養爺にしてください。 | 日本のお姉さん

養爺にしてください。

イタリアのおじいちゃんが、養子じゃなくて養爺に

してくださいと広告を出した。↓

http://rate.livedoor.biz/archives/6357005.html



最近、身のまわりでも身よりのない一人身のおじいちゃんと

若い夫婦が養子縁組をするケースがあったので、

ちょっとおもしろかった。条件は、おじいちゃんがぼけても

病気をしても家族として最後まで世話をすること。

その代わりに、若い夫婦は遺産(土地と建物とその他全て)を

もらえるのだ。新しい家族の形態だなあ。

でも、実際に、最後まで看てくれるのかどうかは、

相手を信じるしかない。

ぼけちゃったら、誰だか分からなくなるから一緒かしら。

わたしのおじいちゃんも、

「どなたかは存じませんが、ありがとうございます。」って、

わたしに言ってたな。

ちょっとぼけていても、たくさんの人のいる施設に入って、

しょっちゅうしゃべっていたら、ぼけも改善されるもので、

田舎の静かな老人ホームから、賑やかな町の老人ホームに

引っ越したら、おじいちゃんは、大分、明るくなって

ぼけも少し治って幸せそうにしていた。

養子縁組は、日本では結婚みたいに簡単にできる。

市役所で書類をもらって戸籍謄本を揃えて、

2人か3人の賛同者のハンコと住所を

書いてもらえばいいのだ。でも、一生がかかっていることなので、

慎重にしないといけない。お金持ちが養子をもらった場合、

養子が悪いヤツだったら遺産が早く欲しくて

殺されちゃうかもしれない。家族は選べないけど、養子は

選べる。ロシアでも、家具とおばあちゃん付きの

安いマンションが売りに出されて、

子持ちの母親が、それを買って、おばあちゃんと仲良く暮らして

いるとテレビのバラエティー番組で見たことがある。

あれも、養子縁組みたいなもんだよね。ベストな組み合わせが

あれば、養子縁組をして独り者が養子に老後の面倒を見てもらう

システムは、いいかもしれない。

失敗したら目も当てられないけど。