基地使用中、返還時、返還後を含め、米側が原状回復することで一致した
日米地位協定:野党3党案 基地外米兵、登録義務付け合意
【東京】民主、国民新、社民3党などの国会議員6人は19日午後、衆院第1議員会館内で日米地位協定改定の統一案作成に向けた2度目の会合を開いた。前回合意できなかった4項目について議論し、基地外居住米兵に外国人登録を義務付けることで合意した。被疑者の身柄引き渡しの条文に拘禁場所を明記するかどうかなど3点では合意できず、一本化は25日に持ち越した。
27日には3党の幹事長が調印し、31日以降に政府に申し入れる方針。
前回の会合で一致できなかった項目のうち、米軍に起因する環境被害を受けた基地の原状回復義務については、基地使用中、返還時、返還後を含め、米側が原状回復することで一致した。しかし、回復が遅れた場合、日本側が行う、との内容を盛り込むかどうかをめぐり合意できなかった。
起訴前の身柄引き渡しについては、身柄を確保する場所として「日本の拘禁施設」と明記するかどうかで意見が割れた。基地の使用計画書の提出期限も「10年」にするか「4年」にするかで合意できなかった。
(琉球新報)
2008年3月20日
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20080320rky00m010002000c.html
環境被害を受けた基地の原状回復義務というのは、
意外と重要なことで、フィリピンでは、アメリカ軍が
環境を破壊して去ったので、近所のフィリピン人が
アメリカ軍の廃棄した汚染された土壌から出てくる
水を飲んで大勢死んだり病気になったりしたのだ。
しかも、アメリカは、フィリピンの訴えにも
ずっとしらんぷりして環境を破壊したまま、まったく何も
しなかったのだ。その後、病気になったフィリピン人に
ちょっとだけ金を出したらしいが、最初からアメリカ軍は
有害な物質を軍の基地内に埋めていかなかったら
よかったのだ。沖縄も同じことをされるかもしれない。
日本政府がアメリカ軍が去った後で文句を言っても
遅いから、日本政府としては頑張った方だと思う。