おすすめ記事6
ようちゃん、おすすめ記事。↓
国際戦略コラム NO.2886
米国は次の危機へ
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
米国の金融機関は何かがおかしい。 Fより
証券大手ベアー・スターンズの資金繰り悪化は、格付けの
下落から 「取り付け騒ぎ」に襲われたことが原因であった。
しかし、格付け の悪化は、米貯蓄金融機関(S&L)大手
ワシントン・ミューチュ アルにもなされるために、この
ワシントン・ミューチュアルにも取 り付け騒ぎが起きるだろう。
金融機関の多くが今後格付けの悪化を 避けられないので、
倒産が頻発することが予想できる。
もう1つ悪い情報は、中東の政府系ファンドがシティに2兆円の
投 資をした。しかし、シティは今後も自己資本の増強をしない
と持た ないが、中東政府系ファンドの損失は、この1ケ月で
40%の 8000億円にもなっている。
追加の増資には政府系ファンドとい う手前もあり、そう簡単
には承認されないという。政府の公的資金 なしでは増資も
出来ない事態が、すぐそこまできている。もし、増 資が
できないと倒産か地方銀行に格下げとなり、大銀行ではない
こ とになる。日本での業務もできない。
そして、サブプライム問題では、唯一、空売りを仕掛けた
ゴールド マン・サックスだけが40億ドルを儲けたはずで
あったが、そのゴ ールドマン・サックスも損失が出るという。
それでは、米国金融機 関で損失を出していない金融機関は
ないことになる。このように 絶望的な展開になってきている
が、まだブッシュ政権は動かない。
もう1つ、いやな情報は、ゴールドマン・サックスの損失が
ヘッジ ファンドやデリバティブに絡んだ物であることである。
デリバティ ブに金融混乱が波及すると、これは金融機関が
大きく絡んでいるた めに、世界的に大きな影響を与えること
になる。
今までは、欧米の金融機関の損失にほとんど限定していた
が、ヘッ ジファンドの倒産を引き起こして、信用収縮が
世界的になるし、先物取引ができなくなる事態が起こること
になる。ヘッジができない 現物のみの金融取引に限定
されることになると世界展開している日本のトヨタや
キャノンなどの大企業も大変なことになるようだ。
さあ、どうなりますか??