社会保障給付費の総額が、過去最高 | 日本のお姉さん

社会保障給付費の総額が、過去最高

 平成17年度に国民に支払われた年金、医療、介護など社会保障給付費の総額が、過去最高の87兆9150億円に上ったことが26日、厚生労働省の社会保障・人口問題研究所のまとめで分かった。老人医療費など高齢者関係は、全体の70・2%を占める61兆7079億円で、2年連続60兆円の大台を突破したが、対前年度比の伸び率は1・7%にとどまった。
 給付費全体の伸び率は対前年度比2・3%で、過去4番目の低水準
 保育など少子化関連支出を含む児童・家族関係は3兆5637億円で、前年度比4・1%増となった。給付費全体に占める割合は4・1%と高齢者関係の約17分の1にとどまり、高齢者関係への偏りが続いていることが分かった。
 国民1人あたりの給付費は68万8100円で、国民所得に占める社会保障給付費は前年度比0・22ポイント増の23・91%。部門別では(1)年金=46兆2930億円(前年度比1・7%増、全体の52・7%)(2)医療=28兆1094億円(同3・6%増、同32・0%)(3)介護など福祉その他=13兆5126億円(同1・5%増、15・4%)-だった。
 収入総額は、19・0%増の117兆5220億円。このうち、社会保険料は54兆7072億円(全体の46・6%)、税は30兆848億円(同25・6%)だった。

10月26日23時36分配信 産経新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071026-00000963-san-pol