育児を放棄する「ネグレクト」(保護の怠慢ないし拒否)は38.5%の1万4365件 | 日本のお姉さん

育児を放棄する「ネグレクト」(保護の怠慢ないし拒否)は38.5%の1万4365件

幼い長男(5)と三男(当時1)を自宅に1か月以上置き去りにし、三男を死亡させて死体を遺棄したとして、母親に懲役15年の判決が下された。生き延びた長男は生の米や生ゴミ、冷蔵庫にあったマヨネーズで飢えを凌いでいた。2人とも「死んでいる」と思って自宅に帰った母親に、長男はそれでも、「ママ遅いよ」と駆け寄った。

「ママ、遅いよ」と駆け寄る長男の哀れ

苫小牧市の自宅に幼い長男と三男を1か月以上放置し、三男を死亡させて遺体を遺棄したとして、殺人と死体遺棄、保護責任者遺棄の罪に問われた無職・山崎愛美被告(21)の判決公判(杉浦正樹裁判長)が2007年12月18日、札幌地裁室蘭支部でひらかれ、懲役15年(求刑懲役20年)が言い渡された。裁判長が「幼い兄弟の飢えと苦痛は想像を絶する。計画的で非情で残酷な犯行」とまで形容した、「置き去り」のおぞましい実情とはどんなものだったのか。弁護側は「(被告の)不幸な生い立ちや、経済的な困窮」を挙げて情状酌量を求めていたが、判決や各紙の報道などから見える事件の実態はまさしく「地獄絵図」である。

事件は山崎被告が06年10月30日、自宅に鍵をかけた時から始まる。山崎被告は長男と三男の存在を疎ましく思い、部屋に放置して餓死させることを考えた。山崎被告はチャーハンを食べさせたあと、12月初旬まで交際相手の家に行ったままで2人を放置。1か月間以上あとに再び自宅の鍵を開けるまで、2人の幼子は飢えのなかで苦しんでいた。幼い三男は餓死したが、長男は生の米や生ゴミ、冷蔵庫にあったマヨネーズを食べて命をつないでいたという。

山崎被告は裁判のなかで、長男が生きていることに驚き、長男は「ママ、遅いよ」と駆け寄ってきたと証言している。その後、山崎被告は三男の遺体を交際相手の家にある物置に遺棄した。自分を放置したにも係らず「ママ、遅いよ」と駆け寄る長男の姿はなんとも哀れだ。しかし、生きていた長男にとっては、弟の遺体を横に生活した体験は地獄ともいえる。

「(死んだ三男の)口の中に虫いっぱい入ってた」

2007年6月8日の毎日新聞(北海道版)では、山崎被告の母(46)に対して行った取材のなかで明らかになった、事件後に長男が発したとされる言葉を次のように紹介している。

「ママ怖い」「そら(青空)、動かない(編注:『そら』は三男の名前)」「口の中に虫いっぱい入ってた。ママ取ってた」「ビニールかぶせた。口にガムテープ張った」。長男は青空ちゃんの傷んだ遺体を愛美被告が隠そうとする様子を見ていたとみられる

事件後には山崎被告が書き込んでいたと見られる携帯電話サイトがインターネット上で大きな話題を呼んでいた。そこには、

「あなたに逢えて、本当によかった(ハート)幸せ(ハート)愛してる(ハート)心から本当にそう思うよ(ハート)もぅ離さないでね」

と書かれていた。2人の幼子に向けたものではないことだけは確かだ。

厚生労働省が公表している児童相談所への児童虐待相談件数(2006年度)は3万7323件。そのうち育児を放棄する「ネグレクト」(保護の怠慢ないし拒否)は38.5%の1万4365件にも上る。

http://www.j-cast.com/2007/12/18014717.html

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日本のお姉さんの意見。↓

児童を虐待、もしくは保護の拒否をする親からは

強制的に子供を取り上げて、ちゃんと子供を世話する家族に

養子に出してしまう方がいいのではないか。

マヨネーズで飢えをしのんでいた子が

それでも、親を慕って駆け寄る姿なんて、想像するだけで

本当にかわいそうで泣けてくる。

体罰を加えても、親が愛しているから叱るのだとちゃんと分からせて

おけばいいのだと思う。子供によっては、体罰を加えないと

言うことを聞かない子もいる。大人になってから、子供を躾けることは難しい。

罰を与えた後は、なぜ怒られたのか分かるかと優しく聞いてやって、

理解しているか確認をとってから、ぎゅっと抱きしめてあげるといいらしい。

親が感情的になって子供をガンガン殴ると、子供は

他人をコントロールするのは殴るのが一番だと学習してしまう。

最近読んだ本に、刑務所で服役中の外国人と日本人の犯罪者に

アンケートをとった人が書いた本があるが、その中に

親に殴られて育った人の方が、

「他人を思い通りにするのは、暴力はよい方法。」だと

思っている割合が高かったとあった。


以前、友達の家でテレビを観ていると、母親がガミガミと子供を叱ったり、

叩いたりしている家にベテランの乳母さんがやってきて

子供の教育をしてくれるという番組があった。

その家では、子供たちが母親にプレゼントするために

ハサミとのりで工作して可愛いベット飾りを作っても、

母親は、その飾りをちっとも注目しようとしないし、褒めもしないのだった。

ただ、「そんなことをしてないで、早く寝なさい!」とか、

「早く片付けなさい!」と叫ぶだけだった。

乳母さんは、その母親に、「叱るだけではなくて、もっと子供の言葉や

子供のすることに注目して褒めてあげなさい。」と忠告していた。

母親は、反省したのか、泣きながら子供たちを抱きしめて、

「ベット飾りを作ってくれてありがとう。」と言っていた。

その家の問題は、母親だったのだ。


怒鳴ったり叩いたりするより、なぜ子供がそんなことをしたのか、

じっくり聞いてあげたり、褒めたりしながら教育する方がいいと思う。

本当にいけないことをした場合は体罰も必要だと思うが、

普段から叩いてばかりだと効果が薄れる。

(効果が薄れている家を知っている。その家では子供がおしりを

叩かれるのを承知でおやつを盗み食いするのだ。ちょっとぐらい、痛い目に

あっても、痛みに慣れているので全然平気なのだ。叩かれるのと、おやつを

天秤にかけて、おやつを盗んで食べる方を自ら選んだのだ。)

アメとムチは、両方使わないと効果が薄い。


親が子供を励まさないで、誰が励ましてくれるのだろう。

「バカだ。まぬけだ。ブサイクだ。」などと言って育てると、子供が暗示に

かかって、本当にダメな子になるのではないだろうか。

もっと、褒めたり、叱ったり、メリハリをつけて躾けないと、考え方が偏った

大人になってしまいそう。ご飯を一ヶ月あげないで殺そうとするのは、

立派な殺人だから、苫小牧市の山崎愛美被告(21)は、懲役15年の

刑を受けて当然だ。でも、10年で出てくると思う。

おとなしくしていたら、殺人を犯しても10年で出てこれる日本って

いったい、、、。

10年、刑務所で過ごしてでも嫌いな人を殺したいと思う日本人が

出てこないのが不思議。日本人は、やっぱり、自制が効いている

民族だと思う。でも、最近、育児放棄の親が多すぎる。


友達の友達にも、育児で疲れたら、「こいつのせいでわたしの自由が

無くなった。」と思って憎くなってきて、

子供の首に手をかけたくなる人がいるそうだ。

育児に疲れたら、子供を殺す前に相談に乗ってくれる場所を

必死で探してなんとかするべきではないか。

苫小牧市の山崎愛美被告(21)は、恋のために子供がジャマになった

ようだが、誰も二人の子供を助けてあげる人がいなかったというのは

悲しい。長男だけでも助かってよかった。

昔から児童虐待や育児放棄はあったのだと思う。

事故死とされている子供の中には親の虐待でいのちを落とした子供が

案外いるのかもしれない。周りの大人が他人の子供の様子にも注意

して、虐待されている子供を助けるしか無いのだと思う。

親の資格は無くても子供は生まれるので、日本人みんなが

子供は日本の宝だと思って、

ひどい親に虐待されている子供を救い出し、みんなの税金で育てる

か、里親を募集して育てるようにするしかないでしょう。