ケニアに住む家畜獣医の滝田さんが、マサイマラ国立保護区の野生動物を守るために募金を集めています | 日本のお姉さん

ケニアに住む家畜獣医の滝田さんが、マサイマラ国立保護区の野生動物を守るために募金を集めています

ケニアからの緊急レポート&アピール
 ■ 編集長から
 ■ 滝田明日香 :家畜獣医(ケニア在住)
■ 編集長から
 ケニアでは内乱状態が続いています。坂本龍一らが運営していて、

わたしもメンバーであるAP(Artists' Power)の、滝田明日香さん

からのレポート&アピールを紹介します。

 マサイマラ国立公園は、わたしも31年前に新婚旅行で訪れました。

言葉では表現できない美しい場所で、キリマンジャロと動物たちの

夢を、今でもよく見ます。滝田さんのアピールに多くの方に賛同して

いただきたいと思います。
                                村上龍

●AP (Artists' Power)
<
http://www.artistspower.com/index2.html >

■滝田明日香(家畜獣医)

 ケニアの暴動は悲しい限りです。この1ヶ月でケニア中で1000人以上の死者が
出て、家などが焼かれて家なしになった人たちも50万人以上も出ています。おとと
いはODMのMP(member of parliament、国会議員)が何者かに暗殺された後、ア
ナンが同席してキバキ大統領とライラの会見があったけど、全然問題を解決しない話
でガックリでした。

 キバキは影響を受けている地区に32の警察署を作る」などと傷に

絆創膏を張るだけの問題解決法しか報道せず、根本的な問題解決

方法はいっさい報道なし。しかし、ナイロビのスラムではパンガ

(山刀)で群衆が人を切り刻んで家を焼き払ったりされているの

に外国人や上流ケニア人社会の生活には「暴動がある場所に

いかないように気をつける」など以外は、実際的な危害は

ありません。しかし、このケニアの失態による影響で経済は大打撃

を受けています。ケニアの大切な紅茶産業ではカレンジン族の

土地でカレンジンが暴れていて、切り花産業のナクルとナイバシャ

ではキクユ族の土地なのでキクユがルオー族を殺し、観光業は

お客が来ないので90%近くのビジネスがなくなり、コーストの方や

多くの公園のロッジも客より従業員が多いので営業をし

閉鎖してる状態です。

 観光客が来なくなったマサイマラ国立保護区はパークフィーが

激減し、レンジャーたちの給料や密猟対策の資金がなくなって

大変です。

マラコンサーバンシーは海外からの寄付などの頼らず今まで

保護区の入園料のみで密猟対策や道修復などの保護区管
理を続けていたので、観光客が来なくなった今、レンジャーたち

も解雇され、保護区を密猟者から守りきれなくなりつつあります。

2002年から970人もの密猟者を逮捕してきたレンジャーたちも

資金がなくなり、今、マサイマラは密猟者が攻め込む事が可能な

土地になりつつあるのです。

 今まで政府のお金や海外からの寄付に頼らずに入園料だけで

活動をするという自立したスタンスを取っていたマラコンサーバンシー

は、危機に立たされています。肉食獣による家畜被害の

損害賠償も払うことがままならない中、マサイが家畜を襲った肉
食獣の報復の為、ついおとといもライオンのオスが槍で殺されました。

たった1ヶ月で保護区を守る資金が観光客の激減によって

なくなってしまい、レンジャーもこの広大なサバンナのパトロール

も出来なければ、密猟者を捕まえるオペレーションも不可能だし、

密猟罠を回収することだって出来ません。

 マラコンサーバンシー(保護区管理施設)がマサイマラ国立

保護区を守る為に、現在、世界的に有名な環境保護リーダーの

人類学者リチャード・リーキー博士とマラコンサーバンシーで

「マサイマラを救おう!」というキャンペーンを始めています。
マサイマラへの観光客は約半年以上は戻って来ないと

予測されています。マラコンサーバンシーとその他大勢の

マサイマラを大切に思っている人たちは、その半年間の保護区

管理資金 USD150,000 を集めようとしています。

マサイマラに遊びに来た事のあ
る人、そして、今後マサイマラでサファリをしたいと思う人。

どうかマサイマラの動物を守るレンジャーたちをサポートしてください。

観光客が来なくなり、レンジャーたちも出動出来なくなり、

密猟も今後エスカレートしてしまうでしょう。

そんな状況にならない為、マサイマラに実際に来れなくても

レンジャーをサポートしてくれる人たちを探しています。

在のケニアには暴動があり怖くて観光に来れないかもしれま
せんが、実際に現地に来なくてもレンジャーをサポートしてあげる

ことでマサイマラの保護に参加することは出来ます。

マサイマラへ遊びに来ていた人たちは世界各国から来ていました。

日本からもこのキャンペーンに協力していただけることを祈ってい
ます。

                                 滝田明日香
                        <
http://www.asukafrica.com/ >
-----------------------------------------------------

●詳しい事情はこのサイトを参考。
<
http://wildlifedirect.org/blogAdmin/richardleakey/2008/01/30/crisis-looming-in-the-mara-please-help/ >

●マラコンサーバンシーへの寄付はこちらでお願いします。
<
http://wildlifedirect.org/blogAdmin/maratriangle/ >


●マサイマラ国立保護区を守る為のキャンペーンや資金集めに

協力してくださる団体 があったら、マラコンサーバンシーまで

連絡ください。

Mara Conservancy
P O Box 63457
Muthaiga 00619
Nairobi, Kenya
Tel : +254 20 3749 632/6, 3749655/1/4/6/8
Fax : +254 20 3749636/3740754/3740721
Email:
mara@triad.co.ke

Home Page
<
http://www.maraconservancy.com/ >

●日本の口座が必要な場合は、以下の口座への寄付も可能です。
 必ず「Mara Conservancy」と記入して下さい。

日本の寄付口座:
「マサイマラ巡回家畜診療プロジェクト」
三菱東京UFJ銀行 
大森支店 普通預金
口座番号: 1299787

郵便振替口座:
「マサイマラ巡回家畜診療プロジェクト」
口座番号 00100-0-667889

-----------------------------------------------------------
■AP (Artists' Power) 加入時の、滝田明日香さんの自己紹介文です■

 みなさま、はじめまして。ケニアに住む家畜獣医の滝田と申します。

 私は日本で生まれましたが、6歳から現在まで海外生活をしています。

小学校は日
本語、中学から大学までは英語教育を受け、アメリカの大学で動物学を学んでいる時
にケニアに留学生として来たのがアフリカ生活の始まりです。その後、ナイロビ大学
の獣医学部に入り、アフリカで獣医になりました。現在はマサイマラ国立保護区の近
辺のマサイの家畜を対象とした巡回獣医プロジェクトに関わっています。(後略)

JMM [Japan Mail Media]                  No.464 Extra-Edition

【発行】  有限会社 村上龍事務所
【編集】  村上龍
【発行部数】128,653部
~~~~~~~~~~~~~


日本のお姉さんの意見。↓

たしか、この方は、どこかの雑誌にも毎月小さな記事を

書いていて、本当にアフリカの動物が大好きな方なんです。

個人でも募金を送ってあげて、日本人が大好きな

アフリカのライオンやマサイ族を救ってあげたらどうかな!?

わたしも、千円だけど、送ろうと思います。マサイ族が好きで

アフリカの野生動物が好きだから。ほおっておくと、

チュウゴク人がサイの角を欲しがって、密猟者がサイを

殺しにくるし、象牙を狙う密猟者も入ってくる!こりゃ、大変だ。

こういうときに、日本人が動けば、アフリカでの日本の地位も

上がるのだ。

お願い。

できれば、あちこちにこの記事を転送して、たくさんの日本人に

募金を送るように教えてあげてください。

ついでに、500円でもいいから、200円でもいいから、いや、

100円でもいい!

マサイ族とケニアの野生動物のためにちょっとだけ募金を

お願いいたします。5000万人の日本人が一人1円送れば

5000万円になるんだよ。