おすすめ記事2
ようちゃん、おすすめ記事。↓
▼セルビアがNATO・EUと対峙するXデー バルカン半島の亀裂
(青皮の手帳)http://
NATOの東方拡大はクロアチアとアルバニアの正式加盟を承認することとなった。同じく加盟候補国であったマケドニアは、隣国ギリシャと国の「名称」を巡ってメンツ戦争状態にあるため、正式加盟を見送られたという。
ギリシャとマケドニアのメンツ戦争のウラには、かつて第二次大戦中にチャーチルとスターリンの間で結ばれた“バルカン密約”の影響もある。さらに、現在も米英側やEUによる地中海―スエズ運河航路の確保という重要な国益もカブってくるため、「マケドニア」というカードは今後もバルカン半島工作に利用されるであろう。
NATOの東方拡大にはロシアが頑強に抵抗感を示しており、今回のクロアチア加盟はセルビアのEU加盟に影を落とす可能性もある。クロアチアとセルビアの間には、言語を絶するほどの歴史があり、両国の対立はそのままバルカン半島の亀裂となるであろう。
【欧州のパイプライン】地図を見る事。
NATOが軍事同盟で安全保障地域の拡大を図ろうとするのならば、ロシアはエネルギー資源を駆使してその影響力の保持と拡大を狙っているのが現状だ。パイプライン網の拡充とそのエネルギー資源輸出ルートは、モロに汎スラヴ主義の拡張ルートと合致している。
これらを読み解いてゆくと、先日のコソヴォ独立騒動で揺れたセルビア共和国は、EU加盟というアメ選択肢よりも、スラヴ民族らしくロシア・モスクワ追従というより大きなアメに飛びつくであろう。その方が経済的にも軍事的にも、より大きな恩恵を受けられるであろうことは、今の米露を比べれば一目瞭然である。
「欧州之天地ハ複雑怪奇ナル新情勢ニ突入セリ」
ただし、この地域のパワーゲームには、英国という要素がさらに複雑に絡んでくるため、より分かりづらくなっている。遠く極東の日本から欧州を眺めていると、非常に難解で摩訶不思議なことがイッパイだ。ゆえに注視が必要なのである。
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ようちゃん。↓
★日本の政局は内政の政権争いをして、遊んでる時期では無いのです。 英国と同盟を結び、この地域で工作をしないと駄目なのです。米国のサブプライム問題どころか 中国も玉突きで潰れるだろうし、大混乱が起きる。媚中派の外国人受け入れ政策は 大変危険です。
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日本のお姉さんの意見。↓
日本は、ヨーロッパと仲良くしないと
いけません。アメリカが落ちぶれたらチュウゴクも
落ちぶれるし、日本も落ちぶれるから、
今から、ヨーロッパと仲良くしておくのだ。
チュウゴクと仲良くしても、いいこと無し。
アメリカが納得するヨーロッパの国と言えば
イギリスだろうから、イギリスに近寄って、
助けてもらうようにしないと、どこが日本を気にして
くれるのよ。できれば、イタリアと仲良くしておいて
欲しい。イタリア人は、チュウゴクのチベットに対する
態度に頭に来ているし、チュウゴク人が嫌いだから。
それに、いずれ、ヨーロッパ10ヶ国連合の独裁者が
出てくる国だから。
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▼ヨルダン事情 (清谷信一)
さて、随分と更新が滞ってしまいましたが、いまだヨルダンにおります。今回の滞在の目的は特殊部隊見本市SOFEXの取材及び、ヨルダン軍特殊部隊の取材でした。軍しかも特殊部隊の取材なので、色々と予定通りにはいかなくて(しかもここはアラブですから)、毎日交渉と予定変更に翻弄される毎日を過ごしておりました。ただ取材の成果は上々で、予想だにしなかった体験もできました。この辺りは追々、雑誌などで紹介していくつもりです。ヨルダンの特殊部隊は国王自身が特殊部隊初代司令官だったこともあり、中東でもっとも洗練された部隊で、かつ規模も大きいです。装備も先進国に互したものを持っています。4年前の段階で全隊員がセレックス社の個人無線機を保有していましたし、現在では軍の特殊部隊旅団が特殊作戦用のUH60Lを結構な数保有しています。まえからぼくは主張していますが、我が国でも自衛隊で早期に特殊作戦用の航空部隊(それと潜水艦もですが)を持つべきだと思います。ショーでは対テロ部隊のデモがあったり、また彼らのトレーニングセンターでの訓練も見学しましたが、かなりハードな訓練を行っています。
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▼小沢・民主党から鳩山・民主党への転換点は、あのクーデターだった。森喜朗元首相の放言から直近の政治情勢を読み解く。(じじ放談)
民主党が参議院で想定以上の大勝利を獲得した時、小沢一郎が最も輝いて見えた一瞬であった。以後、福田首相と密談して「大連立」で合意。勇躍して民主党役員会に持ち帰ったものの、ほぼ全員の反対で「大連立合意」が否決された。政界の仕掛け人でならした小沢一郎は「一世一代の不覚」と感じ、「代表を辞任する」旨テレビで公表したのであった。民主党の宮廷クーデターが成功した瞬間というべきである。
小沢一郎が代表職の辞任表明をした直後、鳩山幹事長を初め民主党役員各位は、狼狽して「小沢一郎の代表辞任を思いとどまるよう説得した」ことになっている。「小沢一郎なかりせば、次の衆議院選挙は戦えないから、小沢一郎の代表職辞任を認めることはできない」というのが役員会の総意ということになっている。役員会の総意を受け、小沢一郎は「一晩熟考した上、辞職を思い留まった」ことになっている。だが、その後の経緯を見ると、小沢一郎が「大連立合意の密約をして代表職を辞任する意思を表明する以前」と、「辞任意思を撤回した後」では、民主党内の力学が大きく変わってしまったのだ。オーナー社長が持ち株を投げ出し雇われ社長の身分に転落したような感じなのだ。
「腹水盆に返らず」という言葉がある。一度、お盆から流出した水は元に戻すことができないという戒めである。小沢一郎が「自らの責任で交わした大連立合意の契約」を破棄させられたという事実は「代表権を剥奪された」ことを意味する。そして、「代表職に留まるかどうか」という件についても、鳩山幹事長を初めとする役員会が決定し、それを小沢一郎に押し付けたのであった。小沢一郎は「役員会の決定」を拒否して代表辞任の意思を貫くこともできたが、役員会の決定を受け入れてしまった。役員会の圧力に屈伏した。以後、小沢一郎は「選挙対策専門代表」という任務をあてがわれた。大連立合意に続いて「日銀総裁人事」でも、小沢一郎の意向は民主党役員会で無視された。小沢一郎が政府・自民党と内々の合意をしても、「禁治産者の行為」として、すべて取り消されてしまった。民主党役員各位は、小沢一郎を幽閉・蟄居して自由を拘束しながら、公然と「自民党有力議員との勉強会」を立ち上げ、超党派国会議員同盟を結成して役員に就任するなど、来るべき「第二次保守合同」又は「大連立」に向けて一斉に走り出した。小沢一郎だけが「蚊帳の外」におかれたままだ。
派手な動きを見せる筆頭は鳩山幹事長である。新憲法超党派議員同盟の役員就任、麻生太郎との勉強会立ち上げ、自民党リベラルの加藤紘一、山崎拓、国民新党の亀井静香らとの提携も強めている。これに連動して枝野幸男、仙石由人、前原誠司、管直人、岡田克也らの動きも活発である。野田佳彦ほか松下政経塾出身者も「せんたく議連」を足場に動き出した。民社協会グループは新憲法超党派議員同盟の役員に多数送り込んでいる。自民との連携に淡白であるはずの旧社会党系の横路孝弘・興石東グループでさえ、幹部の赤松広隆がハワイで、自民党中川秀直元幹事長とゴルフをして遊んだ。小沢一郎に「選挙対策のドサ回り」を押し付け、民主党役員会各位は「鬼のいぬ間の洗濯」に余念がない。以上の経緯を見ると、「大連立合意契約の破棄を決定した民主党役員会」はクーデターの現場であったとみなすことができる。小沢代表の実権を剥奪するクーデターだったのだ。筆者は、中国べったりで中国政府官僚から「子犬」と呼ばれている小沢一郎の失脚を希望する立場であるから、このクーデターを否定するものではない。「うまいことやるなあ」と感服している訳なのだ。
4月3日付け日本経済新聞は「森元首相に聞く」という対談記事を掲載している。森喜朗といえば、放言癖があって「口軽」であることは誰でも知っている。日経の記者も「森喜朗から政界の裏話」を聞き出す狙いを持って対談を申し入れたのであろう。(森喜朗の発言中、興味深いいくつかの話があった。以下、その1,2,3,4の放言を列記し検討してみたい。
その1.自民党と民主党の連携について
「うわさでは自民党の伊吹文明幹事長と民主党の鳩山由紀生幹事長は結構相談しているらしい。小沢一郎代表は(自民党側からの)電話に出てこない。」「最近、福田さんが吹っ切れたような言動をするのは(小沢氏に)相当怒りを持っているんだと思う」
(森喜朗の言葉を解釈すると)
小沢一郎は自民党側から電話しても出ないから、目下、小沢一郎とのパイプが途絶えている。その代わり、両党幹事長同士が、緊密な連絡・調整を行っているから問題ない。福田さんはこれまで小沢一郎を信用し、小沢一郎との折衝に重点を置いてきた。小沢一郎の内諾を得て事を運んだ結果、大連立合意が反故にされ、日銀総裁人事が頓挫した。福田さんも小沢一郎の指導力をかいかぶり過ぎたことを反省、小沢一郎に頼っていてもダメということに気づいた。福田さんはこれまで、小沢一郎の立場に配慮し言いたいことを抑えてきたが、今後は遠慮なく思い切った言動をとるだろう。
その2.大連立合意の経緯
「(大連立構想は)福田さんが頼んで呼びかけたわけじゃない。(小沢氏から何回もアプローチがあったが、ずっと延ばしていた。(小沢氏が)そこまで熱心ならということで応えたんだ」
(森喜朗の言語明瞭意味不明発言を解釈すると)
大連立の「言いだしっぺ」は小沢だ、小沢が「あまりにもしつこく言い寄るから」福田さんは「仕方なく応じた」だけだという。読売新聞の渡邊恒雄並びに小沢一郎の陳述によれば、仕掛け人は渡邊恒雄であったとされる。この呼びかけに応じた小沢一郎が「その気になった」ことになっている。小沢一郎は自らを「被害者」と言いながら、他方「大連立合意は正当かつ妥当なもの」と弁明している。森喜朗は「仕掛け人は小沢だ」と主張することで何を狙っているのか?
森喜朗は「当初、福田さんは半信半疑であったが、小沢一郎の熱意に押された」と述べる。「石橋を叩いても渡らない福田康夫らしい対応」と見ることもできる。大連立合意の契約が破棄され無効になった現在、森喜朗があえてこの話題を持ち出した狙いは何か?を検討する必要がある。
森喜朗は小沢一郎との泥仕合を欲しているのか?「大連立合意は」福田と小沢だけの話し合いで決まったもので立会人はいない。だから、「どちらが熱心に働きかけたか」を議論すれば、「言った。言っていない」の水かけ論で終わる。このような事態を想定した上で、森喜朗が「泥仕合」を仕掛けた理由は、小沢一郎への宣戦布告ではあるまいか。2度も小沢一郎に「煮え湯を飲まされ」「今後は二度と、小沢一郎を相手にしないぞ」と宣言したのではあるまいか。
その3.衆議院選挙前の政界再編の可能性
「あるかもしれない。今は黙って眠っているが、みんな勘が悪い人じゃないから、その場合、政策ごとにくっつくということになるのかな」
(森喜朗はなぜ嘘をつくのか?)
福田首相と小沢一郎の大連立合意の仲介者森喜朗としては、1度失敗しているので発言が慎重になるのはやむをえない。いかに「失言癖がある」森喜朗でも、「言っていいことと悪いこと」の判断能力は残っている。それにしても「今は黙って眠っているが」というのは、白々しい嘘である。自民党と民主党の各人脈が、「政界再編」を睨んで一斉に動きだしているのは天下万民知らない者はいない。野田佳彦のように「政界再編とは関係ない」と煙幕を張るものもいるが、管直人、渡部恒三ほかは「政界再編がらみ」と公言し、超党派議員連盟を立ち上げている。誰よりも「政界再編に関心が強い」森喜朗が、これらの動向を知らないはずはない。「嘘も休み休み言え」といいたい。
森喜朗はまた「政策ごとにくっつくのかなあ」ととぼけてみせる。本来「政界再編」というのは、政策で一致するもの同士が一緒になるのが道理だ。新憲法超党派議員同盟や親米保守の「麻生太郎・鳩山由紀生の勉強会」がこれにあたる。だが、「せんたく議連」や加藤紘一・山崎拓・菅直人・亀井静香・仙石由人らの「自称リベラルグループ」の動きは、政策の一致というより「数合わせ」の傾向が強い。このグループは、鳩山由紀生や渡部恒三との連携にも力を注いでいる。「陣取りゲーム」の野合化が目立つ。
「寄らば大樹の陰」というから、自民・民主の国会議員は誰でも「政界再編の主流に乗り遅れたくない」と思っている。流れからはじき出されたら、小政党を結成するか、無所属で孤軍奮闘するほかはない。選挙の不利は免れない。
その4.福田後継内閣について
「ポスト福田は福田だ。粗製乱造はよくない」
(森喜朗は「最低でもサミット明けまでは福田首相」といっているのか?)
記者は「ポスト福田」にふさわしい人材は?」と質問した。この質問を不愉快に感じたのか、それとも「福田おろし」の材料に使われることを危惧したのか、回答になっていない。福田首相の後見人を自認する森喜朗の「精一杯の抵抗だった」ということかもしれぬ。「粗製乱造はよくない」というのはどういう意味か?福田内閣が粗製であれば、速やかに入れ替えるべきではないか。粗製内閣をいつまでも続けさせることの方が問題ではないか。それとも福田後継の本命である「麻生太郎」を粗製とみなしているのか?おそらく、森喜朗としては深い考えもなく「もうしばらく。最低でもサミットまでは福田内閣でいこう」とハラを固めているのかもしれぬ。森内閣の支持率が5%まで低下したから、それよりはマシと思っているのかもしれぬ。という訳で、出まかせの発言をしたまでであろう。めくじらを立てて論じるテーマではないことも確かだ。
(まとめ)
民主党の実権が小沢代表から鳩山幹事長に移行したことを、政府・自民党もようやく気がついた。今後、政府・自民党は民主党の窓口を鳩山幹事長に一本化するのではないか。小沢一郎は、民主党内はもとより政府・自民党からも相手にされない可哀想な立場になった。政界再編関連の発言は口止めされている。政策を打ち出しても「民主党役員会」で否決される。
実権を奪われた小沢一郎は、選挙運動と称して「国会を欠席する」機会が増える。選挙運動と称して、地方の労働組合(連合)回りに精を出す以外することがない。小沢一郎を神格化する一部マスコミだけが「小沢一郎のおっかけ部隊」として旅先で取材する。小沢一郎の発言に「力がなくなっている」ことを理解しないマスコミだけが、いつまでも小沢一郎を追いかける。哀しき光景だ。残酷すぎて目をそむけたい気分だ。「さて、どうする小沢一郎」といわねばならぬ。このまま朽ち果てるか?それとも乾坤一擲「一か八か」の勝負を賭けるか?