ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマー?チュウゴクと仲がいい国ばかりでは? | 日本のお姉さん

ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマー?チュウゴクと仲がいい国ばかりでは?

 【バンコク30日時事】東南アジア諸国連合(ASEAN)の後発加盟4カ国のベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマーが北朝鮮との関係を急速に強化している。北朝鮮は10月から11月にかけて、異例の大訪問団を東南アジアに派遣し、各国と交流協定などを次々に締結した。国際的な孤立を回避し、食糧確保を目指す北朝鮮と、農産品などの輸出先確保を目指す各国と思惑が一致した形だ。
 ベトナム共産党の最高指導者ノン・ドク・マイン書記長は10月、同国最高指導者としては50年ぶりに訪朝し、金正日労働党総書記と会談した。
 東アジアへの影響力拡大を目指すベトナムは、北朝鮮に対するコメ2000トンの無償援助を表明。金総書記はマイン書記長からのベトナム訪問の要請を受諾したとされる。その9日後には、北朝鮮の金英逸首相と閣僚ら約30人がベトナムを訪問。両国は農業技術共有などの覚書に署名した。
 また、シアヌーク前国王とシハモニ国王が平壌に滞在した経験があるカンボジアは11月、北朝鮮と投資奨励・保護協定などを結び、親密な関係を一段と強化した。ラオスも同月、北朝鮮と文化教育の覚書に署名した。
 ミャンマーは4月、韓国の閣僚らが北朝鮮工作員にヤンゴン(当時のラングーン)で爆殺された事件を契機に断交した北朝鮮と24年ぶりに国交を回復した。国交回復は北朝鮮側が働き掛けていたという。

12月30日15時0分配信 時事通信