーが好きで、ベアも好き ところでベアって、尾部の人間が前部に来れるの?
つまりB-29やB-36みたいに機体を貫く機内通路があるの? 誰か教えて (ちなみにバジャーはない。尾部銃座の人間は移動できないし、入り口もたしか溶接(!)される)
34 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/08/16 12:50 ID:???>33 ベアも隔離されているよ 。胴体内に通路はない
38 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/08/16 13:05 ID:???
米海軍のA-7だったかF-4だったかのパイロットの手記にウオツカ飲んでたガナーがこっちに銃口を向けたんで冷や汗が出た、って書いてあったな
39 名前: 33 投稿日: 02/08/16 13:12 ID:ohWJRWKnバジャーだったと思いますが、スクランブルかけた空自機に、尾部のガナーが「平和」と(漢字で)大書きした紙を示したと。 '86年頃だったと思います。 40 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/08/16 13:18 ID:???>ウオツカ飲んでたガナー これは怖いな…
120 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/08/26 06:07 ID:DtO8BwvMベアみたいな本格的な戦略爆撃機をもし中共や北が持っていたら・・・今以上に深刻な情勢になっていると思われ。 ベアやバックファイアが日本海を飛ぶ事が無くなってほんと良かったと思う。 ちょい残念だけど(ボソ
不審船なんかとは迫力も危険度もレベルが違う。カッコよさも(wつーか夏厨マジ逝け。
126 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/08/26 11:33 ID:zktN43UT>107 ベアの初期型は最高速度940㎞もでるの??? なんで今のは840㎞なの?
127 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/08/26 11:34 ID:???>126 そりゃ、老朽化のためでしょう
128 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/08/26 11:37 ID:???他にも
①電子戦装備強化による重量の増加
②大型ミサイル搭載による空気抵抗の増加
③ロシア経済悪化による兵士の質の低下で機体が整備不良
④同じく経済悪化の影響で燃料が低質に変わった などなど、いろんな可能性があるぞ
130 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/08/26 11:50 ID:???>>126 初期のベアAより後期のベアHのほうが巡航速度は上だ。 一瞬の最高速度よりも巡航速度を優先したんでしょ? >>128 機体重量は増えたのは事実だが、それ以外の要因は違うだろ。太平洋戦争の日本じゃあるまいし。
147 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/08/27 00:02 ID:NwV18JTb昔、機械工学の学徒してたときに、(当時はまだあった)ソ連の流体力学って結構優秀だよ、って話聞いて、なんで?たかがロ助じゃねーか、って思ってたんだけど、この実例を知ったら、なるほど…、と思うわ。しかしまともなコンピュータもなかったのに、よく、こんなプロペラ設計できたなあ。マジ、感心。
164 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/08/28 00:27 ID:???旧ソ連は半導体(IC, LSI)の製造技術が西側ほど進歩しなかったからね。
(逆にあれだけの民需をよびおこして製造技術があっという間に進歩した西側のほうが異常かも) ソ連製のコンピュータの計算能力が西側のそれより低かったのは事実でしょ。 でも、そのかわりに西側なら力ずくで計算させて解決させていたような問題に関しても、賢いアルゴリズムを次から次に編み出して低い計算能力をカバーしていたのも事実。 ロシアの天才プログラマの質の高さは最近ではよく知られている。
173 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/08/30 13:39 ID:9wWeN2kX>>165 スラブ民族はモンゴル帝国の末裔だって言う説もあるよね。ユーラシア学派だっけ?
175 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/08/30 15:00 ID:???>>173 モスクワはモンゴルによって発展した都市である・・・ というのはロシアではかなりタブーらしい。 というかあそこらへんは混血しまくりだから末裔もクソもないと思われ
177 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/08/30 16:03 ID:???>176 つーか成立の経緯からみて、モンゴル帝国の(一部の)継承そのものだが
179 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/08/31 23:36 ID:6+hHyGAiベアと関係ないカキコだな
181 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/09/01 00:11 ID:btG3mRro世界史板かよ!
184 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/09/01 12:40 ID:???思えばTu-95から遠いところに来たものだなあ
1
85 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/09/01 12:45 ID:???>>184 航続距離長いですから。
186 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/09/01 15:19 ID:???>>184
プロペラ八個もついてますから(謎。 204 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/09/16 18:31 ID:???なんにせよターボジェット8基分(B-52のことね)と,ほぼおんなじ仕事をターボプロップ4基でしてるってのがすごいやな。 大型でそれほど高速性に拘らない飛行機なんかには、ターボジェットよりもターボファンのほうがずっと効率的(ジャンボジェットはターボファン)って聞いたことあるんだけど,あれと似たようなものなのかな? って、ターボファンとターボプロップの特性上の違いがよくわかってないですか?漏れは。
205 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/09/16 18:58 ID:???何かの本にターボファンはターボプロップのペラを内部にいれたモノって書いてあったなぁw
206 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/09/16 19:46 ID:???>>205 高バイパス比のターボファンは、そう言っても差し障りないと思われ。 プロペラの周りをエンジンカウルで覆ってるだけ。
208 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/09/17 02:32 ID:y6M1af9l>>204-207
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この写真がわかりやすいと思われ。>ターボファンエンジンの構造 ちなみにターボジェットエンジンは、このターボファンエンジンの芯の細い部分だけのやつと考えればOK。
209 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/09/17 02:42 ID:y6M1af9lついでにいうと、最近の高バイパス比のエンジンは、バイパス比が4~6くらい。
ファン部分(つまりプロペラ部分)がエンジンの推力の80%前後を生み出していて、ターボジェットエンジン部分は20%前後しか推力に貢献していません。
要するに、ジェットエンジンとはいうものの、実質、プロペラで飛んでるわけよ。
投稿 妄想の情報戦 | 2008/04/06 04:06 領空侵犯というとなんだか大それた挑発行為のように聞こえますが、ま、そういう側面が全くない訳ではないのですが、あのですね、もし自分がロシア軍のえらい人だったらと想像してほしいのですが、ていうか別段ロシア軍に限らないのですが、敵軍が領空をどれくらいちゃんと気にしてるか(実質として制圧してるか)っていうのは、たまにちょっかい出すしか確かめようがない訳です。(893といっしょよ。)
なので、一般に「領空侵犯」ていうのは、とはいえ軍隊なら「そりゃそういうことするわな」っていう程度のちょっかいで、お互いに「はいはいお約束ね」ていう程度の話なのだと聞いたことがあります。どっちかっていうと、それを「領空侵犯されました!」て大げさに宣伝してる意図のほうが、最近ではなんか寂しい感じがいたします。大昔から同じことはあったんだけど、なんで今になってだけ大騒ぎするのって考えたらってこと。
投稿 haseQ | 2008/04/06 04:27 すみません、あと蛇足なんですが、日本の領土の制空権は概ね航空自衛隊が管理しております。なので、ロシア軍がちょっかい出す相手は米軍ではなくて日本ということになります。ほんとにお互い「はいはいおつかれさま」てかんじらしいですけど。一般に日本人は「アメリカが日本を守ってくれてる」って思ってますけど、それは事実としてとんでもない間違いで、ある意味、自衛隊が気の毒なかんじです。
あと、365日24時間飛行機を飛ばしておくっていうのは自衛隊も最近まで(ひょっとしたら今でも)やってたと思います。