おすすめ記事5
ようちゃん、おすすめ記事。↓
■国際戦略コラム NO.2836 (2008年以降の予想)
2008年以降の予想
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
昨日に引き続き、2008年以後の予想を続いて行う。T&Fより
T、F:あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い
します。
T:福田政権の見通しからお願いします。
F:福田政権の党中心主義は国民に不人気ですね。小泉政権での小
泉さんのリーダシップを見ているので、福田さんの対応を国民
は物足りなく見ている。それと安倍政権の政策を否定したこと
で、都市住民は国家の方向性が見えないという不満を感じてい
る。
この対応を誤ると民主党が政権を取る可能性が出てくると思う。
官邸機能を増強して、党と官邸のバランスを取って首相の指導
力を増さないと国民理解が得られない。それと今の政策は中途
半端な印象で、都市住民からも農村住民からも支持を受けてい
ない。このため、支持率が30%台に落ちている。
支持率が低いために衆議院選挙が封じられた状態にあり、この
ままでは政権の浮揚力に繋がらない。非常に心配な状態になっ
ている。明確な指針を出して、福田首相のリーダシップを国民
に見せることである。少なくても21年までは福田首相である。
T:国際情勢は混沌になると昨日お話でしたが、どうなりますか?
F:米国の大統領選挙で民主党はイラク撤退を主張している。共和
党のハッカビー候補も軍人票を得るためにはイラク撤退を言う
必要にあり、どちらの党の候補者もイラク撤退になる。しかし
、イラク撤退となるとアフガンからも撤退になってしまう。タ
リバンが息を吹き返したのは、イラクにいたゲリラ兵がアフガ
ンに移動したからで、金がどこから出ているかを調査すれば、
分かることである。スンニ派ゲリラ兵には給与が支払われてい
る。この出し先はサウジとUAEですよ。
イラクの安定のため、サウジは米軍に駐留してほしいから、イ
ラク戦争を下火にしている。米軍撤退の可能性もあるので保険
としてイランとも協議を開始している。イスラム商人は気を見
るに敏ですから、そのような米国の衰退を予想して行動をして
いる。この米国撤退でイスラエルとパキスタンの苦境が見える。
また、サウジは米国に投資していた金を他の国に振り返る動き
が出ている。米国の不動産を売ってアジアに投資するようであ
る。今、日本の株が相対的に安い。この日本株への投資は有望
であると見ているようだ。
T:中国はどうですか?
F:中国は今年、北京オリンピックの年であり、欧米諸国で人権問
題を理由に北京オリンピック・ボイコットを言っている。この
情報はあまり日本の新聞は記事にしていない。しかし、中国は
一部の国がボイコットしても開催する。ボイコットと言ってい
る欧米諸国も中国との関係を絶つことはできないので、条件闘
争をしているだけであり、そこを中国から見透かされている。
中国の問題はバブルが大きくなって、このバブルをどう小さく
するかを志向している。このため、利上げや土地投機に対して
銀行は金を貸さないように指示がでている。しかし、バブルが
大きいために、いつか破裂するだろうと欧米調査機関は見てい
る。それと中国から工場がベトナムなど東南アジアに移動して
いる。中国への投資より東南アジアへの投資の方が多くなって
いる。中国の雇用制度も変化して世界の工場から付加価値生産
に中国が転換できるかどうかが今後の見所でしょうね。
中国の矛盾は増大すると見ている。
T:サブプライム問題の今後はどうなりますか?
F:欧米の対応は問題が出てからは非常に良くなった。この理由で
ドル崩壊という事態も招かなかった。それと、取り付け騒ぎも
欧州で少しあった程度で済んでいる。しかし、依然として銀行
の資本不足と住宅値下げ圧力があり、この解決を適切に対応す
る必要がある。まだまだ、山がありますよ。日本ほどには悪い
事態にはならないかもしれないが。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
今日のアフリカ今日のアフリカ2008/01/05 13:08
ケニア
今日のアフリカは、日本では報道されないアフリカの情報を、政治、経済、文化に渡って幅広く、いち早くお伝えします。クリック1つで世界の見方が変わります。
金曜日、12月27日の大統領選の結果に抗議する暴動で荒れていたケニア西は静けさを
取り戻したかのようにみえる。
準軍隊が対立グループの抗議を防いでいるナイロビでは、木曜日よりも緊張がおさま
った。
ムワイ・キバキ氏が大統領に再選された後、300000票の不正があったとする対立候補
のライラ・オディンガの抗議で、360人以上が殺害された。
金曜日オディンガ氏率いるオレンジ・民主主義運動(OMD)は、「民主主義による公正な
再選挙を三ヶ月以内に実行」することを求めた。
数時間後政府は断固拒否した。
「政府は脅しには屈しない。再選挙のために暴力を用いるのはやめるべきだ」と、政府スポークスマンは述べた。
調停にケニヤを訪れた南アフリカのデスモン・ツツ大司教は、 「キバキ氏は対立政党
との連合も“視野にあった”」と指摘していた。
「大統領は連合に反対ではなかった。しかし国を統治する政府を認めることだ」
前日オドィンガ氏と会見したノーベル平和省受賞者は、翌朝キバキ氏と会った。
金曜日、軍隊に準ずる警察官がオディンガの陣地キズマに展開した。「わたしには充
分な軍隊があるので、平穏は保たれるでしょう」と、警察司令官は言う。
教会で 35人が生きながら焼かれたエルドレトにも、警察官が待機している。
警察は暴徒をけしかけたと思われる反対派の政治家を取り調べている。
インド洋に面するモンバサでは、金曜礼拝に出て来たイスラム教徒に 静けさを多少破
られたが、警察官に解散させた。
ナイロビの大スラム街でオディンガの陣地キベラでも、警察官が多数配備している。
いまのところ事件はない。
外交面では、アフリカ・コモンウエルス連合(?)の失敗のあと、アメリカのアフリ
カ担当各外相が金曜日よるナイロビに到着し、両氏と会見する。
国連事務総長は金曜日、この2人の政党リーダーに電話し「対話によって解決するよ
う」呼びかけた。
ブリュッセルではヨーロッパ連合27カ国が、「アフリカの努力を支援」を確認し、特
にツツ大司教の努力を支持している。
日本の高村正彦外務大臣は、ナイロビ訪問を取りやめた。日本は200,000ドルを国際赤
十字に支払うと発表した。国際赤十字は、暴力を逃れて避難した100,000人を援助する
ために900万ユーロを呼びかけている。
***
昨日のTV5では、警察官と住人の激しい闘争が続いていました。タンカーに乗った男性
は、キクユ族(キバキ大統領の属する部族、オディンガ氏はルオ族)警官にやられた
と言っています。
モルグには遺体が積み重ねられています。
オディンガ氏は「キバキ氏はケニヤ国民の意見を受け容れるべきだ。」といって自分
が就任するのが唯一の解決だと主張しています。
現地フランス2記者は、硬直状態で対話は実現しそうもないと言っています。
***
去年の大統領選挙でやはり内戦状態に陥ったRDコンゴのパスカル・ケヤンベさんは、
いまだに緊張が続いていて大晦日は電気もなかったと言っていました。
RDコンゴにはかつてSODIMIZAという日本企業が80%出資した鉱山会社があったそうで
す。(たぶんもうないらしいのですが分かりません)
今は中国企業が多く、パスカルの言うには「中国人にこき使われて」いる
のだそうです。”靴のかわりにサンダルひっかけていて格好が汚い”とも
言っていました。
このブログのトップページはこちら
http://