クライン孝子の日記・「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 | 日本のお姉さん

クライン孝子の日記・「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」

ようちゃん、おすすめ記事。↓クライン孝子の日記

■2008/04/03 (木) 警鐘を鳴らします!
■2008/04/02 (水) 敗戦による自縛から解放される時期に来ている
■2008/04/02 (水) チベット問題

鳴り物入りで発足した「国家基本問題研究所」ですが、私は最初から「眉につば」をつけて観察しておりました。案の定

http://jinf.jp/?cat=10
外国人地方参政権付与法案では参政権行使は国籍取得が条件-特別永住者には特例帰化制度導入をと特例を設けての反対声明である。、

「アリの一穴」ということわざもあり、特例は「抜け穴」です。
陰でこそこそするのは私の得意とするところではありませんので、
このブログを通して、正々堂々と、以下の提言
1、国政選挙、地方選挙を問わず、参政権行使は日本国籍者に
限定されるべきである。は同意しますが
2、昭和20年以前より引き続き日本に在留する者とその子孫で
ある特別永住者への配慮は、外国人地方参政権を認めることではなく、
特例帰化制度導入でなされるべきである。

には、国家の安全保障=根幹に直接関わる重要事項だけに、
異議を唱えます。

参照:わが日記
2008/03/27 (木) 大丈夫かなあ、うまく取り込まれていないかなあ
2008/03/19 (水) 帰化人石平氏が、日本国籍取得の甘さ指摘!

さて、山椒小粒氏より
<<チベットや東トルキスタンの問題は決して他人事では済まされません。アジア全図を手元に置いて眺めていただくと良くわかります。北狄(ほくてき)、西戎(せいじゅう)、南蛮(なんばん)と中国共産党は弾圧・制圧し自国領と言い張っている。

残るは、東夷(とうい)・・・。東夷とは?日本なのです。 なのにあぁ!首相も・自民党も・民主党も 国民も・・・・警戒感がなさすぎる!!

日本人として決して忘れてはいけない北朝拉致事件。
~漫画「めぐみ」(双葉社刊)を25分間のアニメにまとめた。
めぐみさんが拉致される前の横田家の様子や、救出活動に奮闘する家族の様子を描いている。アニメを活用することで子どもや若者にも訴えかけるのが狙い。制作費は2000万円弱。声優は、めぐみさん役が高山みなみさん、滋さん役が山寺宏一さん、早紀江さん役が深見梨加さん。

アニメ化を知った山寺さんの呼び掛けで集まったといい、
全員ボランティアで引き受けた。~
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/28/news108.html
ここで無料で見られます。
http://www.rachi.go.jp/jp/megumi/index.html  >>

■2008/04/02 (水) 敗戦による自縛から解放される時期に来ている
稲田代議士にしろ、有村参院議員にしろ最近、若い女性議員の目覚しい活躍を目にするようになり頼もしい限りです。彼女たちの地道な活動に大いに期待したいものです。

映画「靖国」上映中止と参院内閣委での有村議員の質問
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/529429/ (前)
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/529494/ (中)
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/529555/  (後)

阿比留記者のコメント
<<文化庁所管の芸術文化振興基金750万円の助成を受けて
いるにもかかわらず、その内容はいわゆる「反日」映画ではないか、質的に中国映画ではないかなどと指摘されていた自称・ドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」が、

12日からの上映を決めていた映画館5館すべてで上映中止 となりました。公開によって、近隣の劇場や商業施設などに迷惑が及ぶ可能性があるとの理由で、この「自主規制」には、言論・表現の自由の
問題とのからみもあって賛否両論あるだろうと思います。

この助成を問題視してきた自民党の稲田朋美氏は、「我々が問題にしたのは助成の妥当性であり、映画の上映の是非を問題にしたことは一度もない。いかなる映画であれ、それを政治家が批判し、上映をやめさせる
ようなことが許されてはならない」という談話を出したそうです。

この点は、この映画に反感を覚えていた議員たちの間でも、 かなり徹底されていたと思います。もちろん、映画の内容自体にも大いに不満や批判はあったでしょうが、それを前面に出すと、「不当な圧力をかけた」として逆にマスコミにたたかれることは分かっていたからです。今回の上映中止は、そういう議員側の「配慮」「自制」と、映画館側の「自粛」がかみ合わなかった感はありますが…。

 ともあれ、この映画をめぐっては、国会でも取り上げられて います。先日のエントリで、参院文部科学委員会での水落氏のやりとりを紹介したので、きょうは3月27日の参院内閣委員会での自民党の有村治子氏の質問を取り上げようと思います。

後輩の原川記者が詳細にテープ起こしをしてメモを送って くれたものですが、有村氏の質問を通じ、文化庁のいい加減さと、映画の問題点が改めてあぶり出されてきたように感じました。まずは、メールで届いた原川記者の所感です。 以下略>>

■2008/04/02 (水) チベット問題
島根県人氏より
<<中国政府に同調 宗教団体からダライラマ批判相次ぐ
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080329/chn0803291923004-n1.htm
「エミノニュ」
メトロの終着駅で、オリエント特急の欧州の終着駅。冬のイスタンブールで、この、メトロの車内のアナウンスが今も私の耳に残っている。
当時イスタンブールの流行はフランス語だった。出入り口に立っていると、停車駅で黒のベールをかぶった婦人から、「パルドン」と控えめにいわれた。私は意味がわからず、それからあわてて道をあけた。エミノニュからガラタ橋を超えるとアジアだった。鉄道、バス、海路の終着駅だった。安価なホテルも多く、欧州からの旅行者で宿をとる者も多かった。

カモメが飛翔し、マーケットや教会、交通機関の交差する海がわ
から坂を上ると、ホテルの裏通りにでる。静かだった。そこの青い空の梢の下で私はその男とあった。男は私の眼をみながら、握った右手の人差し指を、左手のこぶしに向け刺すようなしぐさをした。「ハチは死ぬときお尻のハリで敵をさす」

私たちは、オープンテラスのテーブルに腰掛けていた。中国でウイグル(新疆)と上海を連結する天然ガスパイプラインの運用が発表された年だった。
「わたしたちは、小さい。なにもできないかも知れない」
「でも、ハチは死ぬとき・・」
「あのパイプラインについては、私たちが処理する」
私の顔をうかがった。新疆の石油も天然ガスも中国人のものじゃない」
「わたしたちのもの」それから急に、男は笑顔を浮かべ、会ったときの人懐っこい顔に戻った。

口ひげと眉の濃いウイグル人だった。
別れに、私がカメラを向けると鋭い眼で睨み、ますます睨んだ。昔、鍛冶屋でも働いたことのあるという怒り肩が、仁王さんのようになっていた。私はそのまま写真に撮った。「中国政府に同調 宗教団体からダライラマ批判相次ぐ」そんな記事を読むと、「そんな嘘ばかりやってると本当に内乱になるよ」「しらないよ」そう思う。3月29日島根県人 >>
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
    平成20年(2008年) 4月4日(金曜日)
通巻第2143号  (3日発行)

チベット状況の悪化が中台会議、直航フライト交渉を遅延させる
  他方、馬英九の米国訪問を黙認する方向とウィリー・ラム氏が分析
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香港を拠点に中国情報の分析を世界に発信しているウィリー・ラム氏が、独自の情報網を通じて以下の分析をしている(米国ジェイムズタウン財団発行『チャイナブリーフ』、3月29日号)。

チベット問題で反政府分子の暴力行為だと言い張って武力鎮圧にでた中国は、予期せぬ欧米からのつよい批判に、北京五輪と結びつけるのは政治的であり、五輪はスポーツの祭典などと言い張って、まずい立場を逃げ切ろうとした。
台湾次期総統は公約のひとつに「中国と直行便開設の交渉をただちに開始する」としてきたが、チベット問題で中国は台湾との早期の交渉をむしろ回避するだろう、とラム氏は見立てる。

人民解放軍の一部にはチベット暴動の背後に台湾情報部の暗躍ありと陰謀説をとくものがおり、「指導部はチベット、新彊ウィグル、台湾」を同列の緊張議題の列においている(台湾情報部にそんな力もなければ、第一、台湾世論は中国からのスパイと資本で掻き荒らされているのが現状なんですが。。)。

馬英九の総統就任式は五月20日だが、前日の五月19日にWHOへの台湾のオブザーバー加盟問題をいかに扱うかが、WHO年次総会でまたも議題にあがる。

陳水扁政権は『台湾』の名前でのWHO加盟を国際社会に訴えてきた。
馬は訪米中に米政府高官と、この名称問題での妥協を探る意向と言われ、それがまた北京に緊張感を与えるだろう。馬の圧勝が決まったとき、北京は馬英九の名前も出さず、ただ陳水扁反対の候補者が「台湾地域で総統になった」と伝えた。それより「台湾名義による国連加盟の賛否を問う住民投票でNOの答えがでた」という結果を大きく報じた。米国を代理スポークスマンのように立てて台湾の内政に間接的関与をしてきた北京は、住民投票の不成立がよほど嬉しかったようである。
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 ♪(読者の声1)宮崎さんのなにかの本で紹介のあった台湾の蒋介石銅像公園のグラビアが、ようやく今週の『週刊文春』(4月10日号)に紹介されており、なるほど「ご立派な」蒋介石の銅像がずらり並んでいて爽快豪快不気味です。どういうご感想でしょうか?(TY生、福岡)

(宮崎正弘のコメント)おそらく直近に撮影されたグラビアですね。
小生が見たのは二年前の初夏で、同行した高山正之氏が「これって、台湾特有のブラックジョークですかね?」と言ったのです。
そのときは、まだ公園全体が建設途中で、当該雑誌にあるように林立した蒋介石立ち像は少なかった。トルソが多かったと記憶しました。
あれからまた傑作が増えたということは台湾全島に、まだ残っているのは国民党本部と政治警察学校の正面玄関いがい、どこなのでしょうね?

♪(読者の声2) 貴誌昨日つけ「馬英九夫人、台湾ファーストレディはジーパンで通勤」の記事、非常に新鮮度を付帯したニュースでした。ところで、夫人の名前ですが「周明青」ではなく「周美青」です。
   (YU生、横浜中華街)

(宮崎正弘のコメント)英語媒体からの音訳でしたので、拙速でした。CHOW MEI―QINGですから、確かに「周美青」ですね。失礼しました。訂正いたします。

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
    平成20年(2008年) 4月3日(木曜日)弐
通巻第2142号  

THE DAY AFTER
 戦い済んで朝が来て、台湾「ファースト・レディ」はジーパンで出勤
   おかっぱ頭、宝石もつけず、市バスで出勤するキャリア・ウーマン
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馬英九・次期台湾総統の夫人は周明青という。馬のハーバード大学留時代、彼女はNY大学に留学していた。選挙中、大事な国民党の集会では、ときおり馬英九のとなりに並んで旗を振ったりしたが殆ど発言しない、寡黙な夫人である。おかっぱ頭で、殆ど化粧をしない。
いや正装もしないし、ネックレスも地味で宝石はつけていない。連戦(国民党名誉主席)夫人と百八十度ちがって庶民的。これ、意図的ではなく、普段からジーパンの小母さんである(ただし美人ではありませんが個性的な風貌をされています)。

「チョコレート・ケーキと餃子が好きで、仕事の合間に精神障害児の福祉チャリティに協力することくらいしか素顔が知られていない」(ヘラルドトリビューン、4月3日)。

選挙最中、ニュースを見ていると馬英九・周明青夫妻の二人の娘は米国留学中で、選挙前日に急遽、投票のため米国から帰國した(3月21日)。二人とも黒縁の眼鏡をかけ、終始うつむき加減なので馬英九に似ているのかどうか、定かではなかった。

台湾のマスコミは空港に出迎える母と娘をカメラで執拗に追いかけ、なんと出国するとき(23日)も、娘二人のパスポートを二階からカメラがズームアップしていた。馬英九本人や姉ふたりにグリーンカード所持の疑惑が持ち上がっていたからだ。

さて当選翌々日の月曜日のことである。ホテルの部屋で台湾のテレビニュースをかけたら、次期台湾総統夫人の出勤風景。それも普段のおばさんにもどってジーパンにTシャツで、公共のバスにのって通勤である。私服刑事らしき男が二人画面に映っていたが。。。

警備上、いつまでこの風景が続くのか、いや、それよりファーストレディが、これまで通りの勤務を続けて良いのか、5月20日の就任式前後に結論が出るだろう。ちなみに次期ファーストレディの周明青は、過去22年間台湾の大手銀行(国際商業銀行)に勤め法務対策のチーフと言われる。3月27日には「仕事を続ける」と声明文を出している。

総統官邸は改修工事にはいり、八月に完成。馬夫妻は官邸に移ると予想される(自由時報、3月30日)。

近年の高学歴社会と経済の繁栄により、大学どころか米国の大学院を卒業する女性が社会に躍進し、台湾でもキャリア・ウーマンは結婚しないか、しても子供をつくらない女性が目立つようになり、結婚したら専業主婦の戻るという率は80年代の80%台から、いまや40%台。台湾の国会議員で女性の割合は30%。34人の立法委員が活躍している。馬夫人は新しい台湾女性の象徴となるかもしれない。
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♪(読者の声1)  経営コンサルタントの大前某氏が2008年4月2日の某誌にて「中国よ、10年後の世界を見定めよ」と中国を窘める論調のコラムを発表されていました。
この御仁はマスコミの露出も多く経営と縁のない私でさえ知っておりますが、確かいつも「中国にはビッグチャンスがある、みんな乗り遅れないよう早く中国で始めよう!」というようなことを言っておられたような気がします。
今回の記事を見ても何か宮崎先生のようなチャイナウォッチャーの意見をただつなぎ合わせた、大学生のレポートのような薄っぺらな内容になっています。
宮崎先生のレポートを読んでいれば素人の私にでも分かることをお前に言われたくないわ!という気持ちです。景気が良い時は散々煽っておいて悪くなると手のひらを返すとは、こんな知識人に振り回される一般経営者、サラリーマンが可哀想でなりません。(ME生)

(宮崎正弘のコメント)大前某の言説が、しかしながら何故、一部のビジネスマンにいまも読まれるのか、その皮相な現象が不思議です。