イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

2007年11月7日(水)
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スデロットに2発のカッサム砲攻撃

 があり、多数の車が損傷。

 ガザへ侵攻作戦を求める声が高まっているが、バラク国防相は

 和平会議を控える今、侵攻作戦は避けるべきだとの考えを示した。(H,P)

*スト解決のため、労働裁判所が国に対して教師との交渉を命令。国の
職場復帰命令の請求は通らなかった。(H,P,Y)

*イスラエル問題だけを論じ、他の問題はほとんど無視する国連人権委
員会は「破産状態
」だと、イスラエルの国連大使が非難。(H,P,Y)

*2007年には、徴兵年齢の男性の28%が兵役につかなかったと
防軍が発表。そのほか、精神的に兵役不適との
医学的理由による徴兵回避も目立っている。(H,P,Y)

*アナポリス和平会議が失敗すれば、アッバス議長が辞任すると軍の情
報部が予測。議長が辞任すればファタハ内に後継者がいなくなるため、
ハマスが台頭する可能性が高まる。(H)

*ペレス大統領が改革派ラビと会談。改革派ユダヤ教が、ユダヤの価値
観を現代世界に適用することに貢献したと、大統領は賞賛した。前任
のカツァブ大統領は改革派のラビとは面会しなかった。(P)

*イスラエルの独立を破局(ナクバ)とするパレスチナ人の歴史観を学
校で教えるとのタミル教育相の案を国会の委員会で否決。(P)

ハマスが2億ドルをかけて映画制作施設を建設する計画。ハマスの伝
説的英雄の映画などを撮影する計画もある。(H,Y)

2007年11月8日(木)
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イランのアフマディネジャド大統領が、3000基の遠心分離機でウ
ラン濃縮を進めていると発表。
バラク国防相は、イランへの軍事攻撃
を選択肢の一つと考えていると語った。(P,Y)

*政治家と汚職に関する世論調査で、オルマート首相が、ヒルクソン元
財務相と並んで「最も腐った政治家」に。最も正直だとの評価を受け
たのはリブニ外相だった。(Y,P)

兵役を免除されているアラブ系市民に社会奉仕を呼びかける政策に
ラブ市民監督会議が激しく反対
しているため、同委員会を非合法化す
べきだとリーバーマン戦略相がバラク国防相に提言。(H,Y,P)

*ストを解決するための教師組合と政府の交渉は進展なし。高校のスト
ライキは26日に及んでおり、影響は深刻化している。(H)

*1994年のユダヤ人に対するテロ犯とされるイラン人の国際手配を、
国際刑事警察機構で決議
。このテロはイランがヒズボラと協力して実
したと見られており、85人が犠牲になった。(H)

*ガザへの給電削減が人道的危機をもたらさないことを証明する資料を
出せと、最高裁が国に命令。給電削減に反対する勢力が訴訟を起こし、
人道的危機が起こるかどうかが問題になっているため。(P)

東エルサレムがパレスチナ国家に組み込まれる可能性が高まり、多く
のパレスチナ人がイスラエルの市民権を申請中。(
Y)

*イスラエルのユダヤ人医師の中で、子供を医師にしたいと考えている
人が35%しかいないことが判明。忙しすぎて患者に十分に対応でき
ない上に、役所の介入などが多いのが理由。(H)

*イスラエルの記者団が、オランダ外相との会談前に質問を送る際に、
自動翻訳を使った意味不明の英文を送っていたことが判明。「もし」
という単語を「母親」とするなど、ひどい訳だった。(P)


2007年11月9日(金)
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*オルマート首相が日曜に行った演説が前向きなものだったとして、自
治政府側にも譲歩の動き。アナポリス和平会議に向けた交渉では、重
要な対立点について妥協の動きが進んでいるもよう。(Y,P)

*オルマート首相とバラク国防相が会談。首相がアシュケナジ参謀長と
直接会談するなどしたため、首相と国防相の関係が悪化しており、関
係修復を目的として会談が行われた。(H)

ヒズボラが今週初めに行った大規模な演習はイスラエルとの次の戦争
への準備だったと、ヒズボラ幹部が説明。(
Y,H,P)

*モファズ副首相が訪米中。米国のバーンズ国務次官と戦略対話を行っ
た。イスラエルと米国が友情、共通の価値観、共通の利益に基づいて、
中東戦略で協調して行くとの共同声明を出した。(Y)

*EU諸国がレバノン南部の国連軍に派遣している部隊を削減する可能
性があると、国防軍が懸念。レバノンの政情不安定の中、国連部隊は
ヒズボラの攻撃から身を守るのが困難な状況となっている。(P)

*国連の潘基文事務総長が、ガザで国連が運営する学校がイスラエルへ
の攻撃拠点に使われた
ことを重視し、調査を指示。(Y,H)

*国会の憲法委員会が、選挙制度の改革を検討中。現在は全国の比例代
表制になっているが、地方区も部分的に導入する。(H)

[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト  http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp