孫にお菓子を買ってあげたり小遣いやったり、自分の好きな花とか魚を買ったり
香川県坂出市のパート従業員、三浦啓子さん(58)と孫娘2人が行方不明になった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された三浦さんの妹の夫、川崎政則容疑者(61)が「妻が義姉のためにつくった借金を背負って困っている」と関係者に漏らしていたことが28日、わかった。妹は三浦さんからの度重なる金の無心に応えるため複数の消費者金融に借金をしていたという。坂出署捜査本部は、川崎容疑者が妻の死後に残った借金の返済に窮したことが3人を殺害するという凶行の引き金になった可能性もあるとみて詳しい動機を追及している。
調べや関係者によると、川崎容疑者は約35年前に、三浦さんの妹の雅子さんと結婚。一男一女をもうけ、坂出市内の長屋で暮らしていた。しかし、生活は楽ではなく、約7年前からは夫婦揃ってパン製造会社に勤め出すようになった。
一方、三浦さんも数年前に離婚して以降、複数のスーパーマーケットでパート従業員として勤務したが生活は苦しく、このころからたびたび雅子さんに借金を申し込むようになったという。
これに対し、雅子さんは夫の川崎容疑者にもあまり相談せずに現金を工面。家計からまかなえないようになると消費者金融で金を借りてまで、三浦さんに渡していた。
川崎容疑者の親族は「三浦さんは雅子さんに借金を申し込むとき、自分が両親と仲が悪いことをあげて、『あなたは親の財産を引き継げるんだから』と迫ることもあったようだ」と証言する。
三浦さんの無心を断ろうとしない雅子さんの態度に川崎容疑者は時折、三浦さんとのつきあいをやめるよう注意したり、「お前のせいで人生が狂った」と怒りをぶつけることも。知人には「妻が外で金を借りて困る。義姉に200万円くらいは貸している」と不満を漏らしていたという。
さらに、今年4月に雅子さんががんで亡くなった後、実の姉(70)に借用書を見せながら、「家を整理していたらこんなん出てきた。困るわ」と吐露。知人には「生活が大変だ」と落ち込んだ様子を見せていたという。
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捜査本部は28日午後、川崎容疑者を高松地検に送検。坂出港の岸壁で発見した3遺体は三浦さんと孫の山下茜ちゃん(5)、彩菜ちゃん(3)で、それぞれの遺体に刃物による傷があるのを確認した。
また、3人の殺害に使った刃物を川崎容疑者の供述通り、坂出市のJR府中駅近くの墓地から発見、押収した。29日には川崎容疑者の自宅などを捜索し、殺人容疑でも本格的に追及する方針。
「おれの手元にやっと帰ってきた」。香川県坂出市でパート従業員、三浦啓子さん(58)と孫の山下茜ちゃん(5)、彩菜ちゃん(3)が行方不明になった事件で、姉妹の父、清さん(43)が28日夜、坂出市役所で会見した。山下さんは憔悴(しょうすい)しきった表情でときおり声を詰まらせながら、義母と娘2人に対する思いを語った。
午後9時40分ごろ、会見場に入った清さんは、涙をこらえるように目を見開き、口は真一文字。冒頭は立ったまま、「みなさんどうもありがとうございました。ばあちゃん、子供たち、やっぱりだめでしたけど、おれらのもとに帰ってきました。ほんまに報道のみなさんありがとうございます」と頭を下げた。
さらに、「16日朝、嫁さんが子供を見に行ってから早12日。それで今日、みなさん知っている通り、海のところで遺体となって発見されました。ばあちゃんも娘も見つかりました。ばあちゃんも子供も天候が悪くて腐敗が遅かったのか、顔がはっきりわかりました」と一言一言をかみしめるように話した。
続いて「ほんま、ひとつ言えることは生きててほしかった。生きておれの手元に戻ってほしかった。それがほんまのこと。警察に言われても信じられませんでした。今でも信じられません。ほんまにばあちゃん、子供、みんなが帰ってきてくれたのがどんな形であれ、帰ってきてくれたのが…ほんまに喜んでます。もう一度、報道のみなさんありがとうございます」と再び頭を下げた。
その後の清さんとの一問一答は次の通り。
--川崎政則容疑者と三浦さんのトラブルについて耳にしたことはなかったか?
「ない。まったくない。そういうことがあれば、金銭トラブルがあるんやったら、おれに言うか嫁に言うかしてくれていたはず」
--三浦さんの妹で川崎容疑者の妻、雅子さんの200万円の借用書が死後に出てきたとの話があるが?
「事実無根です。事実だったら言ってくれるはず。そのためにばあちゃんは必死で働いている。金銭借りたりというのがあれば、おれらに言ってくれているはず」
--雅子さんが肺がんで入院しているときに三浦さんが引き取ろうとし、その日に亡くなったという話がありますが?
「それは違う。これはばあちゃんの名誉のために言うが、雅子姉さんは旦那のところに帰りたくない。姉ちゃんのところに帰りたいと言ったんだ」
--三浦さんが朝から夜まで労働しているのは何のためだったと思いますか?
「彩菜、茜ら孫4人にお菓子を買うてあげたり小遣いやったりとか、自分の好きな花とか魚を買ったり…」
--遺体発見現場には行ったのか?
「まだ行ってない。嫁に聞いたら『行かない』と言った。行ったら確実に倒れるのわかってる」
--子供たちに対面してどういう言葉をかけられましたか
「やっと帰ってきたんやのう。おれらの元に帰ってきたんやのう」
ttp://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/106569/
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おばあちゃんと妹は関係が深く、
おばあちゃんは、妹に借金をしていたことを
息子にも嫁にも言わなかったらしい。
借金をしているなんて、恥ずかしいもんね。
そうやって家族に隠れて借金をしていても、妹が生きている間は
妹が借金を返してくれていたから借金をしていることが
表面に現れなかったのだ。
妹が死んだときに、
借りた金を返そうという誠意を残った妹のご主人に
示さなかったから
ついに、うらまれて殺されてしまったのだった。
妹のご主人はおとなしい人だったらしい。おとなしくて真面目な人が
ストレスでおかしくなったら、おもいがけないような犯罪を犯す。
このご主人を犯罪者にさせるまで、追い込んだのは、夫に黙って
姉に貸すために消費者金融で借金をして
そのまま死んでしまった妹さんと、金を借り続けて返済しなかった
姉であるおばあちゃんだ。
おばあちゃんの息子が言うことが本当なら、
おばあちゃんの妹は、夫よりも姉が好きで、夫のことは嫌いだった
としか思えない。生活が楽ではないところに消費者金融から
200万円も借金をされて、さらに生活が苦しくなって
妹さんのご主人も大変だったのだろう。
消費者ローンで借金をしたら、返しても返しても利息ばかり払わされて
元金はあんまり減らないようになっている。
消費者ローンに手を出す人は、たいてい2件以上から借金をしている。
生活費は借金返済に取られて、毎日苦しくて
本当に大変だったのだと思う。
だからと言って、人を殺していいのかという話になるが、
妹のご主人は、貧乏の苦しみとうらみの心に負けて
自分を制することができなくなってしまって、自分の願望を行動に
移してしまったのだ。自分の心に負けてしまったのだ。
金を借りたらすぐに返さないと、今回の事件のように
周りのみんなが苦しむことになる。
おばあちゃんは、孫にお菓子やお小遣いをあげたり、好きなお花や
好きな魚(熱帯魚か?)を買ったりして結構優雅な生活を
楽しんでいたような感じがする。
かわいそうなのは、罪の無い孫たちだ。
おばあちゃんの罪に巻き込まれて死んでしまったのだ。
おばあちゃんの妹は借金をしてまで、姉であるおばあちゃんに金を
貸すべきではなかった。「遺産が入るだろ。」と言われても、
今は貧乏なのだから貸すべきではなかった。
本当の優しさは金を貸すことではない。
消費者ローンから金を借りてまで、親戚や友人に
金を貸すべきではない。
会社の近所のお好み焼きやさんに来ていたお客さんのひとりも、
生命保険会社に勤めるおばさんに、無理やり生命保険をいくつも
入らされ、金も何百万円と貸しているとか。ちっとも返してくれなくて、
いつも、おばちゃんはグアムやハワイに遊びに行っているそうだ。
お好み焼きやさんとわたしは、
「借金を気軽に頼みにくる人は、結構人生を楽しんでいて幸せなんよ。
あなたは、帰ってこない金のことを思い出しは苦しんでいる。
どっちが幸せだと思う?おばさんの方が幸せだと思うよ。
なぜならおばさんは、あなたから金を借りても直ぐ忘れて、
あなたに金を返す前に遊べる人なんだから。
明るく陽気でくったくがなく、よく笑って楽しくてとってもいい人で、
困った時は、あなたに頼りに来る人なんだから。
だから、そんな人に二度と金を貸したり、無駄な保険に入らないようにね!」と
忠告したのだ。
「でも、おばさんは、すごく困った顔をしてやってくるし、
お願い、お願いと言って金を貸すまで帰らへんねん。」と言っていた。
金を借りる人は、カナラズ貸してもらえる人を選んでお願いに行くし、
借りるまで帰る気は無いのだ。人から金を借りる時の決意と来たら、
岩をも砕くような勢いがある。
だから、気が弱く優しい人は、そんな人を家に入れたらお終いなのだ。
友達の妹も、消費者金融に手をつけてしまい、
困った時に、親や姉や友達に180万円、150万円と少しずつ借りていって、
借金がついに返せないような金額になってしまった。消費者ローンは、
何度も親や友人の助けで全額返したのだが、それでもまた借りてしまうのだ。
いつも、頼めば周りがお金を貸してくれるので、
消費者金融を使うのがクセになってしまったのだ。
今は、消費者ローンも金を貸してくれなくなり、周りのみんなも貸す金が
なくなったので、今度は友達に頼んで借金をさせ、その金を借りたのだ。
他人に借金をさせて、その金を借りるのは、罪なことだと思う。
殺された三浦のおばあちゃんも、妹に消費者金融で金を借りさせて、
返しもせず、自分は孫にお菓子を買ってあげたり、孫に小遣いをやったり、
自分の好きな花や魚を買ったり、結構楽しく過ごしていたんだ。
悲しい事件だった。
三浦のおばあちゃんの妹の優しさが、この事件を生んだ。
優しいだけでは、いけないんだ。厳しく対処することも、大切なんだ。