イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

2007年10月14日(日)
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*11月に米国アナポリスで開催される和平会議の準備のため、ライス
国務長官が今日から5日間にわたり中東を訪問。会議で具体的な内容
に踏み込んだ共同声明を出すことを目指して調整を行う。(H,P,Y)

*イスラエルがシリアで空爆した標的は工事中の原子炉だったと米紙が
報道。原子炉は北朝鮮型
のものだったという。(H,P,Y)

*エルサレムでヒッチハイクをした16~18歳の少年がアラブ人地区
に連れ込まれ、暴行されそうになったが警察が救出。
(P,Y)

*国防軍がガザ北部でハマスのメンバーをミサイル攻撃し、1人を殺害。
カッサム砲攻撃を行っていたグループと見られている。(Y)

*考古学庁が西壁付近の発掘作業を再開へ。「神殿の丘を壊す陰謀」と
イスラム教が反発したため、6月に作業が中止されていた。(H)

*和平合意にともないエルサレムが分割される可能性が高まっているた
め、超正統派が大規模なデモを行う予定
。(H,7)

*ベングリオン空港の改修工事を安息日に行うことをチーフラビのアマ
ル師が承認。超正統派からの反対運動は回避される見込み。(H)

*オックスフォード大学のディベート協会が、ホロコースト否定論者の
アービングを招待。同協会は「言論の自由」と説明している。(P)

*オリーブの収穫期を迎え、防護壁のイスラエル側に農地を持つパレス
チナ人農民が苦境に。通行許可が出ず収穫できない農民も。(P)

*30歳の男性が、肝臓移植を受けた後、拒否反応で死亡。しかし、そ
の男性から摘出された心臓や肺が他の人々に移植された。(H)

2007年10月15日(月)
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*オルマート首相の工業相時代の汚職疑惑を刑事捜査すると、マズズ検
事総長が決定。これで首相への刑事捜査は3件目。首相は「不要な捜
査、潔白はいずれ明らかになる」とのコメントを出した。(H,P,Y)

*ライス国務長官は今日、ラマラで自治政府のアッバス議長と会談。し
かし、自治政府とイスラエルとの立場の違いは大きい。(H,P)

*自治政府との交渉チームはリブニ外相が率いると、オルマート首相が
閣議発表。重要交渉に閣僚の参加が不可欠との理由。(H,P)

*西壁付近での発掘作業を延期するよう、アラブ系閣僚のマジャデル氏
が要請。発掘を強行すれば和平に影響が出る可能性もある。(H,Y)

*教師のストライキは5日目に入り、解決の見通しなし。(H,Y)

*写真入り切手を発注できる制度を使い、ハイファの青年がナチスに扮
した自分の写真入り切手を注文。
郵便局は作業を拒否した。(H,Y)

二国家共存を訴えるために平和団体が企画した、エリコとテルアビブ
での同時コンサートがテロの脅迫で中止に。脅迫したのはイスラエル
への譲歩に反対するパレスチナのテロ組織か。(H,P)

*米国アナポリスでの和平会議に日本が参加を希望。イスラエル外務省
は歓迎する意向を示した。日本はアラブの反発を恐れ反イスラエルだ
った
が、近年は親イスラエル路線に転換しつつある。(H)

*アナポリスでの和平会議が有益な結果をもたらすとの楽観的意見はイ
スラエル人の23%。悲観的な見方が61%を占めた。(P)

日健総本社の代表団250人がエイラットなどを訪問。同社はイスラ
エルの海草を研究
しており、顧客を連れて訪問している。(P)

2007年10月16日(火)
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*ヒズボラ兵士1人と2遺体を、イスラエル民間人1人の遺体と交換。
昨年ヒズボラに誘拐された2人の国防軍兵士や、86年から行方不明
になっているアラド飛行士の帰還に期待が高まっている。(H,P,Y)

*オルマート首相とホロコースト生存者団体が、特別給付金の額で合意。
貧しい人々には、通常の年金に加えて給付金が支給される。(H,P)

首相が国会でエルサレムの分割を示唆する発言。ユダヤ人地区があれ
ば十分であり、アラブ人地区をエルサレム市内に含める必要は感じな
いなどとする内容で、波紋を呼んでいる。(P,Y)

*エルサレムの分割を阻止するため、リクードが宗教政党シャスと右派
のイスラエル我が家に政権離脱を呼びかけ。(H,P)

*米国のライス国務長官が、自治政府のアッバス議長と会談後「今はパ
レスチナ国家を設立すべき時だ」と発言。(P,Y)

*バラク国防相が訪米を開始。昨日はブッシュ政権の顧問ともなってい
キッシンジャー元国務長官と会談した。(Y)

*レバノンのツロで国連軍に対する攻撃を企てていたテロ組織をレバノ
ン軍が摘発。外国人を含む
7人を拘束し、爆弾を押収した。(P)

ラビン首相暗殺犯のイガル・アミルが、息子の割礼式に出席するため
一時出所を申請。しかし、刑務所が申請を却下した。(H,Y)

ポーランドの右派政党が、反ユダヤ的なTV広告。ユダヤ人を守るた
めに自国の兵士がイラクで戦わされていると示唆する内容。(H)

[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト 
http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」
http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp