頂門の一針 「モリソバを食べるコーギー犬」 古澤 襄 | 日本のお姉さん

頂門の一針 「モリソバを食べるコーギー犬」 古澤 襄

モリソバを食べるコーギー犬
━━━━━━━━━━━━━
古澤 襄
2008.03.31 Monday - 16:32 comments(0) trackbacks(0)

by 古沢襄
2歳になったばかりの愛犬バロンだが、好物は”モリソバ”。

冷たいソバを食べるコーギー犬なんて聞いたことがない。

モリでは栄養がないから、といって挽肉に少し味をつけて

即席の”肉ソバ”を女房が作ってやったのだが、見向きも

しない。

人間でもソバ通は”素”のモリとかカケを好む。天ぷらソバ

とかキツネソバは邪道。バロンは犬のソバ通なのだろうか?

薄味のタレをサッとかけてやると、夢中で食べている。

肉類も牛肉と豚肉はお好みでない。鶏肉が好きなのだが、

それもフライパンでサッと炒めて味付けすると何杯でも

お代わりを求める。ボイルした肉はノー・サンキュウ。

ドッグ・フードは午後の散歩が終わると食べている。

3代にわたってコーギー犬を飼ったが、この仔が一等変わって

いる。初代のコーギーはメス犬だったが、大の好物はトリの

唐揚げ。骨付きを上手に骨を残して食べていた。果物の

ブドウを食後に食べるのだが、表皮と種を残す技術が抜群

であった。

わが家は犬の調教が失敗だった。面倒なので好き放題に

やらせていた。
朝食時には私の足元で座って見上げている。どうも気が

咎めるので、パンを少しちぎって与えるのだが、バターが

ついていないと食べない。

食後のプリンを食べたカラを寄越せとせがまれた。それを

口にくわえて居間の真ん中に持っていって、中をペロペロ

舐めて楽しんでいる。朝食がソバだった時に、そのカラに

ソバを少し入れて与えたら、バロンはソバが病みつきになった。

ウドンも食べるが、ソバほど喜ばない。

果物はバナナの頭と尻尾を貰うものだと決めている。リンゴや

梨も好物。男のくせに甘いものが好きなのかもしれない。

おかげでぬいぐるみの様にコロコロ太っている。運動神経が

抜群なので、散歩の時は野原でリールを外してやるとひとりで

駆け回っている。

最近は”焼き鳥”の味を覚えた。焼き鳥で晩酌をやっていると、

寄ってきて「ハオ、ハオ」と催促する。仕方がないので半分

かみ砕いたものを与えてやっている。

「こんなことをしていたら、バロンは長生きできないな」と

言ったら「いいじゃーないですか。好きなものを食べて、

死ねるなら・・・」と女房。そう!老夫婦は揃って七十六歳。

いまさら長生きしても仕方ない。
ただ、バロンの寿命が尽きるまでは、どちらかが生きていて

やらねばなるまい。
杜父魚ブログの全記事・索引リスト(3月30日現在1723本)

~~~~~~~~

「カッタ、カッタ」と下駄の音
━━━━━━━━━━━━━━
古澤 襄
2008.04.01 Tuesday - 09:31 comments(0) trackbacks(0)

by 古沢襄
箸やすめのつもりで書いた「モリソバを食べるコーギー犬」が

トップ・アクセス。ギスギスした政局に庶民は、とっくに見放し

ている様が窺われる。ガソリン代が値下げになろうが、

値上げになろうが市場価格で動く。国際価格の動きの方が

気になる。下がったとたんにまた値上げではたまらない。

だがオイル・ショックの様な騒ぎにはなっていない。テレビで

ガソリン・スタンド風景を女子アナが大げさに騒いでいるが、

作られた狂騒曲に庶民は踊っていない。慌てる乞食は貰い

が少ないと承知の助。

「カッタ、カッタ」と下駄の音ではないが、民主党は高揚感に

包まれている。29日間の束の間の”勝利感”にならねば

良いが・・・。メデイアは早速、世論調査の準備をしているが、

20%を切っている民主党の支持率が、一気に50%を突破

することになるかどうか?喜ぶのは、それからでも遅くない。

このところ下位に低迷している”小沢人気”が、トップの麻生

太郎を押しのけて1位になれば、念願の政権交代の”冨士の

高嶺”が雲間から姿を現す。だが、死んだふり、低姿勢の

”福田康夫雲”が6合目あたりに、しぶとくたなびいている。

油断をしていると土砂降りに見舞われるかもしれない。

新しい年度に入った。今週の話題は空席となった日銀総裁

の人事であろう。永田町筋からは「日銀総裁は政局の捨て

駒」という声が聞こえてくる。

政府の人事には違いないが、民主党と突っ張り合う筋のも

のではない。
福田首相は民主党が同意できる人事案を出すのであろう。

ここで「カッタ、カッタ」の勝ち鬨を民主党があげるようでは、

月末に足を掬われる。

政府・与党は道路特定財源の一般財源化と道路中期計画

の見直しでは妥協できる。しかし、ガソリン税の暫定税率の

廃止だけは譲ることができない。廃止すれば国と地方の税収

に大穴が空くからである。20年度予算がスタートしているから、

少なくとも今年度だけは廃止に同意する余地はない。

といって1ヶ月近く時間があるから、今から衆院で3分の2再

議決をするとダンピラを振りかざすのも大人げない。洞爺湖

サミットを目前にして、やるべきことはヤマほどある。

ここは騒ぎ立てずに月末の週に一気に勝負を決する腹でいる。

”切り札”は暫定税率を今年度だけは維持することなのであろう。

そのあたりの空気は庶民の方が敏感に嗅ぎ分けている。

「モリソバを食べるコーギー犬」がトップ・アクセスになるわけ

である。5歳になるミックス犬という洒落た唄の投稿があった。

風刺がきいている。

私は今日、5歳になるミックス犬
千葉から岩手にもらわれてきました。
はじめはちょっぴり不安でしたが
今ではすっかり女王様になっています。

この間、春に誘われて海に入ってひと泳ぎ
まだ寒いのに・・・とお母さんが言ってましたが
私はへっちゃら。

これからお花の咲く季節
おとうさんとのお散歩が楽しみです。
去年は油断して農薬のかかった葉っぱを舐めて
とっても苦しい思いをしました。

お父さんお母さんには心配をかけてしまいました。
今年は気をつけなければ!

バロン君もお父さん、お母さんに
いっばいかわいがってもらって幸せそうですね。
でもモリソバが大好きなんて びっくり!

さぁ今日のお誕生日何をごちそうしてもらえるかなぁ?
じゃまたね。

杜父魚ブログの全記事・索引リスト(3月30日現在1723本)

話 の 福 袋
━━━━━━━
◎<中国製ギョーザ>基準値の6万倍のメタミドホス検出 千葉

中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、千葉県警捜査1課は

31日、千葉市稲毛区の母子が食べて中毒症状を起こした

ギョーザと同じ袋に入っていた未調理のギョーザから、最高で

基準値の6万4300倍の有機リン系殺虫剤「メタミドホス」を

検出したと発表した。

5人が中毒症状を起こした同県市川市のギョーザの約6倍の

濃度で、国内の成分分析では最高値。1課は「残留農薬の

レベルではない」とし、意図的な混入の可能性が更に高まった

とみている。

未調理3個と、母子が吐き出した1個を分析した結果分かった。

未調理ギョーザは皮1グラムから1490~1万76800ppm、

具1グラムから410~1万9290ppm、吐き出したギョーザは

皮1グラムから1470ppm、具1グラムから1240pmをそれぞれ

検出した。4個のうち3個で皮の方の濃度が高いことから、

1課は成形から袋詰めの間に混入されたとみている。

国が導入した原料野菜の残留メタミドホスの基準値は、

ニラ0・3ppm、キャベツ1・0ppmで、皮は4966~5万8933倍、

具は1366~6万4300倍に相当する。ギョーザ1個

(14グラム)当たり最大で263・62ミリグラムが混入していた

計算で、女児は2個、母親は5個食べると致死量に達した
可能性があるという。

母子は07年12月28日に「CO・OP手作り餃子(ギョーザ)」

(07年10月20日製造)を食べ、女児が軽症、母親がめまい

などを訴え、1日入院した。【斎藤有香】

▽昭和大学薬学部の吉田武美教授(毒物学)の話 

ギョーザ1個で中毒状態になる含有量だ。何らかの

格好で外から混入した可能性が高い。

動物実験で半数が死ぬメタミドホスの「50%致死量」は

体重1キロのラットで20ミリグラム弱。これを基準とすると、

体重50キロの場合100ミリグラム、20キロの場合400ミリ

グラムが50%致死量になる。
3月31日20時51分配信 毎日新聞

 ◎カテゴリ「生活者/消費者/有権者」新記事がアップされ

ました。おかわり自由コーヒー、リン酸塩で増量疑惑 

もっとも危険なのはロイホ
https://www.mynewsjapan.com/reports/805

ファミレスのドリンクバーはいまや定番だが、『食品の

カラクリ』(宝島社)に、飲み放題のコーヒーは通常の3倍

もの抽出が可能な添加物(リン酸塩)を使用、失われた風味

はコーヒー香料で添加するというトリック疑惑が書かれていた。

サイゼリア、すかいらーく、ジョナサン、デニーズ、ロイヤル

ホストの5社にこの質問をぶつけたところ、4社は正式に否定

したが、ロイホのみ取材拒否し、文書で回答せず。食の安全

が世間を騒がせる中、不審な対応で添加物疑惑を強めた。

デニーズは対応の悪さが目立った。

◎肝硬変の特効薬にめど 「RNA干渉」ラットで成功 

札幌医大
肝臓の細胞が線維化し治療が困難とされる肝硬変を、

線維化を起こすタンパク質コラーゲンの生成を抑える薬を

投与することで健康な状態に戻す実験に、札幌医大の

新津洋司郎教授(臨床腫瘍(しゅよう)学)らのグループが

ラットで成功した。31日付の米科学誌ネイチャーバイオテク
ノロジー(電子版)に発表した。

早ければ年内にも米国で治験(臨床試験)を始める予定。

新津教授は「人に副作用が出ないかどうかの確認などが

課題だが、5年以内に実用化したい」と話している。

肝硬変は肝炎の慢性化などによりコラーゲンが過剰に分泌

されて起きる。肝がんにも進行、日本では年に4万数千人が

肝硬変と肝がんで死亡している。

新津教授らは、遺伝情報を写し取るRNAの働きでタンパク質

合成を抑制する「RNA干渉」という現象に着目し、コラーゲン

生成を促す遺伝子の働きを抑えるRNA断片を設計した。

これをリポソームという人工膜で包み、肝臓の中でコラーゲン

を作る細胞が取り込みやすいようビタミンAを結合、肝臓内

のコラーゲン生成だけを抑制する薬を開発した。

肝硬変のラットを使った実験では、薬を投与しなかった60匹が

約40日で全滅したのに対し、薬を毎週注射した12匹は生き

続け、約5週間で肝臓が正常な状態に回復、副作用もなかった

肝臓内ではコラーゲンを溶かす物質も分泌されているため、

蓄積したコラーゲンは徐々に取り除かれ、正常な肝細胞が

回復したという。

新津教授は「肝硬変と同様に、臓器が線維化する慢性

膵炎(すいえん)や肺線維症などにも応用できる可能性が

ある」としている。

■RNA干渉 DNAの遺伝情報を読み取ってタンパク質を

つくるRNAの特定部分を、別のRNAの短い断片が分解し、

タンパク質の合成が抑えられる現象。

人為的に設計したRNA断片を用いれば、病気を引き起こす

特定の遺伝子だけ働きを抑えることなどが可能になるため、

医療や新薬開発への応用が研究されている。現象を発見した

米国の2氏は2006年のノーベル医学生理学賞を受賞した。

産経NEWS2008.3.31 02:06
------------------------------------------------
株式会社MyNewsJapan <http://www.mynewsjapan.com
連絡先:
info@mynewsjapan.com
メルマガ登録: https://www.mynewsjapan.com/mail_mag_users
------------------------------------------------