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何も決められない福田首相
━━━━━━━━━━━━古澤 襄
日本銀行の中立性がいわれながら、政治が介入していることが
あまり問 題にされていない。国会で日銀の総裁、副総裁の
人事が承認事項となっ ていることの是非が論じられない。
日銀の金融政策について政治の側が批判するのは、当然ある
べきことな のだが、人事を左右するとなると中立であるべき
日銀は、最初から政治 の下風に置かれる。
これまでは政府が日銀の政策に介入することだけが批判の
対象になって きた。政府が日銀の政策について批判を加える
のは、遠慮すべきことで はない。だが日銀人事を政府が
決めて、国会の承認を求める仕組みが妥 当なのであろうか。
これも日銀が政府の風下に立つことになる。
日銀の中立性をいうなら総裁や副総裁は政府や政治から独立
して選任さ れるべきでないか。政府や政治は日銀の金融政策
に対して遠慮なく批判 する自由がある。
しかし政府や政治が日銀人事を決めておいて、その政策を
批判するのは、 どこか矛盾していないか。人事権と政策決定
は切り離す必要がある。
ロイターは「マーケットには当初、民主党への批判が強かった
が、何も 決められない福田首相への失望感も高まっている」と
報じている。海外 から何も決められない福田政権という評価も
でている。今の騒動は日本 のイメージを失墜させている。
<福井俊彦日銀総裁の後任人事は19日の任期切れが迫る
土壇場で、候 補者が固まらず、任期満了日までに決まらない
「総裁空席」の可能性が 高まってきた。
政府・与党が17日に民主党に対して非公式に打診した福井
総裁続投案が 民主党など野党の反発を一段と強めており、
現状で打開の道筋は見えて いない。
武藤敏郎副総裁の総裁昇格案の不同意をうけて、政府は
17日に新たな人 事案を国会に提示する予定だった。しかし、
民主党との調整が進まず、 17日の内示見送りを決めた。
衆参両院は同意人事の手続きとして、政府の人事案内示後、
両院で候補 者の所信聴取と質疑を行った後、衆参両院本会議
で採決し、正式に決定 する手順を踏む。
日程的に最短でも3日は必要と見られ、鳩山由紀夫幹事長は
「19日まで に決めるのは、事実上不可能となった」と記者団に
述べるなど、総裁不 在の空席リスクが現実となる可能性を
示唆した。
混乱を深めている最大の理由は、政府・与党が民主党の
出方を読みきれ ないでいることにありそうだ。政府・与党は
17日午前に、福井総裁・ 武藤副総裁の続投を民主党に
非公式に打診。
当初から「村上ファンドで辞任要求した福井総裁の続投は
考えられない」 (民主党幹部)との声が支配的だった民主党内
では「あれほどひどい案 はない」(別の民主党幹部)と受け
入れを拒否し、人選は暗礁に乗り上 げた。
自民党幹部は、あえて政府が民主党の反発必至の人選を
前回に続けて提 示してきた背景について「官邸が民主党の
考えを測りかねている。民主 党が、この人選なら同意すると
いう感触をつかんでも、本当にそうなる のか自信が持てない
状況だ」と指摘。民主党に対する不信感や武藤氏へ のこだ
わりが、今回の非公式の人事案につながったとの見方だ。
もっとも、福井総裁続投案は、自民党内からも「正々堂々と
やらなけれ ばダメだ」(衆院幹部)との声が出るほどの苦肉
の策。
自民党議運筆頭理事からの連絡を受けた川端達夫・民主党
議運筆頭理事 は「(政府には)空白を作ってはならないとの
責任感が全く感じられな い」と不快感をあらわにし、与野党
間の不信感をも増幅させる結果にな った。
政府からの提示を待った衆参両院の議院運営委員会は、タイ
ムリミット を2度にわたって後ずれさせたが、政府の判断が
固まらず、結局、18 日以降に先送りが決まった。
福田康夫首相は17日夕、官邸内で記者団に対し、政府案の
内示時期につ いて「一刻も早いほうがよい」と述べたが、
18日に確実に提示するとい う言明は避けた。
政府・与党は、「18日(候補者を)提示しなければ間に合わ
ないので、 政府が最後の調整をする」(伊吹文明・自民幹
事長)としており、17日 夜も含めてギリギリの作業が進め
られる見通し。
17日の東京市場では、米国の公定歩合引き下げを受けて、
ドル/円が一 時、12年7カ月ぶりとなる95円台まで急落した。
円高を嫌気して、日経 平均株価.N225も一時500円超下げ、
終値でも1万2000円を割り込み前週 末に続いて昨年来安値
を更新した。
金融資本市場の動揺は、米連邦準備理事会(FRB)による
公定歩合引 き下げが現地時間の日曜夜に発表される異例の
対応になったことでも、 一段と深刻さが増しているとわかる。
世界的な信用収縮懸念の中で、日 本の中央銀行総裁が
不在になることのリスクは、これまで経験のなかっ たような
事態を招く可能性を秘める。
だが、福田首相は目標としていた17日の人事案提示も見
送った。ある都 銀関係者は「マーケットには当初、民主党へ
の批判が強かったが、何も 決められない福田首相への失望
感も高まっている」と話す。
与謝野馨前官房長官は16日のNHKの番組で「国際社会で、
何も決めら れない日本と思われてしまう。それは困る」と事態
の深刻さを憂慮して いた。(ロイター)>
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福田内閣を支える民主党
━━━━━━━━━━━古澤 襄
本来ならとっくに支持率が2%を切って危険水域に入っている
筈の福田内 閣が、まだ30%台の後半にある。それを支えて
いるのは、何でも反対の 民主党の下手な突っ張りだろうと
思っていたが、読売新聞社の世論調査 がそれを示してくれた。
日銀総裁の人事をめぐる民主党の突っ張りに国民の六割は
批判的である。 福田内閣の支持率はジリ貧状態にあるが、
自民党の支持率は30%台で動 いていない。それなのに
民主党の支持率は20%を切って、一足先に危険 水域に
入っている。
何とも皮肉な現象である。民主党の突っ張りが相対的に
福田内閣の大幅 な支持率低下を防いでいることが明らか
である。このところメデイアの 世論調査は、福田内閣の支持
率しか追っていない。ジリ貧状態にあるの は、世論調査をする
までもなく誰の目にも明らかである。
ドカ貧にならずにすんでいるのは何故か。年間で100万件を越す
杜父魚ブ ログの記事アクセスを毎日、分析しているのだが、
明らかに民主党の手 法が福田内閣の支持率低下を防いでいる
という傾向が出ている。
そこに斬り込む世論調査の質問項目が欠落していると嘆いて
いたところ、初めて読売新聞がその視点の世論調査をした。
世論調査にカネをかけるのならマンネリ調査は少し工夫をした
方がいいと意地悪爺さんは思っている。
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中共に「NO!」を
━━━━━━━━━平井 修一
チベット民族を圧殺する中共を放置してはいけない。ネチズンは
あらゆ る方法で抗議の声を上げてほしい。チベット亡命政府の
3月16日付報道発 表を翻訳する。
・・・・
2008年3月16日:信頼できる情報筋は、少なくとも80人がラサで
2008年3 月14日に殺害されたことを確認した。1つの非常に
信頼できる情報源は、 死体の多くがラサの公安警備所の前に
収容されたことを確認した。
2008年3月16日:午前9時30分にカーティ寺院(アムド県)は
中国軍隊に よって完全に封鎖されたが、1000人以上の
僧侶は厳しい封鎖から逃げて、寺院の外で多くの市民から
なる抗議者と合流した。
催涙ガスがデモ参加者に使われ、信頼できる筋によると
銃撃も聞こえた。非公式のレポートでは少なくとも1人のチベット人
が撃たれて死に、他に撃たれた2、3人は重態だ。
2008年3月16日:中国当局幹部は、チベット内の公務員に
抗議活動に参加 しないよう指示した。彼らの行動は制限され、
信頼できる筋によると彼 らの家の出入りには署名を要求
されている。
2008年3月15日:信頼できる筋は、死体でいっぱいの軍の
トラックがツーラング郡(ラサ)の方へ行くのが見られたこと
を確認した。
2008年3月15日:2つの小さな抗議活動がリサン(四川省)で
発生し、抗 議者のうちの少なくとも2人は逮捕された。
2008年3月15日:ラブラン県アンボで5000~6000人の大きな
抗議活動が発 生した。彼らはダライラマの帰還を要求した。
2008年3月15日:フェンポルンダップゾング(ラサ)で、抗議
活動が僧侶 と市民によってもたれた。
2008年3月15日:ガデン寺院(ラサのおよそ50kmの東部)は、
厳しく中国 軍に監視されている。軍人の数はテントに収容
できないほど多い。
2008年3月15日:タシルンポ寺院(シガツェ)で銃撃があり、
少なくとも 40人の市民が逮捕された。
2008年3月15日:ラサだけで500人以上が逮捕された。逮
捕者はチベット 中の刑務所へ連行されており、数はさらに
増える模様だ。
2008年3月15日:チベット内のすべての報道関係者
(外国メディアを含む)がチェックされ、彼らの記録資料(ビデオ、
写真など)が破壊されたか、没収されたというレポートがある。
2008年3月11日:ダブパ(四川省)で中国の警察によって発砲
され3人の チベット人が死んだというレポートを確認した。
少なくとも10人が負傷 した。中国当局によって「分裂活動」に
係わっていると判断されて銃撃 された。
中共は戒厳令状況を偽り続けている。チベットの各地に展開
されている中国軍隊と警察の報告がある。いろいろな中国
部隊は再編成されて、チベットの農村地帯にさえ、配備され
ている。国境警備隊や公安警察さえ、チベット内で抗議を抑え
るために、中国当局によって呼び込まれた。学校、大学と店は、
閉鎖されたままである。寺院は、とても厳しく監視され続け
ている。ラサは完全に立ち入り禁止にされたままだ。
ラサへの全ての出入り口は封鎖された