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▼韓国人宇宙飛行士交代事件(国情勢の分析と予測)
●【韓国】 宇宙飛行士交代、露訓練教材の意図的流出が致命的~避けられない韓国の信用失墜 [08/03/10]
韓国初の宇宙人誕生をひと月後に控えて搭乗宇宙人が電撃的に入れ替えられた。ロシア連邦宇宙局は特別な言及なしに「韓国宇宙人候補であるコ・サン氏がガガーリン宇宙センターの関連規定に違反したため」「今回の決定は韓国政府の責任下にある」と明らかにした。予備宇宙人、李ソヨン氏の搭乗決定で韓国人の宇宙飛行には変化がないが、韓国宇宙航空史に汚点を残すことになった。

◇何があったのか=教育科学技術部李サンモク局長は搭乗宇宙人の交代の決定的理由になったコ氏の規定違反について「初めは不注意だったが、二回目は強欲が呼んだ間違いだった」と表現した。しかし、ちょっとした間違いですますには対価がとても大きかった。敏感な技術情報分野に触れたからだ。

コ氏は去年9月、ロシアのガガーリン宇宙センターで使った訓練教材を外に持ち出したという。韓国に送る個人の荷物に教材が含まれていた。ロシア連邦宇宙局は韓国航空宇宙研究員に公式抗議し、韓国からこの教材をロシアに返して事件は決着した。1次警告を受けたにもかかわらず、コ氏は先月、また規定に違反した。今回は「故意性」があった、というのがロシア連邦宇宙局の判断だ。 コ氏は自分の任務である「宇宙科学実験」と関係ない操縦士訓練教材を許可なしに借りて見て、摘発された。「繰り返された規定違反」は宇宙人の資格に致命的だ、というのがロシア側の判断だったという。問題の深刻性を認識した韓国側もロシアの交代勧告を受け入れるしかなかった。李局長は「私たちの側では事案は軽微だと見ていたが、ロシア側の立場は違っており、これを受け入れた」と明らかにした。教育科学技術部のある関係者は「コ・サンさんは勉強熱が高くて、個性がとても強かった」と述べた。

◇今後の宇宙日程は=韓国初の宇宙人誕生と言うプロジェクトは蹉跌なしに進行される見込みだ。李局長は「韓国初の宇宙人が男性から女性に変わっただけで、任務遂行には何らの影響がない」と明らかにした。これまで予備宇宙人李ソヨンさんは‘予備チーム’でコ氏とまったく同じ訓練を消化して来たし、すでに今月7日‘搭乗チーム’に任務を交代したことが知られた。コ氏は李さんが遂行した「予備宇宙人」の任務をそのまま引き継いだ。
李局長は「搭乗宇宙人がまた変わるようになる確率はもうないと思えば良い」と言いながらも「もしも李さんがコ氏のような間違いをしたら、ロシア連邦宇宙局と再協議をしなければならない」と説明した。塔勝宇宙人交替で一区切りついたが、論難は続く見込みだ。流出された情報がどの水準なのか、どの線まで流出したのか不確かだからだ。国際科学の世界で韓国の信用度の下落と位相墜落は避けられないようだ。

健康上の問題ではない理由で宇宙人を入れ替えたのは非常に異例なことだ。このために宇宙人選抜過程で資質検証が充分でなかったのではないかという指摘が申し立てられている。韓国最初の宇宙人は来月8日午後5時16分(現地時間)カザフスタン・バイコヌール宇宙基地からソユーズ号に乗って宇宙に向かう。国際宇宙ステーション(ISS)に泊まって科学実験など宇宙での使命を遂行した後、同月19日帰還線に乗ってカザフスタン草原に帰って来る予定だ。
http://blog.goo.ne.jp/pandiani/e/3a01f2b32b28fe018983564676cafb0f
韓国初の宇宙飛行士、交代の理由とは  朝鮮日報 2008年3月11日

 来月ロシアの宇宙船ソユーズに搭乗して国際宇宙ステーションに向かう予定だった韓国人初の宇宙飛行士が10日、保安規定に違反したとの理由で高山(コ・サン)氏(32)からイ・ソヨン氏(30)=女性=へと最終的に交代となった。宇宙船打ち上げ直前になって健康上の理由から宇宙飛行士が交代となった事例は複数あるが、保安規定違反により交代となった事例は今回が初めてだ。一部では「宇宙観光用という批判を避けるために、宇宙飛行士たちに無理な情報収集を要求したのが原因ではないか」との疑惑もささやかれている。

 ◆保安規定の違反は政府の発表よりも多い
教育科学技術部はこの日午前11時30分から果川市の政府総合庁舎で公式の記者会見を開き、「訓練規定に違反した高氏を交代させてほしいというロシア連邦宇宙庁の要請に従い、搭乗する宇宙飛行士をイ・ソヨン氏に交代し、これをロシア側に公式に通知した」と発表した。 教育科学技術部によると、高山氏は昨年9月に訓練教材を誤って個人のスーツケースに入れたまま韓国に送った。さらに今年2月には個人的により深く勉強したいとの思いから、任務とは関係なく宇宙船操縦のための教材をロシア人宇宙飛行士から借り受けて所持していたところ、ロシア当局に摘発されたという。教育科学技術部は「ささいなミスが宇宙飛行士の交代にまで至ったのは、宇宙空間では小さなミスや指示違反も大きな事故につながりかねないとロシア当局が判断したからだ。ロシア側から今月7日に搭乗する宇宙飛行士の交代を要請してきた」と明らかにした。 しかしある政府関係者は、「今月5日に航空宇宙研究院関係者がロシアに向かい、高山氏の問題は直ちに処理した。教材の持ち出しは昨年1回だったが、教材貸与禁止違反はすでに何度も摘発されていた」と述べた。そのためイ・ソヨン氏は韓国政府が宇宙船に搭乗する宇宙飛行士の交代を最終的に決定する前の7日から、すでにロシア人宇宙飛行士たちとの訓練を開始していた。宇宙飛行士の交代は韓国側ではなく、ロシア側がすでに決めていたということだ。

◆宇宙観光への非難をかわすため無理な行動を取った疑いも
一部では「韓国政府が宇宙飛行士関連情報の収集を促したのではないのか」との疑惑がささやかれている。ある宇宙開発専門家は、「金額や内容からして一般の宇宙観光と何ら変わりがないにもかかわらず、最初から独自の有人宇宙開発についての情報収集を強調していた。公式的であれ非公式であれ、できるだけ多くの情報収集を要求していたのがこのような結果を生み出したのかもしれない」との見解を示した。 韓国政府のある関係者も、「過去にも衛星部品の開発で、保安技術を持ち出そうとして外国と摩擦を起こしたことがあると記憶している。今回のことも高山氏が単独で行ったといい切れるだろうか」と疑惑の目を向けた。

◆高山氏、宇宙飛行士としての身分を維持
高山氏はイ・ソヨン氏と交代して予備宇宙飛行士となった。宇宙船に搭乗するチャンスも現時点では残っている。教育科学技術部によると、これまでロケットの打ち上げ直前に健康異常などで宇宙飛行士が交代した事例が4回あるという。教育科学技術部基礎研究局の李相睦(イ・サンモク)局長は、「可能性は低いが、打ち上げ6時間前の身体検査でイ・ソヨン氏に健康上の問題が生じれば、高山氏が宇宙船に搭乗することになる」と述べた。 韓国人宇宙飛行士は18日までに乗組員に対する総合訓練を終え、26日にカザフスタンにある宇宙基地に移動する。李局長によると、「4月19日に帰還するソユーズ号には、国際宇宙ステーションの第16次長期滞在要員リーダーだった米国の女性宇宙飛行士ペギー・ウィットソン博士が搭乗する予定だ。そうなると帰還する宇宙飛行士3人のうち二人が女性となる記録も打ち立てられそうだ」と語った。

◆ぎくしゃくするロシアとの宇宙開発協力
ロシアとの宇宙開発協力が保安問題で問題を起こしたのは今回が初めてではない。今年末に羅老宇宙センターから打ち上げ予定だった韓国製宇宙ロケットKSLV‐Ⅰ号も、当初は核心部分となる第1段液体燃料ロケットを両国が共同で開発することになっていたが、ロシアが技術保護協定保安規定の条項を理由に技術移転を拒否し、打ち上げの日程が3年ほど遅れることになった。またKSLV‐II号の打ち上げも、独自開発の日程を考慮して2010年から17年に先送りされた。

【私のコメント】
4月8日にカザフスタンの基地から打ち上げられる宇宙船に乗り込む予定だった韓国人コ・サン氏が予備飛行士のイ・ソヨン氏と交代させられるという事件が起きた。

朝鮮日報も報じているとおり、宇宙観光との批判をかわすため、あるいは韓国独自の宇宙開発のためにコ・サン氏は韓国政府の命令で宇宙飛行士関連の機密情報を盗んでいた可能性が高いだろう。コ・サン氏は教材貸与違反を何度も摘発されていたと朝鮮日報は報じているが、処罰されるリスクを犯して何度も違反を繰り返す動機として政府命令は最も考えやすいものだ。

ここで私が気になるのは、予備飛行士であったイ・ソヨン氏にもコ・サン氏と同様にロシアの宇宙技術の情報を盗むように命令が下っていた筈ではないかということだ。イ・ソヨン氏については教材貸与違反などの違反は現在の所報道されていない。しかし、韓国が政府命令でロシアの技術を盗もうとしていたとすれば、イ・ソヨン氏も同様の違反を行っていた可能性は十分あるのではないだろうか?韓国教育科学技術部の李サンモク局長の「もしもイ・ソヨン氏がコ氏のような間違いをしたら、ロシア連邦宇宙局と再協議をしなければならない」と言う発言は、イ・ソヨン氏もまた同様の政府命令の元に働いており近い内に違反を摘発される可能性が高いことを示している様に思えてならない。4月8日の宇宙船打ち上げまで、この問題は経過を追う必要があるだろう。

なお、ロシアが韓国への宇宙技術漏洩に神経質になっているのは、韓国が中国の衛星国に転落しつつあることとも関連していると思われる。近未来に在韓米軍が撤退して韓国が中国の完全な衛星国に転落したとき、彼らは宗主国である中国の歓心を買うためにロシアから盗んだ宇宙開発技術を中国に提供する可能性もあるからだ。韓国とロシアの宇宙開発協力がぎくしゃくしているとの朝鮮日報の報道も同様の理由ではないかと私は想像する。