メイル・マガジン「頂門の一針」 1085号 | 日本のお姉さん

メイル・マガジン「頂門の一針」 1085号

ようちゃん、おすすめ記事。↓

□■■□─ 江沢民は敬虔な仏教徒:渡部亮次郎──□■■□
2008年1月30日から連載が再開された産経新聞中国総局長伊藤正氏による
『!)(とう)小平秘録』は2月8日付で、毛沢東時代「自力更生」のモデル
とされた大寨(だいさい)のその後を報じ、関連して「江沢民(こうたく
みん)前国家主席夫妻も敬虔な仏教徒だといわれている」と書いた。

<超有名人の郭鳳蓮(かくほうれん)氏は豊富な人脈を活用して内外か
ら資金を集め、大寨ブランドの酒造工場、セメント工場など企業を次々
に設立、炭鉱経営にも手を伸ばした。

化学肥料工場などを経営する郭氏の長男、賈小軍(かしょうぐん)氏は
昨年、話題を呼んだ。3000万元(4億5000万円)を投じ、かつて「共産主
義の桃源郷」と呼ばれた大寨に敷地約1万平方メートルの仏教寺院「普
楽寺」を建立したためだ。

賈氏は敬虔(けいけん)な仏教徒で、解放後すべて破壊された寺の再建
が夢だったという。これに対し「毛主席にわびろ」といった非難がネッ
ト上で浴びせられた。毛沢東は宗教を「精神の麻薬」として徹底的に弾
圧した。

しかし、拝金主義を生んだ改革・開放が進み、豊かさが実現するにつれ、
各種の宗教が全国で広まった。江沢民(こうたくみん)前国家主席夫妻
も敬虔な仏教徒だといわれている。

寨でも1991年以降、20人余の村民が仏門に帰依したという(中国誌「中
国新聞週刊」)。

文革批判が起こった70年代末、「毛沢東」が地に落ち、信仰の危機が訪
れた。今はどうか。改革・開放で豊かになったものの、共産党も、党が
唱える社会主義も信仰の対象ではなく、人びとは精神のよりどころを失
った。

大寨の土産店では観音菩薩(ぼさつ)の絵とともに毛沢東の肖像画が売
られていた。それは、中国人の現在の心象を象徴しているように見えた
>(伊藤正、矢板明夫)

クレア海外通信(海外事務所だより)北京事務所 「中国の宗教事情」に
よれば、1954年の憲法でも、公民は宗教信仰の自由を持つと規定されて
いたが、毛沢東死(1976年)後の1982年の第5期全国人民代表大会第5回会
議で憲法が全面的に改正され、次のように「信教の自由を有する」と規
定されている。

「(第36条)中華人民共和国の国民は、信教の自由を有する。

いかなる国家機関・社会団体または個人も、国民に宗教の信仰または宗
教の不信仰を強制してはならず、宗教を信仰する国民と宗教を信仰しな
い国民を差別してはならない。

国家は、正常な宗教活動を保護する。いかなる人も、宗教を利用して社
会秩序を破壊し、国民の身体・健康を損ない、国家の教育制度を妨害す
るなどの活動を行うことはできない。 宗教団体と宗教事務は、外国の勢
力による支配を受けない」

共産主義者は、自らの宗教を唯一絶対の真の宗教とみなすがゆえに、他
のいかなる精神世界も決定的に否定する。
国民を信者と非信者に分け、
異端を破門にしたり極刑に処する。伝道者として、レーニン、スターリ
ン、毛沢東、ポルポト、チャウセスク他がいる。

田中角栄首相による日中国交正常化(1972年)当時は毛沢東が存命、ト
ウ小平は失脚中だったから宗教はタブー、麻雀すら禁止だった。

しかし1980年代以降になると、トウ小平による改革開放に伴い、民衆の
宗教信仰心が抑圧された過去に反発する形で甦った。それに政府の宗教
保護政策もこれらを支えているため、現在、中国の宗教信仰政策は種々
の問題を抱えている。

最近の例では、1999年7月、新興気功集団「法輪功」に対し、中国政府は
「迷信や邪説を流布して民衆をだまし、騒ぎを起こして社会の安定を破
壊した」と断定、違法組織と認定し、一切の活動を事実上禁止した。

(注)気功は、古来から心身両面の養生法とされ、改革開放政策が進ん
だ1980年代以降、国がスポーツとして奨励したこともあり、都市の中高
年層を中
心に広まった。

「法輪功」は、仏教的要素を取り入れた新興気功集団で、創始者の李氏
が1992年から活動を始め、日本など約20か国に組織がある。会員数は数
千万と称しているが、中国政府は200万人と発表している。

中国は多宗教国家で、仏教、道教、イスラム教、キリスト教の4教を主要
宗教とし、宗教信者は1億人余り、宗教活動場所85,000か所、宗教団体
3,000余りである。

民族的には全国の55の少数民族が中国全体の信徒の大半を占めており、
その居住地域の面積は全国の半分を占めている。

その主な信仰宗教は、仏教(朝鮮族)、ラマ教(チベット族、モンゴル
族)、南仏教(タイ族)、道教(ヤオ族)、キリスト教(苗族、朝鮮族)、
回教(回族、ウイグル族、カザフ族)、シャーマン(満州族、ホチョ族)
である。

宗教の長期の存在を認め、社会主義と宗教の協調を探りつつ、宗教を効
果的に現代化の建設に貢献させようとする点は、今後の宗教政策の大き
な課題である。

特に法輪功は弾圧の強化に比例するように拡大化していると共に共産党
員の脱党運動を展開し、2008年2月8日現在の脱党者数を32,007,044と発
表している。今後大きな障害になるだろう。2008・02・08

参考:クレア海外通信(海外事務所だより)|北京事務所 |中国の宗教
事情
http://www.clair.or.jp/j/forum/forum/jimusyo/123PEKIN/INDEX.HTM#top



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「チャイナフリー」を登録商標に
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             平井 修一

中共産は使っていないという意味の「チャイナフリー」を登録商標にし
てはどうか。早い者勝ちだ。

「チャイナフリー・ガスト」「ロイヤル・チャイナフリー」「チャイナ
フリー・バーミアン」などとレストランを展開してもいいし、「チャイ
ナフリー手づくり餃子」「チャイナフリー五目釜飯の素」などと冷凍・
レトルト食品にかぶせてもいい。高くても消費者は買ってくれるだろう。

小生が永年利用している食材宅配会社、ショクブンに「中国産はやめて
くれ」と申し入れたところ、筍とキクラゲは国産になった。ありがたい
ことだ。

ところが先日届いた「五目釜飯の素」の製造者は「華陽食品(岐阜県)」
とある。いかにも中共っぽい名称だが、ネットで調べたら「日中貿易の
架け橋・アリババCOM」というサイトに「山東華陽食品有限公司」が
紹介されており、

「当社は乾燥野菜(AD,FD)を取り扱っております。品目はいろいろあり
ます。ご興味がありましたらぜひご連絡くださるようお願い申し上げま
す」とある。

華陽食品(岐阜県)は多分、その会社と日本企業の合弁会社なのだろう、
中共から乾燥野菜を仕入れて加工しているはずだ。加工食品の場合はい
ちいち素材の原産地を表示することは難しいが、こういう形で知らぬう
ちに中共毒菜を日本人は食わせられている。

中華料理店なら材料の多くは毒菜だろう。横浜中華街を敬遠する人が増
えている。「食の安心、安全」を掲げながらファミリーレストランなど
も平気で毒菜を使っているのだろう。

日本の農業は安い毒菜に押されっぱなしだったが、今回の毒ギョーザ事
件で「中共産=毒菜」のイメージが日本中に広まったので、日本の農業
への期待は高まっている。

「高くても安心、安全を」と国民は支持してくれるし、中共の国民も日
本産を求めていると聞く。千載一遇のチャンスとして農業が反転攻勢す
ることを期待している。



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体制翼賛・金満政治
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         山堂コラム203

「体制翼賛」は戦前の「大政翼賛会」をもじったものだが、別に誤植で
はない。はじめからその意図でこの稿は進む。

参院選の自民大敗北による衆参両院のねじれ現象を受けて、自民・民主
の両陣営、天下分け目の「関が原」。そう期待された「給油特措法案」
―――開けてみれば何のことは無い、全くの期待はずれ。木戸銭返せだ。

両党激突どころかしょっぱなの、親分同士の「党首討論」。馴れ合いジャ
レ合いのあの体たらく。家之子・郎党もやる気はなくて、やたら狼煙上
げ法螺貝吹くも、まことの戦は何処にもなし。

本筋とはおよそ埒外の、ゴルフ接待の次官とか、日米なんとかやらの民
間人、院に呼びつけてのつるし上げ。いったい海上自衛隊インド洋で、
外国軍艦への給油にどのような燃料をどこからどういう風に入れてやっ
ているのか。普天間移設はどうなったのか。肝腎な事実は何も引き出せ
ず。引き出す気もなし御所の牛車―――

続く2弾が「揮発油税」。バッと燃え上がってバッと鎮火。はじめは盛
んに煽り立て、カチカチ山だバチバチと、跳ねる火勢だ国民も、「山岡
なかなかようやる」と、ようやくこれに注目し、まさに佳境に入らんと
す。なのにハイ、そこで何故かそれまでよ。

本当の大火事になりそうな、気配と見るや与野党の、ともに慌てて消防
団、河野・江田にぞ駆けり込み、ポンプ担ぎ出すそのあとは、一斉放水
でハイ鎮火。

政治(まつりごと)―――。アメちゃん・資本家・土建屋ら、そんなの
無視すればいいなどと、ガキみたいなこと言う気はさらさらないが、今
の福田与党・民主党、ともに「国民本位」と言い過ぎる。その気もない
のに・・・

「民意、民意」の押し売りで、オラに言わせりゃ純ちゃんの「猫騙し」
のパート2。マスコミ欺くための擬態・変態・万葉体。

文京区なるは音羽の御殿。「蝶よ花よ」と育ちたる、兄弟2人でうまい
こと与野党の要職棲み分けて、「蝶よ蝶よ」の弟ばら。「兄貴も株で40
億、ワシ同様に損をした」(1月22日閣議後)、反っくり返って大威
張り。

語るに落ちるその兄は、野党第1党の幹事長。「ガソリンの値上がりは
庶民を直撃。国民生活無視の自民党!」と吠えまくる。さも庶民や貧乏
人、その味方の如き振舞いに、拍手喝采大賛同。なあーに、本当はガソ
リン上がれば車が売れず「地下足袋・タイヤ」が売れなくなる。たった
それだけのこと。

大火事鎮火後の焼け跡に、ぼーっと立ち尽くすは山岡の、国対委員長本
名藤野。おやじ(義父)の「小説太平洋戦争」や「徳川家康」の大売れ
で、印税がっぽり入ったか。

政治の世界に転向し、はじめは右翼のおっさんと思い込んでたオラっち
こそ、買被りもいいとこで、とんでも浅はか万金丹。おっさん別人28号
に変身し、あれよあれよで民主党、国対の大幹部に成り上がる。

さればこその大音声、「進め、進め大東亜。福田自民ぶっ潰せ。鎧袖一
触蹴散らして、衆院選は大勝利」威勢のほどは抜群の、突出したれば今
回は、イチや鳩にいなされて、梯子はずされ呆然自若の揮発油税・・・

もとはと言えばこの利権、越山角さんの遺産だで、その流れくむ民主党、本気で反対するに非ずんば、腰砕けるはごく当然。

「古賀、二階は利権顔そのもの(オラにもそう見える)」と喧嘩売った
菅だけど、古賀・二階は乗ってこず。金持ち喧嘩せずの「あったり前田
のクラッカー」。菅の方に鐘1つ、カーンと鳴ってハイお仕舞い。

それにしても農地つぶして道路ばかり作るアホばかり。そのうち日本は
深刻な、食糧不足に陥りて、間違いなく来る飢餓地獄。その時になりゃ
あ中国は、餃子の一個さえ、売ってくれなくなることこれ必定。(了)