中小企業の支援を目的に、東京都が中心となって設立した銀行だったが、貸し倒れが多発
新銀行東京 粉飾企業へ融資多数 旧経営陣「焦げ付き不問」
東京都が1000億円を出資して設立、多額の累積赤字を抱える「新銀行東京」(東京都千代田区)で、同行の融資を受けながら経営破綻(はたん)するなどした企業のうち、融資申し込み時点で業績を示す決算書が粉飾されていた疑いの強い企業が相当数に上ることが6日、関係者の証言で分かった。旧経営陣が「融資先の焦げ付きは不問にする」と指示していたことも判明。融資を決定するずさんな審査の実態が改めて浮き彫りになった。
新銀行東京は同日、破綻した企業は法的処理を伴うものだけで約600社、回収不能額は約86億円に上ることを公表。法的手続きをとらずに破綻した企業はこれを大きく上回るとみられ、大半が無担保融資だったという。さらに融資の返済が3カ月以上6カ月未満の期間、滞っている企業が520件(総額54億円)、6カ月以上の延滞が1100件(総額132億円)に上ることも明らかにした。 新銀行東京の累積赤字は、昨年9月中間決算で936億円。今年3月末には1000億円程度に膨らむ見通しで、銀行は都に400億円の追加出資を要請。都は追加出資を盛り込んだ平成20年度補正予算案を先月20日開会の都議会に提出した。 関係者によると、同行が開業した17年4月以降、融資を実行した企業は約1万7000社に上る。そのうち、すでに経営破綻したり返済を滞らせたりしている企業の中で、融資の申し込みで提出が義務づけられる決算書など必要書類の粉飾が疑われるものが相当数に上ることが分かった。「融資先への訪問調査や通帳による資金確認を行わないまま融資していた」(関係者)という審査体制が、決算書の粉飾を見過ごしていたとみられる。 融資がビジネス実体のないペーパーカンパニーに対して実行されていた例もあったという。 新銀行が行ってきた“乱脈融資”の背景として、旧経営陣が実績を積み重ねるために無担保融資を積極的に奨励していたことが指摘されている。「融資先の焦げ付きは不問にする」と指示していたほか、「半年つぶれない会社だったらどんどん貸せ」との方針を示し、回収を問わず融資実績を上げた行員には最大で200万円の報奨金まで出していた。 大手銀行の幹部はこうした新銀行の融資について、「中小企業の決算書は粉飾されているケースが少なくない。頻繁に融資先と対話して経営実態を見極めなければ適正な融資はできない」と批判している。 ◇ 【用語解説】新銀行東京 中小企業の支援を目的に、東京都が中心となって設立した銀行。84%(1000億円)を都が出資、外資系信託銀行を買収して平成17年4月に開業した。中小企業向けの無担保融資を積極的に進めたが、貸し倒れが多発し不良債権が膨らんだ。19年9月末現在の預金額は4465億円、融資・保証残高は2855億円。不良債権比率は約10%。都内に最大10店舗を展開していたが、現在は6店舗で営業、今年5月には新宿の1店舗に統合する計画を立てている。 3月7日8時1分配信 産経新聞
北朝鮮が、在日韓国・朝鮮人からせっせと集金して、資金を 吸い上げていた在日専門の銀行だって、ひどい経営状態 だったのに、一応銀行だから、他の日本人の銀行と同じように 日本政府は建て直しのためのお金をつぎ込んでいたよね。 その金すらも、北朝鮮は、吸い上げて北朝鮮に運んだので その銀行は、外国企業に安く買われて他の名前の 銀行になった。東京都が中小企業を応援するために作った 銀行も一応銀行なんだから、在日専門の銀行を助けたように 助ければいいと思う。
でも、経営は、むちゃくちゃだったみたい! 「旧経営陣が実績を積み重ねるために無担保融資を積極的に
奨励していた」
他人の金(東京都)だと思って、カンタンに貸して奨励金をもらって
喜んでいたのですね。
融資がビジネス実体のないペーパーカンパニーに対して 実行されていた例もあったというから、ヤクザも積極的に
借りに来ていたのかもしれません。
貸し渋りにあって、困っている中小企業を助けるための銀行を
作るというのは、いいことだと思うけど、担保も無く調査もせず
貸すのは、やりすぎ。新東京銀行で助かっている中小企業も
あるはずだから、悪いことだけ見て文句を言うのも、どうかな。
これ以上、新たにどこにも融資はしないで、銀行を
潰すしかないかな。中小企業は潰れる運命にあるんだろうか。
松下(今はパナソニック)だってソニーだって、最初は
中小企業だったんじゃないのか。新東京銀行が融資した会社
の中には、これから伸びる会社もあるのかもしれない。
東京都知事がかわいそう。都知事が頑張っているのに、
旧経営陣が調子のいい人ばかりで、銀行をダメにしちゃった。
しかし、銀行って、不良債権比率が約10%になったら、
潰れるんだね。銀行経営も厳しいものがあるんだなあ。
by日本のお姉さん
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