イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

2007年11月4日(日)
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*昨夜テルアビブのラビン広場に15万人が集まり、ラビン首相暗殺
12年を記念する集会。ペレス大統領は「彼は逝ったが、我々は松
明を受け取った」と語り、平和への努力を呼びかけた。(H,P,Y)

*米国のライス国務長官が昨夜イスラエル入り。アナポリス和平会議に
向けて、双方の立場の違いを埋める調整工作を行う。(P,Y)

*ハマスの政治家とアッバス議長が金曜の礼拝で同席。ハマスとファタ
の和解に向けた動きか。(H,Y)

*西岸地区のナブラスに展開した自治警察は、午前6時から深夜12時
までの通常犯罪警備を担当し、夜間は国防軍がテロ対策作戦を行うこ
とが判明。自治警察は、人員も装備も不足している。(H)

*米国がイスラエルの大規模なガザ侵攻作戦を支持していると、レバノ
ンの新聞が報道。ガザの武装勢力が軍備を拡大している。(P,Y)

*スデロットの学校をカッサム砲対応の防弾仕様にする工事の見通しは
立たず
。最高裁は政府に防弾化を命じたが、予算がないため。(H)

*イスラエルの大学で学ぼうとするパレスチナ人学生の通学許可条件に
ついて最高裁が国防軍に再考を命令。現在は事例ごとに検討されてお
り、理由なくパレスチナ人学生の通学が不許可になっている。(H)

*ドイツがイランに対する強い制裁を支持へ。国内に多数のイラン人を
持つドイツは反対に回ると懸念されていた。(P)

2007年11月5日(月)
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*ガザのイスラム聖戦と協力して、エルサレムで自爆テロや市長暗殺を
目指していた東エルサレム住民3人
を警察が逮捕していたことが判明。
報道管制のため、今まで発表されていなかった。(H,Y,P)

*オルマート首相が「我々には平和のパートナーがある」と、アナポリ
ス和平会議に前向きの発言。しかし、アッバス議長は会議に成果が期
待できないとして延期の可能性も示唆している。(Y,P)

ホロコースト生存者で今まで手当支給の対象になっていなかった人々
に、特別手当を支給
することが閣議で決定。ホロコースト生存者には
様々な事例があり、明確な線引きが難しい。(H,Y,P)

*軍の法務責任者が、政府の戦争調査委員会に調査結果の発表を

 凍結するよう要求。対象者に反論の機会を与えるべきだとの理由。(H)

*アナポリス和平会議に向け、首相が2000人規模の政治犯釈放を検
していることが判明。まだ最終決定はされていない。(H)

パレスチナの武装組織PFLPとDFLPが、ファタハとハマスの仲
介を開始。ハマスのハニエは「西岸地区を占領するつもりはない」と
語り、ファタハとの融和姿勢を打ち出した。(H,P)

西岸地区の違法入植拠点を国防軍が撤去。激しく抵抗した右派勢力数
十人が逮捕された。右派は再び現場に戻ると宣言。(Y,P)

ガザからカッサム砲による

 3発の攻撃があり、民家に被害が

 出た。また、1発は送電線を直撃し、

 スデロットは一時停電した。

 国防軍の反撃でパレスチナのテロリスト4人が死亡。(Y,P)

*3週間に及ぶ教師のストで大学の授業に深刻な影響。スト解決の

 見通 しは立たず、学期が成立しない可能性も出ている。(Y)

2007年11月6日(火)
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ヒズボラが数千人規模の大規模な演習をレバノン南部で実施

 防衛が目的だと、ヒズボラは主張している。(Y,H,P)

*シリアにアラブ14カ国の代表が集まり、イスラエルボイコットの継
続を再確認。
エジプトとヨルダンは参加せず。(H,P)

*ナブラスでファタハ系のテロ組織、アルアクサ殉教団と自治警察が

 戦闘。違法に武器を携帯していた武装組織メンバーを自治警察が

 逮捕したのがきっかけで紛争が起こった。(Y,H)

シリアのハマス本部指導者のマシャールが、米国で行われるアナポリ
ス和平会議に反対を表明。米国がイラン攻撃を準備していることから
世界の目をそらす陰謀だと語った。(Y,H)

*アブラモビッチ外務次官が、国際原子力機関(IAEA)のイランに
対する弱腰の姿勢を批判。
IAEAが国際社会のイラン核開発阻止に
向けた動きを妨害していると非難した。(Y,P)

*バラク国防相が故ラビン首相追悼集会で左翼勢力の結束を呼びかけ

 たのは不適切だと、カディマから批判の声。(Y)

*1994年にアルゼンチンで85人が犠牲になったテロの容疑者の国
際手配を検討することにイランが同意。テロはユダヤ人を標的にした
もので、イランが指揮したと見られている
。(H)

日本のイスラエル駐在副大使の松田氏が、イランの核開発阻止は

 経済的・政治的圧力により可能だとの見解を表明。日本政府は

 イランに対する制裁強化に賛成だと語った。(Y)

[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト 
http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」
http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp