イランとトルコとエジプトの関係が改善されつつある | 日本のお姉さん

イランとトルコとエジプトの関係が改善されつつある

中東TODAY(佐々木良昭)↓
http://www.tkfd.or.jp/blog/sasaki/2008/02/no_195.html

NO・933トルコ・イランのビジネスマンが接近

 イランの自動車メーカーであるホドウロ社が、ブルガリアに建設を予定していた工場を、トルコに建設することになりそうだ。
 これは中東地域において、画期的な出来事だと私は受け止める。それは、かねてから中東の大国三カ国が、連携することが出来れば、中東地域に横たわる多くの問題を、中東各国間で解決できると考えているからだ。
 その中東の三大国とは、述べるまでもなく、イランであり、トルコであり、エジプトだ。これら三国はいずれも、8千万人に近い人口を擁している。そのため、軍事的にも大国であり、しかも、経済的にも自国内市場だけを相手にしても、産業が十分に成長する規模なのだ。
 その能力を持つ三国が協力するようになれば、
これだけで2億2千万人を超える人口になり、そこから出てくる力は計り知れない。
 しかし、これまでこれら三国間の関係は、決して良好なものではなかった。エジプト・イラン関係では、サダト大統領暗殺犯をイランが英雄視したために、エジプトはイランに反発してきたし、エジプトのキャンプ・デービッド合意に対してイランは反発してきていた。
 イランとトルコとの関係も、決していいものではなかったし、トルコとエジプトとの関係もよくなかった。
 しかし、過去2年の間に、これら三国の関係は大幅に改善されている。先の記事でご紹介したように、エジプトとイランとの関係は、ほぼ正常化したといっても過言ではあるまい。
 また、トルコはエジプトに対する最大の投資国になっている。そうした流れのなかで、今回イランがトルコに対する投資を始めるということは、ますます三国間の協力と信頼関係が、強まるということであろう。
 そうなると、アメリカはこの動きに対して、反発するのか、あるいは是認し迎合していくのかの、いずれかを選択しなければなるまい
。アメリカが賢ければ、中東の三大国を敵に回すような動きには、出るべきではなかろう。
 どうやら、中東三大国の関係改善が、アメリカの対中東政策を変え始めるのではないか、という期待が生まれてきた。そうなると、今回の出張以前から私が訴えてきた、これら三国の協力による、中東・中央アジアで進めるべきメガ・プロジェクトが、現実のものになっていく可能性が、出てきたということだ。今回の出張で、関係国の要人たちに話したところ、基本的に各国は共に私の提案を、前向きに受け止めてくれた。進展を期待したい。

中東TODAY(佐々木良昭)↓
http://www.tkfd.or.jp/blog/sasaki/2008/02/no_195.html


日本のお姉さんの意見。↓

イランとトルコとエジプトが接近してきたというニュースは、

この方にはよいニュースなのだろうが、イスラエルには

悪いニュースだと思います。エジプトは、結局、イスラエルの

味方はしてくれないのだ。

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イスラエルの中央司令部ガデイ・シャムニ将軍は、ペレス大統領に対し、西岸の状況説明を行った。
そのなかで同将軍はハマースが西岸における影響力を拡大していると語り、数日間で西岸地区を制圧できると語った。現在では、西岸地区の病院、幼稚園、学校から大学、そしてモスクまでもが、ハマースの影響下に置かれている、と説明している。
西岸のナブルスで、イスラエルの治安機関は、カッサーム・ロケットと、その発射台を捕獲しているということだ。
そればかりか、イスラエルの治安機関は、西岸地区内でロケットが製造されていることを、突き止めてもいる
つまり、ハマースは西岸地区で、イスラエル攻撃用のロケットを、製造できる施設を持っているということだ。
しかし、パレスチナ自治政府は、こうしたハマースの動きを、厳しく取り締まってはいない。これまで、イスラエルがハマースのロケット攻撃を、西岸地区から受けずにすんできたのは、イスラエルの治安機関が、ハマースの攻撃を阻止するために、最大限の努力をしてきた成果だと語っている。
このガデイ・シャムニ将軍の、ペレス大統領に対する説明は、何を意味しているのか。
多分に、治安機関の活躍ぶりを誇張している部分もあるだろうが、他方では、パレスチナ自治政府が、果たすべき役割をまじめに果たしていないことを語り、その反面、ハマースは西岸住民に対するサービスを徹底しており、西岸住民の支持を拡大しているということだ。
したがって、イスラエルの治安機関は、パレスチナ自治政府をまともな交渉相手とは、考えていないということであろう。
そうなると、今後に予想されるのは、イスラエルによる西岸地区での、徹底的なハマース対策とられるか、あるいは、段階的にハマースとの交渉のきっかけを、イスラエルは作っていく、ということではないか。後者のほうが、理にかなっていると思えるのだが。

中東TODAY(佐々木良昭)↓

http://www.tkfd.or.jp/blog/sasaki/2008/02/no_197.html



日本のお姉さんの意見。↓
パレスチナ自治政府は、ハマスが西岸自治区で

カッサムロケットを製造するのを許している。

パレスチナ自治政府も故アラファト議長と一緒で

故アラファト議長が生前、

イスラエルとうまくやっていくような顔をしながら、

裏でテロリストを養成して金を渡していたのと同じで、

ちっとも信用できる組織では無いということだ。