金を扱う場所にいる人間にご注意 | 日本のお姉さん

金を扱う場所にいる人間にご注意

 浄土宗宗務庁(京都市東山区)の元職員が宗派の金約7億円を流用したとされる事件で、京都府警捜査2課と東山署は29日、同庁財務局元課長補佐・桑生(くわお)義文容疑者(52)(京都府城陽市)を業務上横領容疑で逮捕した。

 桑生容疑者は「金を勝手に引き出して、商品先物取引に使い込んだ」と容疑を認めており、府警は巨額流用の全容解明を進める。

 調べでは、桑生容疑者は宗派の金の出納係だった2003年1月~04年9月に計29回、宗派の預金口座から僧侶が加入する「浄土宗共済会」の積立金などを引き出し、計約1億5000万円を着服した疑い。

 昨年5月に約7億円の使途不明金が発覚。浄土宗は同7月、流用を認めた桑生容疑者を懲戒解雇し、同9月に府警に告訴した。

11月29日13時44分配信 読売新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071129-00000303-yom-soci


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宗教でも、銀行でも会社でも、生協でも、
学校でも、老人介護でも、身体障害者施設でも、老人ホームでも、
金を自由に扱える場所にいる人間は、
ちょっとでも誘惑に駆られたら、
目の前の金を「ちょっと、お借りしよう。後で返しておけばいいや。」と
いう気持ちになるようだ。誘惑に駆られない人は、お金に
困らない真面目で堅実な生活をしていて、道徳心が
しっかりしている人なのだが、
そんな真面目な人でもひどい条件が重なって困窮したら、ふっと、
罪の誘惑に駆られる時があるのだと思う。
実際に罪は犯していなくても、心の中ではいろんな思いが
動いているものなのだ。
聖書は、心の中に悪い思いが起これば、それは罪なのだと
教えている。実際に犯罪を犯した人間は、法律で裁かれなければ
ならないが、神さまの目からみると、人間はみな同じ罪びと
なのだと、聖書には書いてある。
心の中の思いを実行した者は、犯罪者だ。
人間とは、弱い生き物なので、金を自由に動かせる場所にいる
人間をチェックするシステムが必要だ。
そのシステムが機能していれば、金を扱う人間も発覚を恐れて
犯罪を犯さなくなるからだ。
誘惑の多い仕事をしている人間が罪を犯さないように助けるためにも
上司やトップの人間は、常に監視を怠らないようにするべきだ。
以前、どこかの事務員の女性が自分の恋人に貢ぐために
仕事場から多額の金を横領した事件があった。
外国に住む外国人の奥さんに、役所の金を盗んで貢いでいた
公務員もいた。なぜ、長い間、彼らの罪が発覚しなかったのだろう。
日本人は、危機管理がいろんな場所でなっていないからだと
思う。アメリカでは、家政婦や老人介護のヘルパーさんが、
勝手に病人や痴呆症になった老人の銀行口座からどんどん
金を引き出して逃げてしまう事件が結構あるとアメリカ人が言っていた。
そのアメリカ人のおじさんの家で働いていたメキシコ人のヘルパーも、
痴呆症になったおじさんのアンティークの家具を全部、
売り飛ばしてポケットマネーにしてしまったそうだ。
クレジットカードやハンコや銀行のカードや健康保険証や
運転免許証を無造作に家に置いている人は、
身近な人にちょっと名義を借りられて消費者金融で金を
借りられないように、気をつけてほしい。
特に、痴呆症の方や、知的障害者の方を身内に持つ方は、
クレジットカードがどうなっているか、頻繁にチェックしてほしい。

「昨年5月に約7億円の使途不明金が発覚。
浄土宗は同7月、流用を認めた桑生容疑者を懲戒解雇し、
同9月に府警に告訴した。 」
5月に事件が発覚して9月に警察に告訴したなんて、
遅すぎないか。きっと、内輪でなんとかこの事件を
隠そうとしたんだろうな。7億円も使い込んでいると
感覚がマヒして、平気になるんだと思う。
せめて、1000万円ぐらいで、発覚していたら、
この犯罪者も返すことができただろうし、告訴もされずに
済んだかもしれない。