日本人とユダヤ人は、お互い対極にいるようで、その実非常に似通った民族でもあるのだ。
縄文塾通信 <2月特別号ー1(288号)>
塗料よもやま話
荒谷 勲
私は長年、ある塗料会社の技術部門に勤務しました。その間、失敗や
クレームの処理などで苦労しましたが、今では懐かしい想い出です。
その中からエピソードをいくつか披露いたします。
1.鉛毒問題
最近、チャイナ製玩具などの塗膜から鉛が検出されて大騒ぎしていますが、黄色顔料の黄鉛(クロム酸鉛)やオレンジ色顔料のクロムバーミリオンが問題となっていると思います。私が勤務していた10年くらい前までは、日本でも鉛化合物が規制なく塗料に使用されていました。(現在では、黄鉛など国内では生産されていないそうです。)もちろんラベルには危険物として表示していますし、玩具など子どもが口に入れる可能性のあるものには、鉛含有塗料を使用しません。さらに鉛に代わる安全な顔料(鉛系に比べて高価)の選択は済ませており、顧客からの要望に応じて顔料を使い分けていました。チャイナでは、そこまでの配慮がないのか、経済性優先のため安価な鉛顔料をこっそり使用したのでしょう。
長い歴史をもつ鉛系顔料としては白色の鉛白(塩基性炭酸鉛)があります。この鉛白は、昔の女性の「おしろい」に使われたので、これを多用した遊郭の女郎は、健康阻害と身の不幸の、二重の苦しみを味わいました。(塗料に使用する色のついた粉を「顔料」と呼びますが、化粧用に使用されたことが語源です。)
米国では、鉛の規制がきびしいのですが、鉛白入り塗料が規制前に長年多量に使用されており、その塗膜がいまでも建造物に残っております。それら有害物を含む古い塗膜を、粉塵が飛び散らぬように除去することは容易でありません。
しかしそのまま放置すると、塗膜の表面が自然劣化して鉛を含む塵が飛散します。そこで取りあえず鉛含有塗膜を丈夫な塗料で上塗りします。これを「塗り包み」処理と称します。こうして将来、粉塵が飛散しない除去方法が開発されるまで除去を先送りしています。
2.クレームの原因究明奮戦記
2.1 塗膜剥離
ある時、私の担当する塗料が、2層目と3層目の間で剥離しました。この塗料は層間付着性が良好で、通常の状態で剥離する筈がないものでした。しかも被塗物の同じ部位だけが剥離したのです。何百万円かの弁償金を取られそうな雰囲気でした。それよりも技術者として原因を究明する必要があり、塗装条件を調査しました。
2層目を塗装した後、80℃の熱風炉に移動させて乾燥させるのですが、熱風の温度(特に剥離する箇所の)を実測すべきだと直感しました。しかし熱風炉に立ち入ることは危険で禁じられていました。しかし私は危険を覚悟で人目を忍んで、炉内に入り、剥離する部位に140℃の熱風が吹き出ていることを発見しました。すぐに研究室に帰って試験をしたところ、見事に剥離を再現できました。
つまり顧客の塗装条件管理に問題があったのです。しかし原因は温度ばかりでなく塗料に添加していた添加物が、高温のため塗膜表面に溶出したためであって、私の方にも若干責任がありました。とにかく少額の弁償で済みました。
2.2 皮膚のただれ
ある時、塗装作業者の皮膚が爛れて、塗料成分の毒性が疑われました。そこで私は自分で人体実験をしました。まずその塗料を腕の内側の皮膚に塗布してみたが爛れませんでした。その塗装作業者は作業服に付着した塗料をシンナーで拭き取った後、爛れたとのことで、その条件に合わせて塗料とシンナーを混ぜてガーゼに含ませて、皮膚に当てたところ水疱を発生したので、塗料に問題があることが究明できて、すぐに改良しました。
ただし爛れの治療のため医者に診て貰ったところ、「労災扱い」にされそうになりました。「労災」となると治療費は無料ですが、原因・今後の対策など書類作成が必要です。まさか原因は「人体実験」と言えず、結局自費で治療しました。
2.3 早すぎる塗膜劣化
昭和49年頃?造船ブームで建造されたタンカーが、オイルショックで海上に係留された時期がありました。その時、船主からクレームがありました。この新造船の船室の外面の塗膜が、短期間に光沢が低下して、チョーキング(チョークの粉が指に付くような現象)を起こしているというのです。
その時は原因が判らず、弁明もできませんでした。そのころ、各塗料メーカーの技術者が日本塗料工業会に召集されて、JIS(日本工業規格)の改訂を討議していて、私も参加しました。自動車用塗料が得意なあるメーカーの技術者の話が参考になりました。「車庫がなく、洗車しない車には埃がたまり、そこに露が降りたあと日光が射すと、水滴がレンズとなって、日光を集中するので、塗膜が劣化しやすい」。つまり「係留した船は運行している船に比べて埃がたまり結露しやすいので、塗膜が劣化した」という推論を思いついて実験して、その結果を船主に説明して、何とか納得して貰いました。
3.英文商品名・カタログに要注意
私は海外出張の機会が多く、外国人の顧客や社員とよく接触しましたのでつぎのようなエピソードがあります。
3.1 商品名 BONDEX Hardener:
素材に良く付着するというイメージでBondを語源としました。またこの塗料は主剤と硬化剤(Hardener)を混合した後、塗装するタイプです。ところが外国人社員から、「恥ずかしくて売れないよ」という苦情がきました。
理由を聞いてみると、BONDEX はBondage(奴隷)を連想するというのです。ポルノのジャンルの一つに、裸の女奴隷を鞭打ったり、縄でくくるというのがあり、それがBondage と称されています。そうなると BONDEX Hardener はBondage というポルノを見て、体の一部が硬くなるという意味になるそうです。
3.2 商品名 Ekomate:
「環境にやさしい塗料」のつもりで命名しましたが、mate は男性雑誌Play Boyの「今週のPlay mate」(ヌード写真)を連想させると注意されました。
3.3 事務所名「近畿」:
「きんき」はKinky (性的異常)を連想するとのこと。
3.4 ついでながら、外国人から指摘されたおかしな日本車名:
Big Horn: 大きい男性性器。 Cherry: 処女・処女膜
3.5 私が実際に見たおかしな外国会社名:OMEX
4 中国人から指摘されたおかしな日本語
「はい、どうも」:中国広東地区では「下半身の毛が濃い」を意味します。
よく外国人の意見を聞いてから、商品名を決めるべきですね。
2008.01.23
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宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 1月25日(金曜日)
http://
<中村のコメント>
ここで紹介されているジョージ・ソロスの「過去十数年、米国は世界経済の牽引車でもあったが、いまや傷ついた巨獣となった。つまり米ドル中軸だった世界経済体制は終わりの時代へ入った」といういうダボス会議での講演要旨だが、考えようでは、一枚岩だった「アングロ・ユダヤ連合軍」の間にヒビが入ったとか、あるいは沈み掛かったアメリカという巨船から、ユダヤというネズミが逃げだそうとしている象徴的な出来事かもしれない。
たしか以前渡部昇一さんが、「税率面でユダヤ人を優遇して日本へ招けばいい」と発言していたことが思い起こされる。ユダヤといっても決して一枚岩ではないし、日ユ同祖論だってあるように、考えようでは日本人とユダヤ人は、お互い対極にいるようで、その実非常に似通った民族でもあるのだ。
日本人に欠けている面を補完すれば、それこそ世界で比類のない国柄となるかもしれない。兎に角いま、世界はめまぐるしく動いているのだ。誘致法? 条件は「相続税の廃止」。氏に言わせると、生前納税してきたのにダブル徴税という憲法違反だそうな。無縁だが言えてますねェ。
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ドル基軸による信用拡大時代が終わりつつある
ジョージ・ソロスがダボス会議で衝撃的な講演
宮崎 正弘
ダボスに「だぼはぜ」のごとく、福田首相も押しかけ、なんでまた、スイスの山奥で東京都のイベントを主催するため石原知事代理で猪瀬直樹副知事まで出かけちゃう。ダボスは国際会議場としてより、本当はスキー・リゾートなんですが。。。
メインの講演はすでに開幕日にジョージ・ソロスが引き受けた。
3年前にサブプライム問題の存在を指摘して米国経済の先行きに暗雲の存在を示唆したのもソロスだが、「やつの慈善事業は偽善だ」とか「麻薬取引に関係ある」とかの痛烈な批判が一方にある。
旧社会主義諸国に自由と民主のための財団を寄付し、ソビエト社会主義の崩壊を側面から助長したソロスは、ポーランドの「連帯」運動、チェコの「憲章77グループ」やグルジアの「薔薇革命」の後ろ盾でもあり、旧共産主義陣営からは激しく攻撃されるのも、当然だろう。
またソロスはハンガリー生まれのユダヤ人だが、最近のイスラエル批判が猛烈なためシオニスト系のユダヤ人からも批判が絶えない、という曰く付きの問題人物。
04年のブッシュ大統領再選阻止キャンペーンでは巨額を投じて民主党寄りの政治行動を取った。
ソロスの世界史的登場は93年からのポンド通貨、ドイツマルク通貨への空売りと、その大胆な賭けの不抜の勝利だった。
その後97年アジア通貨危機の陰の演出家とも言われ、助手だったジムロジャーズは、その後、ソロスの許を離れて独立し、近年は中国へのめ
り込みが激しい。
さて、ダボス会議でソロスは「過去十数年、米国は世界経済の牽引車もあったが、いまや傷ついた巨獣となった。つまり米ドル中軸だった世
界経済体制は終わりの時代へ入った」と主張した。
サブプライム問題がすべてではなく、過去16年続いたドル基軸にもと
づく信用拡大が、終わるのだ、と力説。会場では世界のバンカー、エコ
ノミスト、財務大臣らが出席して侃々諤々の論争となった。
インド財務相は「中国との交易が拡大しておりアジア地域の経済は米国の影響は微少」という。ノーベル経済学者のスティグリッツも会場で「FEDの利下げはタイミングが誤謬」という。
米国からはジョン・スノー前財務長官が「悲観的すぎる。たとえ米国がリセッションに入ったとしても、短期に回復するだろう」と楽観論を代弁したが影が薄かった。
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<中村のコメント>
文末にある「数人の中毒患者発生が大ニュースになるきめの細かい日本に生を受けたことを喜び~」というコメントは、まさに正鵠を射ている。事件発生以来、何処のテレビもこの事ばかり、ただそこから大きな排斥運動や非難運動に発展しないこともこの国の特徴。
「のど元過ぎれば…」「人の噂も…」で終わるのか。断固たる国の態度を示せるのか。これを契機に「自給率拡大運動」が澎湃として起きるのか。ちょっと無理かな?!
これに比べるとかわいいくらい?の国内での賞味期限違反、それにに対する処罰、まるで悪代官の「弱いものいじめ」ではないか。
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2月「私のコメント」
毒入り餃子と日・中感覚の差
奥中 正之
チャイナでは、罪深い日本人は死ぬ方が望ましいので、日本向け野菜には農薬を増量して散布すると聞いたことがある。口コミ情報なので、ことの真偽は定かではない。事実でないこと祈るが、私自身はチャイナ産の食品には手は出さない。
チャイナではエイズ患者が100万人を超えるとのことである。私の北京
駐在時、必要があって、チャイナにおけるマラリア患者数を調査したことがある。約100万人の患者がおり、年間30万人が死亡しているとの調査結果であった。しかしマラリア撲滅の必要性を訴える記事は、在北京2年間の間に私が目を通す現地新聞で見たことはなかった。
全人口は今や15億人達し、小学生の人数だけでも1億人を超すそうだ。そのような国では100万人単位は大騒ぎする数字でないのかもしれない。
数人の中毒患者発生が大ニュースになるきめの細かい日本に生を受けたことを喜びとするが、瑣事への配慮と合わせ、国家100年の大計にも考えが及べば、それこそアインシュタインが「日本という国の存在を神に感謝する」と発言した趣旨に沿うものになると考える。
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<前号「円高で何が悪い」へのレスポンス>
広島のネット論壇として活躍中の「東雲牛さん」からお電話をいただき、
氏の「円高は国益である」という主張をお聞きした。
(以下「東雲牛の掲示板」より)
◎東雲牛さんのホームページ
http://
円高は国益である
85年のプラザ合意以降、円高に悩まされた我が国の製造業は、海外生産にシフトした。為替に左右されない体質に生まれ変わった我が国の製造業は、出井氏の言われる様に為替の急激な変動さえ無ければ充分に対応できる体力がついた。むしろ現在の状況下では「円高は国益」であり、中長期的な国力増大のためには、改革を通じて魅力ある国家になるべく地道な努力が必要である。
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<2月特別号ー1編集後記>
それ見たことか!連日連夜「毒入り餃子」の報道の洪水、それにしても、
JTといいCOーOPといい各地の保健所の書道の鈍さ。世界中で「中毒=中国の毒」問題が喧伝されている時、「いかに危機意識が問題意識が欠如しているか」としか言いようがない。
最近我が家は「チャイナ・フリー」だと言い張るためカミさんに、それでも念のためと言って冷凍庫の中身を点検させてみた。考えてみればいい歳してそんなに騒ぐ必要は無いかもしれぬが、やはり新聞沙汰で変死を報道されるのはゾッとしないも。少々高くても、昔流に「身土不二」(いわゆる地産地消)は無理として、せめて国産の食品を食べて死にたい。
特に今年は「喜寿」だから。もともと「嘉」という文字の草書体(簡略字?)が「七」が三つで、その内の下辺左側を十として「七十七」と読ますところから来ている。だったら嘉寿(かじゅ)ではないのか。と、いい歳して小さなことでこだわっている。
先日、本通信を配信している友人から、「矢継ぎ早に凄い!」とといわれた。仕事のあるものにとって「矢継ぎ早なので中々着いていけぬ」という意味。
「サンデー毎日」の身としてはそんなに苦痛ではない。やはりタイムリーなテーマになると、少しでも早くとなると、どうしても今くらいのローテーションになる。ご寛容あれ。
特に本号のように、本人の文は<中村のコメント>と、この編集後記だけと、そこそこ手抜きしているのだから、せめて心を込めて…。
巻末紹介している「推奨メルマガ+アルファ」の中には、毎日あるいは、2回/日という猛烈派がある。とても真似できない。 (中村)
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ボンデージファッションって、
裸の黒人女性の奴隷をくさりで
つないでムチで打っていじめているイメージの
ファッションってことか~。ひどい名前のファッションだなあ。
ホ~ニ~という英語は、性欲ムンムンという意味だと
いうのは英会話クラスで習った。ホーンというのは、男性の
局部のことなので、車にビッグ ホーンは、恥ずかしい名前だと
言うのは知ってた。英語の名前をつけるときは、外国人に確かめた方が
いいかもね。
「日本人とユダヤ人は、お互い対極にいるようで、その実非常に
似通った民族でもあるのだ。」という文章は、本当です。
かしこいユダヤ人をいっぱい味方につけたらどうでしょう?
ユダヤ陰謀説をブログで書いている人もいるが、悪い人は
ユダヤ人にも、チュウゴク人にも日本人にもいます。
ユダヤ人に金持ちが多いのは頭がいいからであって、
悪いことをしたからではない。でも、ユダヤ人が気に入った
会社を取り込もう(乗っ取ろう)とするときは、昔から
少量の注文を何度も入れておいて、信頼させておき、いきなり
大量の注文を入れて、喜ばせておいて、納品の段階になって
「そんな注文はしていない。」としらばっくれること。
会社が困って、なんとかしてくれないと倒産だと言うと、
じゃあ、わたしの会社の傘下に入りなさいと言うのだ。
そして技術ごと、会社ごと乗っ取られる。でもそれは、古い手口で
ユダヤ人だけではなく、外国人がよくする手口なんです。
全方向から3Dの影像を確認できるソフトを開発した日本人の
若い社長の会社もそれで、ユダヤ人の会社に乗っ取られかけた。
でも、他から助けが入って乗っ取られずに済んだ。
4年ぐらい前の話です。今でもユダヤ人(アメリカ人)は、同じ事を
しているらしい。西洋人は、ずっと戦争で殺し殺され、
騙し騙されて生き残ってきた連中なので、(しかも、チフスとか
コレラにも耐えて生き残ってきた連中)性格がキツイ。
日本人は、さっぱりしすぎで、正直者が多くて、
他の人もそうだと思い込みがちなので騙されやすい。
by日本のお姉さん