「沖縄の良識」が語る沖縄戦の真相 12月22日(土)午後2時~4時文京区民センター 2階 2A
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成19年(2007年) 12月20日(木曜日)
通巻第2033号 増大号
♪
(読者の声3) 日)貴誌2032号に「次回の住民投票は、「台湾が国連加盟を『台湾』の名前で行う」(民進党)か、「国連に『中華民国』の名前で復帰するか」を住民に問うというもの”とあります。
国連憲章第五章第23条には、安全保障理事会のひとつに中文版では「中華民国」、英文版では「Republic of China」とあります。したがって、中華人民共和国は、「中華民国」の成りすましとして加盟しています。
もし、台湾が「中華民国」として加盟申請したらここのところはどうなるのでしょうか。
ところで、台湾独立か中国との統一かという国民投票ですが、私が総統なら国民に三つの選択肢に優先順位を付けるように依頼します。
-独立
-統一
-日本との統合ないし連邦
「統一」が最下位となる票が何%でるか。もし、10%以上でたら中国が如何に多くの台湾人に嫌われているかを明確にすることが出来ます。
さらに、もうひとつの現実的な利点は、独立と統一の二者択一の国民投票では、どちらが多数となっても政権にとっても国民にとっても危険な事態となります。
したがって、国民が率直に本心を表現することが困難です。
三者からの選択とすることで、どちらも50%以上獲得することは難しいので、安心して投票できます。
また、国民投票にお祭りの要素が入って、国民が気楽に投票できるようになります。
万一、「日本との統合ないし連邦」になったら、日本の与党も野党もどう反応するか、こちらもお祭り騒ぎになりますね。
(ST生、神奈川)
(宮崎正弘のコメント) 国民党がいう「中華民国」としての国連復帰は時代錯誤的ですが、党是からしても、そう言わざるを得ない。
そうすると国連に居座っている「中華民国」とは、中国共産党が支配する中華人民共和国であり、国連憲章に違反している事実もあらためて浮き彫りになる。国民党はそれが狙いなのか、それとも住民投票を最初からブラックユーモアのたぐいと信じて、適当に対応しているからか。その動機は不明です。
♪
((( 講演会のご案内 )))
<演題> 「集団自決」と沖縄問題
ー「沖縄の良識」が語る沖縄戦の真相ー
<講師> 恵 隆之介氏 (沖縄在住の作家・ジャーナリスト)
恵(めぐみ)隆之介氏は1954年沖縄に生まれました。沖縄を軍政下に置いた米軍は、第8心理作戦部の方針に従って、反日・侮日教育を行いました。戦後世代の恵氏もこの教育を受け、沖縄戦について二つのポイントを教え込まれました。一つは、戦前の沖縄は本土から差別され、その結果として沖縄戦の惨劇にいたったというものであり、もう一つは日本軍は県民を守らなかった、というものです。
恵氏は一時それを信じ込まされましたが、中学から九州の私学に学び、長じて独自に沖縄の歴史を勉強するうちに、それらはまったく間違っていたことを次々と発見する。11月13日の「集団自決」検定問題の集会で20分間の講演をし、大反響を呼んだ恵氏に、今度は2時間、たっぷり語っていただきます。
今、「集団自決の軍命令」問題を越えて、沖縄戦そのものの全体像が問われています。はたして日本軍は県民を守らなかったのか? 恵氏による最新の調査は、事実は正反対であったことを次々に明るみに出しています。この機会を逃さず、是非ご参加下さい。
記
●日時:平成19年12月22日(土)午後2時~4時
●会場:文京区民センター 2階 2A会議室
(電話03-3814-6731)
地下鉄三田線・大江戸線の「春日」駅の「A2出口」を出たところ
地下鉄丸ノ内線「後楽園」駅の「4B出口」を出て、徒歩5分
JR「水道橋」駅の「東口」を出て、徒歩10分
●参加費:1000円(当日会場で申し受けます)。直接、会場にお越し下さい。
主催:自由主義史観研究会(代表 藤岡信勝)
問い合わせ:メール staff@jiyuu-shikan.org 電話03-5800-8515
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
◎小誌の購読は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
http://www.melma.com/backnumber_45206/
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 ◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。
平成19年(2007年) 12月20日(木曜日)
通巻第2033号 増大号
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(読者の声3) 日)貴誌2032号に「次回の住民投票は、「台湾が国連加盟を『台湾』の名前で行う」(民進党)か、「国連に『中華民国』の名前で復帰するか」を住民に問うというもの”とあります。
国連憲章第五章第23条には、安全保障理事会のひとつに中文版では「中華民国」、英文版では「Republic of China」とあります。したがって、中華人民共和国は、「中華民国」の成りすましとして加盟しています。
もし、台湾が「中華民国」として加盟申請したらここのところはどうなるのでしょうか。
ところで、台湾独立か中国との統一かという国民投票ですが、私が総統なら国民に三つの選択肢に優先順位を付けるように依頼します。
-独立
-統一
-日本との統合ないし連邦
「統一」が最下位となる票が何%でるか。もし、10%以上でたら中国が如何に多くの台湾人に嫌われているかを明確にすることが出来ます。
さらに、もうひとつの現実的な利点は、独立と統一の二者択一の国民投票では、どちらが多数となっても政権にとっても国民にとっても危険な事態となります。
したがって、国民が率直に本心を表現することが困難です。
三者からの選択とすることで、どちらも50%以上獲得することは難しいので、安心して投票できます。
また、国民投票にお祭りの要素が入って、国民が気楽に投票できるようになります。
万一、「日本との統合ないし連邦」になったら、日本の与党も野党もどう反応するか、こちらもお祭り騒ぎになりますね。
(ST生、神奈川)
(宮崎正弘のコメント) 国民党がいう「中華民国」としての国連復帰は時代錯誤的ですが、党是からしても、そう言わざるを得ない。
そうすると国連に居座っている「中華民国」とは、中国共産党が支配する中華人民共和国であり、国連憲章に違反している事実もあらためて浮き彫りになる。国民党はそれが狙いなのか、それとも住民投票を最初からブラックユーモアのたぐいと信じて、適当に対応しているからか。その動機は不明です。
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((( 講演会のご案内 )))
<演題> 「集団自決」と沖縄問題
ー「沖縄の良識」が語る沖縄戦の真相ー
<講師> 恵 隆之介氏 (沖縄在住の作家・ジャーナリスト)
恵(めぐみ)隆之介氏は1954年沖縄に生まれました。沖縄を軍政下に置いた米軍は、第8心理作戦部の方針に従って、反日・侮日教育を行いました。戦後世代の恵氏もこの教育を受け、沖縄戦について二つのポイントを教え込まれました。一つは、戦前の沖縄は本土から差別され、その結果として沖縄戦の惨劇にいたったというものであり、もう一つは日本軍は県民を守らなかった、というものです。
恵氏は一時それを信じ込まされましたが、中学から九州の私学に学び、長じて独自に沖縄の歴史を勉強するうちに、それらはまったく間違っていたことを次々と発見する。11月13日の「集団自決」検定問題の集会で20分間の講演をし、大反響を呼んだ恵氏に、今度は2時間、たっぷり語っていただきます。
今、「集団自決の軍命令」問題を越えて、沖縄戦そのものの全体像が問われています。はたして日本軍は県民を守らなかったのか? 恵氏による最新の調査は、事実は正反対であったことを次々に明るみに出しています。この機会を逃さず、是非ご参加下さい。
記
●日時:平成19年12月22日(土)午後2時~4時
●会場:文京区民センター 2階 2A会議室
(電話03-3814-6731)
地下鉄三田線・大江戸線の「春日」駅の「A2出口」を出たところ
地下鉄丸ノ内線「後楽園」駅の「4B出口」を出て、徒歩5分
JR「水道橋」駅の「東口」を出て、徒歩10分
●参加費:1000円(当日会場で申し受けます)。直接、会場にお越し下さい。
主催:自由主義史観研究会(代表 藤岡信勝)
問い合わせ:メール staff@jiyuu-shikan.org 電話03-5800-8515
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
◎小誌の購読は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
http://www.melma.com/backnumber_45206/
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 ◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。