イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

2007年12月23日(日)
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*バラク国防相が水曜にシャルムエルシェイクでエジプトのムバラク
統領と会談へ。ハマスとの停戦交渉も議題となる。(H)

*元シンベト長官のアヤロン無任所相が、ハマスに誘拐された兵士の居
所を把握できていないと、現在の情報機関を暗に批判
。ハマスは各地
を移動する商人などを追放し、情報統制を進めている。(Y,7)

*国防軍がミサイル攻撃への対策マニュアルを一般家庭に配布へ。第二
次レバノン戦争での教訓を活かすためであって、戦争の危険が迫って
いるためでないと、国防軍では説明している。(P)

*1956年にカシム村で48人の非武装のアラブ人を国境警備隊が殺
害した事件について、ペレス大統領が謝罪。この事件は、兵士が明ら
かに違法な命令を拒否すべきだとの法判断の前例となった。(P)

*ガザ南部で警備中の国防軍兵士に対して爆弾攻撃があり、兵士2人が
負傷。西岸地区でも投石で国防軍兵士が負傷した
。(H)

ハマスの軍事部門が、対空砲で国防軍のヘリを攻撃したと発表。対空
兵器がガザに密輸されているのは確実だと国防軍も認めている。(Y)

*今年の帰還移民者数は昨年比9%の減で、20年ぶりの低水準。しか
し北米と英国からの帰還は増加した。(P)

*知能犯として知られる盗賊がエルサレムで宝石店への侵入に失敗して
逮捕。仲間の密告を受け、警察が店の前で待機していた。(H,Y)

カッサムの砲撃に遭っているスデロットの住民は、64%が引っ越し
を希望していることが世論調査で判明
。(Y)

2007年12月24日(月)
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*カチューシャやカッサム等のロケット砲の迎撃システム「アイアンド
ーム」に8億シケルの予算。(P,H,Y)

*大学教職員のスト解決の見通しが立たず、学期が無効になる可能性が
高まっている。卒業できずに大きな被害を受ける学生は、教授や首相
に書簡を送り、対話とスト解決を呼びかけた。(P,Y)

*ハマスがイスラエルに停戦を呼びかけ。しかし首相は「ハマスがイス
ラエルの存在を認めるまで交渉はしない」と語った。(P,H,Y)

*空港の税関が、ヒスタドルートの仲介を受入れ、祭日の期間中はスト
を中止へ。ストが続けば、これから殺到する多くのクリスマス巡礼者
に大きな影響が出ると懸念されていた。(P)

*イスラエルの若者に対して行われた世論調査で、アラブ系市民は国家
に忠実でないとの意見が7割に
。一方、国防軍への信頼度は非常に高
く、7割以上が国防軍を全面的に信頼していると答えた。(Y)

*国防軍がベツレヘムでのクリスマス祝典のため、軍事作戦を一時中止。
クリスマスには6万人のクリスチャンがベツレヘムを訪問し、同市の
年間観光客数は昨年の倍の40万人に達する見込み。(P,Y)

ガザでイスラム過激派の迫害に苦しむ3000人のクリスチャンは隠
れてクリスマスのお祝い
。最近、メンバーの一人が殺害されたバプテ
スト教会のクリスマス礼拝出席者は、わずか10人だった。(H)

*ハイファ工科大学が、0.5平方ミリの金属チップに旧約聖書を刻む
ことに成功。イオンビーム加工技術を利用した。(H)

2007年12月25日(火)
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*誘拐された国防軍兵士と交換するため、ハマスの政治犯をどこまで釈
放できるかを、政府が特別委員会で検討中
。(P,H)

*第二次レバノン戦争でのクラスター爆弾使用について検討していた国
防軍の委員会が、国際法上は適法だと判断。ヒズボラの民家を標的に
したミサイル攻撃阻止のためにはやむをえないとした
。(P,H,Y)

*月曜に行われたイスラエルとパレスチナの和平協議は物別れ。パレス
チナは入植地建設の停止を、イスラエルは治安維持を要求。(Y)

ガザとエジプト間の武器密輸トンネルを摘発するため、エジプトが米
国から検出装置を購入へ。イスラエルの圧力によるものではなく、自
国の安全保障のためだと、エジプトは説明している。(P,H)

*エルサレムの将来について、イスラエル人だけでなく世界のユダヤ人
も発言権を持つとの見解を、エルサレムのシンクタンクが発表。(P)

*ガザでは各地で散発的な戦闘。ガザ中部では武装したイスラム聖戦の
メンバー2人が国防軍の攻撃で死亡した。(H,Y)

*イスラエルとイランが核戦争をすれば、3週間の戦いでイランの死者
は2千万人、イスラエルの死者は数十万人で、イスラエルが生き残る
と、米国の研究所が予測。放射能被害は予想に含めていない。(P,Y)

イスラエルのクリスチャンは15万人だと中央統計局が発表。8割は
アラブ人で、他の2割は主に旧ソ連移民
。北部の住民が多い。(H)

*クリスマスを迎えたベツレヘムに数万人の巡礼者が集結。第二次イン
ティファーダ勃発以来、初めて祭らしい雰囲気になった。(Y)


[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト  http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp