「ジュラシック・パーク・アメリカ」へのお便り
ようちゃん、おすすめ記事。↓2月11日の記事です。
JOG Wing ■ 国際派日本人の情報ファイル■
JOG(139) 「ジュラシック・パーク・アメリカ」へのお便り
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こんにちは、さな江と申します。いつも楽しみに読ませてい
ただいています。米国の訴訟社会での生活、まずは、「自分を
守る」が基本で行動していたことを思い出しました。話がとん
で申し訳けございませんが体験談をお伝えいたします。
■1.救急法の講義■
道に横たわっている人がいた時、あなたはまず何をしなけれ
ばいけないかと指導員に尋ねられました。受講者は周りをチェッ
クする、救急車を呼ぶなど答えましたが、指導員はまず自分を
守りなさい、と言いました。もちろん、人工呼吸法や怪我の手
当てなどの基本的な講義もありましたが、人助けも手の回し方
ひとつで周囲の人からは首を絞めているように見えるかもしれ
ないとか、心臓電気ショックを使って助けたはずの人が、逆に
公衆の面前で胸部をさらされたと5000ドルも賠償金を払ったと
か、自分を守る救急法の講義のようでした。
■2.ニューヨークの雪かき■
ロスアンゼルスからニューヨークへ引っ越した友人から「ね
え、さな江さん知ってます?ニューヨーカーは出勤前に自分の
家の前を1時間もかけて雪かきをするのよ。アメリカ人が自分
で雪かきするなんてすごいでしょう!これってね、もし雪かき
しないで、自分の家の前で人が転んで怪我したらその家の人の
責任になるからなのよ。」
■3.大家さん■
友人が帰国するので大型犬を引き取って欲しいと頼まれまし
た。大家さんにその旨を話しましたが、断られました。理由は、
もし大型犬が誰かに怪我をさせた場合、その犬の飼い主はもち
ろん、大家もその責任を負うことになるので、それは許可でき
ないと言われました。
■4.デパートで商品が落ちているとき■
日本でしたら、きっと誰かが落としたのかしらと思いながら
拾うでしょう。でもアメリカでは自分が落としたものでなけれ
ば拾わずに通ります。拾ったら、あなたが落とした、あなたが
壊したと思われるかもしれないからです。
■5.濡れ衣■
バプティスト教会の部屋を借りてクラスを開講していました。
生徒がトイレの水があふれています。というので、オフィスに
連絡をしましたら、後日、あなたの生徒が詰まらせたからだと
いって、その修理代を請求されました。もちろん彼女は何も詰
まるようなものは流していませんでした。
「ちょっと待ってください。生徒はあふれているといって善意
で連絡しただけなのに、彼女が詰まらせたと断定するのは気の
毒なことです。他にもピアノの先生の生徒、バイオリンの先生
の生徒も使ったはずですから尋ねてください。」
しかしながら、「たいした金額じゃないんだから、払わない
なら出て行って!誰が詰まらせたかなんて誰にも
分からないわ。」 と脅されました。思わず
「神様は知ってるわ!」と言ってしまいました。
ここはチャーチです。
その後、アメリカ人のピアノの先生はこの件でいざこざを起
こしたくないし、ここを平穏に使い続けるために3分の1の金額
を支払ったと聞きました。それを聞き、また請求されるような
らば、貧しい教会への寄付という名目で支払ってあげようと思
い直しました。アメリカ人の先生からドネーションより経費と
して落としたほうが税金の申告のとき得だから寄付はやめたほ
うがいいと言われました。私にとっては、単に金銭の問題では
なかったのですが。
ところが、しばらく請求もなく過ぎるうちに、庭の木の根が
古い浄化槽に入り込み流れを止めていたことが発覚し、大々的
な浄化槽工事が始まりました。まさに、神のご守護のお陰でし
た。
■6.戦い■
2002年ロスアンゼルス国際学園はパロスバーデスぺニンスラ
スクールディストリクトと校舎の賃貸契約期間を巡って戦いま
した。有能な弁護士と学園に多額な寄付を続けてくれたM氏の
経済的バックアップにより勝利しました。立ち退き通達から始
まったこの戦いは、教職員、保護者、児童生徒を巻き込んで大
変な日々でした。職員会議では、途中でこれ以上戦いを続けて
も勝てる保障はないし、裁判費用は嵩むし、引越し先をさがそ
うと弱気になりました。が、M氏から、長いものに巻かれると
いうのは、子供たちへの教育上いかがなものかという助言と資
金をいただいて、最後まで戦うことができました。
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私は成田に到着すると、まず、日本モードにスイッチを切り
替え、日本人のモラルで行動しようと思います。ほっとして、
安心感が持てます。ですが、万が一の出来事から「自分を守る、
自分の子どもは自分が守る」という意識は日ごろの行動に習慣
付いています。
米国のような拝金主義の価値観に犯されないように、日本人
はどんな社会を目指し、作っていくのかをこうした比較を通し
て子どもたちに伝えたいと思っています。
■リンク■
a. JOG(139) ジュラシック・パーク・アメリカ
法は牙、裁判は爪。無法の訴訟ジャングル・アメリカの「肉
食恐竜」弁護士が日本を襲う
http://
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日本のお姉さんの意見。↓
アメリカでは、トイレのつまりも、トイレが詰まっていると教えた
生徒のいるクラスのせいになってしまうのか!
教会でもそうなのか。クリスチャンでも、そんな考え方なのか。
理不尽なことを言うところは、チュウゴク人と似ている。
日本のキリスト教会では、そういうことは無いです。
庭の木の根が
古い浄化槽に入り込み流れを止めていたことが発覚したのなら
トイレの詰まりのために出した金は返してもらえたはずだ。
日本人だから、「返せ。」と言わなかったのだろうな。
アメリカ人だったら、詰まらしていないのに、金は払う必要は
無いと戦うだろうし、修理代を払ったあとでも、庭の木の根の
せいだったのだから、払った修理代を返せと言うはず。
アメリカ人の考え方は、合理的なのか、利己的なのか
よく分からん。北朝鮮に拉致された日本人はあきらめて、
北朝鮮が核をこれ以上作らないように、日本は金を出せと
アメリカはこれから日本に言って来るらしい。韓国の新しい
大統領が「うっかり」そういう話になっていることを
バラシたそうです。外国人の方が、日本人より汚い。
日本人は、汚い外国人に対して、対策を練らないと、カモに
されるばかりだ。
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「日本の進路」 日本戦略の研究会 No.0377 2008/02/11
★ 表題: 米国大統領選挙は「カネの手の平」で候補者が踊り、そのコストが財政浪費に繋がる、その改善策や如何?
ジョセフ・クラーク
水戸昭幸 f9mdd@yahoo.co.jp
◇ 米国大統領選挙は、事実上一年以上の期間をかけて、広大な米国全土を候補者が、支持者獲得のため駆け回ります。先ず、共和党・民主党共に、自党において候補者を一人に絞り込み、最後は両党選抜の人物が、決選投票に臨みます。
◇ 共和党は、本年正月の「日高・キッシンジャー対談」において、キッシンジャー氏が予言された「マケイン候補」に、概ね集約されつつあります。しかし、民主党はクリントン女史とオバマ氏が、日本時間2月11日午前1時時点のCNN推計で、クリントン1108対オバマ1049(累計獲得代議員数)と、正に激戦・死闘を続けています。
◇ 大統領選出までに至る各候補者が必要とする「資金」は、多い人の場合1億ドル??とも言われている本当に莫大な金額であります。特に、民主党候補の必要資金は、当初の予測を大幅に上回る筈であります。
◇ 大統領の候補者が選挙に必要とする「カネ」は、候補者個人で負担可能な金額を遙かに超越しています。熱狂的な支持者の浄財(純粋にクリーンな寄付金)もありましょうが、到底これだけで、十分ではあり得ません。
◇ 「陰の勢力」が、密かに巨大な資金(カネ)を、大統領が決定するまで提供し続けると言わざるを得ません。つまり、「カネの手の平」において、候補者達が懸命に声を嗄(か)らして踊っているのです。
◇ 大統領選挙戦に投入された巨額資金の結末(後処理・回収)についての報道は、殆ど表面化しません(公表されません)。カネを提供した「陰の勢力」が、そのまま「泣き寝入り」することは、あり得ないと考えて置くべきであります。
◇ 「陰の勢力」は、現金での返金(回収)を想定していることはあり得ません。何らかの利権(権益)を握り、大統領任期の4年間を中心に、事実上の回収を断行します。
◇ 大統領選挙期間中、米国民が興奮状態で大騒ぎした「ツケ」は、財政の浪費(更なる赤字の増大)という形態で、国民に跳ね返って来ます(国民の負担増をもたらします)。
◇ 米国は、大統領選挙・景気維持のための大盤振る舞い(減税・福祉・財政支出等)によって、消耗・衰退・没落への道を進んでおります。米国の衰微は、日本にも多大な影響(一例、防衛力増強の必要性)が及びます。
◇ この改善・解決法の手始めは、長すぎて「カネのムダ使い」の大統領選挙を、抜本的に変革することであります。
◇ 例えば、大統領を共和党・民主党から各2名の計4名を1ヶ月程度の期間で選出し、「外務・内務・軍事諜報・儀礼」の4分野の全てを、各大統領が1年交替で担当します。4人中3人以上が賛同した案件は、大統領府の決定事項とします。その他(2対2、2対1で1保留等)の場合は、議会の決議を優先します。
(日本の進路、No.0377、米国大統領選挙は「カネの手の平」で候補者が踊り、そのコストが財政浪費に繋がる、その改善策や如何?完)