イスラエルからのニュース
2008年1月27日(日)
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*政府の戦争調査委員会が水曜に最終報告を提出へ。オルマート首相の
責任が明らかになると見て、予備役兵士らは土曜にテルアビブで大規
模な集会を開き、首相の辞任を要求する予定。(H,P,Y)
*ガザとエジプト間はまだ自由通行状態。再び国境を封鎖しようとした
エジプトの治安部隊は、ハマスメンバーの銃撃などで38人が重軽傷
を負った。エジプト外相はハマスに強く抗議した。(H,Y)
*エジプトとの国境管理問題で、アッバス議長は今日、オルマート首相
と会談へ。国境管理の自治政府への移管を要求する見込み。(H,P,Y)
*PFLPの創始者で、旅客機ハイジャックなど数々のテロを首謀した
ジョージ・ハバシがヨルダンで死亡。81歳だった。(H,Y)
*国防軍がラファ近郊でハマスの幹部ら5人を殺害。イスラエルに対す
るロケット砲攻撃などに関わっていたもよう。(H,Y)
*国連安保理は、ガザ封鎖をめぐる声明文でまだ交渉中。イスラエルに
封鎖緩和を求め、ハマスにはイスラエルに対する砲撃をやめるよう求
める内容だが、リビアの同意が得られていない。(Y)
*ガザとイスラエル間のエレズ検問所では、封鎖の解除を求めて左翼活
動家1000人がデモ。(P,Y)
*ガザからエジプト経由でイスラエルにテロリストが侵入する可能性が
あるため、国防軍が国境地帯を立入禁止に。(Y)
*昨年に発見された第二神殿の採石場跡に小学校を建設中。半分は観光
用に公開される計画だが、超正統派地区内にあるなど、問題があるた
め観光開発の計画は進んでいない。(P)
2008年1月28日(月)
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*13人の死者を出した2000年のアラブ系市民の暴動で、警察官を
マズズ検事総長が不起訴に。アラブ系市民が検死や事実関係の確認を
全面的に拒否したことが理由の一つだと説明した。(H,P,Y)
*オルマート首相とアッバス議長が昨日エルサレムで会談。エジプト政
府がガザとの国境を再封鎖すべきだとの点で一致した。(H,P,Y)
*バラク国防相とパキスタンのムシャラフ大統領がパリで秘密に会談し
ていたことが判明。国防相は、パキスタンの核兵器がイスラム過激派
の手に入るとの懸念を表明し、対策を求めたもよう。(H,P,Y)
*エジプトはガザ近郊の町への物資供給を停止。買い物が出来なくなり、
ガザ住民はガザに帰還を始めた。エジプト軍は国境を修復中。(H)
*イスラエルはガザへの発電用燃料の供給を再開。しかし、カッサム砲
攻撃が激化すれば再び供給を遮断すると警告した。(P,Y)
*ハマス幹部は、エジプト国境と同様の作戦をイスラエルに対して行い、
壁を爆破して50万人がイスラエルになだれ込むと語った。(H)
*レバノンの政治危機を解決するため、カイロでアラブ諸国外相が協議。
シリアはヒズボラの権限拡大を求めたが、他の諸国は同調せず。レバ
ノンでは衝突でヒズボラ支持者ら10人が死亡。(H)
*ポーランドのロッズ・ゲットー指導者が、ナチス支配下の1941年
にイスラエル建国を予告する文書を残していたことが判明。文書はガ
リラヤの博物館で公開される。(H)
2008年1月29日(火)
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*シャロン首相の息子のオムリ・シャロンが選挙資金の記録を改ざんし
て捜査を妨害した罪などで7ヶ月の服役へ。(Y,P,H)
*ハマスとエジプトの治安部隊が協力してガザとエジプトの国境の一部
を再封鎖。しかし、まだ他の箇所から人や車の流入が続いており、秩
序の回復にはかなりの時間がかかる見込み。(Y,P,H)
*エジプトとガザの国境を自治政府が管理する案を各国が支持。しかし
ハマスは反発している。ハマス指導者のマシャールと、アッバス議長
は今週中にカイロでエジプト政府と協議を行う。(H,Y)
*米国の大統領候補オバマ氏が、パレスチナ難民帰還を否定。イスラエ
ルはユダヤ人国家として存続すべきだと語った。(P,Y)
*明日に予定されているレバノン戦争調査委員会の最終報告で、国防軍
の多くのミスが発表される見込み。国防軍内部では、軍のイメージ低
下を懸念する声も出ている。(H)
*アラブ系議員がPFLP創始者ハバシの葬儀に参列。アラブ政党のテ
ィビ議員は、ハバシが「抵抗の象徴」だと賞賛した。(P)
*教育省が1965年にビートルズのコンサートを「若者を腐らせる」
との理由で不許可にしたことを、43年ぶりに公式謝罪へ。「ビート
ルズが無くてもイスラエルの若者は腐った」との意見も。(Y,H)
*寒波のためテルアビブでホームレスが凍死。エルサレムでは吹雪の予
報となっているため、ルプリアンスキー市長がすべてのホームレスを
吹雪の間、ホテルに収容する方針を発表した。(P,Y)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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日本のお姉さんの一言。↓
イスラエルが再び建国されるということは、
聖書の預言にあるので、ポーランド人でなくても
聖書を読んでいる人は、知っていました。
ある教会の牧師は戦後、アメリカから来た宣教師に
英語を教えてもらっている時、英語の聖書をもらって
自分で読んでみて「これはやっぱり神の言葉だ。」と
確信してクリスチャンになったそうです。
その時に知り合ったアメリカ人の友達が、
「聖書の預言ではイスラエルは必ず建国するから、
見ておけよ。」と、常日頃言っていたそうです。
本当に建国が決まった日は二人で新聞を見て喜んだそうです。
二人で、英語で「やっぱり聖書の預言どおりだったね。」と
言ってお祝いしたそうです。