イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

2007年12月12日(水)ハヌカの祭最終日
****************************************************
*昨日朝に国防軍がガザに小規模な侵攻作戦。パレスチナの武装勢力側
に6人の死者が出た。パレスチナ側は、和平交渉を停滞させるのが目
的だとイスラエルを批判した。(H,P,Y)

*ストを続ける教師と政府側の交渉は、昨夜11時まで行われたが決裂。
明日の職場復帰命令を前に状況は予断を許さない。(H,P)

*農業技術を開発途上国への提供を推進する国連決議が、イスラエルの
提案で可決。イスラエルが提案した非政治的決議が可決するのは国連
史上初めて。ただし、アラブ諸国は棄権した。(P,Y)

*エチオピア移民の子供に対する差別的扱いが報じられたため、エチオ
ピア移民が今日、差別反対デモを行う。(P,H)

*エジプトが巡礼者の通過のため、ガザとエジプト間のラファ検問所の
通過を一時的に許可。自治政府はエジプトを批判した。(P)

*東エルサレムのハル・ホマでの住宅建設に国際的な非難が高まる中、
他にも数百戸の住宅建設許可が出ていると担当者が証言。(H,P)

*シリアのハマス本部指導者マシャールが、ガザの治安権限や施設を自
治政府に返還することを受け入れたと、アラブ紙が報道。アラブ諸国
はハマスとファタハの和解工作を熱心に進めているもよう。(
Y)

*暴力組織指導者を爆弾で暗殺しようとして逮捕された警官を釈放し、
自宅監禁に。しかし暴力組織の報復を警戒して厳しい警護がついてい
るため、近隣住民が苦情。(H,Y)

2007年12月13日(木)
****************************************************
昨日ガザから17発のカッサム砲

 攻撃。民家などが被害を受け、2人
が負傷した。
スデロットのモヤル市長が、政府の無策に

 抗議して辞任を表明したため、ガザの武装組織は勝利を宣言した。(H,P,Y)

*昨日行われたパレスチナとイスラエルの和平交渉では、パレスチナが
ハル・ホマでの住宅建設を批判。イスラエルもガザからのカッサム砲
攻撃を批判した。
次の交渉は来週にパリで行われる。(H,P,Y)

*労働裁判所の教師に対する職場復帰命令は今日から発効。しかし、多
くの教師は職場復帰を拒否しており、同調する保護者も。(H,P,Y)

*2001年の和平交渉の経過を記した政府文書をハアレツ紙が入手。
領土交換などについて交渉が進んでいたことが判明した。(H)

*国防軍のアシュケナジ参謀長が、ガザからのカッサム砲攻撃を防ぐた
めには、最終的には再占領が必要だとの見解を表明。(Y)

スデロットの民家の防弾化計画を来年1月15日までに提出するよう、
最高裁が国に命令。毎日カッサムの砲撃にさらされるスデロットの住
民30人が、最高裁に訴えているため。(H,P)

*違法入植拠点に通じるバス路線があると、ピース・ナウがバス会社を
非難。バス会社は国防軍の許可で運行していると反論した。(P)

人身売買と売春組織に関わる人々の7割が旧ソ連からの移民者だと対
策団体が報告。貧困ゆえに犯罪に走る人も多く、移民者受入対策が急
務だと、報告をまとめた担当者は語っている。(P)

*西岸地区に設置されている防護壁で、野生動物の移動が妨げられてい
るとの指摘を受け、国防軍では選任の兵士が鹿やイノシシ、ヤマアラ
シなど野生動物の動きを観察中。(Y)

2007年12月14日(金)
****************************************************
*国防軍がガザへのカッサム砲攻撃に反撃し、カッサム砲を発射したパ
レスチナ人3人を殺害。
(H,P,Y)

*クラスの生徒数を32人に減らし10%昇給することで、教師と政府
が土壇場の合意。昨日はほとんどの教師が出勤した。(H,P,Y)

*来週にパリで開催されるパレスチナ支援国会議で、アッバス議長はイ
スラエルが東エルサレムで進める住宅建設批判へ。また、自治区での
通行制限を廃止するよう要求する。(H,P,Y)

*バラク国防相が、今年5月から出されていたスデロット市への「特別
事態宣言」を来年3月まで継続する方針を表明した。(H)

*アシュケナジのチーフラビ、メツゲル師が来年初めにも辞任か。キン
グデービッドなどの高級ホテルに安価で宿泊したことが収賄との疑い
を受け、ラビ会議で罷免される可能性もある。(H,P)

*スデロットのモヤル市長が、バラク国防相と会談の後、慰留を受け入
れ、市長の職務を継続へ。(P,Y)

*自治警察の再編は難航と関係者が語った。自治政府には人口比で異常
に多い7万人もの警察官がおり、解雇すれば反乱の危険がある。(P)

*ヒズボラ指導者のナスララが、イランのハメネイ師の怒りを買って軍
の指揮権を失ったとアラブ紙が報道。ヒズボラは否定した。(P,Y)

*国防軍がジェニンでイスラム聖戦の司令官バルギシュと関係者10人
を逮捕。銃撃戦があったが、兵士に負傷者は無かった。(Y)

[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト  http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp