防衛汚職を生んだ過度の武器輸出禁止政策  (重要) | 日本のお姉さん

防衛汚職を生んだ過度の武器輸出禁止政策  (重要)

ようちゃん、おすすめ記事。↓

縄文塾通信 <1月「特集号-2」(283号)>

防衛汚職を生んだ過度の武器輸出禁止政策
                         大礒 正美

 防衛省事務次官による長年の汚職継続は、(?)という欺瞞
の政策に遠因を求めることができる。

 知る人ぞ知る。しかし、それを遠回しに指摘したのがボーイング・ジャパンの前社長ロバート・オアー氏だった上に、インタビューを掲載したのが、とりわけクラスター弾など対人兵器を目の敵にしている毎日新聞だったので、余計にその囲み記事が目を引いた(12月17日朝刊)。

 オアー前社長は、ボーイングの戦闘ヘリ「アパッチ」は米国で1機3千万ドル(約33億円)だが、日本ではライセンス生産しようとしたため、1機2億ドルを超えてしまったと数字を出している。

 実際、防衛庁がこれまでに調達した10機の価格は60~83億円だったが、わずか13機で打ち切ることになったため、生産設備などの減価償却分を残の3機に乗せる必要が生じ、1機216億円と跳ね上がった。

 さすがにこのバカらしさが報道されたあと、財務省は来年度予算では認められないと通告せざるを得なくなった。

 オアー氏は、日本が「兵器のライセンス生産に頼りすぎている」からこんな事態に追い込まれるのであり、その無駄な防衛費を当てにする防衛産業や商社と防衛官僚が癒着する構図が生まれる、と言っているのである。

 ではなぜライセンス生産にこだわるのか。もちろん、そうしないと兵器の技術を維持できないし、防衛産業自体が縮小し続けるからだ。

 そういう悪循環を作り出したのが、「武器輸出三原則」という政策である。憲法による制約でもなんでもない。理屈では説明できない自虐的自粛の最たるものだ。

 佐藤政権時代の1967(昭和42)年に打ち出された三原則は、
(1)対共産圏、
(2)国連の武器禁輸決議の相手国、
(3)国際紛争当事国またはその恐れのある相手先、の3カテゴリーには
  武器を輸出しないというものだった。

 これは、現在でも通用するような基準であって、それなりの合理性を持っていたと言えよう。

 しかし、その9年後の76(昭和51)年に、三木政権が何を思ったか、3カテゴリー以外への武器輸出を「慎む」、かつ武器製造関連設備も武器に準じた扱いとすることにエスカレートさせ、事実上、武器輸出は完全禁止にされてしまったのである

 これほど愚かな「政策」決定はめったにないだろう。この禁止令で「武器」とは「軍隊が使用するものであって、直接戦闘の用に供されるもの」と定義されている。

 しかし、自粛は官僚の裁量によって際限なく強められていく。絶えず自己の権限を拡大しようとする習性があるからだ。

 最近では、ボーイング767旅客機の胴体部分を製造する日本企業が、窓
のない貨物専用767の胴体パネルを受注したが、それだと軍用の貨物機に
転用される「恐れ」があるとして、行政から待ったをかけられたという例がある。

 この話は、日本側で窓を開けて輸出し、ボーイング本社はそれをまた塞いで完成機にしたと伝えられている。

 同じように、海賊被害に悩む東南アジアに中古の巡視船を供与する案が浮上したが、相手国が軍の用に供する「恐れ」があるということで、結局は立ち消えになってしまった。消防用に引き合いの多かった水陸両用艇US-1も同じだ。

 「恐れ」や「可能性」を理由にするなら、日本製の小型トラックはすべて輸出できないはずだ。中東やアフリカの紛争地域で、非正規兵が日本ブランドの小型トラックの荷台に重機関銃を固定して、走り回っている映像をよく見かける。つまり、テロリストや私兵に売るのは野放しで、彼らと戦う政府軍には頼まれても売ることができない。これほどバカな話が他にあるだろうか。

 同じように、日本は「民生用」のライフルと散弾銃の主要輸出国である。国内では銃所持の規制を強化せよなどと騒いでいるが、実は「小型武器」という国際定義で世界第9位の輸出国にランクされているという(2004年)。

 現に、大手メーカーのホームページでは、米国市場で同社の上下二連銃はシェア40%だと誇示している。

 民生用であればいくらでも輸出でき、それが相手国でどんな犯罪に使われようと売る方の関知するところではない、しかし取り締まる側には自粛して売らない、というのである。

 この超弩級の矛盾を解消するのは非常に簡単であって、憲法改正とも集団的自衛権とも関係ない。政策の変更ですむ話である。すなわち、佐藤政権の当初の三原則に帰ること、そしてその第(1)項を「国連加盟国の正規軍または准正規軍以外の場合」というように変更する。(2)と(3)はそのままでいい。

 この新三原則で、世界の常識に戻ることができる。アメリカにだけは武器「技術」を供与できるとか(中曽根内閣)、ミサイル防衛(MD)についてだけ共同開発・生産を例外とするとか(小泉内閣)、小手先の修正で対処する必要もなくなる。

 民主党の小沢一郎代表はもともと国連決議を錦の御旗と考える立場だから、国連決議に基づき、かつ自主的な政治判断に従って、外国の「軍」に対し武器、技術、製造設備、共同研究・開発を提供できるというのは、何の反対もないはずだ。

 オアー氏の言うように、直ちに戦車やミサイルを輸出するのではなく、「部品の輸出や多国間の共同開発に道を開かなければ、自国の防衛産業を健全に育てることはできない」。

 そうしないなら防衛汚職の種は永遠に尽きまじ、という警告である。

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 日本戦略の研究会 <日本再興> (07/12/7)通算第449号より転載
http://www.geocities.jp/si6376/  
 (本号には、中村の論文より 「中華帝国を覆う特大のディレンマ(6)」を掲載しています。同論文の全文を読みたい方は中村まで…。

    <中村のコメント>
 すべてが大合唱するときには、疑って掛かるというのが性分、温暖化の進行は認めるとして、すべて人為だとする考えは、迂闊に肯定できません。こに至るまで批判的論評をことごとく封殺してきた背景を考慮しないわけには参りません。単位当たりヨーロッパ諸国の半分しか排出しない日本の数値目標が、いかに過酷か、なぜそんないい加減なものを批准して苦しむのか、次第にはっきりしてくるでしょう。 
 
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日本民族は、地球環境改変より前に注力することがある、
     エネルギーと食糧対策だ
                          菅 貞蔵 

 温暖化対策(地球温暖化防止)と称して、地球環境を改変しようとする運動が、世界各地で広まって来ようとしています。先般の「京都会議」の流れを引き継ぐものであります。

 物体特に流動する分子(気体と液体、具体的には気流と海流)は、温度が上昇すれば、運動が確実に活発化します。これが、気象変化の速度を速め、想定外の激動する環境を惹起すると申せます。

 ところで地球は、生成以来46億年と言われています。その間、灼熱(極めて高温)の時代もあれば、一面が「氷」に覆われた超低温の時代もありました。巨大隕石の激突によって、恐竜その他の多くの動植物が、死滅に瀕した時代もあったと推測されています。

 地球上の全生物は、気温の変化を含む環境の激変に、自分自身の体質を変化させ・対応させつつ、生き延びて来ました。

 数百万年以前に誕生した人類が、地球終焉と言われている45億年後と比較して、今後、△△億年先まで生き続けるつもりか不明ですが・・・。人間だけが、数%の炭酸ガス削減対策程度の「小手先手法」によって、地球環境を現状に据え置く効果があるとでも、自負しているのですか?

 China では、後半の中村忠之氏の論文にあるように、「水」が大問題となって来ています。日本の場合は、中東の石油争奪戦が激化し、極めて高い確率で、「エネルギーと食糧」の不足が、ネックとなります。

 国会議員の大多数及び、次期選挙で当選を狙っている連中は、目先の選挙のことで、頭の中が一杯であります。従って、日本の将来の最重要問題である「エネルギーと食糧」に対して、抜本的且つ具体的な対応策を、殆ど提示できておりません。

 日本国家と日本民族にとって、次期選挙の結果は、世界という大局の観点に立てば、大問題ではありません(むしろ些細なことであります)。地球環境を心配する前に、「エネルギーと食糧」の枯渇対策を立てて、具体的な実施が緊急の課題であります。「エネルギーと食糧」不足は、日本の壊滅・崩壊に直結します。

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日本教文社「理想世界」2007年11月号より転載。
(著者プロフィール)
真弓定夫 まゆみさだお。昭和6年生まれ。東京医科歯科大学卒。
49年、武蔵野市吉祥寺に真弓小児科医院を開設し、自然流子育てを提唱。著書に「自然流育児のすすめ」(地湧社)など多数。

   <中村のコメント>
 本論文を読んだ旧制中学時代の友人A君から、是非にといって送ってくれました。こうした事例として、いたずらに恐怖心を煽って他のビジネスに誘導するケースもあり、試しに「界面活性剤」をネット検索してみました。
 ところが無数といえるほどこの害を説いている事実に遭遇、またマスコミはスポンサーに不利な事実は隠蔽するということもあって、紹介させていただくことになりました。なおこの「界面活性剤」にはいくつか種類があり、毒性にも差があることも知りました。各自の判断と研究をお願いします。また反論があれば是非お寄せ下さい。
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   人工化学物質と少子化
                        真弓 定夫

少子化が話題に上がるようになって久しくなりますが、一向に改善の
きざしはみられません。小児科医として私見を申し上げれば、少子化
の要因のひとつである「経皮毒」に対する配慮が、あまりにも欠けて
いることにもっと眼を向けなければならないと考えています。

私が医学生の頃には、皮膚からは人工化学物質はほとんど侵入しないと
教えられていました。それからわずか50年、さまざまな化学物質が
皮膚から身体に入るようになりました。その中で身体に悪影響を及ぼす
もの、それが経皮毒です。

わずか50年の間に、このような状況がもたらされたのは何故でしょうか。
人類が地球上に誕生してから、近年まで経験したことのないさまざまな
人工化学物質が開発され、日常生活に用いられるようになったからです。そのうち、経皮毒にもっともかかわりの深い化学物質は、界面活性剤と農薬、とくに界面活性剤です。

ここで、これらの化学物質が使用されている日用品を列挙しておきまし
ょう。ボディソープ・シャンプー・リンス・入浴剤・風呂洗い用洗剤・
洗濯用洗剤・台所用洗剤・歯磨き剤・マウスウォッシュ・スキンケア用
品・髪剤・漂白剤・柔軟剤・殺虫剤・防菌剤・抗カビ剤・抗ダニ剤・芳
香剤・防水スプレーなどきわめて多岐にわたります。

申し上げるまでもありませんが、これらはすべて、私たちが子どもの頃
には全く使われていなかったものばかりです。

そこからわかることは、身体側の対応は、経口侵入物質・経鼻侵入物質にくらべて、経皮侵入物質に対してまだ十分に対応がなされていないということです。

したがって、皮膚から入った人工化学物質は、経口経由、経鼻経由のものにくらべて排出されにくく、10日経っても10%も排出されないので、蓄積作用があります。それは妊婦を通じて胎児に引き継がれる可能性があります。つまり、「経世代毒性物質」でもあるのです。

また、経皮毒は身体の部位によって吸収率が全く異なります。腕の内側の吸収率を1とすると、頭は3.5倍、額は6倍、顎は13倍、背中は17倍、性器は42倍にもなります。

成人男性が過量の経皮毒にさらされると、精子の数や活動に影響が及びます。妊娠可能の成人女性が過度の経皮毒にさらされると、受胎しにくくなります。妊婦が過量の経皮毒にさらされると、流早死産、奇形児など、さまざまな影響が胎児の及ぶと考えられます

30年ほど前に、石けんメーカーの宣伝によって「朝シャン」がすすめられた時期がありました。少・中学生が朝食もそこそこに、シャンプーで洗髪してから登校する習慣がつきました。そうした子どもたちが、いま親になってシャンプーで髪を洗っています。さらに自分の子どもたちもシャンプーで洗髪して、子どもの健康を損ねているのが現状です。

もっとおそろしいのは、赤ちゃんの全身をボディシャンプーで洗っていることです。生まれた直後から、生殖器に悪影響が及ぼされていることになります。

きれいにしていただきたいのは、皮膚の汚れではありません。巷に氾濫する経済性を優先した、過った情報によって洗脳されてしまっているご自分の中の汚染を取り除き、それを子どもにも伝えていただきたいものです。

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 JOG Wing ■ 国際派日本人の情報ファイル■より、伊勢 雅臣先生のご文を転載しました。

   <中村のコメント>
 つねずね伊勢先生の卓見と深い洞察力、それに広範な知識には、深甚な敬意を払っています。ちょうど今『縄文が世界を救う!』という集大成?に取り組んでおり、その中でアニメ・マンガも取り上げているので、大いに参考になりました。一部引用を考えています。
 特に今年は、明るい話題を中心に書く予定ですが、明るいニュースはどうもマスコミが敬遠しています。これからも出来るだけ、日本のJ・ポップという新しいジャンルの勉強をしていきたいと思っています。
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日本のマンガが地球を救う!?
伊勢 雅臣

毎年夏に名古屋で開催される「世界コスプレサミット」は、日本のマンガ、アニメの世界的な人気ぶりを如実に表すイベントだ。

昨年夏は5回目で、独、伊、仏、スペイン、デンマーク、中国、韓国、タイ、シンガポール、メキシコ、ブラジル、日本の計12カ国が参加し、各国代表が2人1組で、衣装やパフォーマンスを競い合った。[1]

「各国の演技を見て驚かされるのは、マンガに関する豊富な知識と、流
暢(りゅうちょう)な日本語」と、サミットを主催するテレビ愛知の加藤万理さん。

今年優勝した仏代表は珠黎(しゅれい)こうゆさんのマンガ「ALICHINO(アリキーノ)」のコスプレで、「ガンダム」「ドラゴンボール」「デスノート」など日本 の名作のパロディーを披露。約1万人の日本人ファンを沸 かせた。

京都精華大学マンガ学部長の牧野圭一氏は、日本のマンガの魅力には、「森羅万象に神が宿るという日本固有の精神性が下地になっている」と指摘する。

「偶像崇拝を禁止する一神教と異なり、日本は神様や神獣も自在に造形、擬人化する国。そんな寛容な風土がストーリーやキャラクターの自由な表現を可能にしているのではないか」

例えば、欧米の悪魔といえば、人間にとって恐ろしい存在だが、日本の鬼や天狗(てんぐ)や閻魔(えんま)大王は、どことなく人間くさい存在として描かれる。「怖いものも決して排除しない。愛嬌(あいきょう)のあるキャラクターにしてしまう」。それは共生の思想といえるかもし れない。 ・・・「マンガを通して、世界の人々は知らず知らずのうち、日本の精神文化のとりこになっている」

イギリスの文明史家アーノルド・トインビーは、伊勢神宮を訪れた際に、「この聖地において、私はあらゆる宗教の根底をなす統一的なるものを感ずる」と書き記した。

「あらゆる宗教の根底をなす統一的なるもの」とは何か。あらゆる「生きとし生けるもの」を生み出した自然に対する畏敬の念、共生の思想ではないか。マンガに現れた日本の精神文化を通じて、自然に対する畏敬の念と共生の思想を持つことが、地球環境危機を乗り越える出発点であろう。

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日本のお姉さんの意見。↓

石油でできたシャンプー、リンスで髪を洗い、

石油でできたボディーシャンプーで、産湯を使い、

若いときから髪を染め、白髪ができたら真っ黒に染め、

お風呂にも石油でできた

入浴剤を入れて、毎日どっぷり人工化学物質に

浸り、カビ取りやら、ハイターやら、石油でできた

合成洗剤で服を洗って蛍光剤で真っ白にし、

トイレにも、変な色水を使って流し、体に直接何でできているのか

わからない香水を振り掛ける。化粧だって、本当に肌にいいのか

よくわかりません。自然の材料だけで作られた化粧品ならいいと

思うけど。

そんな風に、自分にも自然にも優しくない日本人に世界が救えるか?

と、思う日本のお姉さんでした。

日本マンガでは、最後には先祖の霊とか出てきて

主人公を助ける。ハリーポッターなどは、日本のマンガの影響を

受けているかもね。困った時に、お父さんの霊が出てきて

ハリーを助けていたから。この世界の自然は、人間が管理しないと

いけない。日本のマンガの思想では救えないですね。

地球の汚染を霊がなんとかしてくれるわけがないです。人間が

心を入れ替えて、汚さないようにしないといけないのです。

カミカゼも吹きやしなかったから、アメリカとの戦争に負けたし、

日本人が神に祈っても、戦争にはボロ負けしたから、

日本の神がいるなら、日本の神はめちゃめちゃ

弱いということですなあ。戦争に神を持ち出してきても、勝てません。

ちゃんと、良い計画を立てて敵を叩くことができる大将がいないと

勝てません。人間が資本です。環境問題もそうです。人間の

考え方を改造しないと、日本は美しくなりません。草木を

引っこ抜いて、落ち葉を掃き清めて、砂漠化している公園や

コンクリートであちこち固めてしまった人工的な公園しか

美しいと感じない日本人になってしまったら、ダメですね。

まず、日本人から、自分の体と自然を大事にして、生き方を

変えないと、外国にいいことばかり言っても、説得力が無いでしょう。


でも、日本人の省エネの技術は、すごいと思う。