イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

2008年2月20日(水)
***********************************************
*自治政府のアッバス議長とオルマート首相が昨夜、2時間

 にわたりエルサレムで会談。双方の交渉チームは、和平

 交渉を促進することと、
2週間後に再び会談することで合意した。(P,H,Y)

*ガザとエジプト間のラファ検問所で、ハマスとエジプトの

 代表が会談。
検問所通行再開に向けた調整と見られている。(H)

*西岸地区にNATO軍を展開させ治安を維持する案を、

 米国とイスラエルが検討中。しかし、現在は国防軍の活動

 で押さえ込まれているハマスが、西岸地区で活動を強化

 する懸念もある。(P)

*イランが世界の脅威であることを訴えるため、各派議員が

 EUや極東を訪問へ。指導者と会談するほか、メディアにも

 出演する。(H)

*第二次レバノン戦争による休業補償を受けた北部の企業の

 一部に返金命令が出されたことが判明。前年比の売上

 低下分を基準に補償額を決めたが、払いすぎたと国側は

 主張している。(H)

*2005年に英国の空港で国防軍のアルモグ氏が危うく

 逮捕を免れた事件では、逮捕劇で武力闘争になることを

 恐れた英国の警察がイスラエル関係者に連絡を取っていた

 ことが判明。(H,P,Y)

ガザからまた5発のカッサム

 砲撃。ガザ中部では国防軍と武装勢力の戦闘で

 10歳の少年が死亡したもよう。(H,Y)

*昨日はエルサレムで今年二度目の積雪。市役所は学校

 の通常授業を命じたが、父兄会が出席停止を決め、大半

 の学校が休校した。(P,Y)

2008年2月21日(木)
*********************************************
イランのアフマディネジャド大統領が、イスラエルに対し

 て「細菌、野獣」などとまた暴言。国連の潘基文事務

 総長は、こうした暴言を非難し、断固とした対応を行うと

 語った。(H,P,Y)

*国防軍のアシュケナジ参謀長が「近い将来に戦争が

 起こる可能性は否定できない」と士官候補生に訓示。

 いかなる形の戦争でも、国防軍は速やかな軍事的勝利を

 もたらす責任があると語った。(H,P,Y)

*アッバス議長の側近が、コソボ型の一方的独立宣言を

 行う可能性に言及。しかし、他の幹部は否定的な見方を

 示した。(P,Y)

*新たな入植地は建設しないとの首相の方針にもかかわ

 らず、実際には複数の違法入植拠点の建設が進んでいる

 ことが判明。入植者らが入植拠点設置に向けた動きを加速

 しているもよう。(H,P)

*エルサレムの分割交渉が行われていないとの政府説明

 は嘘だと、リクードのネタニヤフ党首がオルマート首相を

 非難。パレスチナ側の担当者はエルサレムが議題になって

 いると語っている。(P)

*元ロシア移民で、イスラエルを出てロンドンに移った富豪

 のレニエフ氏が「イスラエルはロシア移民の受入に失敗 

 した」と批判。(H)

*兵役につながるとして、アラブ政党が大反対している社会

 奉仕プログラムを、アラブ人の若者がほとんど知らない実態

 が世論調査で判明。
制度の内容を説明すると大多数が賛成したという。(H)

*パレスチナ人の女性が親戚のイスラエル人になりすまして

 心臓の緊急手術を受けた。病院は手術前に気付いたが、

 人道的配慮から治療後に当局に通報したという。

 同様の事例は多い。(H,Y)


2008年2月22日(金)
**********************************************
ライス国務長官とオルマート首相が、来週に日本で会談へ

 ガザの情勢悪化について対応を協議するため、国務長官が

 要請した。(H)

*EU議会がイスラエルのガザ封鎖政策は失敗だと批判す

 る声明を決議。
ハマスに対してもカッサム砲撃の中止を求めた。(H,P,Y)

*先週にトルコを訪問し、ギュル大統領と会談したバラク

 国防相が、ハマスとヒズボラに対する攻勢強化の意思を、

 ギュル大統領経由でシリアのアサド大統領に伝えるよう

 依頼していたことが判明。(P,Y)

*昨年10月末に北部のドルーズ人地区で発生した暴動を

 内部調査した警察が北部司令官を厳しく非難。携帯電話

 のアンテナ設置をめぐる対立が発端だったが、挑発行為の

 応酬が大きな暴動になった。(P,Y)

*ガザからのカッサムロケット砲に対する防衛システムとして、

 巨費を投じて開発が進む「アイアンドーム」は迎撃に役立た

 ないことが判明。
無駄だと知りつつ導入が決められた疑いが浮上している。(H)

*ナブラスにある自治政府の刑務所に収監されていた14人の

 アルアクサ殉教団メンバーが脱獄

 14人は国防軍の追跡を逃れるため自主収監されていたが、

 自治警察の協力で「脱獄」したもよう。(H,Y)

*エジプトからイスラエルへの越境を試みたアフリカ難民を、

 エジプト兵が射殺していることを人権団体のアムネスティが

 非難。仕事を求めてイスラエルに越境するアフリカ難民が

 増加している。(H)

*米国正統派が行った改宗手続をイスラエルのチーフラビが

 認めることで合意。長年の両派の対立に終止符が打たれた。

 (P)

[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト 

http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」
http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp