ジョークでわかる中国の笑えない現実
【書評】ジョークでわかる中国の笑えない現実
山田智美(フリー・ランサー)
超人的な筆力で次々と新刊を上梓してゆく黄文雄氏の新著『ジョークでわかる中国
の笑えない現実』が大晦日に刊行された。中国民衆の間に伝わるジョークを通して、
民衆の不満が爆発寸前、断末魔の際にある共産中国の姿が見えてくる、ちょっと変
わった体裁である。
たとえば、「動物を食べたら激素(ホルモン)が恐い、植物を食べたら毒素が恐い、
飲み物を飲んだら色素が恐い、何を食べたらいいか分からない」といったジョーク
は、大量に中国食品が輸入されている日本の私達にとっても笑えない話だ。また、
河に落ちた青年が助けを呼んでも誰も見向きもしてくれないので、大声で「江沢民
のバカヤロー」と叫ぶとすぐ公安が駆けつけて助けあげて連れて行った、という独
裁恐怖政治を揶揄するもの。「十の墓を増やしても、一人っ子以上は増やせない」
はジョークではなく、一人っ子政策のスローガンだというから恐ろしい。中国で
は一人っ子政策の下、男児を産むために女児が堕胎されているのだ。
他にも官民挙げての拝金主義を揶揄するものなど、笑えるジョーク、笑えないジョ
ークが満載で、黄文雄氏の明快な解説と共に中国の今の世相を理解するのに格好の
一書である。
國民新聞(1月25日)より
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ジョークでわかる中国の笑えない現実
黄文雄/ 著
徳間書店刊
新書判 定価:1000円(税込)
『台湾の声』http://www.emaga.com/info/3407.html
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日本のお姉さんの意見。↓
チュウゴク人のジョークは、恐いと聞いています。
黄文雄氏が紹介してくれるチュウゴクのジョークも
恐いものばかりで、共産国の実態などがよく分かる本なのだろうなと
思います。チュウゴク人は、おとなしく政府に怒られないように
暮らしているだけで幸せになれる国ではないんですよ。
いきなり、自分のすみかを奪われてしまうことが
あるんですよ。新しい法律がどんどんできて、
それが、自分の生活に深く関わってくる場合があるんですよ。
それでも、一般人はどうすることもできなくて
悔しくてイライラさせられることがあるんですよ。
安心していられないから、みんな貯金して
いるんでしょうね。どうにもならなくなったら、お金を出して
ニセモノの書類を作ってなんとかするんでしょう。
学歴査証なんか、ザラにあることで、日本に来る留学生の
半分ぐらいは、ニセモノの卒業証書とニセの書類で来ていると
聞いたことがある。今は、どうなっているのか、知らないけどね。
だから、チュウゴク人にとって、ニセモノか本物かなんて
たいしたことがなくて、各種証明書の偽造なんて、
自分の目的が達成できたら、それでヨシって感じだから
罪悪感もゼロ。日本でも、勝手に外国人登録証などは
お金を払え各都道府県のを作ってくれるチュウゴク人がいるから
正規の手段が無理なら、ニセモノを用意して
平気で日本に居座っちゃう。湾岸で仕事をしている日本人が
ブログで書いていたけど、どうみても怪しいチュウゴク人たちが
外国人登録証を持ってきて雇ってくれと要求するらしい。
日本語はできないらしい。どこから日本に入ってくるんでしょうね。
しかし、日本に来るチュウゴク人留学生は、若いときから準備して
いるようで、日本語は最初からペラペラな人が多いです。
最初から日本に来ることを目標に、日本語を勉強している。
それは偉いと思う。