縄文塾通信 <1月「特集号-2」(285号)> | 日本のお姉さん

縄文塾通信 <1月「特集号-2」(285号)>

今こそ真剣に「遺伝子操作問題」を考える時だ

                      中村 忠之

 温暖化問題の陰に隠れて、ここ最近やや沈静化している「遺伝子

操作(組 み替え)」問題だが、世界中で進行している環境悪化の

課題と絡めて、大いに論議すべきで時ではないか。

ご存じのように、「遺伝子操作」には、万能 細胞と言われる

胚幹細胞(ES細胞)とかiPS細胞などのクローン技術と、
農作物の改良に絡む分野の2つがある。

 前者においての最大の障害は「倫理観」のクリアであり、後者に

おいては、環境に与える影響と、摂取した際の副作用が論議の

的である。いずれも「悩 ましい」課題を内蔵しているのだが、

ここでは前者「クローン技術」問題は
割愛して、「遺伝子組み換え作物」の課題に絞ってみた。さて賛成・

反対両 派の意見は以下に譲るとして、すこし広いスタンスで、この

問題を考察して みたい。

 ここで問題になっているのは2つあって、殺虫性タンパク(BT)トキシ
ンを生成する土壌菌Bt(バチルス)・チューリンゲンシスの遺伝子を、ト
ーモロコシ・ジャガイモ・大豆・ナタネ・イネなどに組み込む事によって、
虫害を排除する種子(1)と、強力な除草剤ラウンドアップに耐性を持つ

菌 を作物に組み込むことによって、ラウンドアップを散布しても、本体

は枯れずに、他の草は全滅するという2種の「遺伝子組み換え作物」

の種子(2) で、いずれもがモンサント社の製品で、それが俎上に

上がっているものであ る。

 さらに付け加えるならば──その作物を摂取して生じるであろう害毒と、
その花粉などが周囲の作物に与える影響への危惧に加え

──そうした種子に しろ農薬ラウンドアップにしろ、つねにモンサント社

から買い続ける必要が あるという、独占的なコマーシャリズムの害毒

も指摘されている。

 ここで賛否両論の背景にあるものを考えてみたい。賛成派にして

みればと、 農業最大の労苦である除草作業が無くなるとともに、

人と作物に影響のある 農薬散布の害がなくなるというメリットを

求めるグループが背後におり、い わば無農薬の効能と、遺伝子

操作の問題を秤に掛けるという「比較論」のス タンスにいる。

 いま農業を取り巻く環境悪化の原因の一つとして、農薬の使用と

除草の困 難さがある。生産者も消費者も無農薬を希求しながら、

その実ごく少数の農 家が懸命に取り組むだけで、全体としては

結局農薬散布に落ち着いてしまう 現状がある。

勿論農薬にしても、かつてほど強力なものは影を潜めて、低毒
性製剤にはなっているが、コストと労力、それに残留農薬などの面

からもそ の声を無視するわけにはいかない。

 もう一つ、穀物が人や家畜の口に入るのではなく、バイオ・エタノールと
して燃料に用いられることとの競合問題である。このままで行けば面倒

な理 論闘争が待ちかまえる食品よりも、燃料に目的転換したほうが

楽だという考 えである。

その実アメリカの農家は、大豆からトウモロコシに切り替えるこ
とで、かなりの部分バイオ・エタノールにシフトし、そのため大豆価格を始
め、多くの穀物相場が暴騰してきた。

 また人間用の食品としてではなく、「エサとして使用する場合はどうか」
という面でも、いまだに結論が出ていない。ここには「この肉(あるいはタ
マゴ)には遺伝子操作作物は使用していません」というヒト用食品と似た

コ マーシャルの介在がある。

 一方の反対論には、摂取時の毒性以外に、害虫を人為的に見境

無く殺戮す るという、一種の自然環境に対する破壊行為が許されて

いいのかという警告 も後押ししている。

 以上は現実的な問題だが、今後発展途上国を中心に人口の爆発が

いわれて いるが、温暖化気象の招来によって、農耕適地がますます

狭まり、砂漠や荒 れ地かが進行することが懸念されている。

そうした時に、いたずらにこの
「遺伝子操作作物」の是非を巡って、「小田原評定」を続けていいのかとい
う課題が残る。

  発展途上国において、人口爆発に追いつくだけの生産能力の

課題と、耕地 に適した用地の減少、それにチャイナのように、

経済発展により食の改善が 進んで家畜飼育が増大し、ますます

穀物が不足することを念頭に置くことが 必要となってくる。

 今後そうした事態に対応するために、たとえばマングローブの遺伝子を組
み込んだ塩害に強い品種とか、乾燥に強い遺伝子を組み込んだイネ

とか、暑 さに強いコムギやオオムギなど、おそらく各国とも懸命の

開発計画を進めて いるはずで、この点も充分考慮し検討していく

必要があるだろう。

勿論妥協することをよしとする訳にもいかないが、長いスパンで考えて、

何 時かは取り組むべき課題だとすれば、いたずらに「駄目なものは

駄目!」的 な拒否反応を示すことなく、賛否論者とも、冷静且つ

謙虚に実地での検証に 眼と耳を傾けながら、解決の道を模索して

いく必要があるのではないか。


お願い:記載の技術的内容にミスがあれば、ご指摘・ご教示下さい。
 反論の場合もご遠慮なくお寄せ下さい。 中村  

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「遺伝子操作食品(GM-Foods)について、理解を深める」より
  
http://homepage1.nifty.com/amino_acid/home9.htm
 参考文献
  DNA農業  岡田 吉美/著 
 遺伝子組み換え食品  天笠 啓祐/著
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  遺伝子組み換え食品についての賛否

 1.賛成派の主張

(1)遺伝子組み換え作物は食品として安全である。
 OECD(経済協力開発機構)が1993年に出した報告書の中で

述べら れている「遺伝子組み換え作物は、従来(非組み換え)の

作物と基本的に同じ である」という考えが大前提にある。

また、遺伝子を組み換えるに当たって
は性質の明らかな遺伝子を、一般によく知られている農作物に組み

込むので、 安全上予想もしないような事態はほとんど発生しない。

万が一、予想もしな かったような物質が出てきても、現在の安全性

評価の基準においてチェック できるようになっている。

(2)遺伝子組み換え作物は農薬・害虫に強い。
 現在、作物には病気と害虫と雑草という3つの敵がある。

これに対して、 いままでは品種改良という方法をとっていたが、

これは長い時間がかかって しまう。

これに対して組み換え作物は、病気や害虫に強い遺伝子を組み込む
だけで、短い時間で確実に問題が解決できる。

(3)人口爆発による食糧危機の対応策となる。
 組み換え作物は耕地を増やさなくても、害虫や病気に強いものを

作ること によって確実に生産量を増やす事が出来、発展途上国の

食糧問題の解決に大 きく貢献できる.

(4)遺伝子を組み換える事は自然の摂理に反していない。
遺伝子組み換え作物も、科学的にみれば通常の品種改良で行われて

いる事と 同じであり、将来に渡って食料の品質や生産性を高め、

私達の生活を豊かに するためのものであるという点においても、

これまで行なってきた品種改良 と同じものであるといえる。

 よって、遺伝子の組み換えはやり方は違うが今までの改良技術の

考え方の 延長線上にあるものであり、自然の摂理には反していない。


 2.遺伝子組み換え食品、反対派の主張

(1)遺伝子組み換え作物は食品として安全ではない。
遺伝子組み換え作物は人が無理矢理ほかの種類の生物の遺伝子

を植物に組み 込んだものである。

それは自然界には絶対に存在しない植物であり、その点
において従来の作物とは明らかに違うものである。

遺伝子を組み換える事によって、今まで眠っていた遺伝子が目覚め

たり、 逆に遺伝子が働かなくなったりと、いろいろな事が起こる可能性が

あるのだ。
結局、実際に食べたらどうなるかは私達の体で試される事となる。

(2)生態系への影響が懸念される。
 遺伝子組み換え作物は人間が作り出したもので、自然界には

存在しない。
そのため、生態系への影響が問題になっている

組み換え作物は人間のコン トロールを超えてはびこり、植物や

昆虫の生態系を変えてしまう危険性があ る。

(3)人口爆発による食糧危機の対応策にはならない。
 単に収穫量が多いとか、砂漠でも成長できるとか、そういう技術に

依存し ても食糧不足の問題は解決できない。

食糧不足の原因である人口の増加は、
世界の北と南の経済格差、南北問題が主な原因である。

この南北問題を解決 しない限り、食糧不足の問題も解決しない。

(4)遺伝子を組み換える事は自然の摂理に反する。
 自然界には「種の壁」という基本的なルールのもとに成り立っている。

人 間が他の動物とは交配できないのと同じように、大豆は大豆としか

交配でき ない。

だが、遺伝子組み換えは「種の壁」を超える技術である。例えば、大
豆に微生物の遺伝子を切りとって組み込んだり、人工的に作った

遺伝子を組 み込んだりする。理論的には、人間の遺伝子を犬や

猫に組み込み、人間の遺 伝子を持つ犬や猫を作る事も可能である。

 生命の設計図ともいわれる遺伝子を人間が勝手に操作して、

「種の壁」と いうルールを破っても良いのかどうか、現時点では

ほとんど論じられていな い。

(5)特定企業による農業支配が起こる恐れがある。
 現在、遺伝子組み換え作物を開発しているのは先進国の一部の

企業である。
それらの企業は、自分たちが開発した組み換え作物の種子、

販売権、特許な どを持っている。もしこのまま遺伝子組み換え

作物が世界中に広まっていけ ば、これらの企業が世界中の

農業を支配してしまうだろう。
   
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 大事小事ー米島勉日記より
 
http://blog.goo.ne.jp/daijishoji  
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  遺伝子操作の是非を問うー1 <賛成派>
  豚肉をいくら食べてもブタにならない。
                          米島 勉

動植物のDNAの働きの詳細が明らかになるに従い、遺伝子を

人為的に組み 換えて動植物に新しい性質を与えようとする試みが

数多くなされるようにな りました。

動植物の性質を改変する遺伝子の変化は、遺伝子の理解が無かっ
たり貧しかったりした時代には、自然発生的突然変異、世代間品種

改良など で実現していたわけですが、DNAの構造の詳細が明らか

になった今日で、顕 微鏡下の作業でごく短時間に達成されます。

それが遺伝子組み換え技術です。

 遺伝子組み換え技術の実用化の初期に、BTトウモロコシが誕生

しました。
これは、バチラス・チューリンゲンシス(BT菌)という土壌細菌が

出す毒素 が特定の昆虫、とくにガ、チョウ、蚊、カブトムシなどのある

種だけを殺す、 という知見から、この毒素を出す遺伝子部分を、

トウモロコシの遺伝子に組 み込んだものです。

もともとBT菌は,生物性殺虫剤として広く利用されてき
たものですから,その殺虫能力、選択性もよく理解されていました。

この遺 伝子を組み込んだBTトウモロコシ(通称BTコーン)の葉や

茎を昆虫が食べる と昆虫が死ぬことが確認されました。

 この研究が画期的なことは、トウモロコシを植えても害虫に対する

殺虫剤 を散布する必要が無くなるか、回数を減らすことが可能に

なったことです。

 ところが、意外なところから反対の声が上がりました。アメリカの

コーネ ル大学の研究者が、BTコーンの花粉をオオカバマダラと

いうアメリカの典型 的渡り蝶の幼虫に振りかけたら死んでしまった、

と報告したのです(発表は Nature誌だったと記憶しています)。

トウモロコシは風媒花で花粉が広く飛 び散ります。

この報告はBTコーン実用化の出鼻をくじきました。当時、必要
があって私もこの研究の報告者に連絡を試みましたが、すでに

問い合わせが 殺到しており、とうとう連絡が取れませんでした。

 この報告だけが原因ではありませんでしたが。その後日本では

遺伝子組み 換え技術に対する感情的とも云える拒絶反応が起き、

今日にいたるまで遺伝 子組み換え食品に対するアレルギーが

持続しているといっていいでしょう。

 しかし、このBTコーンに関する報告には異論が唱えられるように

なり、研 究者が花粉をオオカバマダラの幼虫に実験室内で無理矢理

大量食べさせたこ とも明らかになり、研究者も実験室内の結果が

野外での結果を予測させるも のではないと注釈をつけて、

その後この騒ぎは沈静化しました。

 その後欧米、とくにアメリカでは大規模農業の必要性からつぎつぎ

と遺伝 子組み換え作物が開発され、実用されています。

 一方、温室効果ガス削減と称して、化石燃料の使用を制限する

動きが、こ こ数年異常に高まっています。

この動きに伴い、自動車ガソリンに植物発酵 によって製造した

エタノールを混入することが行われるようになり、バイオ エタノール

と呼ばれて急速に生産量が伸びています。

 バイオエタノール自体の使用に反対するわけではありませんが、

現実には 食糧や飼料としてのトウモロコシや大豆などの生産を

減らしてでも燃料用バ イオエタノールを生産しようとする動きが

世界的に盛んになり、開発途上国 などでは食糧不足さえ起きて

います。

 日本は大量のトウモロコシや大豆を、主としてアメリカから輸入

していま す。これらの穀物の国内自給率は5%程度です。

ところが日本では遺伝子組 み換え食品に対するアレルギーが

続いているため、日本の商社は「遺伝子 組み換えでない穀物」を

アメリカなどで特別に生産して貰っているのです

 しかし、アメリカの穀倉地帯などの農家には、バイオエタノール

生産の方 が利益が上がり、さらに遺伝子組み換え穀物の方が

生産効率がよいため、日 本向けの遺伝子組み換えでない穀物の

生産を拒否する傾向が出てきました

 それでは、日本人の遺伝子組み換え食品アレルギーは本当に

科学的根拠に 基づいたものなのでしょうか。

どうもそうではないようです。

 最大の誤解は、ヒトが摂取した食品のDNAが、そのままヒトの体内

に取り入 れられるか、ということにあります。

長くなりますから詳細には触れません
が、もっとも明らかなのは、「豚肉をいくら食べてもヒトはブタに

ならない」 という事実です。

ブタの細胞には、ブタをブタとする遺伝子が含まれていま
すが、その遺伝子はそのままヒトの体内に取り込まれることは

ないのです。
そうでなければ、ヒトがブタになった、マグロになってしまいます。

 結局、日本人は根拠のない遺伝子組み換え食品アレルギーで、

高い食品を 買っているのです。

誤解のないように付け加えておきますが、かつて石油を
原料とするタンパク質を食品にしようという動きがあり、これは

発癌性など の安全性に疑問があって沙汰やみになりましたが

これは発癌性物質の混入 が避けられないという事実によったもの

でした。遺伝子組み換え技術とは根 本的に違うのです。

 もういい加減に遺伝子組み換え食品アレルギーから卒業すべきで

はありま せんか。そうしないと、納豆も豆腐も食べられなくなることに

なりかねませ ん。本当に危険なのは過剰な農薬使用と、食品に

添加される化学物質の方で はありませんか。


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 じゅんじゅんの部屋より
  <遺伝子操作作物について>
 
http://firefly26.hp.infoseek.co.jp/tuusin/96tu142.html    
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  遺伝子操作の是非を問うー2 (反対派)

                     じゅんじゅんの部屋より

 「遺伝子操作作物」「遺伝子組み換え食品」を知っていますか。

新しい技 術(バイオテクノロジー)でつくり出された、今までになかった

生物のこと です。

 たとえば"害虫がつかないトウモロコシ"というものが開発されて

います。 トウモロコシは、農薬をまかないとアブラムシなどの虫が

たくさんついて、 収穫がかなり落ちます。

そこで、害虫を殺す毒をつくる細菌から毒素をつく る遺伝子

(細胞の中にある染色体の一部。生きものの設計図にあたる)を取
り出して、トウモロコシの細胞の中に組み込むと、害虫を殺す毒を

つくるト ウモロコシができるわけです。

 同じようにして、"除草剤をまいても枯れない

(雑草だけが枯れる)ダイズ" や、"今までなかったフジ色の

カーネーション"などが開発されています。またこの技術は

"薬をつくる細菌"など、医学の方面にも応用されています。

 ほとんどのトウモロコシは今まで、害虫を殺すために農薬をまいて

育てて きました。この新しいトウモロコシを栽培すれば、農薬の

人体への危険がな くなるし、農薬をまく費用や手間もなくなるの

でよいのではないか、という ことです。みんなはどう思いますか。

 このような遺伝子組み換えの生物について、現在いくつかの不安

な点があ げられています。1つは、「害虫を殺す毒を含むトウモロコシ

を食べても大 丈夫なのか」ということです。

 農水省では「虫の消化管はアルカリ性で、毒(主にタンパク質)が

分解さ れないが、人間の胃は酸性で毒は分解される。

また人間の消化器にはこの毒 がはたらく部分(受容体)がないから

大丈夫」と言っています。しかし実際 に"人体実験"をしたわけでは

ありません。ウサギやネズミで確かめただけで す

 以前アメリカの会社が、ブラジルナッツという豆から「アミノ酸を

たくさ ん作る遺伝子」を取り出してダイズに組み込み、

"アミノ酸をたくさん作る ダイズ"を開発しました。 

ところがブラジルナッツにアレルギーを持っている人がそのダイズを

食べると、アレルギーが出る危険があるそうです。

これ から先、他の食品でも同じような危険があるでしょう。

 もう1つは、今までになかった生物は、自然の中で他の生物に悪い

影響を 及ぼすのではないかという不安です。

害虫(自然の中では「害」虫ではない) を殺す毒を持つ植物が、

他の植物と雑種を作ったりして広がっていくと、そ の虫が生きて

いけなくなったり、さらに別の毒を作るようになってしまうか
もしれません人間などの腸に住んでいる微生物に影響を与える

可能性もあり ます

 このような危険に対して、日本や外国で様々な検査や調査が行われ、

今の ところ危険がないとされているものが、実用化されています。

 現在の日本の法律では、組み換え食品のすべてには表示が義務

づけられて はいないので、みんなも知らないうちにこのような食品を

とっているはずで す。

 今 地球に住んでいる生きものは、何億年もの時間をかけて、ゆっくり

変 化(進化)しながら、今の姿かたちになってきたものです。

人間が短い時間 の間に人工的に作り出した新しい生きものが、

人間や自然の生きものに対し てどんな影響を及ぼすのか、

たかだか数年間調べただけで「わかる」と言い 切れる方が、

Yには不思議です。

 それでも「食糧危機に備えるため」とか「農薬を使わないように」とか、
根拠のある理由を挙げて、遺伝子組み換え食物の開発は進められて

います。
これに対してスイスのように、遺伝子組み換え作物の開発を禁止する

かどう かで国民投票をした国もあります

結果は「禁止しない」ことになった)。
今は色々な人が議論するべき時期ではないかと、Yは考えています。

 いつも言っていますが、これもみんなの将来に直接関わる問題です。い
つか新聞やニュースなどを見たとき、内容が少しでもわかるようになって
くれたら……と思います。

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          <1月特別号3編集後記>
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 前号で取り上げた「界面活性剤」の害は、いわば「必要悪」のような

形で、 関連大企業は使用している。

マスコミも大事なスポンサーだから、例によ って黙りを決め込む。

原発問題にしても、政府が批判に及び腰だから、中々 前には

進まない。ここで温暖化問題に絡めて論議しないと前に進まないだろ
う。
 「遺伝子操作」の問題にしても、自給率が低くてほとんど100%

輸入に 頼っている我が国の場合、これに反対しているEU諸国とは

比較にならない ほど弱い立場にいる。

まことに悩ましい問題ではある。
 政治の世界でも、この際ガソリン税を廃止するか継続するかで

大いに紛糾 するだろうが、日本が内向きにになることがいいのか

悪いのか、いくら「正 論」を言っても選挙で負ければそれまで

福田VS小沢という組み合わせでは、 今年も相変わらず、

悩みの多い年になりそうだ。これも安部さんの

足を引っ張 り続けたマスコミ、それに自民内部の抵抗勢力。

安部さん、言語能力を叩き直 して、楽天主義の衣を纏い、再出馬して

下さいよ!  〔中村)
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           <1月縄文塾告知板>
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       1月広島雑学アカデミー例会の案内

 ・日 時:1月30日(水)18:30~21:00
 ・場 所:アステールプラザ4F「中会議室」
 ・講 師及びテーマ
  ・佐藤博子氏 「新しい社会の子育て」
  ・槙田千鶴枝氏 「謎の女王 卑弥呼」
 ・会 費:1500円(懇談会飲み物・茶菓子代含む)
 ・出欠連絡:要りません。
 ・問い合わせ等連絡先:事務局 島田
  TEL.FAX:082-892-4735
e-mail:shimada.hyouji@nifty.com