12月に100品目を公表 | 日本のお姉さん

12月に100品目を公表

食の“絶滅危惧(きぐ)種”を守れ-。日本各地に脈々と受け継がれてきた食材や郷土料理が、急速に進む過疎化や生産者の高齢化によって消えようとしている。これらを次世代に残そうとする動きが出てきた。
 「味の箱舟(アルカ)」と名付けた絶滅危機食材の保護プロジェクトを進めるのは、会員約2000人の任意団体「スローフードジャパン」(仙台市)だ。伝統の食文化を大切にしながら食事をゆっくり楽しむスローフード運動の理念に基づき、2004年に設立された組織だ。
 「味の箱舟」の狙いは、伝統的に食べられてきた希少な農産物や食品などを受け継ぐことにあり、その地で50年以上作られている野菜や穀物、伝統漁業による魚介類、昔ながらの製法による加工食品などが候補。これまで20品目が認定された。
 10月には食文化講座「マスター・オブ・フード」の日本版を開講し、食文化に精通した人材を育成する。スローフードの本場、イタリアには「コーヒー」「ワイン」など23コースがあるが、日本版は「みそ」「しょうゆ」コースなども検討。同時に「味の箱舟」の認定食品を啓蒙(けいもう)する。
 一方、有機野菜などのネット通販を行うオイシックス(東京都品川区)は、山形県最上郡の伝統野菜「神代豆(じんだいまめ)」を9月中旬から生で売り出す。農家1軒だけが生産する“幻の枝豆”で、粒の大きさと濃厚な味が特徴。約1カ月間の限定販売だが、「通年提供できるよう真空パックの加工食品も試作している」という。
 オイシックスが販売する人気野菜で、千葉県八街市で8軒の農家が栽培する「トロなす」は1本313円。見た目は鮮やかな緑色で、中身は白い珍しいナスだ。1.5センチくらいに切り、こんがり焼くか素揚げで食べるとおいしい。品種名は「白なす」だが、伝統野菜には、調理方法がわからず買ってもらえない例が多い。そこで「ステーキでとろーり食感 トロなす」の商品名で発売したところ、売り上げが伸びた。ほかにも緑黄色野菜「おかひじき」(山形県)、赤いマスカット「甲斐路」(山梨県)などをそろえている。

■日本の強度料理100品目 服部氏を委員長に農水省選定

 国も後押しし始めた。農水省は、過疎化が進む農漁村を元気づけようと、日本を代表する郷土料理100品目の選定に乗り出す。
 全国各地に伝わる料理の歴史や文化に関する情報を発信し、料理を通じて地域の良さを再発見してもらうのが目的。かつての人気テレビ番組「料理の鉄人」で解説を務めた服部(はつとり)幸應(ゆきお)・服部学園理事長を委員長に「郷土料理百選選定委員会」を7月に設けた。
 全国から候補として集められる郷土料理は1000~1500品目に上る。ウニとアワビを吸い物にした東北の「いちご煮」や、冷たいみそ汁を麦飯にかけて食べる宮崎県の「冷や汁」などの名物料理のほか、地元の人しか知らないような料理も含まれる。
 全国的に商業化している郷土料理は基本的に対象外だが、「最近、地方の名物になったギョーザやラーメンなども捨てがたい。過去・現在を問わず、残したい郷土料理を選んでいく」(服部委員長)という。
 10月に200品目まで絞り、12月に100品目を公表する。インターネットによる一般からの人気投票も審査の過程で受け付ける。
 選定後は、農林漁業の体験や農家への宿泊など地域との交流をテーマに、郷土料理百選を巡るツアーの企画を旅行会社に呼び掛ける考え。多くの人に農漁村を訪れてもらい、地域活性化につなげていきたいとしている。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/living/cooking/77994/
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もうすぐ12月だから、ぼちぼち100品目が選ばれているはず!

京都には、京都しか栽培されていない京野菜が

たくさんあって、今でも京都の人は

それで料理をしているそうだ。

京都の人は、環境に優しい固形せっけんで

皿を洗ったりして、結構自分の住む場所をきれいにしようと

いう意識が高い。