イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

2007年12月2日(日)
****************************************************
*最高裁は金曜、ガザへの給電削減の必要性を承認したが、どの程度の
削減が妥当なレベルかという判断は裁判所で行うとしたため、
削減の
実施はさらに遅れることになった。(H,P)

*国防軍がガザでの戦闘で武装勢力6人を殺害。うち5人はハマスのメ
ンバー。

金曜から土曜までにガザからイスラ

エルに対して15発の迫撃砲攻撃と、

5発のカッサム砲攻撃があった。(H,P,Y)

*国連安保理でアナポリス和平会議の合意に賛成を決議することを

 米国が提案していたが、イスラエルの反対で撤回。(H,Y)

*46日目に突入する教師のストライキに、労働裁判所から中止命令か。
保護者会でもストに賛否両論が出ており、小学校教師組合はストライ
キに同調することを拒否し、授業を続ける構え。(H,P,Y)

*今後、既存の大規模入植地の内部での建設は進めるとの考えを、

 オルマート首相が表明。米国政府は見解の表明を避けている。(P)

*安全保障上の措置への司法の介入権を剥奪する法改正を、政府が

 検討中。裁判が長引き、安全保障措置の妨げになっているため。(H)

*429人のパレスチナ人政治犯を月曜に釈放へ。全員が、今後テロ行
為を行わないとの誓約に署名する。(P,Y)

*自治警察がハマス活動家を拘束して、あご髭を剃る作戦を再開。

 宗教的なハマス活動家にとって、あご髭を剃られるのは最大の

 侮辱で、アラファト議長も一時この作戦を採用していた。(P)

*週末に交通事故が多発し、十代の少年ら6人が死亡。(H,P)

2007年12月3日(月)
****************************************************
*防護壁のパレスチナ側に暮らす6万人余の入植者に、補償金を払って
自主退去を促すことをバラク国防相が提案。入植者は激しく反発。首
相は「今は時ではない」として検討を延期する構え。 (H,P,Y)

*先週、西岸地区で入植者を射殺した犯人2人を国防軍が逮捕。2人は
自治警察の職員で、自治政府から支給された武器を使用して、銃撃テ
を行ったことが判明した。(H,P,7)

*教職員組合が労働裁判所の職場復帰命令への対抗策を検討中。

 もし命令が出されても、病欠等を使ってストを続ける可能性も。(H,P)

ガザからイスラエルへの侵入攻撃の試みが増加しているため、ガザ

 周辺に音響振動センサーを設置することを、国防軍が検討中。この

 センサーはイスラエル製で、世界各国で使われている。(P)

*ハマスのガザ占拠でガザに閉じ込められたパレスチナ人199人が

 イスラエル経由でエジプトへ。あくまでラファ検問所の再開を要求する
ハマスの反対で、イスラエル経由での通行は中断していた。(Y)

*ガザでは燃料不足が深刻化。代金未払が続き、イスラエルの石油

 会社 が燃料供給を減らしたところ、ガザ側が不買運動を開始。

 ほとんどのガソリンスタンドが営業を休止している。(H)

アラブ人の町で「家の名誉を守るため」に若い女性が親族に殺された
事件で、裁判が進行中。しかし、容疑者逮捕に結びつく重要証言を行
った女性が失踪親族に監禁・殺害された可能性が高い。(H)

*死海地方でまた地震。この2週間で4回の小地震があり、大地震の前
触れだとの見方も出ている。(Y)

2007年12月4日(火)
****************************************************
*米国の情報機関が合同でイランの核開発に関する報告を発表した。

 イランは核兵器開発を断念し、民生利用を目指しているとする内容。

 米国はイランを軍事攻撃しないものと見られている。(H,P,Y)

*パレスチナ人政治犯429人を月曜に釈放。まだ収監中のバルグティ
は、数が少なく無意味なことだと不満を表明した。(H,P,Y)

*2001年にゼエビ観光相を殺害したPFLPのテロリスト、クラア
ンに終身刑と懲役100年の刑。(H,P,Y)

*アナポリス和平会議で日程は決めなかったが、最終地位交渉は

 早期に妥結させるとオルマート首相が演説。(H)

ガザからの砲撃で国防軍兵士4人が負傷。

 国防軍の武装勢力に対する攻撃で5人のパレスチナ人が死亡した。

 (P,Y)

*ガリラヤのモシャブが、大地震時に瓦礫の下から人を救出する

 救助隊 を結成。イスラエルでは大地震が迫っているとの専門家の

 警告にもかかわらず、ほとんど地震災害への対策は進んでいない。

 (H,Y)

*米国在住のマラノの子孫30人が移住のためイスラエルを下見。16
世紀にキリスト教に強制改宗された後、隠れてユダヤ教を守って来た
が、イスラエル政府は彼らをユダヤ人と認めていない。(H)

自治区のキリスト教徒はイスラム教徒の迫害を受けてあと15年で消
滅すると、エルサレムの専門家が警告
。世界のキリスト教はイスラム
教徒の反発を恐れて、この問題にほとんど沈黙している。(P)

[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト 
http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」
http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp