イラン核問題で、日本、とうとう仲間外れ
◎クライン孝子の日記/「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
■2008/01/23 (水) 日本、とうとう仲間外れにされましたね。
イラン核問題で、昨日ベルリン(ベルリンですそ!)に、
国連安保常任理事国米露中英仏5カ国+ドイツが
集合、額を集めこの問題を協議している。
中ロはイラン締め付けに反対。
特にロシアはイランとは友好関係にあり、
原子力発電所ブシェール建設では核燃料を輸出しており、
現在5度目となる。
一方米国は何としてでもイランの核開発を中止を主張、
封じ込めようと躍起になっている。
ドイツがその橋渡し役として、仲裁役を買っている。
そのドイツ、メルケルが官邸にチベットのダライラマを
招待したことで、中国との関係が悪化していたのだが、
今回この機会に仲直りした。
条件は今後ドイツは中国の国内問題には口出ししない
ということらしい。
そうはいっても、メルケル首相のこと、又、人権問題などでは
黙っていないで強く、抗議するでしょうが・・・・
このあと、スイスでダボス会議が始まる。
昨年の主役はメルケル首相。
今年はブラウン英国首相とライス国務長官だそうです。
何だかねえ、この動きを見ていると日本は完全に国際社会から
見放されてしまいましたね。
諜報機関のない日本は、ろくな情報しかもっていないので
会議の仲間に入れても役立たずだし、、
よしや仲間に入れたとしても、日本は政治家、役人も含めて
口が軽いので、会議の内容が筒抜けになるから
仲間に入れようにも、危なくて入れようがない。
口が軽いと知って、故意に彼らは偽情報を日本人(主として
メデイア関係)に
流し、それを又、日本人は鵜呑みにし信じる傾向が
あるものだから、どうしようもない。
防衛省問題など、省昇格で省内の改革は不可欠だった。
従来のままでは金属疲労を起こしているからで
その改革直前で、スキャンダルのみにスポットライトを
あてて、国際社会における日本の安全保障面の信用を
ゼロにしてしまった。
防衛省では信用回復のために目下躍起になっているが、
一端落とした信用は、容易に回復しない。
笑う国はどこか?
石破防衛相「制服、背広一体の仕組みを」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080122/plc0801221308008-n1.htm
拉致問題も、ある筋で用意周到にある作業が行われていたのに、
どうも敵方に悟られたみたいで、頓挫してしまったようです。
北朝鮮「テロ支援国家の指定解除条件満たす」 米政府高官
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080123/kor0801231046000-n1.htm
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成20年(2008年) 1月23日(水曜日) 弐
通巻第2061号
「根拠なき熱狂」のメダルの裏側は「根拠なき悲観」
世界同時株安で日本以外には根拠あり、日本の暴落は根拠なき悲観が産んでいる
*************************
グリーンスパンの名言。
「過去十年日本でおきたように根拠なき熱狂が過度に資産価値を押し上げ、その後予期せぬ長期の収縮を招きやすい状態に入った」(1996年12月、ニューヨークのシンクタンク晩餐会での講演)。
サブプライム問題に端を発した世界同時株安は、あろうことか、日本株が一番下げており、理論的には一番下げるべき中国株の下げを上回っている(1月22日現在、日本は昨年来の最高値から31・2%の下げ、中国(上海)は25・2%,ちなみにウォール街は15・7%)
サブプライムの実害は欧米金融機関であり、総額12兆円から13兆円の間であろう。
けれどもオイルマネーなど、それを上回る投資資金があり、世界市場全体に徘徊している回転のための投資資金は、邦貨換算で5500兆円規模のものである。
米国のインフレ懸念と不況突入で、日本は風邪を引いても肺炎にはならない。
いまや輸出構造的に言えば、中国が対米輸出で経済を成立させており、日本はその中国に製造設備や中枢部品を供給しているわけだから、間接的被害はあるが、その深刻度は中国ほどではないだろう。
にもかかわらず日本がひたすら狼狽するのは、自分がないからだ。自分のことを自分で決められないからだ。押しつけ憲法をまだ後生大事に抱え、防衛努力もできないで、北朝鮮や中国の軍事的恐喝におろおろするだけの国に、そのマーケットだけがしっかりと機能するということもあり得ない。
しかし本質的には危機の構造ではなく、なにをうろたえているのか日本! しっかりしろ日本! と叫びたくなるほどに、「根拠なき悲観」が市場心理をリードしている。
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イラン核問題で、昨日ベルリン(ベルリンですそ!)に、
国連安保常任理事国米露中英仏5カ国+ドイツが
集合、額を集めこの問題を協議している。
中ロはイラン締め付けに反対。
特にロシアはイランとは友好関係にあり、
原子力発電所ブシェール建設では核燃料を輸出しており、
現在5度目となる。
一方米国は何としてでもイランの核開発を中止を主張、
封じ込めようと躍起になっている。
ドイツがその橋渡し役として、仲裁役を買っている。
そのドイツ、メルケルが官邸にチベットのダライラマを
招待したことで、中国との関係が悪化していたのだが、
今回この機会に仲直りした。
条件は今後ドイツは中国の国内問題には口出ししない
ということらしい。
そうはいっても、メルケル首相のこと、又、人権問題などでは
黙っていないで強く、抗議するでしょうが・・・・
このあと、スイスでダボス会議が始まる。
昨年の主役はメルケル首相。
今年はブラウン英国首相とライス国務長官だそうです。
何だかねえ、この動きを見ていると日本は完全に国際社会から
見放されてしまいましたね。
諜報機関のない日本は、ろくな情報しかもっていないので
会議の仲間に入れても役立たずだし、、
よしや仲間に入れたとしても、日本は政治家、役人も含めて
口が軽いので、会議の内容が筒抜けになるから
仲間に入れようにも、危なくて入れようがない。
口が軽いと知って、故意に彼らは偽情報を日本人(主として
メデイア関係)に
流し、それを又、日本人は鵜呑みにし信じる傾向が
あるものだから、どうしようもない。
防衛省問題など、省昇格で省内の改革は不可欠だった。
従来のままでは金属疲労を起こしているからで
その改革直前で、スキャンダルのみにスポットライトを
あてて、国際社会における日本の安全保障面の信用を
ゼロにしてしまった。
防衛省では信用回復のために目下躍起になっているが、
一端落とした信用は、容易に回復しない。
笑う国はどこか?
石破防衛相「制服、背広一体の仕組みを」
http://
拉致問題も、ある筋で用意周到にある作業が行われていたのに、
どうも敵方に悟られたみたいで、頓挫してしまったようです。
北朝鮮「テロ支援国家の指定解除条件満たす」 米政府高官
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成20年(2008年) 1月23日(水曜日) 弐
通巻第2061号
「根拠なき熱狂」のメダルの裏側は「根拠なき悲観」
世界同時株安で日本以外には根拠あり、日本の暴落は根拠なき悲観が産んでいる
*************************
グリーンスパンの名言。
「過去十年日本でおきたように根拠なき熱狂が過度に資産価値を押し上げ、その後予期せぬ長期の収縮を招きやすい状態に入った」(1996年12月、ニューヨークのシンクタンク晩餐会での講演)。
サブプライム問題に端を発した世界同時株安は、あろうことか、日本株が一番下げており、理論的には一番下げるべき中国株の下げを上回っている(1月22日現在、日本は昨年来の最高値から31・2%の下げ、中国(上海)は25・2%,ちなみにウォール街は15・7%)
サブプライムの実害は欧米金融機関であり、総額12兆円から13兆円の間であろう。
けれどもオイルマネーなど、それを上回る投資資金があり、世界市場全体に徘徊している回転のための投資資金は、邦貨換算で5500兆円規模のものである。
米国のインフレ懸念と不況突入で、日本は風邪を引いても肺炎にはならない。
いまや輸出構造的に言えば、中国が対米輸出で経済を成立させており、日本はその中国に製造設備や中枢部品を供給しているわけだから、間接的被害はあるが、その深刻度は中国ほどではないだろう。
にもかかわらず日本がひたすら狼狽するのは、自分がないからだ。自分のことを自分で決められないからだ。押しつけ憲法をまだ後生大事に抱え、防衛努力もできないで、北朝鮮や中国の軍事的恐喝におろおろするだけの国に、そのマーケットだけがしっかりと機能するということもあり得ない。
しかし本質的には危機の構造ではなく、なにをうろたえているのか日本! しっかりしろ日本! と叫びたくなるほどに、「根拠なき悲観」が市場心理をリードしている。
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(読者の声1) 御新刊『崩壊する中国、逃げ遅れる日本』(KKベストセラーズ)を拝読しました。
共産党員の七割が株式投機に熱中し、特権を恣にして強大な軍事力と経済力を手中にしている。こんな彼らの実態を、胸のすく思いで読みました。行くなと忠告しても、人件費の安価に騙されて、小生の友人も怒りを持って逃げつつあります。
最初は中国と呼称していたが、こんにちでは怒りをこめて「チャンコ○」「ドチャンコ○」と呼んでいる友人が哀れです。
もっと哀れで残念なのは、日本の政治家です。
福田氏率いる自民党も、小沢氏率いる民主党も、媚中の実態を、国民、いな、全世界に露呈しています。せっかくまともになりかけた安倍政権が葬られたのが残念です。でも日本人は危機には本心を顕すと信じます。
それを信じて私なりに余生を献けております。
(ST生、名古屋)
(宮崎正弘のコメント)無事に逃げて帰ってこられた人は良かった。まだ大規模に進出をつづけ、逃げ遅れる日本企業は、ある日すべてが崩壊したように旧満州の二の舞を演じることになるかもしれませんね。
♪
(読者の声2)貴著『崩壊する中国、逃げ遅れる日本』を熱心に読んでおります。
漢文で知る中国は、それなりに日本文化の素となってあこがれも起こるのですが、現実に目を凝らしてみる現実の中国は、日本文化がとうてい学ぶべきではない代物と思われます。
(SS生、埼玉県)
(宮崎正弘のコメント)唯一学ぶべきは、あのエネルギーです。
日本人が失った活力、野心、始原的な人生への姿勢。これらを中国に行くと目撃できます。アメリカも失いつつある活力ですが。。。
♪
(読者の声3)貴誌第2060号に[英国「サンディタイムズ」は「工事中の北京五輪のメインスタジアム工事で、これまでに十人の労働者が墜落するなどで死亡している」と伝えた(08年1月21日)。北京オリンピック委員会広報室は、この報道は「事実でない」とただちに否定会見]
とありますが、BBCのWebに調査して、事実なら責任者を処罰するとあるので、英紙の記事の効果があったのでしょう。
ところでこれよりはるかに恐ろしい記事が、『フォーサイト』誌2月号にありました。
大成建設を幹事とする日系建設会社3社のJVがベトナムで建設していた「カントー橋」の建設現場で「橋桁が約八十メートルにわたって崩落、ベトナム人作業員五十四人が死亡した」とあります。
中国の建設会社が建設している建設現場と日系企業が場所はどこであれ建設している建設現場では安全度、仕事の完成度に対する期待値が違います。
また記事の表題はなんと「技術不安・人材不足のまま海外に走るゼネコン」とあります。一読をお勧めいたします。
先日お知らせした、最近急激に支持率を上げている共和党大統領候補ロン・ポール氏は1月18日にネバダ州で行われた予備選挙で2位になりました。
半年前には5%以下の支持率しかなかった泡沫候補が急激に支持率を上げています。
なぜ日本でも米国でもメディアがこのことをもっと大きく取りあげないのか不思議です。
(ST生、神奈川)
(宮崎正弘のコメント)ベトナムの事故は、ジョイントの相手側にも問題がある、と聞いております。
△ □ ◎ △ □ ◎
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■ 国際派日本人の情報ファイル■
人物次第
MoMotarou放送局
【人物次第】
本日(1月15日)11時頃、中国人観光者が、国旗を
持ち靖国神社を参拝しようとした日本人に対して、暴
行を加えたうえに日本国旗を破り、国旗の棒を折ると
いう事件があった。
二階堂ドットコム
http://
★ ★ ★
またかと思う事件であります。以前(2001年)も神社の狛犬
に「(小泉)死ね」と中国人が落書きをしました。
■我耳を疑う
今回も似たような事件と思われますが、私としては全く許すこと
のできないことがあります。
1)日本国旗を破り圧(へ)し折る行為は、シナの領土なら兎も角
も、わが国の首都の、更に所謂外国で云うなら"無名戦士"が祭られ
ている霊的な場所であります。「礼」を弁(わきま)えない、とい
うよりは要するに「阿呆(アホウ)」の部類であります。
2)更に最大の問題点は、暴行を受けた日本人が八十代の老人であっ
たという点であります。かの国で起こった儒教は「長幼の序」いう
ことには喧(やかま)しいはずですが、これは程度の差こそあれ人
類普遍のモラル(倫理)でもあります。恥ずかしくないのでしょう
か。これを日本では「鬼畜にも劣る行為」だということを、直ちに
中国政府に抗議をするべきです。
長幼の序[ちょうようのじょ]
年長者と年少者の間にある一定の秩序。
■針小棒大に利用せよ!
マスコミは全く問題にしておりません。この行為は全世界にシナ
の非人道的な性格を訴える格好の話題であります。
その昔レーガン米国大統領は、氷に閉じ込められた鯨を利用して
政局の苦境を脱する機会としました。日本政府は正面から利用でき
なくても、裏から中国を牽制するために事を起こすべきだったでしょ
う。これも外交の一環であります。
■蟻地獄からの脱出
今世紀に入ってから「構造改革」一本槍できました。いくら構造
を「改革」し続けても、中心となる人間がしっかりしていないと全
く駄目であります。将に「唯物論」に嵌った共産主義的"蟻地獄"で
ありましょう。
社会を動かすのは常に人間であります。視点を原点に戻し、基本
を見失うことなく国家の運営がなされることを願って止みません。
■上海総領事隈丸優次さんのこと
反日真っ盛りのころ上海に赴任しました。私は氏が学生のころ半
日一緒に過ごし、人物に感嘆した記憶があります。当時慶応大学E
SSの代表で、野村證券が早くからスカウトしておりました。しか
し想い止み難く、半年間猛勉強をして外務省に入りました。中国課
配属は意外でしたが、この時の為だったのでしょう。鹿児島県出身。
柔道の達人。当時の風貌は「ドカベン」に出てくる山田太郎君みた
いでした。以下のインタビューで「日中友好」を一言も言ってない
のがちょっと違うところですね。
トップインタビュー「精彩上海」
http://
ドカベン
http://
それでは、また、ごきげんよう!
JOKK-WAHAHA^^ こちらMoM放送局です!
●松尾文夫「アメリカ・ウォッチ」
http://
☆資料他
「空しい日本政治の評論 渡部亮次郎」杜父魚文庫ブログ
http://
がんばれPONKO!「反日勢力を斬る。Part.2」
http://
●バアさんを活用せよ!
松原久子:『驕れる白人と闘うための日本近代史』の著者
http://
★ ★ ★
■ 謀略
「スパイの一番大きな目的は、相手国の国策を誤らせる事に
ある。(中略)とにかく大東亜戦争で日本は国際謀略というも
のに引っ掛かって敗北した。謀略に対して暗かったという、
日本の不明がある。決して物量に敗れたとか何とかというよう
な簡単なものではないということを、諸君達は知っておいてよ
ろしい」
---安岡正篤;「続人間維新」より
関西師友協会 http://
*安岡正篤の「一遍言うてみたかった」
http://
■大日本史ー在日編
http://
<<< MoMotarou放送局 >>ー「私家版」も放送中!
http://