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(株式日記と経済展望)より。↓12月1日の記事です。
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/6ea52ce19cf779efc5df690880a56a11
(略)
日本のテレビニュースは視聴率さえ稼げればどんな事でも放送するのでしょう。崖っぷちの野良犬救助に生中継するぐらい下らない事まで放送する。それに対して日本の運命を左右するような重要な事は影響が大きすぎて放送される事は無い。つまりバカバカしい事ほどテレビ放送局は大きく取り上げ、重要な事ほどお上がうるさいので放送しない。
さいわいネットなどでは小さなことでも記事になるから、注意して見れば重要なニュースは見つけることが出来る。米空母のキティーホークが香港に寄港を断られたのも小さなニュースですが、米中関係が微妙である事が読み取れる。中国政府の真意が分かりかねますが、何らかの当て付けなのだろう。
去年の10月に米機動部隊に中国の潜水艦が異常接近しましたが、先月もまた米機動部隊に異常接近している。いずれも魚雷の射程範囲何であり米機動部隊は気がつかなかったようだ。空母の周囲には厳戒態勢が敷かれているはずですが、探知されないようなシステムを中国の潜水艦が装備しているのかもしれない。
◆中国の潜水艦、米海軍の非常警戒網を突破=英紙 11月12日 朝鮮日報
艦隊が最近、太平洋で演習していたところ、中国籍の潜水艦が演習海域のほぼ中心に配置されていた空母「キティホーク」の近くに急浮上し、米軍が驚いた、とイギリスの日刊紙「デーリー・メール」が11日、報じた。
同事件は最近、米国海軍がキティホークを含む艦隊を動員し、日本の南部と台湾の間の海域で演習を行っていた際に発生した。米海軍は、空母が演習に参加する場合、少なくとも約10隻の戦艦と2隻の潜水艦を周囲に配置し、警戒態勢を敷いている。しかし、中国が独自開発した全長49メートルの攻撃用潜水艦1隻が、これらの監視網をくぐり抜けたというのだ。約80機の戦闘機と4500人の兵士を乗せたキティホークは、同潜水艦が搭載している魚雷の射程圏内にあった、と同紙は伝えた。
北大西洋条約機構(NATO)のある関係者は「米国は今回のことでスプートニク(1957年に旧ソ連が打ち上げた世界初の人工衛星)打ち上げと同等の衝撃を受けた」と話した。米国は、中国の潜水艦がこうした高度な技術を持ち合わせているということを認識していなかったというのだ。
米国がこの事件に対する釈明を要求したところ、中国は「偶然にすぎない」との反応を示したという。しかし、一部の専門家は、中国が自国の軍事技術の水準を米国や西側諸国に誇示したものとみている。イギリス海軍の元将校で対潜水艦専門家のスティーブン・サンダース氏は「自分たちの裏庭である台湾に関して、米国が干渉したり影響を及ぼそうとしたりする場合、ただではおかないとの意志を示したもの」とみている。
(私のコメント)
これも中国海軍の嫌がらせ行為なのですが、潜水艦への索敵網を掻い潜る技術を持ち始めたのだろうか? 通常型潜水艦の進歩もめざましく攻撃性能は原子力潜水艦に劣らず、沿岸海域では強みを発揮する。中国はこうした潜水艦を60隻程度保有しており、日本は潜水艦を16隻しか保有していない。
中国の海軍力の増強は日本にとっても脅威であり、防衛ラインを設定して中に入ってきた艦船をみな追い出すつもりなのだろう。先日も東シナ海のガス田開発を中国に打診したら軍艦を出動させると返答してきて日本は開発を断念したようだ。日本は外交と防衛をアメリカにまかせっきりにしているから、中国を刺激する行動は取れない。
あくまでも日本の自衛隊はアメリカ軍のサポート役であり後方支援しか役割は与えられていない。アメリカ軍が無敵であればそれでもいいのでしょうが、イラク戦争で軍が釘付けされていると他の地域では動きが取れなくなる。その意味でアメリカ海軍は意図的に中国潜水艦を泳がせて本国政府に警告を発しているのかもしれない。
このような状況では自衛隊は緊張感の欠けたものになり、防衛省で汚職が頻発するのもたるんでいる証拠だ。政治も審議をほったらかしにして証人喚問がどうとかこうとかやっている。イージス艦の機密情報も自衛官の妻が中国のスパイで問題になりましたが、一体自衛隊は何のために何をやっているのだろうか? 自衛隊の間抜けぶりを示すニュースが昨日もありましたが、まことに情けない。
◆<海上自衛隊>中国海軍へのイージス艦公開中止 米側要請で 11月30日 毎日新聞
海上自衛隊が30日に検討していた、来日中の中国海軍艦艇乗員へのイージス艦「きりしま」の公開を、在日米軍などの指摘を受けて取りやめた。今年1月に海自2等海曹によるイージス艦情報漏えいが発覚するなど、米側は自衛隊のずさんな情報管理体制に懸念を強めており、日本側に慎重な対応を求めたとみられる。イージス艦の公開中止を受け、中国海軍艦艇乗員は同日、代わりにインド洋での給油活動を終えて帰国した補給艦「ときわ」を視察した。
イージス艦のシステム中枢部は「特別防衛秘密」指定で非公開だが、その他の部分は来日した外国軍関係者らへの公開が容認されていた。複数の防衛省関係者によると、海自は当初、中国側に甲板などに限定して公開する方針だった。イージス艦を公開することは中国側には伝えていなかったという。【田所柳子】
(日本史から見た最新ニュース)より。↓全文はこちらで!
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