出っ歯気味で笑顔がすてきな美少年、ツタンカーメン王
【11月5日 AFP】(写真追加、一部更新)3000年以上前に謎の死を遂げた古代エジプトの若き王ツタンカーメン(Tutankhamun)の素顔が4日、初めて一般に向けて公開された。
顔を除く全身を白い布で巻かれ、装飾の施された石棺に眠っていたツタンカーメンのミイラは、保存状況の改善のため温度と湿度が管理されたケースへと移された。このミイラは、これまで一握りの専門家しか見ることができなかった。
「王家の谷(Valley of the Kings)」の管理責任者Mustafa Wazery氏は、「これからは皆さんもツタンカーメンの美しい顔を見ることができる。彼は出っ歯気味で笑顔のすてきな美少年だ」と語っている。
■顔の修復作業にはCATスキャンも使用
ツタンカーメンは、イギリスの考古学者ハワード・カーター(Howard Carter)氏が1922年にその墓を発掘してから広く知られるようになった。有名な黄金のマスクは重さが11キロもあり、ラピスラズリなどの宝石がちりばめられている。
ツタンカーメンの墓が発見されたとき、防腐処理を施されたファラオの遺体はサルコファガスと呼ばれる壮麗な装飾が施された3つのひつぎに収められており、うち1つは純金でできていた。
ツタンカーメンのミイラは、カーター氏が副葬品を取り外した際に18個に分解されていたため、修復する必要があったという。顔は、CATスキャンでミイラから収集した画像を使って、シリコーンで再現された。
■大勢の観光客がミイラ損傷の原因に
ツタンカーメンを見るため、毎日数百人が王家の谷を訪れていたことから、「訪問客による湿度の上昇で、(石の棺に入れたままでは)ミイラがちりと化す恐れがあった」とエジプトの古代の遺物責任者Zahi Hawass氏は語る。同時にバクテリアや湿度、その他汚染物質が持ち込まれることも、ミイラの損傷の原因になるとされていた。
ファルーク・アブデルアジズ・ホスニ(Farouk Abdel-Aziz Hosni)文化相も「ハワード・カーターが黄金のマスクを外すときに鋭くとがった道具を使ったため、ミイラはすでに損傷を受けていた」と指摘。彼が照りつける太陽に何時間もさらしたことも、ミイラの損傷をさらに進行させていたという。
■専門家はツタンカーメン暗殺説を否定
エジプト、スイス、イタリアの専門家らは、9歳で即位し19歳の若さで亡くなったツタンカーメンの死因について、これまで有力だった首を殴打されたという「暗殺説」を否定し、左足に負った傷が原因で感染症を併発したと推測している。
ツタンカーメンは古代エジプト第18王朝の第12代目の統治者で、在位期間は10年だった。暗殺説は、ツタンカーメンが同王朝の最後の統治者だったことに由来している。
ツタンカーメンの死後、彼の妃アンケセナーメン(Ankhesenpamon)と結婚した宰相アイ(Ay)が4年間王位に就く。その後、第19王朝のラムセス(Ramses)1世に権力を移譲するまでホルエムヘブ(Horemheb)が統治した。(c)AFP/Lamia Radi
http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2307274/2313831
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なんとなく、ヌビア族のスーダン人の顔に似ている。
結構、かわいい顔だったのではないか?
スーダンの北の方に住む人種は、昔のエジプト人に
近いらしい。今のエジプト人は、ヨーロッパ人とアラブ人の
混血で、昔のエジプト人ではない。エジプト人でも、肌が
浅黒い子ばかりではなく、青い目で白い肌の
金髪の子供が生まれている。エジプトでは、そんな女性が
もているらしい。同じ家族でも、肌が浅黒い子と白い子が
生まれるらしい。やっぱり、白い子がもているそうだ。
スーダンの北の方でも、肌が浅黒い人と日本人がちょっと
日焼けしたぐらいの人がいる。たまに、日本にもいるような
アジアっぽい顔の人もいる。スーダンの北の方には、
びっくりするような男前や美人がいる。
ケニアのマサイ族もアフリカ系ではなくて、ヨーロッパ系だそうだ。
マサイ族も、北の方のスーダン人と良く似ている。