イスラエルからのニュース
2007年11月11日(日)
****************************************************
*自治政府が現実無視の原理主義に固執しているため、交渉が進まない
と、イスラエルの担当者が苦言。 自治政府のエレカット氏も、イス
ラエルとの交渉は全く進んでいないと語った。(P,H)
*イスラエルが西岸地区から撤退すれば、ハマスが西岸地区も制圧する
と、ハマス指導者のザハルが演説。ファタハとの融和姿勢を打ち出し
たハニエとは全く逆の見解を示した。(H,Y,P)
*財務相の汚職を内部告発したゼルカ氏が、辞任を表明。国家監査官が
出していた地位保全命令が期限切れになるため。(H,P)
*イスラエルとエジプトの軍事担当者が、ガザとエジプト間の警備体制
についてローマで協議。米国はエジプト軍の増員を提案しているが、
イスラエルは現有人員での警備強化を求めて行く考え。(H)
*アラファト議長の死から3年。175万ドルの霊廟が完成し、除幕式
でアッバス議長が演説。最終的にエルサレムに議長を葬る決意を示す
ため、議長の棺はレールの上に載っているという。(Y)
*西岸地区でハマス指導者ハニエの記者会見を生中継したTV局のオー
ナーを、自治警察が逮捕。報道関係者は反発している。(P)
*米国への頭脳流出を防ぐため、イスラエルの研究者の給与を上げよと、
ノーベル賞受賞者らが提言。しかし、研究者が米国に行く理由は、給
料ではなく先端的な研究者と交流できる環境だとの見方も。(H)
*ナチスのユダヤ人迫害の発端となった「クリスタルナハト」を記念し、
ネオナチ支持者400人がプラハでデモ。しかし、反ファシズム運動
家2000人がデモ隊を阻止し、乱闘で数名の負傷者が出た。(H)
2007年11月12日(月)
****************************************************
*イスラエル政府がパレスチナ人政治犯400人の釈放を決定。アナポ
リス和平会議に向けて善意を示すのが目的。(H,Y)
*自治政府の交渉担当者クレイ氏が、国防軍の検問所で足止めを食った
ためリブニ外相との会談が中止に。リブニ外相は陳謝し、事実関係の
調査を行うよう、国防軍に求めた。(H,Y)
*カッサム砲に対抗してガザへの電力供給を削減する案に、検事総長が
反対しているため「砲撃でスデロットが停電しているのに、なぜガザ
を停電させるのが悪なのか」等と閣僚が不満を表明。(H,Y,P)
*オルマート首相の汚職事件の捜査のため、警察が20箇所を家宅捜索。
捜索箇所が多いのは、捜査対象を絞り込めていないためであり、資料
分析には長い時間がかかると見られている。(H,Y,P)
*イランの外務省が、イスラエルの軍事力は脅威ではないと宣言。イス
ラエルから攻撃を受ければ反撃すると警告した。(H,Y)
*国防軍のヒルシュ司令官が、レバノン戦争で責任逃れをしている軍幹
部を非難。全責任を現場だけに押し付けていると語った。(H,Y)
*最近、イスラエル国防軍が北部で行った軍事演習は、次の戦争の準備
だと、ヒズボラ指導者のナスララが非難。(Y)
*アナポリス和平会議の成功を阻止するため、ハマスが大規模なテロを
行う可能性があると、国防軍の情報担当者が警告。(P,H)
*オルマート首相は前立腺がんで人気を稼いでいると、バラク国防相側
近が発言。国防相の見解ではないと事務所が釈明した。(P)
2007年11月13日(火)
****************************************************
*ファタハがガザで行ったアラファト議長追悼デモにハマスの部隊が発
砲し、6人が死亡。どちらが先に撃ったかは不明。(H,Y,P)
*レバノン国境付近で国防軍が対戦車ミサイルを誤射。イスラエル領内
に着弾して被害は無かった。もしレバノン側に着弾していれば重大な
結果を招いていたため、国防軍は調査を行っている。(Y,P)
*西岸地区で手配中のテロリストを、武器放棄を条件に手配リストから
外す措置を拡大へ。3ヶ月前に、180人のテロリストが同様の措置
で手配リストから外されている。(H,Y)
*和平行程表の第一段階である、テロ組織解体と入植地の撤去を棚上げ
にしたまま、第二段階の交渉を開始することで双方が合意したと、オ
ルマート首相が国会の外交防衛委員会で証言。(H)
*政府関係者によると、アナポリスでの和平会議は11月27日から。
前夜にブッシュ大統領が両首脳を晩餐に招待する。(H,P)
*国防軍が手配中のテロリストは、パレスチナの町で疎外されているこ
とが判明。近寄ると国防軍の攻撃の巻き添えにされるため。(H)
*グーグルのイスラエル支社長が、反ユダヤ主義のサイトを非掲載にす
る処置は取らない方針を表明。同社は著作権法違反サイトや、法律で
禁止されたサイトだけを非掲載にする措置を取っている。(H,P)
*国防軍がベツレヘムで行ったテロリスト拘束作戦で、ハマス系の自治
政府議会議員2人を逮捕した。(Y)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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*自治政府が現実無視の原理主義に固執しているため、交渉が進まない
と、イスラエルの担当者が苦言。 自治政府のエレカット氏も、イス
ラエルとの交渉は全く進んでいないと語った。(P,H)
*イスラエルが西岸地区から撤退すれば、ハマスが西岸地区も制圧する
と、ハマス指導者のザハルが演説。ファタハとの融和姿勢を打ち出し
たハニエとは全く逆の見解を示した。(H,Y,P)
*財務相の汚職を内部告発したゼルカ氏が、辞任を表明。国家監査官が
出していた地位保全命令が期限切れになるため。(H,P)
*イスラエルとエジプトの軍事担当者が、ガザとエジプト間の警備体制
についてローマで協議。米国はエジプト軍の増員を提案しているが、
イスラエルは現有人員での警備強化を求めて行く考え。(H)
*アラファト議長の死から3年。175万ドルの霊廟が完成し、除幕式
でアッバス議長が演説。最終的にエルサレムに議長を葬る決意を示す
ため、議長の棺はレールの上に載っているという。(Y)
*西岸地区でハマス指導者ハニエの記者会見を生中継したTV局のオー
ナーを、自治警察が逮捕。報道関係者は反発している。(P)
*米国への頭脳流出を防ぐため、イスラエルの研究者の給与を上げよと、
ノーベル賞受賞者らが提言。しかし、研究者が米国に行く理由は、給
料ではなく先端的な研究者と交流できる環境だとの見方も。(H)
*ナチスのユダヤ人迫害の発端となった「クリスタルナハト」を記念し、
ネオナチ支持者400人がプラハでデモ。しかし、反ファシズム運動
家2000人がデモ隊を阻止し、乱闘で数名の負傷者が出た。(H)
2007年11月12日(月)
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*イスラエル政府がパレスチナ人政治犯400人の釈放を決定。アナポ
リス和平会議に向けて善意を示すのが目的。(H,Y)
*自治政府の交渉担当者クレイ氏が、国防軍の検問所で足止めを食った
ためリブニ外相との会談が中止に。リブニ外相は陳謝し、事実関係の
調査を行うよう、国防軍に求めた。(H,Y)
*カッサム砲に対抗してガザへの電力供給を削減する案に、検事総長が
反対しているため「砲撃でスデロットが停電しているのに、なぜガザ
を停電させるのが悪なのか」等と閣僚が不満を表明。(H,Y,P)
*オルマート首相の汚職事件の捜査のため、警察が20箇所を家宅捜索。
捜索箇所が多いのは、捜査対象を絞り込めていないためであり、資料
分析には長い時間がかかると見られている。(H,Y,P)
*イランの外務省が、イスラエルの軍事力は脅威ではないと宣言。イス
ラエルから攻撃を受ければ反撃すると警告した。(H,Y)
*国防軍のヒルシュ司令官が、レバノン戦争で責任逃れをしている軍幹
部を非難。全責任を現場だけに押し付けていると語った。(H,Y)
*最近、イスラエル国防軍が北部で行った軍事演習は、次の戦争の準備
だと、ヒズボラ指導者のナスララが非難。(Y)
*アナポリス和平会議の成功を阻止するため、ハマスが大規模なテロを
行う可能性があると、国防軍の情報担当者が警告。(P,H)
*オルマート首相は前立腺がんで人気を稼いでいると、バラク国防相側
近が発言。国防相の見解ではないと事務所が釈明した。(P)
2007年11月13日(火)
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*ファタハがガザで行ったアラファト議長追悼デモにハマスの部隊が発
砲し、6人が死亡。どちらが先に撃ったかは不明。(H,Y,P)
*レバノン国境付近で国防軍が対戦車ミサイルを誤射。イスラエル領内
に着弾して被害は無かった。もしレバノン側に着弾していれば重大な
結果を招いていたため、国防軍は調査を行っている。(Y,P)
*西岸地区で手配中のテロリストを、武器放棄を条件に手配リストから
外す措置を拡大へ。3ヶ月前に、180人のテロリストが同様の措置
で手配リストから外されている。(H,Y)
*和平行程表の第一段階である、テロ組織解体と入植地の撤去を棚上げ
にしたまま、第二段階の交渉を開始することで双方が合意したと、オ
ルマート首相が国会の外交防衛委員会で証言。(H)
*政府関係者によると、アナポリスでの和平会議は11月27日から。
前夜にブッシュ大統領が両首脳を晩餐に招待する。(H,P)
*国防軍が手配中のテロリストは、パレスチナの町で疎外されているこ
とが判明。近寄ると国防軍の攻撃の巻き添えにされるため。(H)
*グーグルのイスラエル支社長が、反ユダヤ主義のサイトを非掲載にす
る処置は取らない方針を表明。同社は著作権法違反サイトや、法律で
禁止されたサイトだけを非掲載にする措置を取っている。(H,P)
*国防軍がベツレヘムで行ったテロリスト拘束作戦で、ハマス系の自治
政府議会議員2人を逮捕した。(Y)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp