中国にはタンカーが入れない(ネットゲリラ)
ようちゃん、おすすめ記事。↓
▼中国にはタンカーが入れない(ネットゲリラ)
船には喫水というのがあるわけだ。水面下に隠れている部分がどれだけあるかを示す数字なんだが、おいらのヨットは1.3メートル、帆船Ami号は2.3メートルであり、ヨットとしてはさほど喫水が深い船ではないんだが、普通の客船では7メートルくらいある。小さな近海漁業用の漁船はせいぜい2メートル程度なので、漁港というのはさほど水深が深くないものだ。で、一般的に船が大きくなるほど、喫水が深くなり、入れる港が制限される。で、上の衛星写真なんだが。中国の周辺が、みんな変色しているわけだ。これは、別にウンコ垂れ流しにしているので水が汚れているから、という理由ではない。まぁ、それも多少はあるかも知れないが、中国沿岸はどこも水深が浅いのだ。なので、色が違って見える。で、むかし旅順港封鎖なんてぇのがありまして、軍神広瀬中佐なんてぇお方が老朽船を港の入口に沈めてロシア艦隊の動きを封じようとするわけだ。
唱歌『廣瀬中佐』
轟く砲音(つつおと)、飛来る弾丸(だんがん)。
荒波洗ふ デッキの上に、
闇を貫く 中佐の叫び。
「杉野は何処(いずこ)、杉野は居ずや」。
船内隈なく 尋ぬる三度(みたび)、
呼べど答へず、さがせど見へず、
船は次第に 波間に沈み、
敵弾いよいよあたりに繁し。
今はとボートに 移れる中佐、
飛来る弾丸(たま)に 忽ち失せて、
旅順港外 恨みぞ深き、
軍神廣瀬と その名残れど
そんなプランが出たというのも、港が少なく、水深が浅いからであって、日本みたいにどこでも軍艦が入れるようじゃ、一ヶ所くらい封鎖してもムダなわけだな。つうか、船を沈めたくらいじゃ封鎖できなかったりするし。
で、軍艦の喫水がどれくらいかというと、戦艦大和で10.86メートル、もっと小さな駆逐艦なんぞだとイージス艦で6.2メートルとかだ。空母だと、たとえば原子力空母ではやはり10メートルくらいある。で、海軍の弱点は燃料なんだが、たとえばペリー提督が日本に来た時には、わざわざ地球を反対側からグルッとまわって来ているわけだ。なぜかというと、途中で蒸気船の燃料補給が出来ないからで、海流に逆らって帆走で太平洋を横断するのは大変なので、わざわざ途中に石炭補給基地を作りながら来ている。日本が開国した時にも、まっ先にやったのは『石炭を探す』事だった。で、軍艦の場合は『原子力』という事になるんだが、空母とか潜水艦とか、遠くまで行って長期間にわたって行動するのが前提の軍艦に『原子力』が使われるというのは、実は、燃料の関係だったりする。ところが、原子力空母というのはまた、喫水が深くなってしまって運用が限られるわけだ。海水浴場みたいな遠浅の海でどうやって喫水が10メートル越える軍艦を動かすんだ? という話もあるんだが、そら、通路だけ浚渫すればいいんだが、戦争になったらまっ先に広瀬中佐にボロ船沈められて通れなくなっちゃうので、あんまり利口じゃないです。
で、マクラはこれくらいにしておいて、話はオルタナティブ通信さんちなんだが。中国の使用する良質の鉄鉱石は全て、オーストラリア等から、一度、30万トンクラスの大型タンカーで日本の岡山県の水島港に入り、そこで1万トンクラスの小船に移されて、中国に入る。大型タンカーが入港できる港湾が中国に無いからである。日本がこの鉄鉱石のタンカーの入出港を拒否すれば、中国経済は壊滅する。日本を仮想敵国と考え核兵器を開発している北朝鮮と軍事同盟関係にある中国に燃料・物資=軍事物資を供給する事は、利敵行為であるとして、日本が北朝鮮の拉致問題と核兵器開発問題の解決と、この鉄鉱石輸出入の許認可をリンクさせると宣言するだけで、世界中がパニックになる。中国投資の利益が欧米諸国の利益源であるためである。
日本は、あらゆる意味で中国のキンタマを握っているというわけだ。で、この話の信憑性はどうなのよ、と、ちょっくら調べてみた。そもそも鉄鉱石をタンカーに積むものなのか?危険物を大量に積載するタンカーは安全上、そして大きな喫水変化(軽荷時と満載時では約10メートルの落差があります)に対応するため陸から離れた沖合のブイに係留してゴムホースを繋いで油を揚げ降ろしする様式が採られる港もあります。大型タンカーは喫水が約20メートルとどの船より大きく(客船はだいたい7メートル程度)、航行するエリアがかなり制限されるため、世界中の多くの海域でタンカー用の安全航路(深喫水船用航路と呼ばれる)が設けられています。
ひと昔前には、大型タンカーというと50万トンクラスがあったんだが、現在では25万トンくらいのようだ。それでも喫水20メートルだそうで、仰天の数字なんだが、もちろん、このクラスになると日本でも入れる港は限られる。で、船としては、鉄鉱石を運ぶのはバラ積み船というのがあるそうなんだが、石炭や鉄鉱石などを積む船をバラ積み船といいます。大きさ、外見が油タンカーそっくりなので間違える人も多いことでしょう。実際、鉱油兼用船といって油タンカーにも鉱石船にもなる船がありますので間違えるのも仕方ありません。タンカーとの構造上の大きな相違点はパイプがないのはもちろんですが、甲板上にハッチカバーがあること、荷崩れしやすい荷物を積むことから両サイドが総て大きな空洞(バラストタンクにもなる)になっていることです。主として鉱山の多いオーストラリアに寄港します。これもスケールや構造的にはタンカーとさして変わらない規模のようだ。で、ちょっと前には「中国向け石油の備蓄・精製基地を沖縄に作る」という話があったんだが、それもまた、タンカーの喫水問題が絡んでいるわけだな。
石油も鉄鉱石も日本経由でないと入らないという事になると、そらもう、中国は永遠に日本にアタマがあがらないわけで、ところが連中は性格が悪いので、そういう相手には逆に強い態度に出るわけだな。あいつらがギャーギャー騒ぐ相手というのは、よっぽど恐怖感に襲われているわけだ。チベットとか台湾なんぞも、歴史的には中国の領土と言えるのか大きな疑問符が付くんだが、だからこそ、イチャモン付けられないようにと、自分から大騒ぎしてわめくわけだ。で、世界覇権が中国に移ろうとしている、という話なんだが、イタリア、オランダ、スコットランド。かつてローマ帝国に反旗を翻したローマ貴族がイタリアで銀行業を起こし、後にオランダへ移住し、さらにヨーロッパ大陸を追放されスコットランドに拠点を据えた、その航跡がそのまま現在の中国の社会資本を整備している。
注意すべきは米国生粋の銀行ではなく、全てヨーロッパ勢力であり、今後、中国の電力の主力となる500基もの原発を建設するジェイ・ロックフェラーのボスがヨーロッパのロスチャイルドであり、その子分がアル・ゴア、バラク・オバマである事態と動きが見事に一致している。ここからは、米国銀行がサブプライム問題で崩壊寸前となる一方、ヨーロッパ系銀行へと「歴史の主役」が移りつつある事態が浮かび上がってくる。やはりオルタナティブ通信さんちによれば、黒幕はロスチャイルドだというわけだ。チベット問題でもヨーロッパ勢が騒いでいるところを見ると、当たっているかも知れない。アメリカがバブル崩壊で動きが取れない時期を見計らって、とりあえず中国という扱いにくいバカ国家に釘を刺してコントロールするために、オリンピックや万博を使って色々と圧力や工作を仕掛けていて、チベット問題もその一環だと考えると理解しやすいのかも知れない。まぁ、アメリカも大量の国債を中国に握られているので、そろそろ便乗して叩き始めるかも知れないです。
コメント
・大変すばらしいエントリーだと思います。米国相場の投稿板を読むと、確かにテクニカル的に優秀な話題は多いですが、世界的な流れを掴むのは日本人の分析が優れている場合が多いようです。現在完了進行形で起きていることは、デビッドからジェイへの覇権移動だと思います。それは、石油産業から原発を含んだ代替エネルギー産業への移動でもあると思います。2007年ソーラー・パワー・ボートで大西洋横断成功http://www.transatlantic21.org/
ソーラー・パワー飛行機http://www.youtube.com/watch?v=5oNHD41MLMk&feature=related
投稿 FT | 2008/03/31 06:37
・やはりここは副島先生の翻訳本の「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた。」(上・下)ヴィクター・ソーン著の出番ですね。(この本のロックフェラーとはジェイさんの方だと思いますが・・・)この本、私はもう持っているので、代わりに最新刊の「連鎖する大暴落?静かに恐慌化する世界」副島 隆彦; 単行本; ¥ 1,575とお弟子さんの本をこちら経由でポチっと頼んでみました。投稿 海坊主 | 2008/03/31 06:40
・連中がビルマに首突っ込むのも、石油の荷揚げ基地と本国までの石油輸送パイプライン建設のためってウワサもありますもんね。スーチー女史が復権すると、この計画もオジャンの可能性大。日本とビルマ、合わせ技で一本!どころか死亡宣告だなw誰か絵を描くヤツおらんか?投稿 ノラネコ | 2008/03/31 07:38
・成る程の海事情報多々。多謝。日本経由の中国の原油と鉄鉱石。良い関係ですね。共存でもあり。あくまで中共に日本が併呑されなければ。それでミャンマー攻略・実質属国化は中国の悲願でしたか?投稿 yamanote-1 | 2008/03/31 12:16
・日本の製油能力が余剰で、日本各地の精油所では中国向けに輸出しているという話をどっかで聞いたことがある。石油連盟の発表資料にもないので、日本が石油製品の輸出?!そんな馬鹿なと思っていたが、どうもありそうな話だと思ってきた。石油の世界は魑魅魍魎、意外に北朝鮮で消費されている石油は日本国内の精油所を経由しているのかもしれない。ガソリンの暫定税率も実は内外価格差をつくり、中国経由で北朝鮮へ輸出するための仕組みだったのかもしれない。投稿 そういえば | 2008/03/31 12:49
・最近バルカン半島でEUに加盟したルーマニア、ブルガリアがあり最南端のギリシアから西はポルトガルまで国境が無くなりユーロ・マネー圏になっている バルカン地域の時期加盟国はクロアチア、アルバニア、マケドニア、モンテネグロなどで残るは今紛争中のコソボ地域だけになっているが、コソボは主権争いの紛争だけでEU加盟には積極的である EUはロシアまで拡大する事がほぼ内定したので、次は北アフリカ地域を加盟国にする動きがEU連邦政府内にある その証拠にEU政府の資金でジブラルタル海峡に世界最大のつり橋を建設する準備を始めている
EUの北アフリカ拡大の狙いは豊富な油田と資源であるが、経済格差があるために加盟するまでにある程度の時間が必要とされている
そこの国の精神は紙幣やコインを見れば解りやすいとこちらでは言われているが、全世界に架け橋て新世界に入るゲート(扉)を開き世界を統一しよう!という精神がユーロ通貨に古代ローマ風の絵画がかれているが、これはEU連邦政府の正式な発表によるものだ⇒http://www.arrobaspain.com/tokusyu/euro/d-billete.shtml
EUが西はポルトガル、南は北アフリカ諸国、北はアイスランドからスカンジナビアの北極圏、東はロシアのウラジオストックまで拡大することになるだろうが、ここまで広大すればEU⇒ヨーロピアン・ユニオンの名では矛盾してくる
当然このEU世界拡大の動きに反発している内部組織や政党もあり、「元帝国主義国家が合体するだけであって、マクロ帝国主義国家になる」と批判している人たちも少なくない・・・
いずれにせよ、ウラジオストックまでEUになりユーロを使い始めた時・・・ その時、日本はどうするのであろうか?それでも米国にしがみついた状態で世界から孤立してしまうのであろうか? 歴史は繰り返す・・・ ローマ帝国以上の広大なスケールで新たなスーパー帝国が出来始めていることには間違いない・・・ 帝政ローマ帝国が始まる前も地中海文明は混迷期で混乱していた状態が今の世界情勢とよく似ている
当時の古代地中海文明圏には全世界人口の約70%が住んでいたと歴史学では言われている、したがって当時では世界統一に近い大スケールでローマ帝国が広大していて繁栄していたのだ⇒http://teachinghearts.org/drj00maps.html
トルコがEUに加盟すればイスラム教国初になり、中東諸国もいずれEUに加盟してくるだろうし、それをEU連邦政府が狙っているのである インド、パキスタンは元々イギリスの支配圏内であるためEU的または欧州人の価値観に近い(宗教観は別であるが)だから将来EUには加盟しやすい国々である EUが世界の大部分を吸収して行けば、基本的にヨーロピアンコンプレックスを持つアメリカもいずれはEUに加盟すると、私は見ている(混迷と混乱の時代後に) もし、そうなれば、その時こ世界に平和な時代が訪れるであろうし、ヨハネ黙示録やノストラダムスなどの予言ににもあるように、素晴らしい時代が始まるであろう・・・ もし、そうしなければ今から大混乱になる世界の中でキレた連中が苦し紛れに全面的な核戦争を起こす可能性がある・・・・
「世界に橋を架けて新世界に入る扉を開いて世界を統一して行く」それがEU連邦政府の精神であり、そうなって行くであろうが、その動きに反発するアメリカと日本が最終的に負け犬になり(通常戦争と経済戦争で)最終的にはEUが架ける橋を渡って新世界の扉に入ってくる・・・そう私は見ているし、EU連邦政府のしたたかな企みでもある ただ、そうなるプロセスで、政治と軍事面でEUよりの中国とアメリカ一点張りの日本との間で大きな戦争が始まる危険性が最大の懸念材料である もし、日中戦争で莫大な利益をアメリカが得たら(日本、韓国、台湾へ大量の武器を売る)全世界統合の動きが鈍る可能性がある 投稿 コピペ | 2008/03/31 14:56
ーーーーーーーーーーーー
船には喫水というのがあるわけだ。水面下に隠れている部分がどれだけあるかを示す数字なんだが、おいらのヨットは1.3メートル、帆船Ami号は2.3メートルであり、ヨットとしてはさほど喫水が深い船ではないんだが、普通の客船では7メートルくらいある。小さな近海漁業用の漁船はせいぜい2メートル程度なので、漁港というのはさほど水深が深くないものだ。で、一般的に船が大きくなるほど、喫水が深くなり、入れる港が制限される。で、上の衛星写真なんだが。中国の周辺が、みんな変色しているわけだ。これは、別にウンコ垂れ流しにしているので水が汚れているから、という理由ではない。まぁ、それも多少はあるかも知れないが、中国沿岸はどこも水深が浅いのだ。なので、色が違って見える。で、むかし旅順港封鎖なんてぇのがありまして、軍神広瀬中佐なんてぇお方が老朽船を港の入口に沈めてロシア艦隊の動きを封じようとするわけだ。
唱歌『廣瀬中佐』
轟く砲音(つつおと)、飛来る弾丸(だんがん)。
荒波洗ふ デッキの上に、
闇を貫く 中佐の叫び。
「杉野は何処(いずこ)、杉野は居ずや」。
船内隈なく 尋ぬる三度(みたび)、
呼べど答へず、さがせど見へず、
船は次第に 波間に沈み、
敵弾いよいよあたりに繁し。
今はとボートに 移れる中佐、
飛来る弾丸(たま)に 忽ち失せて、
旅順港外 恨みぞ深き、
軍神廣瀬と その名残れど
そんなプランが出たというのも、港が少なく、水深が浅いからであって、日本みたいにどこでも軍艦が入れるようじゃ、一ヶ所くらい封鎖してもムダなわけだな。つうか、船を沈めたくらいじゃ封鎖できなかったりするし。
で、軍艦の喫水がどれくらいかというと、戦艦大和で10.86メートル、もっと小さな駆逐艦なんぞだとイージス艦で6.2メートルとかだ。空母だと、たとえば原子力空母ではやはり10メートルくらいある。で、海軍の弱点は燃料なんだが、たとえばペリー提督が日本に来た時には、わざわざ地球を反対側からグルッとまわって来ているわけだ。なぜかというと、途中で蒸気船の燃料補給が出来ないからで、海流に逆らって帆走で太平洋を横断するのは大変なので、わざわざ途中に石炭補給基地を作りながら来ている。日本が開国した時にも、まっ先にやったのは『石炭を探す』事だった。で、軍艦の場合は『原子力』という事になるんだが、空母とか潜水艦とか、遠くまで行って長期間にわたって行動するのが前提の軍艦に『原子力』が使われるというのは、実は、燃料の関係だったりする。ところが、原子力空母というのはまた、喫水が深くなってしまって運用が限られるわけだ。海水浴場みたいな遠浅の海でどうやって喫水が10メートル越える軍艦を動かすんだ? という話もあるんだが、そら、通路だけ浚渫すればいいんだが、戦争になったらまっ先に広瀬中佐にボロ船沈められて通れなくなっちゃうので、あんまり利口じゃないです。
で、マクラはこれくらいにしておいて、話はオルタナティブ通信さんちなんだが。中国の使用する良質の鉄鉱石は全て、オーストラリア等から、一度、30万トンクラスの大型タンカーで日本の岡山県の水島港に入り、そこで1万トンクラスの小船に移されて、中国に入る。大型タンカーが入港できる港湾が中国に無いからである。日本がこの鉄鉱石のタンカーの入出港を拒否すれば、中国経済は壊滅する。日本を仮想敵国と考え核兵器を開発している北朝鮮と軍事同盟関係にある中国に燃料・物資=軍事物資を供給する事は、利敵行為であるとして、日本が北朝鮮の拉致問題と核兵器開発問題の解決と、この鉄鉱石輸出入の許認可をリンクさせると宣言するだけで、世界中がパニックになる。中国投資の利益が欧米諸国の利益源であるためである。
日本は、あらゆる意味で中国のキンタマを握っているというわけだ。で、この話の信憑性はどうなのよ、と、ちょっくら調べてみた。そもそも鉄鉱石をタンカーに積むものなのか?危険物を大量に積載するタンカーは安全上、そして大きな喫水変化(軽荷時と満載時では約10メートルの落差があります)に対応するため陸から離れた沖合のブイに係留してゴムホースを繋いで油を揚げ降ろしする様式が採られる港もあります。大型タンカーは喫水が約20メートルとどの船より大きく(客船はだいたい7メートル程度)、航行するエリアがかなり制限されるため、世界中の多くの海域でタンカー用の安全航路(深喫水船用航路と呼ばれる)が設けられています。
ひと昔前には、大型タンカーというと50万トンクラスがあったんだが、現在では25万トンくらいのようだ。それでも喫水20メートルだそうで、仰天の数字なんだが、もちろん、このクラスになると日本でも入れる港は限られる。で、船としては、鉄鉱石を運ぶのはバラ積み船というのがあるそうなんだが、石炭や鉄鉱石などを積む船をバラ積み船といいます。大きさ、外見が油タンカーそっくりなので間違える人も多いことでしょう。実際、鉱油兼用船といって油タンカーにも鉱石船にもなる船がありますので間違えるのも仕方ありません。タンカーとの構造上の大きな相違点はパイプがないのはもちろんですが、甲板上にハッチカバーがあること、荷崩れしやすい荷物を積むことから両サイドが総て大きな空洞(バラストタンクにもなる)になっていることです。主として鉱山の多いオーストラリアに寄港します。これもスケールや構造的にはタンカーとさして変わらない規模のようだ。で、ちょっと前には「中国向け石油の備蓄・精製基地を沖縄に作る」という話があったんだが、それもまた、タンカーの喫水問題が絡んでいるわけだな。
石油も鉄鉱石も日本経由でないと入らないという事になると、そらもう、中国は永遠に日本にアタマがあがらないわけで、ところが連中は性格が悪いので、そういう相手には逆に強い態度に出るわけだな。あいつらがギャーギャー騒ぐ相手というのは、よっぽど恐怖感に襲われているわけだ。チベットとか台湾なんぞも、歴史的には中国の領土と言えるのか大きな疑問符が付くんだが、だからこそ、イチャモン付けられないようにと、自分から大騒ぎしてわめくわけだ。で、世界覇権が中国に移ろうとしている、という話なんだが、イタリア、オランダ、スコットランド。かつてローマ帝国に反旗を翻したローマ貴族がイタリアで銀行業を起こし、後にオランダへ移住し、さらにヨーロッパ大陸を追放されスコットランドに拠点を据えた、その航跡がそのまま現在の中国の社会資本を整備している。
注意すべきは米国生粋の銀行ではなく、全てヨーロッパ勢力であり、今後、中国の電力の主力となる500基もの原発を建設するジェイ・ロックフェラーのボスがヨーロッパのロスチャイルドであり、その子分がアル・ゴア、バラク・オバマである事態と動きが見事に一致している。ここからは、米国銀行がサブプライム問題で崩壊寸前となる一方、ヨーロッパ系銀行へと「歴史の主役」が移りつつある事態が浮かび上がってくる。やはりオルタナティブ通信さんちによれば、黒幕はロスチャイルドだというわけだ。チベット問題でもヨーロッパ勢が騒いでいるところを見ると、当たっているかも知れない。アメリカがバブル崩壊で動きが取れない時期を見計らって、とりあえず中国という扱いにくいバカ国家に釘を刺してコントロールするために、オリンピックや万博を使って色々と圧力や工作を仕掛けていて、チベット問題もその一環だと考えると理解しやすいのかも知れない。まぁ、アメリカも大量の国債を中国に握られているので、そろそろ便乗して叩き始めるかも知れないです。
コメント
・大変すばらしいエントリーだと思います。米国相場の投稿板を読むと、確かにテクニカル的に優秀な話題は多いですが、世界的な流れを掴むのは日本人の分析が優れている場合が多いようです。現在完了進行形で起きていることは、デビッドからジェイへの覇権移動だと思います。それは、石油産業から原発を含んだ代替エネルギー産業への移動でもあると思います。2007年ソーラー・パワー・ボートで大西洋横断成功http://
・やはりここは副島先生の翻訳本の「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた。」(上・下)ヴィクター・ソーン著の出番ですね。(この本のロックフェラーとはジェイさんの方だと思いますが・・・)この本、私はもう持っているので、代わりに最新刊の「連鎖する大暴落?静かに恐慌化する世界」副島 隆彦; 単行本; ¥ 1,575とお弟子さんの本をこちら経由でポチっと頼んでみました。投稿 海坊主 | 2008/03/31 06:40
・連中がビルマに首突っ込むのも、石油の荷揚げ基地と本国までの石油輸送パイプライン建設のためってウワサもありますもんね。スーチー女史が復権すると、この計画もオジャンの可能性大。日本とビルマ、合わせ技で一本!どころか死亡宣告だなw誰か絵を描くヤツおらんか?投稿 ノラネコ | 2008/03/31 07:38
・成る程の海事情報多々。多謝。日本経由の中国の原油と鉄鉱石。良い関係ですね。共存でもあり。あくまで中共に日本が併呑されなければ。それでミャンマー攻略・実質属国化は中国の悲願でしたか?投稿 yamanote-1 | 2008/03/31 12:16
・日本の製油能力が余剰で、日本各地の精油所では中国向けに輸出しているという話をどっかで聞いたことがある。石油連盟の発表資料にもないので、日本が石油製品の輸出?!そんな馬鹿なと思っていたが、どうもありそうな話だと思ってきた。石油の世界は魑魅魍魎、意外に北朝鮮で消費されている石油は日本国内の精油所を経由しているのかもしれない。ガソリンの暫定税率も実は内外価格差をつくり、中国経由で北朝鮮へ輸出するための仕組みだったのかもしれない。投稿 そういえば | 2008/03/31 12:49
・最近バルカン半島でEUに加盟したルーマニア、ブルガリアがあり最南端のギリシアから西はポルトガルまで国境が無くなりユーロ・マネー圏になっている バルカン地域の時期加盟国はクロアチア、アルバニア、マケドニア、モンテネグロなどで残るは今紛争中のコソボ地域だけになっているが、コソボは主権争いの紛争だけでEU加盟には積極的である EUはロシアまで拡大する事がほぼ内定したので、次は北アフリカ地域を加盟国にする動きがEU連邦政府内にある その証拠にEU政府の資金でジブラルタル海峡に世界最大のつり橋を建設する準備を始めている
EUの北アフリカ拡大の狙いは豊富な油田と資源であるが、経済格差があるために加盟するまでにある程度の時間が必要とされている
そこの国の精神は紙幣やコインを見れば解りやすいとこちらでは言われているが、全世界に架け橋て新世界に入るゲート(扉)を開き世界を統一しよう!という精神がユーロ通貨に古代ローマ風の絵画がかれているが、これはEU連邦政府の正式な発表によるものだ⇒http://
EUが西はポルトガル、南は北アフリカ諸国、北はアイスランドからスカンジナビアの北極圏、東はロシアのウラジオストックまで拡大することになるだろうが、ここまで広大すればEU⇒ヨーロピアン・ユニオンの名では矛盾してくる
当然このEU世界拡大の動きに反発している内部組織や政党もあり、「元帝国主義国家が合体するだけであって、マクロ帝国主義国家になる」と批判している人たちも少なくない・・・
いずれにせよ、ウラジオストックまでEUになりユーロを使い始めた時・・・ その時、日本はどうするのであろうか?それでも米国にしがみついた状態で世界から孤立してしまうのであろうか? 歴史は繰り返す・・・ ローマ帝国以上の広大なスケールで新たなスーパー帝国が出来始めていることには間違いない・・・ 帝政ローマ帝国が始まる前も地中海文明は混迷期で混乱していた状態が今の世界情勢とよく似ている
当時の古代地中海文明圏には全世界人口の約70%が住んでいたと歴史学では言われている、したがって当時では世界統一に近い大スケールでローマ帝国が広大していて繁栄していたのだ⇒http://
トルコがEUに加盟すればイスラム教国初になり、中東諸国もいずれEUに加盟してくるだろうし、それをEU連邦政府が狙っているのである インド、パキスタンは元々イギリスの支配圏内であるためEU的または欧州人の価値観に近い(宗教観は別であるが)だから将来EUには加盟しやすい国々である EUが世界の大部分を吸収して行けば、基本的にヨーロピアンコンプレックスを持つアメリカもいずれはEUに加盟すると、私は見ている(混迷と混乱の時代後に) もし、そうなれば、その時こ世界に平和な時代が訪れるであろうし、ヨハネ黙示録やノストラダムスなどの予言ににもあるように、素晴らしい時代が始まるであろう・・・ もし、そうしなければ今から大混乱になる世界の中でキレた連中が苦し紛れに全面的な核戦争を起こす可能性がある・・・・
「世界に橋を架けて新世界に入る扉を開いて世界を統一して行く」それがEU連邦政府の精神であり、そうなって行くであろうが、その動きに反発するアメリカと日本が最終的に負け犬になり(通常戦争と経済戦争で)最終的にはEUが架ける橋を渡って新世界の扉に入ってくる・・・そう私は見ているし、EU連邦政府のしたたかな企みでもある ただ、そうなるプロセスで、政治と軍事面でEUよりの中国とアメリカ一点張りの日本との間で大きな戦争が始まる危険性が最大の懸念材料である もし、日中戦争で莫大な利益をアメリカが得たら(日本、韓国、台湾へ大量の武器を売る)全世界統合の動きが鈍る可能性がある 投稿 コピペ | 2008/03/31 14:56
ーーーーーーーーーーーー
ようちゃんの意見。↓
★ロシア政治経済ジャーナル北野氏は 中国は世界から孤立化し始めてるから 内部崩壊の自壊が起きると読んでる。次の覇権国はロシアにも移行しない。理由はロシアは天然地下資源に恵まれて、今は景気も回復して好況を博してるし プーチン政権下での統一ロシアとしてロシアは盛況に見えるが世界の覇権国にはなれないと断言してる。その根拠はロシアの人口減少が止まらないからであると記してる。どの時代 その国も 国家の4つの段階の成長、隆盛 衰退期を経る。 それと世界中で
民主主義で 国力が若くて人口が多くて国民に活力があり、世界中から 嫌われてる事が無い国はインドだと名指ししました。で 国家の盛衰と世界の未来の項目で書かれてる。
★ロシア政治経済ジャーナル北野氏は 中国は世界から孤立化し始めてるから 内部崩壊の自壊が起きると読んでる。次の覇権国はロシアにも移行しない。理由はロシアは天然地下資源に恵まれて、今は景気も回復して好況を博してるし プーチン政権下での統一ロシアとしてロシアは盛況に見えるが世界の覇権国にはなれないと断言してる。その根拠はロシアの人口減少が止まらないからであると記してる。どの時代 その国も 国家の4つの段階の成長、隆盛 衰退期を経る。 それと世界中で
民主主義で 国力が若くて人口が多くて国民に活力があり、世界中から 嫌われてる事が無い国はインドだと名指ししました。で 国家の盛衰と世界の未来の項目で書かれてる。
日本のお姉さんの意見。↓
ヨーロッパは、10ヶ国連合になります。EUは、拡大するかも
しれないけど、主要な10ヶ国に従うだけです。
ロシアとチュウゴクは、同じような規模の軍事大国になります。
ヨーロッパに同調します。
一時的な平和な時代が来ます。イスラエルにも一時的な繁栄が
訪れます。平和だ平和だと言っているときに、イエス・キリストの
空中再臨があって、世の中からクリスチャンが、生きたまま
死なない体に変わって天国に迎え入れられて、いなくなります。
消えてしまいます。その様子が見えるかどうかは、分からない
けれど、クリスチャンが飛行機の機長なら、いきなり消えたら、
副機長はびっくりするだろうね。
クリスチャンは、次のイスラエルの目覚めに必要な7年間の
苦しみの時代にこの世にいる必要が無いんで、天に引き上げら
れます。その後の7年間は、最低な出来事が連続的に起こって、
イスラエルが今のイスラムの岩のドームがあるところに
神殿を建てるので、
ヨーロッパ10カ国連合の独裁者は、怒り狂います。
岩のドームがあるところには、昔、イスラエル人の神殿があった
ので、イスラエルにとっては、そこに神殿を建てるのは、
当たり前のことなのですが、ヨーロッパの独裁者が、怒って
神殿をブタの血で汚してしまいます。
そして、ハルマゲドンに全世界の軍隊が集結します。
多分、独裁者が呼び込むのだと思う。ロシアは、軍艦で集結し
チュウゴクは、2億の騎馬軍団を送ってきます。
アフリカのエチオピアからも来る。すごいことになります。
イスラエルは、囲まれて絶対絶命。逃げ場も無い。
その時に、オリーブ山にイエス・キリストが再臨します。
山が裂けて、イスラエルまで、道ができます。
そこを通って、イスラエル人が、救い主に会いにいくと、
その救い主の手と足には、十字架にかかった穴があいている。
その時に、イスラエル人は、イエス・キリストが聖書の約束の
救い主で、最初に、人類の罪を赦すために、身代わりに罪の
罰を受けて死ぬために来られたのだと、やっと気がつきます。
そして、みんな声をあげて泣くのです。
ハルマゲドンでは、他国軍の兵士が全員立ったまま目が
溶けて内臓が燃えつきてしまう。核爆弾でも、落ちるのでしょう。
これは、聖書の預言の言葉で、クリスチャンとメシアニック・
ジューが信じていることです。日本人は、どうも、イスラエル人
の血が混じっているような感じだし、その時は、イスラエルと
一緒に優遇されるかもね。わかんないけど。
ただ、ヨーロッパの独裁者はハンパなく、恐い人で、逆らったら、
買い物ができません。聖書に書いてあります。
おでこに、偽キリストである独裁者のしるし「666」の数字が
書いてない人は店にも入れない。ご飯が食べられなくて
飢え死にするのです。つまり、世界の食料を管理するのは、
独裁者なのです。神さまは聖書に未来の予言を預言者に
書かせた。
人間に聖書を書かせた神さまが本当の神だと知らせる
ためです。本屋で買った聖書を読んでくださいね。家々を
まわって「ニセ聖書」を売っているニセ教会も多いので
騙されないように!ニセ教会で聖書の勉強などしないように
気をつけてください。
聖書は、本屋で買って自分の家で読んでください。
ちなみに、クリスチャンがこの世から消えてからは、聖書を
信じるのは難しいと思います。そんな余裕は無いし、独裁者を
拝まない人はひたいに「666」の数字を書いてもらえないから、
店にも入れず、死ぬしかない。だから、今が救いの時なのです。
そんな時代が来るのは、いつのことやら分かりませんが、
今は、信仰の自由もあるし、聖書は本屋にあるし、いつだって
読むことができる。日本は民主主義でいい国だし、一応、戦争は
あちこちで起っているけど、アメリカは、一応、世界の支配者で、
自由と平等の国です。次の覇権を担うヨーロッパの独裁者は
最初は、救い主のように見えるが、そうではない。
実は恐い人なのです。ローマからでてきます。みんなの前で
頭に致命的な傷を負いますが、三日目に息を吹き返します。
まるで、救い主みたいでしょう?でも、偽キリストなのです。
偽キリストに従う人は、偽キリストを背後から支配している悪魔
の仲間で、悪魔に従って、イスラエルと再臨されたイエス・キリ
ストに逆らうものは、悪魔と一緒に地獄に落とされて永遠に
苦しみます。そして、宇宙は、また別に新しく作り直されて、
本物の新しい天と地が、花嫁のように降りてくると聖書に
書いてあります。今の宇宙は有限なので、巻き物を巻くように
巻かれて消えるそうです。神さまには壮大な計画があるという
ことです。ひとりの人間に関する預言は、罪を持ったまま
死ぬと自分の罪の罰を受ける場所(はっきり書くと地獄です。)
に行くことが、定まっているが、
神さまの願いは、人間が生きているうちに、神さまを信じて
天国に行けるようになることです。
神さまが罪を赦したいと願っておられるのです。
罪があっても、天国に行けるように、罪の無い神さまのひとり子
であるイエス・キリストが十字架にかかって罰を受けたので、
人間は罰は受けなくてもいいのです。
ただ、このことを信じることが人間に要求されています。
信じる者は救われるのですと聖書に書いてあります。
罪の罰を受ける場所から救われて、天国にいける身分に
変えられるのです。
これは、神さまからの貴重なプレゼントなので、無償です。
神さまの右の座にいて、世界の創造の時に
一緒に側にいたひとり子が、わざわざ人間になって、
自分が創った人間に十字架の上で殺されて死んで
墓にほおむられ、三日目によみがえるという事は、大変な
神さまの側からの犠牲なので、罪の赦しは、素直に
「ありがとう。」と言ってもらうしかないのです。罪の赦しは、
お金では買えないし、人間の努力では、天国に行けない。