ニチロの倉庫がおかしい(ネットゲリラ)
ようちゃん、おすすめ記事。↓2月9日の記事です。
▼ニチロの倉庫がおかしい(ネットゲリラ)
この件、どっちかつーと食品偽装とかいうより加ト吉の循環取引系の手違いなんじゃないかと思うんだが、ニチロだ。ニチロというのは「日魯」であって、北洋漁業を主力として出発した会社だ。「あけぼの」印の缶詰で有名だが、去年、業界首位のマルハと経営統合してマルハニチロホールディングス http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%8B%E3%83%81%E3%83%AD%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B9
を作っている。で、その巨大な会社で、■何百トンもの豚肉がどこかに消えてしまった、●トラブル複数件…ニチロ倉庫から豚肉3億円分“紛失”http://netallica.yahoo.co.jp/news/232892008/1/28
17:00
冷凍食品大手「ニチロ」が営む冷蔵倉庫事業で、倉庫に預けられた数百トンの冷凍豚肉が“紛失”するトラブルが頻発していたことが分かった。保管を委託していた被害者側は、警視庁にニチロの元社員らを刑事告訴したほか、民事でも同社などに総額1億円の損害賠償請求訴訟を東京地裁に起こした。ニチロ側もトラブルの存在を認めている。夕刊フジの調べでは、3人以上が被害を受け、総額で約3億円分の豚肉が消えたとみられる。都内の食品卸売業者の社長が異変を察知したのは、昨秋だった。
「知り合いの業者から『ニチロの倉庫がおかしい』という話を聞いた。倉庫を調べたところ、保管していた豚肉はなく、倉庫の責任者だった所長は直前に本社に転属していた」社長は昨年9月、都内の別の食品卸業者2社から計約280トン(約9100万円相当)の豚肉を購入した。購入直前、社長は豚肉が保管してあるニチロの倉庫に電話をかけ、豚肉の種類や数量、賞味期限に加え、所有者の名義変更依頼が倉庫側に出されているかを確認。最終的に倉庫から名義変更の完了通知をFAXで受けとったため、相手の口座に代金を振り込んだ。ところが、その豚肉が消えていたのだ。社長はニチロ本社と交渉したが、ニチロ側は「こちらも(所長らに)だまされた」と主張し、名義変更の完了通知などの書類も偽造されたと弁明したという。ニチロ側の説明によると、最初から280トンの豚肉は存在せず、所長と食品卸業者らが結託して確認電話では虚偽の事実を伝え、名義変更の完了通知なども会社に無断で偽造したという。ニチロ側は所長について、「使用者責任はある」としながらも接触はさせず、会社の責任を追及すると、対応した役員や法務担当者らは「話は法廷で」と開き直ったという。社長は弁護士と相談。警視庁捜査2課に刑事告訴したほか、民事でも損害賠償請求訴訟を起こした。夕刊フジの取材にニチロ広報は、そうした豚肉のトラブルが「複数あることは承知している」と語り、所長は昨年11月21日付で懲戒解雇したという。ニチロ側も近く、所長と食品卸業者らを刑事告訴する意向だが、「捜査に支障が出るといけないので、それ以上は話せません」(広報)と回答を拒否した。今回の消失騒動で、被害者は現物を自ら確認せず、倉庫に確認作業を委ねている。業界では倉庫が商品の登記所のような役割を担っていて、倉庫の信用だけで取引が行われるのも「あたりまえの話」(広報)だという。夕刊フジが被害を確認したのは、いずれも特定の食品卸業者が関与した取引。被害者のなかには、商品が消失する前に倉庫から一度サンプルを引き出した業者もおり、商品が最初から全くなかったのかどうかは不明な部分がある。「倉庫が信用できなければ根本的に取引ができなくなる」(被
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というんだが。「知り合いの業者から『ニチロの倉庫がおかしい』という話を聞いた。倉庫を調べたところ、保管していた豚肉はなく、倉庫の責任者だった所長は直前に本社に転属していた」社長は昨年9月、都内の別の食品卸業者2社から計約280トン(約9100万円相当)の豚肉を購入した。 購入直前、社長は豚肉が保管してあるニチロの倉庫に電話をかけ、豚肉の種類や数量、賞味期限に加え、所有者の名義変更依頼が倉庫側に出されているかを確認。最終的に倉庫から名義変更の完了通知をFAXで受けとったため、相手の口座に代金を振り込んだ。ところが、その豚肉が消えていたのだ。他にも複数の被害者がいて、全部で3億円ものカネが「存在しない」肉のために消えてしまった。仮に社員の業務上横領として、転売されたのならば、大型トレーラー百台近い台数が必要なはず。
…だとすれば、単独で可能な事件ではない。組織的であるということだ。仮に詐欺事件ならば、有名食品会社、またはその幹部社員が関与していることになる。この件については裏の裏は、表に出せないというサイトで名前を出さずに報じられていたんだが、コトの経緯を理解するには業界特有の風習を理解する必要がある。というのも、食
肉業界では、こうした量の取引は現物を確認しないで行われる事が多いのだ。なんせブツは冷凍庫に入っているし、重いし、出してもどうにもならない。で、預かり証を元に売買され、ペーパーだけが行き来する。末端に出荷する段階になってはじめて、倉庫から出すわけだ。冷凍肉の賞味期限は2年間ほどあるので、相場を睨んで何度も転売されたりするらしい。で、可能性としてはいくつか考えられるわけだ。ニチロの主張としては、「倉庫の責任者である所長が書類を偽造した。こちらも被害者」と言ってるんだが、その本人を囲い込んで表に出さず、そのまま退職させてしまったわけだ。コレが正しいとすれば、まぁ、業務上横領だな。でもカネを払った方としてはそれじゃ納得行かない。深夜の埠頭でこっそり現金とブツと交換したわけでもあるまいし、正々堂々と業務として取引し、書類もかわし、そもそも毎月の倉庫代、つまり保管料も払っている。これじゃ、会社ぐるみの詐欺ではないか、というんでいよいよ裁判になるらしいのだが、ニチロの簿外取引についての疑惑は、去年から業界で囁かれていたらしい。N社の簿外取引の疑惑が業界で噂されたのは昨年のこと。(食肉速報)※10月19日付 大手水産会社の簿外取引、“35億円説”も(食肉業界) ※10月30日付 N社事件の第二弾(食肉業界) その際にも同様の不可思議な紛失事件なども起きているようだった。
……これを、どう説明する?
豚肉そのものが輸入されたのは確かな事らしい。で、転売される都度、名義変更受諾書が出されているんだが、どこかで品物が運び出されて闇ルートで売られて行ったのではないか? でなければまだ倉庫にあるはずなんだが、ないんだから間違いいない。で、そのカネはどこに消えたのか、まぁ、アレだ、冷凍食品業界の闇は深い、とだけ言っておくか。
で、この件とは関係ないんだが、毒入り餃子ショックで肉のハナマサ大打撃(■肉のハナマサ店舗半減…中国産食品買い控えの影響受け)http://www.zakzak.co.jp/top/2008_02/t2008020608_all.html
首都圏で102店舗を展開する業務用スーパー「肉のハナマサ」を運営するハナマサ(東京・港区)は6日、直営店の約半数の47店舗を今月12日にも閉鎖することを明らかにした。同社はここ数年、東京都心から郊外や他県への出店攻勢を積極化。しかし、中国産食品へのバッシングや原材料費の高騰などで、新規店舗が黒字化するまで「育成していられる状況ではなくなった」(小野博社長)と判断。赤字店舗を一気に閉鎖し、経営資源を優良店舗に集中することにしたという。 「肉のハナマサ」の94店舗は直営で、8店舗がフランチャイズ店。今回、直営店で、この数年に新規出店した店を主体に閉鎖する。 同社は昨年春ごろから強まった中国産食品への消費者の買い控えの影響を受けており、昨年夏までには中国産食品の入れ替えなどで対応した。その結果、仕入れコスト上昇を招き、さらに昨年後半には原油高に伴う原材料費の上昇なども重なって経営を圧迫した。 夕刊フジの取材に対し小野社長は、「普通は固定客がついて黒字化するまで2年くらいかかる」と現状を説明。そして、黒字の店が集中する都心店舗に、「人、物、金を統合、集中することにした」と説明する。 さらに小野社長は、昨年春ごろから米国で強まった中国産食品へのバッシングを「現地で確認したがすごかった。日本もそのうちそうなる」と予想し、昨年夏までには中国産食品在庫をほとんどを処分した。このため、現在の毒ギョーザ騒動は「直接、関係ないですよ」と否定した。 経営努力でハナマサは昨年11、12月には黒字化したが、最近日本経済の先行きに「暗雲が出てきた」(小野社長)こともマイナスに作用し、新規店舗を中心に赤字の店舗を閉鎖する経営判断に至った。一方、小野社長は資金、経営の両面での支援企業を探しており、「都心の店は黒字ですからね。いろんなところから声もかけてもらえるだろう」と話している。 ZAKZAK 2008/02/06
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というんだが、業務用スーパーでお馴染みの「肉のハナマサ」が、全102店舗のうち47店をいっせいに閉鎖という騒ぎで、ずいぶん手早いと思ったら、以前からハナマサの社長がアメリカ視察とか行ってて、中国食品が袋叩きになっているのを見ていたので、ある程度、今回の騒動を予期していたそうだ。ZAKZAKの記事なんだが、さらに小野社長は、昨年春ごろから米国で強まった中国産食品へのバッシングを「現地で確認したがすごかった。日本もそのうちそうなる」と予想し、昨年夏までには中国産食品在庫をほとんどを処分した。このため、現在の毒ギョーザ騒動は「直接、関係ないですよ」と否定した。もう、アレだな、どこのモノだか判らないような食い物を、ただ「安いから」という理由で追い求める時代は終わったという事だろう。
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ようちゃんの意見。↓
★豚肉の中国国内での高騰は昨年から報道あれていた。詰まりニチロの誰かが横領したおでしょう!! それに色々な日中の担当諸氏が絡んでるのでしょう!!日中両方ともにこういう腐敗構造が持ちつ持たれつ、継続してる構造があるのですよねー。日本政府の毒餃子の対応がおかしいのも、中国様の言いなりなのですようね。