損害賠償を求めた裁判 | 日本のお姉さん

損害賠償を求めた裁判

 経営する小料理店の客に「デブ」と繰り返し言われ、精神的苦痛を受けたとして、仙台市青葉区の30代の女性が同市の60代の税理士男性に300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、仙台地裁は27日、「女性を侮辱する言葉で許されない」として、男性に30万円の支払いを命じた。

 判決によると、男性は2006年6月5日午後、開店準備中の店を訪れ、ビールや日本酒、おつまみを注文。女性が用意したニラ玉に、「甘すぎる」「こんな物で金が取れるほど世の中甘くない」などと言い掛かりをつけた。

 その後、男性は「デブ」と繰り返し侮辱し、女性が「薬の副作用で太っている」と言うと、「ニラ玉が甘いのも薬のせいか」などとののしった。

 女性は3日前に母親から店を継いだばかりで、男性の言葉に動揺して店を開けられなくなり、同月8日に受診した病院でうつ病と診断された。

 伊沢文子裁判官は「客が酒の勢いで従業員に乱暴な言葉をかけてくることがあり得るとしても、おのずと制限はある」と指摘。「『デブ』とは言っていない」とする男性の主張を「信用できない」と退けた上で、「『デブ』は調理や料理の味、店の経営とは何らかかわりのない言葉。限度を超え、許される範囲のものとは考えられない」と述べた。

11月28日6時12分配信 河北新報


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男性の言葉に動揺して店を開けられなくなり、
同月8日に受診した病院でうつ病と診断された女性が
損害賠償を求める訴訟をおこした。
本当に、ニラ玉が甘くておいしくなくて、男性が怒りを感じて
毒づいたのかもしれないが、
裁判官は、「『デブ』は調理や料理の味、店の経営とは何らかかわりの
ない言葉。限度を超え、許される範囲のものとは考えられない」と述べ、
30万円の支払いを命じた。
でも、女性の裁判官だったから、こんな判決が出たのかもしれない。
男性が裁判官なら、「それぐらいで罪にはできない。」と言ったかも
しれないと思った。
それでも、この男性は30万円しか、払わなくていいのだから、
この裁判の判決をした女性の裁判官は、なかなか公正な方だ。
30万円ぐらいの罰金が妥当だろうなと思った。