イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

2008年2月6日(水)
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スデロットに対するカッサム砲

 攻撃で工場に被害があり、

 6人が負傷。
また、配電設備にも被害があり、市は部分的に停電となった。また、
付近の農場でも、労働者に対する銃撃があった。(H,P,Y,7)

*国防軍がガザにあるハマスの警察を攻撃し、ハマスのメンバー

 7人が死亡。ガザ北部では、カッサム砲を発射していた武装勢力

 に対する国防軍の攻撃で、3人の負傷者が出た。(H,P,Y,7)

*戦争調査委員会のウィノグラード委員長が、イスラエルの政治

 システムに問題があるとの見解を表明。連立政権が弱体なため、

 迅速な決断 が非常に困難になっていると指摘した。(P,Y)

*モサドの長官が、シリアから攻撃される可能性は低く、イスラエ

 ル最大の脅威はイランだと国会の外交防衛委員会で報告。(P,Y)

イランが2009年にも核兵器を完成させる可能性があると、

 米国の情報機関が警告。米国の情報機関は、イランの核開発を

 否定する発表を昨年末に行ったばかりだが、今度は逆の報告

 出した。(H)

*国防軍兵士の解放と引換えにハマスが釈放を求めている

 対象者リストから、バルグティを除くようファタハが要求か。ハマス

 がバルグティを釈放させれば、ハマスの人気が高まるため。(P)

*反対派の放火で閉鎖されていた火葬場が営業を再開。イスラエ

 ルのユダヤ教は火葬を禁じるが、他国では容認が増えている。

 埋葬場所の不足で火葬の導入は不可避だと、火葬場の経営者

 は語っている。(H)

*ローマ教皇が、キリスト受難日の祈祷文から「ユダヤ人の目が

 (メシアに)開かれるように」との一節を削除するよう命令。(H)

2008年2月7日(木)
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*ガザとエジプトの国境破壊で、数千人の過激派と共に大量の

 ミサイルなどの高度な兵器がガザに流入したもよう。国防軍で

 は、ガザに対して大規模な侵攻作戦を行うべきだとの議論が

 高まっている。(P,H,Y)

*戦争調査委員会の最終報告がオルマート首相に有利なように

 曲げられた可能性を、委員の一人が示唆。大問題となったため、

 報告はあくまで公正なものだと釈明した。(P,H,I,7)

*オルマート首相、リブニ外相、バラク国防相が、エジプト国境

 にフェンスを建設する方針で合意。建設には数年かかる見込み。

 (Y)

昨日も10発のカッサム砲攻撃

 で、子供2人が負傷。(H,P,I,Y)

ハマスがイスラエル国内での自爆テロを再開する方針を発表。

 ディモナでの自爆テロはその第一弾だとした。(H)

*EUのオッテ特使がエジプトを回ってイスラエルを訪問。ガザの

 封鎖でますますハマスが権力を強めるため、ガザとエジプトの

 国境は自治政府に管理させるべきだとの見解を示した。(H)

*移民者でユダヤ人と認められない人を大量改宗させる制度を

 閣議決定。 現在の改宗制度はあまりに困難なため改宗者が

 非常に少ない。(P)

*ユネスコの松浦事務局長がペレス大統領と会談。性差別の解

 消に向け た活動方針を説明した。また、松浦氏はイスラエルで

 新たな箇所を世界遺産に登録すべきだとの考えを示した。(P)

2008年2月8日(金)
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*ガザへの電力供給の5%削減を開始。人道的危機が生じない

 と最高裁 が認めた範囲となり、削減量は毎週見直す。(H,P,Y)

*国防軍がガザで小規模な侵攻作戦。ヒズボラの指導を受けたと

 見られるカッサム砲の地下発射装置も発見された。戦闘で武装

 勢力の8人が死亡。国防軍は、今後もガザに対する作戦を

 強化する。(P,Y,H)

エジプトのゲイト外相が「侵入者は足を折る」と語り、ガザとの

 国境を守る決意を表明。ラファ検問所の正規運用再開を目指す。

 (H,P)

ハマスがガザの赤新月社に搬入されたトラック14台分の人道

 支援物資を横領。人道支援の配分権はハマスにあるとの理由。

 (H,Y)

*中東和平カルテットのブレア特使が、西岸地区においては自治

 警察の治安維持は軌道に乗っており、和平行程表に定められた

 イスラエルの義務である入植活動の凍結などを実施すべき時だ

 と語った。(H,P)

*国境破壊から2週間の間にエジプトに入ったガザ住民が大量の

 偽札を使用したことが判明。シナイ半島からカイロへと移動する

 現金の中からは、連日、ガザ由来と見られる偽札が発見されて

 いる。(Y)

*自治政府のアッバス議長が、ハマスとイスラエルの停戦を仲介

 すると提案。しかし、ハマスは直ちに拒否した。(H)

*オルマート首相を退陣に追い込むスキャンダルがあれば

 100万ドルを払うとして、右派が私立探偵に調査を依頼したと

 の報道。証拠とさ れる会話テープも公開されたが、真偽のほど

 は不明。(P)

*聖公会のカンタベリー大主教が、英国内のイスラム教徒には

 イスラム法の適用を認めざるを得ないと発言。物議をかもして

 いる。(P,Y)

[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト  http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp