ミャンマー軍事政権が起草した新憲法案では、夫が英国人だった人は、被選挙権を得られない。 | 日本のお姉さん

ミャンマー軍事政権が起草した新憲法案では、夫が英国人だった人は、被選挙権を得られない。

ミャンマー新憲法案、大統領資格に「軍事知識」

 【バンコク=鶴原徹也】ミャンマー軍事政権が起草した新憲法案を本紙は30日、入手した。

 長期軍政から「統制民主主義」へ移行するためのもので、今年5月の国民投票で是非が問われる。

 国家元首として大統領を新設したが、「軍事に関する知識」を資格に挙げる一方、国会議員の25%を軍人に割り当てるなど、軍が政治で主導的役割を担うことを保証しているのが特徴。軍政の主張する「民政移管」が見せかけのものであることを示した。

 新憲法案は15章で構成され、計194ページ。

 大統領資格についてはさらに、「本人も配偶者も子供も、外国の影響を受けていないこと」と規定。軟禁下にあり、夫が英国人(故人)だった民主化指導者アウン・サン・スー・チーさんを排除するのが狙いと見られる。スー・チーさんは同様の理由で国政選挙でも被選挙権を得られない。

3月31日3時4分配信 読売新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080331-00000006-yom-int