油の吸着剤10トン、(3000万円相当) | 日本のお姉さん

油の吸着剤10トン、(3000万円相当)

原油流出、日本の援助隊が活動開始

 韓国史上最悪の海洋汚染となったタンカーの原油流出事故で、現地へ派遣された日本の国際緊急援助隊が本格的な活動を始めました。

 テアン郡の沖合8キロで7日に起きたタンカーとクレーン船の衝突事故では、原油1万500キロリットルが流出し、韓国国内で最悪の海洋汚染となっています。

 韓国政府の要請を受け、日本政府は国際緊急援助隊を初めて韓国に派遣することを決定。海上保安庁などの専門家チーム6人が油の吸着剤10トン、(3000万円相当)とともに現地入りし、16日から本格的に活動しています。

 「(流出した油は)10年前に島根沖で起きたナホトカ号の事故の1.7倍。大量の油を早く回収することが重要」(国際緊急援助隊、余田幸夫団長)

 事故発生から11日。これまでに延べ25万人が油の除去作業にあたり、蒸発した分を含め、流出した油の7割が除去されました。しかし、大打撃を受けた養殖場などの再開のメドはたっていません。

 韓国政府は被害地域に36億円を緊急支援することを決めていますが、被害総額は数百億円に上るとみられています。

 また、アメリカやヨーロッパの専門家も現地入りしたほか、中国なども緊急に物資を送っていて、国際社会の支援の輪が広がっています。(17日11:45)

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20071217/20071217-00000011-jnn-int.html