カーニバルは喜びや楽しさを表現するもので、怒りを呼び起こすためのものではない
【サンパウロ1日時事】ブラジル・リオデジャネイロで3、4日の両日行われるカーニバル恒例の精鋭サンバチームによる競演で、ナチスのユダヤ人虐殺を取り上げたチームに対し、リオの裁判所が1月31日、待ったを掛けた。
このチームは名門「ビラドウロ」で、今年の総合テーマは「震撼(しんかん)」。8つの山車のうち1つが「ホロコースト」と名付けられ、ヒトラーに扮(ふん)したダンサーを配し、強制収容所に積み上げられたユダヤ人の遺体を人形で表現するなどした。
これに不快感を抱いた地元ユダヤ人団体が差し止めを求めて提訴。裁判所は「カーニバルは喜びや楽しさを表現するもので、怒りを呼び起こすためのものではない」と問題の部分を人目にさらすことを禁じた上で、強行した場合は20万レアル(約1200万円)、ヒトラーの格好をした場合は1人につき5万レアル(約300万円)の罰金を科すと判決を出した。
これに対し、チーム側は問題の山車の名を急きょ「表現の自由」に変更。抗議の意を示している。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008020100558
裁判所の判定が正しいと思う。ヒットラーに扮したダンサーが踊って
手足ばらばらの死体を表す人形が積み上げられている山車なんて
誰も見たくないもん。そういう政治や歴史に関わる訴えは、カーニバル
以外の場所でやればいい。by日本のお姉さん