メイル・マガジン「頂門の一針」 より | 日本のお姉さん

メイル・マガジン「頂門の一針」 より

ようちゃん、おすすめ記事。↓

□■■□─解散総選挙ありやなしや:平井修一□■■□
「相手の厭がることはやらない方がいいでしょう」という、信じられな
いほどの対中軟弱=チャイナスクール外交を宣言した福田総理だが、衆
院の解散総選挙はするのだろうか。

素人考えだが、解散総選挙したところで絶対に与党は現在の3分の2

議席 は維持できないだろう。

国益よりも私益、我慢よりもバラマキ大好きな選挙民は、テロ対策や

国 際社会でのプレゼンス、子供たちへの徳育より、減税やら年金

やら手当 てやら賞味期限のほうがはるかに大事なのだから、

自民党には票を入れ ない。

先の参院選で、多数決民主主義のもと、良識のあるとされる選挙民は
「生活第一」の民主党を選んだのだから、民主党がよほどの失態を

見せ ない限りは自民党に追い風は吹かない。

それが分かっているのだから解散総選挙はあり得ないと、福田総理

風に 言えばこうだ。

「無駄なことは止めましょうよ、だってそうでしょ、総選挙で勝っても
参院はあと3年間は現状維持ですしね、ネジレが解消されるはず

もないん ですから。

それにですよ、総選挙をすれば1000億円の税金が使われるわけ

ですよ。
歳出削減で爪に火をともすように厳しい予算を組んでおり、国民の

皆様 の血税を無駄な・・・、いや、民意を聞くというのはそれは

それで大事 ですよ、その方法は選挙だけじゃないでしょ。

やらないでもすむならや
らない方がいいんじゃないですか」

民主党は追い風が吹いているうちに解散総選挙にもちこみたい。

福田総 理は容共左派=リベラル的だが、いくらなんでも民主党に

手を貸すほど の愚策はとらないのではないか。

民主党は選挙モードに入っており、正月から共産党系の労働組合に

まで 挨拶回りをしている。わが長女の証言。

「組合の旗開きっていうのに動員されたんだけどね、スペシャルゲスト
が来るっていうの。カンナオトっていう人が来てね、みんな一緒に並ん
でうれしそうに写真を撮っていたけど、この人誰?」

長女の天然呆けもすごいが、菅直人曰く「新テロ特措法が衆院の

3分の2 条項で再議決されてしまった、アフガニスタンには油では

なく井戸掘り などの民生支援が必要であり、次の総選挙では

民主党をぜひ勝たせてほ しい。政党は違うが、こういう機会を増やし、

共産党との共闘も進めて 行きたい」。

民主党は臨戦態勢なんだなあ、自民党は遅れをとっているのでは

ないかと思うが、自民党にとって解散総選挙はどんなメリットがある

のか、専 門家や玄人筋からご教授いただきたいものである。



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米国女性と男性の働き方
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            前田 正晶

女性は良く働く:

クリントンが優勢でなくて良かったなと思う今日この頃です。以前にも
言った気がしますが、民主党から大統領が出ることとクリントンが選ば
れることは、我が国にとって"bad news"以外の何物でもないと思ってい
ます。理由は数々あります。

 !)20年以上も彼らアメリカ人の中で(彼らのために)仕事をして、多
くの女性をco-workerとしてきた身には、アメリカの女性がどういうもの
かが身にしみているからです。さらにそこにいれば、同僚の奥方たちと
も否応なくつき合うことが多いのです。

これだけでは何の説明にもなっていません。私にとって彼女たちの尊敬
すべき存在であり、その優れた能力と努力、男性を凌ぐ体力等をイヤと
言うほど認識させられました。

 !)は男性と違って妥協を許さず自己主張が強く、直感力があり、正義
を重んじ、無駄な屁理屈を言わない、駄目なものは駄目と厳しく追及し
てくる等の厳しさは、あの中にいないと経験できません。

Ladies first"等というのはとんだお為ごかしですが、女性の男に対する
「負けるものか」という良い意味での対抗意識の強烈さに対しては、こ
ちらが余程しっかりしていないと対抗できず仕事になりません。

女性に対して礼儀正しく、謙譲語や敬語がない英語の言葉に気を遣い、
且つセクシャル・ハラスメントにならないように努めることがどれほど
大変かは、経験しないと解らないかも知れません。現に訴訟されて負け
た大企業があったではありませんか。

 !)おそらくヒラリー・クリントンはかなり真面目で頭脳明晰で立派な
教養人である政治家なのでしょう。我が国のように男性を立てるとか一
歩引いてという考え方を取らないでしょう。

そのような姿勢で真っ向から当たってこられた場合に、対抗するのがど
れだけ大変かは、そういう男女対等の文化がまだ発展途上の

我が国では 想像しにくいかと危惧します。

 !)民主党がどういう政党かは、8年間のビル・クリントン時代に何があ
ったかを思い出せば解ることです。彼が考える自国と自己にとって都合
がよいことを真っ向から実施しようとしました。スーパー301等を日本に
適用すると言いました。その女性版が登場するということです。

 !)では、その代わりにもしもオバマ氏が選ばれたとして、基本的に民
主党大統領であることは変わらないでしょう。ヒラリー・クリントンで
なかっただけかも知れません。

だが、以上はどう考えてもアメリカ人が忌み嫌う感情論の域を出ていま
せん。物事の核心の周りを回っているだけかも知れません。

それに私には政治などを論ずる資格も経験も能力もなく、ただ単にアメ
リカの大手企業での経験を語っただけです。これから先どうなるかは"It
remains to be seen."等ということだと思います。

女性はどれほど働くか:

我が本社のdivisionでは受注・生産計画・発送・在庫管理等の後方支援
の事務は全て女性2人で管理。2人だけですよ!

毎月20日で全世界からの 受注を締めると、何日か後に工場で

生産計画を立てる会議があります。
その会議は朝8時から。

彼女らはそれに200km離れたCHQ(=本社をこう言います)から参加。

1台 の社内電話が付いた車で行きます。

当時としては大変な好待遇です。私 も何度か参加させられました。

本社を5時(朝です)に出発して途中でフリーウエイを降りて朝飯。

8時 前に工場に到着して12時までに会議を終えて昼食。

そのまま一路本社へ。
午後3時頃から何事もなかったような顔で仕事を再開して残業も

厭いませ ん。

この内の1人は派遣の秘書からの転身でマネージャーに昇進。

こちらから のOrder entryが1日でも遅れると、天が降ってきたように

厳しく言いま す。うっかり、このお客の揚げ地は毎月同じだから

心得ているだろうと 考えて記入しないと、エントリー不備と

突っ返してきます。

これに耐えた十数年。褒めて貰いたいです。だが、彼女らに"Quick
response"を叩き込んだのはこの私。教える相手を間違いました。

だが、
これこそが「こういう仕事には女性が絶対に最適」と抜擢した

副社長兼 事業本部長の慧眼と度量を褒めるべきでしょう。

ご存知の向きもあると思いますが、アメリカでは雇用機会均等法があっ
て男女同一労働です。これすなわち、労働組合員は女性も3交代の

勤務 で深夜番にもでます。

製紙工場の現場で女性がうなりを挙げてリフト・ トラックを

運転しているのを初めて見た時はその力強さにビックリでし た。

でも、ご安心下さい。女性全部がこうではありません。当然です。

優し く男を取り扱ってくれる心優しき女性もいますから。

ヒラリー・クリン トンもそういう女性であって欲しいものです。

如何ですか、アメリカの会社に転進されてこういう人たちと渡り

合って みませんか?言うまでもないことですが、

私はヒラリー・クリントンを 支持しません。

女性だからではありません。単純に嫌いなだけです。

男性だった良く働く:

アメリカまで2泊3日の出張:アメリカの会社では、当然のことですが全
ての行動計画は彼らの体力と身体能力に基に設定されます。これは

我々 の限られた能力(知力ではない、念のため)では極めて苛酷

ですが、そ んな泣き言を言えば「では辞めて貰おう」となる

危険性が極めて高いで しょう。

こういうことがありました。欧州出張中だった日本での最大の得意先の
担当部長と技術担当の部長格のお二人が、突如予定を変更してその

週中 にワシントン州の本社に回って、欧州で持ち上がった件の

関連問題を相 談したいと言ってこられました。

(こういうのを"short notice"と言う のですが)要するに

当事者兼通訳が必要なのです。

折悪しくその時は東京事務所では財界有名人をお招きして勉強会が

開催 されていました。私はその中の一日を午前中だけで

抜け出して箱崎にタ クシーで。そして午後3時頃のフライトで

シアトルに。同じ日付の朝8時 に到着。

空港から本社に直行しビル内のジムで(自社ビルですから)シャワー

と 髭剃りを終えて、10時にお客様が副社長たちと雑談中の

会議室に「遅く なりました」と参加。彼らは今東京から到着したとは

知りません。後で そう聞いて驚いて頂けました。

早速会議には入り昼食を終えて200km南の工場へ。ホテルに

チェックイン して今度は工場長宅で工場幹部を交えて団らんの夕食会。

翌朝は8時前に 工場入りして工場視察と見学(Mill tourと言います)

とその問題の会議 が昼食を終えるまで続きました。

一休みする間もなく今度はシアトルに 向かって出発。

約3時間のドライブ。

シアトル市内のホテルにチェックイン、普段着に着替えて当時のキング
・ドームに向かい、7時からマリナーズの野球見物。夕食は球場内のボッ
クス・シートに準備されていたバフェーを野球観戦しながらenjoy。

試合終了が11時30分。ホテルに戻ったのが何時か考えて

見てください。
なお、ここまでの行程を前日の会議に出席していた開発担当の中央

研究 所の主任研究員がドライヴ。

これもかなりな重労働でした。私は正当な 理由があって

運転免許証を取ったことがありませんので。

翌朝は空港でお客様をお見送り。そのまま私は本社に行って副社長

以下 と会議。そして12時45分のフライトで帰国。

「もう一晩泊まらせても良 いが、このためだけに来て直ぐ帰ったとの

印象を強く与えるためだ。こ こは辛抱してくれ」というのが

副社長の説明。確かに帰京してお客様に は大いに感謝はされ

ましたが。

1泊3日の出張:

上記の例よりもきつかった経験がありました。それはと言えば、本社か
ら日曜日に帰国して出社した月曜日早朝に他の大得意先から

「無理は承 知で頼むのだが、急に予定変更してアメリカの原紙

メーカーの環境対策 を調査したいと、最も厳しい食品関係の団体が

要求しておられるから明 後日にシアトルに行って欲しい」とのご依頼。

これも上と同様のアテンドの必要性。この時はシアトル空港で到着した
その日の朝にその欧州から回ってこられた団体を受けて、そのまま

本社 へ。夕刻まで会議の後クルージング・ディナーにご招待して

シアトル一 泊。

翌朝空港までお供してそのまま同じ飛行機で帰国。これも「あなた

方の ため」を強く印象づける意図もあったものの、

東京でも予定が立て込ん でいたので、帰国せざるを得なかった

のです。彼らの世界にいれば、こ の程度を辛いと言うようでは

やって行かれません。

アメリカ人だって働きます:

本社の技術サーヴィス担当マネージャーを重大な品質問題が突発した

の で、出張中のオーストラリアから呼び寄せました。彼は夜行のフライト
で大阪入りしてその日のうちに問題を処理して、また夜行でオーストラ
リアに戻りました。

お客に感謝されて「大変でしょう」と言われて「別に」と一言。彼は私
には「こういう緊急事態に対応していくことが"job security"増進であ
る。副社長に直ぐ報告してくれ」と言い ました。

すなわち、事故発生は「自分の存在意義が増して職が

安全に確保される」 という意味です。

すなわち、彼の仕事の一部は“事故発生対応”である
ので、クレームがなくなれば職を失いかねないのです。
  011108



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話 の 福 袋
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 ◎ 中国トラック事情:過積載による排気ガス汚染、米国の130倍

【大紀元日本12月19日】トラックは流通経済が発展する上で重要である
が、中国の1千万台以上のトラックが排気ガスを吐き出し、毎日数億人を
煤煙の中に晒している。さらに、中国のトラックは燃費が悪く、排気ガ
ス汚染は米国の130倍。中国は米国に代わり世界一の温暖化ガス

排出国と なった。

ニューヨークタイムズ(12月8日付)広州報道によると、毎日、大量の荷
物を積載したトラックが轟音をあげ、排気ガスを残し主要都市に向かっ
て走る。明け方になると一晩中窓を開けていた民家の中は真っ黒いディ
ーゼルの煙で覆われてしまうという。

中国のディーゼル油は価格が安く、トラックに比べ汚染が少ない汽車よ
りも輸送コストが少なくて済む。中国の商用大型貨物トラックの販売数
は米国よりもはるかに多く、2000年から大型トラックの販売数は6倍増加
しており、また一般車両も7倍増加している。

世界銀行の報告によれば、これらが造り出す各問題としては中国都市

部 での交通渋滞を含め、人々は汚染により呼吸困難になり、毎年

数十万人 が心臓と肺部の疾患が原因で死亡しているという。

海外の専門家は、数億人もの中国人が毎日汚染された煙にさらされ、

命 に関わるような煤と煙の中で仕事をしているようなものだと

指摘してい る。