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▼【米大統領選】共和党“本命なき”戦い続く(iza)
ハッカビー前アーカンソー州知事がアイオワ州の共和党党員集会で勝利したのは、キリスト教福音派など保守層から支持を集めた結果といえる。末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)信徒のロムニー前マサチューセッツ州知事に対し保守色を前面に出し、資金面などでの劣勢をはね返した。ただ、8日に予備選が行われるニューハンプシャー州では後れをとっており、共和党の“本命なき”戦いは当面、続きそうだ。米ABCテレビの調査では、候補者が宗教的信条を共有することが、支持を決めるうえで重要な要素になると答えた人が4割近くに上った。
多くは福音派で、そのうちハッカビー氏支持と答えた人が56%と、ロムニー氏(11%)を引き離した。
ハッカビー氏は勝利演説で、「ここで終わりはしない」と述べ、今後の戦いに意欲をみせた。ロムニー氏は、ハッカビー氏の知事時代の増税路線をもって保守だとはいえないなどと批判したものの、中傷攻撃と受け止められ、支持を伸ばせなかった。これで、マサチューセッツ州に隣接する“準地元”のニューハンプシャー州での勝利が候補指名を獲得するために一段と重要になった。注目されるのは、泡沫(ほうまつ)候補とみられながら2ケタの10%を獲得したポール下院議員だ。1日あたりでは過去最高の政治資金を集めてにわかに注目された同議員は、ニューハンプシャー州予備選にも影響を与えそうだ。全米の支持率レースではなおトップのジュリアーニ前ニューヨーク市長は1月下旬の大票田、フロリダ州予備選での勝利を目指している。ただ、アイオワでの大敗は今後に影を落としかねない。(有元隆志)
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*陳胡痒のWorld view
相手が極左過激派のヒラリーなら、中道的なジュリアーニが出馬すれば共和党の勝算は高い。宗教右派が喜ぶような候補なら、だめだ。極左と極右の対決では、変化を求める中間層は民主党に投票するからだ。民主党候補がオバマだったら共和党がジュリアーニならば、苦戦するだろう。純粋に政党同士の組織力・集金力の勝負になるからだ。しかしこの場合でも、宗教右派が大喜びするような候補者は、副大統領になった方がよい。前回の中間選挙を見ても、民主党が地すべり的勝利を収めたのは、移民の増加やアメリカの株高・土地高というバブルの利益を受けてこなかった低所得者の動向と無関係ではないからだ。
今まで宗教右派は共和党の選挙のどぶ板を支える重要な実働部隊だったのだが、最近では動員力のあるメガチャーチの影響力が低下してきており、信者の組織を持たない家の教会や単立の小規模教会への流出が続いている。
また、民主党支持者が多いカトリック教徒であるヒスパニックの増加や、もともとキリスト教徒ですらない中国系その他の市民も増加している。
つまり、誰が大統領候補になっても、共和党の一部からしか支持されないのである。そうなると、足りない分は無党派からもってくるしかないというのは日本もアメリカも同じである。
福田政権と小沢民主党の政策がそろってバラマキリベラル親中売国であるのはそういう理由からである。結局、共和党も民主党も中道リベラル候補で決まるのではないか?
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▼アイオワコーカス:ハッカビー(共和)とオバマ(民主)の大勝利!(苺畑より)
プロテスタント以外のヒスパニックやら支那人やらの移民がこれだけ増えた現状で、まかり間違ってハッカビーなんかが大統領候補になったら、相手が民主党員にさえ嫌う人が多いヒラリークリントンでも勝てないでしょうね。だって、ネオコンの手足になっているのが進化論を否定する宗教右派ですから、この関係は自民党とソーカと同じなのですが、日本的な言い方をすれば、ソーカにはもううんざりだから、親中朝でもそんなの関係ない。自民党にお灸をすえるために民主党に入れる!という感じで民主党政権になってしまう可能性が高いからです。
ですから、ハッカビーみたいな奴は副大統領候補になって宗教右派の選挙活動を発奮させるために利用するのが一番なのです。現状で大統領候補にするのは、絶対にまずい。ただし、彼が大統領候補になる目がないというわけではありません。中共がアメリカに対して敵対する姿勢を益々強めて、旧ソ連のような敵国になったときです。このような状況下でなら、中共に迫害されている支那のキリスト教徒を助ける聖戦の旗振り役として、この手の宗教右派に人気のある政治家は有用です。かつてのレーガン大統領のようなものです。
我は共和党が政権を維持するためには、なんだかんだ言ってもジュリアーニが最良だと思います。相手がヒラリーなら充分勝ち目はあります。
しかし、それでも、上下両院で共和党は少数与党になると思います。いずれにせよ、そうなると共和党はある程度民主党に譲歩せざるを得ないわけです。ここは現実主義的に頭を冷やして勝てる候補を立ててほしいものです。