韓国の新大統領 もしかしたら軍拡を行なうかもしれませんね。
事情報 第327号 (最新軍事情報)平成19年(2007年)12月24日
●韓国の新大統領
先日の大統領選挙で野党の李氏が大統領に選出されましたが、背景にあるのは「ゴタクはもう結構。メシを食わせろ。仕事をよこせ」という国民世論の圧力と見るのが自然でしょうね。もしかしたら軍拡を行なうかもしれませんね。わが国は新政権の見極めを早く行ない、必要な支援をしかるべく実施することが必要でしょう。
思えば金大中氏以来、十年以上にわたって隣邦韓国はイデオロギーに支配された状況にあり、その間に米軍の戦時指揮統制権返還決定という重大な出来事が発生しました。半島で非常事態が発生した場合、関与するか否かは百パーセント米の事情次第ということになったわけです。馬鹿なことをしたものです。迷惑至極な話でもあります。
韓国陸軍の実力を米軍が認めたという面もありましょうが、米に取ってはある意味「渡りに舟」だったのでしょう。嫌がらせばかり受ける韓国駐留が、陸軍の士気を下げているという声も聞いています。自国の予算削減につながる在韓米軍の駐留削減を対韓カードにもできます。
あの国は、前政権で決めたことも平気で反故にする「政治の継続性」を信じることのできない国なので、もしかしたら「なかったことにして欲しい」と言うかもしれませんが、軍事にかかわる話なので、おそらくそれはないでしょう。
しかし、それ以上に、半島事態を想定した「武装難民対処」「臨検」など、準備しておかなければいけないことが山ほどあるわが国が、そういったことに何の手もつけていない国内風潮のほうが恐ろしいです。
●護衛艦「こんごう」SM-3発射試験の結果について(12/18 防衛省)
弾道ミサイル防衛(BMD)機能を付加するための改修が進められてきたイージス護衛艦「こんごう」は、12月18日早朝(日本時間午前7時12分(現地時間17日午後0時12分))に、ハワイ・カウアイ島沖においてSM-3ミサイルの発射試験を実施し、カウアイ島から発射された模擬弾道ミサイルを大気圏外において海上から迎撃することに成功したので、お知らせします。
【参考】
発射試験後の日米共同記者会見における江渡防衛副大臣演説英文
⇒ http://www.mod.go.jp/j/news/2007/12/18.pdf
発射試験後の日米共同記者会見における江渡防衛副大臣演説邦文仮訳
⇒ http://www.mod.go.jp/j/news/2007/12/18a.pdf
●F-15に欠陥発見
二十二日のUPIによれば、米空軍は戦闘機F-15の8つの型に大規模な構造上の欠陥を発見したそうです。それに伴い、幾つかの部隊運用をストップさせています。
十一月に発生した州空軍F-15の墜落事故に伴い飛行が全世界で一時見合わされ、注目を浴びたF-15ですが、「空軍検査官がF-15の構造上の欠陥を発見した」と米紙「ワシントン・ポスト」が二十二日に報じています。F-15A~F-15Dまでの古い型の442機が対象と書かれています。
米は224機保有しているF-15Eを、アフガニスタンとイラクの戦争を支援するために展開中ですが、本土上空で戦闘空中哨戒に予定される旧モデルが地上に釘づけにされるかもしれないと、ワシントンポストは伝えています。
空軍・戦闘航空集団前司令官のホーレイ大将は、「わが国は、長期間にわたって主要な制空権能力なしでいることが基本的に可能で、本土防空に資源を配分してこなかった。いまやそのことが我々を危険にさらしている」と述べています。
F-15の構造欠陥発見を通じ、空軍は議会に対する新型戦闘機要求を強めることになりそうです。空軍はこれまで、老朽化したF-15を最新鋭のF-22200機と入れ替えるよう、議会と国防総省に働きかけてきました。
ワシントンポストは、「軍の当局者が、F-15を購入した外国の顧客(イスラエル、わが国、韓国を含む)にこのことを警告したと述べている」としています。
十一月に発生した州空軍F-15の墜落事故は、時速500マイルで空戦訓練を実施中に機の後部が破損したのが原因だったそうです。当時のパイロット(少佐)は脱出して無事でした。
⇒予算獲得のための話題でしょうかね。
F-15“イーグル”; 米空軍、全天候制空戦闘機、Boeing(ex. McDonnel
Douglas)社製、'72初飛行、'74配備開始、'05迄にF-15シリーズ1,390機を生産、
三菱重工は205機をライセンス生産、Boeingは'06~'15に92機を追加生産見込;派生型=F-15A/B/C/D(米空軍)/DJ(日本)/E(米空軍)/J(日本)/K(韓国)/T(シンガポール);
'05現在保有=米空軍396、米州兵空軍126、イスラエル('77装備開始/4個飛行隊)、日本(F-15J×203、F-15DJ×20)、サウジアラビア74;
<性能諸元>(F-15C)乗員1、翼幅13.0m、全長19.44m、全高5.6m、翼面積56.5m2、空虚重量12,700kg、満載重量20,200kg、最大離陸重量30,845kg、パワープラント:P&W F100-PW-220ターボファンエンジン/推力17,450-lb/25,000-lb(w/AB)×2基、最高速度M2.5(2,655km/h)、航続距離4,023km/機内燃料・5,552km/増槽×2&コンフォーマル燃料タンク)、実用上昇限度65,000ft(19,800m)、上昇率:225m/s、兵装:(機内)M61A1 20mm 6砲身機関砲×1(弾薬940発)、機外)AIM-7F Sparrows, AIM-120 AMRAAMs, AIM-9 Sidewinders/翼パイロン及び胴体パイロン各4箇所、搭載可能兵器総重量=7,300kg/翼懸架装置×2箇所及び胴体下部パイロン、アビオニクス:Raytheon AN/APG-63 or AN/APG-70 orRaytheon AN/APG-63(V)2 Active Electronically Scanned Array (AESA)レーダ、AN/APX-76 IFF質問機, AN/ALQ-128レーダ警報装置, AN/ALR-56レーダ警報受信機, ALQ-135内蔵妨害装置, AN/ALE-45チャフ/フレア散布装置<空>
【出典 コモ辞書 http://homepage3.nifty.com/OKOMO/
】
●最新型GPS衛星打ち上げに成功(ロッキード・マーチン社)
米空軍宇宙ミサイルセンター 地球測位システム隊(在ロスアンゼルス基地)が発注した、画像赤外線方式(IIR)を使用するGPS衛星システムの五段階目(全部で八段階)となる衛星打ち上げが二十日、ケープカナヴェラルで行なわれました。衛星は軌道に乗り、打ち上げは成功しました。
http://www.lockheedmartin.com/news/press_releases/2007/12-20gps.html
⇒この衛星は非常に高性能といわれています。
「今回の打ち上げは、GPSにとって記念碑とも言える出来事」という人もいます。
こちらも参考になります。
http://www.newsfactor.com/story.xhtml?story_id=57362
●インド空軍、戦闘機基地を新設か
おき軍事が聞いたスリランカ筋の話によれば、インド空軍はインド亜大陸の最先端でベンガル湾に面するタミルナードゥ州タンジャーヴール県(*)周辺に戦闘機基地を間もなく開設するそうです。
世界の貿易量の六割を運搬する国際大動脈で、東アジア・インドにとっては石油・エネルギー資源確保の命脈線でもあるインド洋のシーレーン(SLOC)を注視・確保することが目的だとのことです。
(*)南インドの穀倉地帯といわれる肥沃な場所。同州の南端で海に面する。⇒現在海を隔てたスリランカでは、LTTEと政府軍の紛争が未だに続いていますね。
●ロシア海軍の航空部隊演習は民間航空の安全を阻害している
二十一日のAP通信が、北海から地中海に向けて十二月五日に国を離れたロシア空母「アドミラル・クズネトゥフ」機動部隊の航空演習(作戦)が、「民間航空機運航を阻害している」と二十一日金曜日に国際線パイロットが抗議した報じています。
一九九一年以来となるロシア海軍機動部隊の展開ですが、空母「アドミラル・クズネトゥフ」以下、北海艦隊から二隻の駆逐艦が派遣され、地中海で黒海艦隊艦艇と合流します。展開期間は三ヶ月の予定です。
先週北海を通過した機動部隊は、空母「アドミラル・クズネトゥフ」を中核にノルウェーGullfaks沖の油田地帯近くで空軍による演習(作戦)を行ないましたが、これに対し国際定期航空操縦士協会連合(IFALPA)が「航空管制機関や関連機関に対し何の連絡もなかった」と声明を出しています。
「空軍がこの種の訓練を高度三千メートル以下で実施する場合、艦隊の行動ルートに沿って通知がどこでも行わなければならない」と警告する内容です。ロシア海軍は「答える必要なし」との態度を取っています。
ノルウェー外務省は、沖合いにある油田施設に輸送を行なう民間ヘリに対し潜在的脅威をもたらすことをロシア政府は認識している、と述べ、ロシア政府が、展開したのはすべて公海上であり問題はないが、飛行回数を減らす、機動部隊は油田から移動したと答えてきたと述べています。
今回のロシア機動部隊の展開については、米が進める東欧でのミサイル防衛配備、軍備管理条約問題、各地で発生している紛争、セルビアの致命傷となりうるコソボ独立問題における米ロ間の対立を高める恐れがある。と指摘する人もいます。
ロシアのプーチン大統領は、ロシア国防の必要性を示す動きに出ており、この数ヶ月、戦略爆撃機Tu-95とTu-160による北海と太平洋の定期的な長距離偵察飛行が再開されています。
二十一日時点で「アドミラル・クズネトゥフ」機動部隊はビスケー湾(大西洋にある湾のひとつ。イベリア半島の北でフランス西方(ブルターニュ半島の南)海域にある)に在しています。
●シナ、境界道路を破壊しようとする
二十二日のインド紙「Times」によれば、
先月二十三日に行なわれたインドのアンソニー国防相・軍参謀総長訪シの一週間前に、南西チベットに接する印シ国境・北シッキム州にあるインド領内で、インド軍が作った境界道路を破壊するためシナ軍兵士が砂利をばらまいたと報じています。その後道路は無事完成したそうですが、同紙は、国境地帯でシナ軍はインド軍をさまざまな形で妨害しているとしています。
⇒十九日から九日間の日程でインドとシナ両軍は雲南省で合同演習を実施しています。
国境を護るというのは、結局は力の世界になるというのが常識です。やられたらやり返す。その姿勢がない限り、問題があることすら気づいてもらえません。わが国メディアも、インドメディアが示す根性と姿勢を見習う必要があります。
●インド海軍、ペルシャ湾岸諸国協力会議(GCC)加盟国との海軍演習に参加
インド海軍のGCC担当駐在武官スレシュ大佐(在マスカット)はGCC加盟国との間で行なう統合演習への参加準備が整ったと二十一日明らかにしました。(「いつでもどこへでも出動できます」と言っています)
この発言は、アラブ首長国連邦のフジャイラ港にインド海軍のフリゲート「ブラマプートラ」「タバール」が寄航した折りに行なわれた記者会見で明らかになったものです。
「ブラマプートラ」はプラマプートラ級フリゲート(16A計画)の頭号艦で、二〇〇〇年四月に就役しています。「タバール」はタルワール級フリゲート(ロシアのクリヴァーク3級フリゲートを改造したもの)の三番艦で、二〇〇〇四年四月に就役しています。
オマーン海に望むフジャイラ港は、艦艇の停泊に適し、ホルムズ海峡での航行を避けうる地理的条件を持っています。世界一の船舶給油拠点でもあります。
GCCは、産油国であるサウジ、バーレーン、カタール、クウェート、オマーン、UAEから成り立っています。インドとシナはGCCが生産する原油の二大顧客です。
インド海軍によるこの地への艦艇訪問は、この三年で四十回以上に及んでいます。これは、西アジア諸国とインドの軍事関係が急速に発展していることを示す証左ですね。インド政府高官は「世界最大の給油拠点であるフジャイラ港に、わが海軍の十一隻の艦艇が訪問している。これらの訪問は、何世紀もの間インドがこの地域で維持した海のつながりを湾岸諸国が再確認するという歓迎すべき出来事である」と述べています。
「原油ルートの安全を確保するシーレーン問題が国益の筆頭に上げられているが、ルートを確実に確保する責任はこれまで湾岸諸国の肩に載せられてきた」とスレシュ大佐は述べています。
インドのみならずわが国にとっても、ホルムズ海峡のみならず紅海とアラビア海の接点に当たるマンダブ海峡は、タンカーが必ず経由する地であるだけに特別重要であるといえます。
インドはシーレーン確保のために動き始めています。
湾岸諸国との連携を深化・強化し、インド洋の安定に対する脅威に立ち向かう姿勢を明らかにし、兵器の質・量の向上を図っています。
例えば「タバール」には、ロシア製巡航ミサイル 3M54"クラブ"(*)が搭載されています。タバール艦長のベネルジー大佐は「すべての新鋭艦と換装予定の艦に最新鋭巡航ミサイル『ブラモス』を搭載する予定だ」と述べており、「タバール」も「ブラモス」搭載になるようです。
「ブラモス」はインドとロシアが共同開発した「全プラットフォームから発射可能な巡航ミサイル」です。
【参考】
SS-N-27“シッズラー”; ロシア海軍、対艦巡航ミサイル、3M54、射程300km、GPS/Glonass誘導、巡航時は亜音速飛翔、終末段階の20kmは超音速飛翔、RadarMMS ARGS14シーカ搭載(3M-14と同じ)、中国は潜水艦と共に導入予定
【出典 コモ辞書 http://homepage3.nifty.com/OKOMO/
】
【参照】
http://www.globalsecurity.org/military/world/india/f-godavari.htm
http://en.wikipedia.org/wiki/INS_Tabar_
http://en.wikipedia.org/wiki/Talwar_class_frigate
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%AF%E7%B4%9A%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%88
http://en.wikipedia.org/wiki/3M-54_Klub
⇒インド洋にわが海自部隊が参加する意義については各方面でいろいろ言われていますが、「対テロ戦争参加を通じて湾岸諸国をテロの脅威から護る姿勢を示すことが、わがシーレーンひいてはエネルギー確保に直結する」という視点は極めて重要ですね。
(おき軍事情報部)
先日の大統領選挙で野党の李氏が大統領に選出されましたが、背景にあるのは「ゴタクはもう結構。メシを食わせろ。仕事をよこせ」という国民世論の圧力と見るのが自然でしょうね。もしかしたら軍拡を行なうかもしれませんね。わが国は新政権の見極めを早く行ない、必要な支援をしかるべく実施することが必要でしょう。
思えば金大中氏以来、十年以上にわたって隣邦韓国はイデオロギーに支配された状況にあり、その間に米軍の戦時指揮統制権返還決定という重大な出来事が発生しました。半島で非常事態が発生した場合、関与するか否かは百パーセント米の事情次第ということになったわけです。馬鹿なことをしたものです。迷惑至極な話でもあります。
韓国陸軍の実力を米軍が認めたという面もありましょうが、米に取ってはある意味「渡りに舟」だったのでしょう。嫌がらせばかり受ける韓国駐留が、陸軍の士気を下げているという声も聞いています。自国の予算削減につながる在韓米軍の駐留削減を対韓カードにもできます。
あの国は、前政権で決めたことも平気で反故にする「政治の継続性」を信じることのできない国なので、もしかしたら「なかったことにして欲しい」と言うかもしれませんが、軍事にかかわる話なので、おそらくそれはないでしょう。
しかし、それ以上に、半島事態を想定した「武装難民対処」「臨検」など、準備しておかなければいけないことが山ほどあるわが国が、そういったことに何の手もつけていない国内風潮のほうが恐ろしいです。
●護衛艦「こんごう」SM-3発射試験の結果について(12/18 防衛省)
弾道ミサイル防衛(BMD)機能を付加するための改修が進められてきたイージス護衛艦「こんごう」は、12月18日早朝(日本時間午前7時12分(現地時間17日午後0時12分))に、ハワイ・カウアイ島沖においてSM-3ミサイルの発射試験を実施し、カウアイ島から発射された模擬弾道ミサイルを大気圏外において海上から迎撃することに成功したので、お知らせします。
【参考】
発射試験後の日米共同記者会見における江渡防衛副大臣演説英文
⇒ http://
発射試験後の日米共同記者会見における江渡防衛副大臣演説邦文仮訳
⇒ http://
●F-15に欠陥発見
二十二日のUPIによれば、米空軍は戦闘機F-15の8つの型に大規模な構造上の欠陥を発見したそうです。それに伴い、幾つかの部隊運用をストップさせています。
十一月に発生した州空軍F-15の墜落事故に伴い飛行が全世界で一時見合わされ、注目を浴びたF-15ですが、「空軍検査官がF-15の構造上の欠陥を発見した」と米紙「ワシントン・ポスト」が二十二日に報じています。F-15A~F-15Dまでの古い型の442機が対象と書かれています。
米は224機保有しているF-15Eを、アフガニスタンとイラクの戦争を支援するために展開中ですが、本土上空で戦闘空中哨戒に予定される旧モデルが地上に釘づけにされるかもしれないと、ワシントンポストは伝えています。
空軍・戦闘航空集団前司令官のホーレイ大将は、「わが国は、長期間にわたって主要な制空権能力なしでいることが基本的に可能で、本土防空に資源を配分してこなかった。いまやそのことが我々を危険にさらしている」と述べています。
F-15の構造欠陥発見を通じ、空軍は議会に対する新型戦闘機要求を強めることになりそうです。空軍はこれまで、老朽化したF-15を最新鋭のF-22200機と入れ替えるよう、議会と国防総省に働きかけてきました。
ワシントンポストは、「軍の当局者が、F-15を購入した外国の顧客(イスラエル、わが国、韓国を含む)にこのことを警告したと述べている」としています。
十一月に発生した州空軍F-15の墜落事故は、時速500マイルで空戦訓練を実施中に機の後部が破損したのが原因だったそうです。当時のパイロット(少佐)は脱出して無事でした。
⇒予算獲得のための話題でしょうかね。
F-15“イーグル”; 米空軍、全天候制空戦闘機、Boeing(ex. McDonnel
Douglas)社製、'72初飛行、'74配備開始、'05迄にF-15シリーズ1,390機を生産、
三菱重工は205機をライセンス生産、Boeingは'06~'15に92機を追加生産見込;派生型=F-15A/B/C/D(米空軍)/DJ(日本)/E(米空軍)/J(日本)/K(韓国)/T(シンガポール);
'05現在保有=米空軍396、米州兵空軍126、イスラエル('77装備開始/4個飛行隊)、日本(F-15J×203、F-15DJ×20)、サウジアラビア74;
<性能諸元>(F-15C)乗員1、翼幅13.0m、全長19.44m、全高5.6m、翼面積56.5m2、空虚重量12,700kg、満載重量20,200kg、最大離陸重量30,845kg、パワープラント:P&W F100-PW-220ターボファンエンジン/推力17,450-lb/25,000-lb(w/AB)×2基、最高速度M2.5(2,655km/h)、航続距離4,023km/機内燃料・5,552km/増槽×2&コンフォーマル燃料タンク)、実用上昇限度65,000ft(19,800m)、上昇率:225m/s、兵装:(機内)M61A1 20mm 6砲身機関砲×1(弾薬940発)、機外)AIM-7F Sparrows, AIM-120 AMRAAMs, AIM-9 Sidewinders/翼パイロン及び胴体パイロン各4箇所、搭載可能兵器総重量=7,300kg/翼懸架装置×2箇所及び胴体下部パイロン、アビオニクス:Raytheon AN/APG-63 or AN/APG-70 orRaytheon AN/APG-63(V)2 Active Electronically Scanned Array (AESA)レーダ、AN/APX-76 IFF質問機, AN/ALQ-128レーダ警報装置, AN/ALR-56レーダ警報受信機, ALQ-135内蔵妨害装置, AN/ALE-45チャフ/フレア散布装置<空>
【出典 コモ辞書 http://
●最新型GPS衛星打ち上げに成功(ロッキード・マーチン社)
米空軍宇宙ミサイルセンター 地球測位システム隊(在ロスアンゼルス基地)が発注した、画像赤外線方式(IIR)を使用するGPS衛星システムの五段階目(全部で八段階)となる衛星打ち上げが二十日、ケープカナヴェラルで行なわれました。衛星は軌道に乗り、打ち上げは成功しました。
http://
⇒この衛星は非常に高性能といわれています。
「今回の打ち上げは、GPSにとって記念碑とも言える出来事」という人もいます。
こちらも参考になります。
http://
●インド空軍、戦闘機基地を新設か
おき軍事が聞いたスリランカ筋の話によれば、インド空軍はインド亜大陸の最先端でベンガル湾に面するタミルナードゥ州タンジャーヴール県(*)周辺に戦闘機基地を間もなく開設するそうです。
世界の貿易量の六割を運搬する国際大動脈で、東アジア・インドにとっては石油・エネルギー資源確保の命脈線でもあるインド洋のシーレーン(SLOC)を注視・確保することが目的だとのことです。
(*)南インドの穀倉地帯といわれる肥沃な場所。同州の南端で海に面する。⇒現在海を隔てたスリランカでは、LTTEと政府軍の紛争が未だに続いていますね。
●ロシア海軍の航空部隊演習は民間航空の安全を阻害している
二十一日のAP通信が、北海から地中海に向けて十二月五日に国を離れたロシア空母「アドミラル・クズネトゥフ」機動部隊の航空演習(作戦)が、「民間航空機運航を阻害している」と二十一日金曜日に国際線パイロットが抗議した報じています。
一九九一年以来となるロシア海軍機動部隊の展開ですが、空母「アドミラル・クズネトゥフ」以下、北海艦隊から二隻の駆逐艦が派遣され、地中海で黒海艦隊艦艇と合流します。展開期間は三ヶ月の予定です。
先週北海を通過した機動部隊は、空母「アドミラル・クズネトゥフ」を中核にノルウェーGullfaks沖の油田地帯近くで空軍による演習(作戦)を行ないましたが、これに対し国際定期航空操縦士協会連合(IFALPA)が「航空管制機関や関連機関に対し何の連絡もなかった」と声明を出しています。
「空軍がこの種の訓練を高度三千メートル以下で実施する場合、艦隊の行動ルートに沿って通知がどこでも行わなければならない」と警告する内容です。ロシア海軍は「答える必要なし」との態度を取っています。
ノルウェー外務省は、沖合いにある油田施設に輸送を行なう民間ヘリに対し潜在的脅威をもたらすことをロシア政府は認識している、と述べ、ロシア政府が、展開したのはすべて公海上であり問題はないが、飛行回数を減らす、機動部隊は油田から移動したと答えてきたと述べています。
今回のロシア機動部隊の展開については、米が進める東欧でのミサイル防衛配備、軍備管理条約問題、各地で発生している紛争、セルビアの致命傷となりうるコソボ独立問題における米ロ間の対立を高める恐れがある。と指摘する人もいます。
ロシアのプーチン大統領は、ロシア国防の必要性を示す動きに出ており、この数ヶ月、戦略爆撃機Tu-95とTu-160による北海と太平洋の定期的な長距離偵察飛行が再開されています。
二十一日時点で「アドミラル・クズネトゥフ」機動部隊はビスケー湾(大西洋にある湾のひとつ。イベリア半島の北でフランス西方(ブルターニュ半島の南)海域にある)に在しています。
●シナ、境界道路を破壊しようとする
二十二日のインド紙「Times」によれば、
先月二十三日に行なわれたインドのアンソニー国防相・軍参謀総長訪シの一週間前に、南西チベットに接する印シ国境・北シッキム州にあるインド領内で、インド軍が作った境界道路を破壊するためシナ軍兵士が砂利をばらまいたと報じています。その後道路は無事完成したそうですが、同紙は、国境地帯でシナ軍はインド軍をさまざまな形で妨害しているとしています。
⇒十九日から九日間の日程でインドとシナ両軍は雲南省で合同演習を実施しています。
国境を護るというのは、結局は力の世界になるというのが常識です。やられたらやり返す。その姿勢がない限り、問題があることすら気づいてもらえません。わが国メディアも、インドメディアが示す根性と姿勢を見習う必要があります。
●インド海軍、ペルシャ湾岸諸国協力会議(GCC)加盟国との海軍演習に参加
インド海軍のGCC担当駐在武官スレシュ大佐(在マスカット)はGCC加盟国との間で行なう統合演習への参加準備が整ったと二十一日明らかにしました。(「いつでもどこへでも出動できます」と言っています)
この発言は、アラブ首長国連邦のフジャイラ港にインド海軍のフリゲート「ブラマプートラ」「タバール」が寄航した折りに行なわれた記者会見で明らかになったものです。
「ブラマプートラ」はプラマプートラ級フリゲート(16A計画)の頭号艦で、二〇〇〇年四月に就役しています。「タバール」はタルワール級フリゲート(ロシアのクリヴァーク3級フリゲートを改造したもの)の三番艦で、二〇〇〇四年四月に就役しています。
オマーン海に望むフジャイラ港は、艦艇の停泊に適し、ホルムズ海峡での航行を避けうる地理的条件を持っています。世界一の船舶給油拠点でもあります。
GCCは、産油国であるサウジ、バーレーン、カタール、クウェート、オマーン、UAEから成り立っています。インドとシナはGCCが生産する原油の二大顧客です。
インド海軍によるこの地への艦艇訪問は、この三年で四十回以上に及んでいます。これは、西アジア諸国とインドの軍事関係が急速に発展していることを示す証左ですね。インド政府高官は「世界最大の給油拠点であるフジャイラ港に、わが海軍の十一隻の艦艇が訪問している。これらの訪問は、何世紀もの間インドがこの地域で維持した海のつながりを湾岸諸国が再確認するという歓迎すべき出来事である」と述べています。
「原油ルートの安全を確保するシーレーン問題が国益の筆頭に上げられているが、ルートを確実に確保する責任はこれまで湾岸諸国の肩に載せられてきた」とスレシュ大佐は述べています。
インドのみならずわが国にとっても、ホルムズ海峡のみならず紅海とアラビア海の接点に当たるマンダブ海峡は、タンカーが必ず経由する地であるだけに特別重要であるといえます。
インドはシーレーン確保のために動き始めています。
湾岸諸国との連携を深化・強化し、インド洋の安定に対する脅威に立ち向かう姿勢を明らかにし、兵器の質・量の向上を図っています。
例えば「タバール」には、ロシア製巡航ミサイル 3M54"クラブ"(*)が搭載されています。タバール艦長のベネルジー大佐は「すべての新鋭艦と換装予定の艦に最新鋭巡航ミサイル『ブラモス』を搭載する予定だ」と述べており、「タバール」も「ブラモス」搭載になるようです。
「ブラモス」はインドとロシアが共同開発した「全プラットフォームから発射可能な巡航ミサイル」です。
【参考】
SS-N-27“シッズラー”; ロシア海軍、対艦巡航ミサイル、3M54、射程300km、GPS/Glonass誘導、巡航時は亜音速飛翔、終末段階の20kmは超音速飛翔、RadarMMS ARGS14シーカ搭載(3M-14と同じ)、中国は潜水艦と共に導入予定
【出典 コモ辞書 http://
【参照】
http://
http://
http://
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⇒インド洋にわが海自部隊が参加する意義については各方面でいろいろ言われていますが、「対テロ戦争参加を通じて湾岸諸国をテロの脅威から護る姿勢を示すことが、わがシーレーンひいてはエネルギー確保に直結する」という視点は極めて重要ですね。
(おき軍事情報部)
~~~~~~~~~~~~
日本のお姉さんの意見。↓
ロシアもインドも、しっかり軍拡を行っている。
チュウゴクに近いから、みんな真面目に自分の国を
守る必要を感じている。(チュウゴク軍は、チュウゴク政府の下に
あるとは思えず、勝手な行動が多くてチュウゴク自体が
信用できない国だと感じる。そう思わせるのがチュウゴク軍の
作戦なんだろうが。)
日本だけが、平和ボケしている。平
和なんじゃなくて戦争が無いだけなのに、その状態だけで
満足しきっている。一般国民はそれでいいのかな。
でも、一般国民が選挙で、「外国に媚を売る変な議員」を選んだら、
日本はその議員を通して外国に利用されるだけ利用される。
牧場の牛みたいになる。飼い殺しになる。日本の領土と資源と人間が
外国に奪われないように、日本人が政府に毎月金を出して
いるんだから、政府の役人はちゃんと税金を日本の益のために
使ってくれないと、困るよ。ダメな庁や役人は、国民がクビに
できるようにならないのかしら。
戦争ではない状態の時に、平和を維持できるように、
隣のぶっそうな連中に常ににらみを効かせておかないといけないの
ですが、どうなっているのかな。
日本の誰かが、潜水艦やらミサイルやら、核やら
こっそり開発してくれていたらいいのに。無理かな。
アメリカが、監視しているから。
アメリカは結局、日本を信用していなくて
核爆弾を落としたことの復讐を恐れているのだろうか。
普通は、復讐しようとするものね。でも、復讐して何の得が
あるのだ?なるべく、公正な強い国と組んで、日本を守るのは、
正しいことだ。昔、日本はイギリスと組んで情報をもらって、ロシアと
戦って勝ったのだ。日本が、日本として存続できるなら、
アメリカと組んでもいいのだ。ただ、アメリカがどこまで強いのか、
どこまで、同盟国である日本を大事にする気なのか、よく
見ておかねばならない。
最近では、アメリカはチュウゴクと仲良くすると、ハッキリ言っていて、
まるで、戦前と同じ状況みたいじゃん。
それで、アメリカと仲良くしていて、大丈夫なのかなと不安になるわけ。
これから、弱くなるアメリカと組んで、一緒に没落するのは嫌だ。
アメリカは、今後一時的には、貿易で再度栄えたとしても、
結局EUから独裁者が出ると聖書の預言に書いてありますからね!
ロシアとチュウゴクは軍国化するからね!(もう、軍国化しているし。)