イスラエルからのニュース
2007年10月10日(水)
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*中学校、高校での教師ストは今日から。大幅賃上げを求める教師側と
教育相の交渉は物別れ。ストの長期化が懸念されている。(H,Y,P)
*戦争調査報告書で非難されている人々には、事前通告を送るよう、国
防軍幹部が戦争調査委員会に改めて要求。報告の発表前に弁明の
機会を与えられるべきだと軍幹部らは主張している。(H,Y)
*レウミ銀行民営化に関する汚職疑惑で、警察が5時間にわたりオルマ
ート首相を尋問。尋問はもう1回行われる。(H,Y)
*11月の和平会議が失敗すれば、2000年の失敗よりもさらにひど
い惨禍が待っていると、EUの中東担当オッテ氏が警告。(P)
*左翼系団体「ワンボイス」が、イスラエルとパレスチナで2国家共存
を求める運動を展開。計60万人の署名を集めた。来週にはテルアビ
ブとエリコで同時開催の集会を行う。(P)
*イスラエル人の過半数は、ハラハー(ユダヤ法)でユダヤ人と見なさ
れない人々の移民制限に反対していることが判明。移民の促進や、差
別解消を求める意見も過半数を占めた。(P)
*誘導可能な120ミリ迫撃砲弾をイスラエルが開発。確実に1発で標
的を破壊できるため、戦場での武器輸送負荷を軽減し、巻き添え被害
を減らすことが出来ると期待されている。(P)
*ヒットラーに送られた手紙がドイツで出版された。ユダヤ人市民から
の寛容を求める嘆願や、ドイツ人からの「ユダヤ人を追放して下さい」
と求める手紙などが収録されている。(H)
2007年10月11日(木)
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*ハマス指導者のハニエが「我々のガザ支配は一時的」と語り、ファタ
ハとの和解を示唆。ファタハ関係者は認めていないが、両者の交渉は
来週にもカイロで行われる可能性が高い。(H,Y,P)
*教師のストライキが続く中、スデロット市の学校だけは授業を再開。
子供が外で遊ぶとカッサム砲の危険が高まるため。(Y,H)
*7年に一度の安息年(シュミタ)への対応を8月末になってチーフラ
ビ庁が急に変え、大混乱を招いている問題を最高裁が審理中。農民団
体は、数十億シケルの損失が出ると法廷で証言した。(H,P)
*パレスチナ国家は1967年の軍事境界線をもとにするが、2%の範
囲内で領土交換に応じると自治政府のアッバス議長。和平交渉担当者
のクレイ氏も領土交換に前向きな姿勢を示した。(H,Y)
*EU議会がイスラエルのガザに対する対応を激しく非難。「ゲットー
と同じ」などとして、速やかな改善を求める意見が出た。(P)
*西岸地区の入植者がパレスチナ人を雇う場合も最低賃金などについて
イスラエルの労働法が適用されると最高裁が決定。(H,P)
*国防軍がナブラスでアルアクサ殉教団の逃亡テロリストを殺害。自治
警察に偽装して旧市街に入ったもよう。(P,Y)
*ハマスがガザを制圧してから、イスラエルに対して発射されたカッサ
ム砲や迫撃砲が計1000発に達したと国防軍が発表。(Y)
*最新の世論調査で、パレスチナとの和平交渉に賛成が51%、反対が
42%。汚職疑惑捜査でオルマート首相が政務に専念出来ないとの意
見が8割を超えたが、捜査中止に賛成する意見は3割。(H)
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2007年10月12日(金)
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*国家監査官が、財務相の汚職を内部告発したゼルカ氏の身分保全を命
じたため財務省が反発。ゼルカ氏は同僚の悪口がひどく協調は不可能
だとして、職員が一致してゼルカ氏の追放を求めている。(H,Y,P)
*警察が昨日もオルマート首相を尋問。これで警察の捜査は終了し、罪
状と起訴の可否についての法的検討に入る。(H,Y,P)
*国防軍がジェニンでアルアクサ殉教団のメンバーを射殺。国境警備隊
に対して発砲しようとしたため。(H,Y,P)
*タミル教育相が、教職員組合との交渉で「良い兆候」があったと語っ
た。しかし、今日もストは続く見込み。(H)
*11月の中東和平会議で成果があると予想するイスラエル人は22%。
成果は期待できないとの意見が61%を占めた。(P)
*ダルフール難民をネゲブに受入れて定住化へ。約500人の枠で永住
権を与えるための手続が進行中。シナイ半島経由でイスラエルに逃れ
て来るアフリカ難民の数は最近、減少傾向を見せている。(Y)
*ネゲブでベドウィンの子供による走行中の車への投石事件が増加。バ
ス乗客が負傷する事件も。警察は対策を検討している。(Y)
*ラマダンの終わりのイド・アルファティルの祭。ファタハはガザで野
外礼拝を行う構えで、ハマスとの衝突が懸念されている。(H)
*有力紙イディオットアハロノットの英語サイトが閉鎖へ。広告収益の
低迷が閉鎖の理由と見られている。(H)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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聖書では、ローマから出てくる未来の独裁者は、
イスラエルに対して非常に厳しい態度をとる。
イスラエルの神殿の中にブタの血を撒き散らしたり、人糞で
汚すと書いてある。相当、恐い人物だ。
最初は、優しい救世主のように出てくるのだが、それは仮の姿だ。
その独裁者の要請で、世界中の軍隊がハルマゲドンに集まる。
ロシアやチャイナも、大軍隊をよこす。ロシアは軍艦、チャイナは2億の
騎馬隊(バイク部隊か4輪車)をどっと東から送ってくる。
つまり、チャイナは、ロシアとは双子のように仲良くなって、
国際社会に順応するということだ。現政権のチャイナが、生き延びるのか
どうかは分からないが、軍国主義のチャイナは、
ロシアと非常に仲良くなって生き延びるのだ。
日本は、どうすればよいのか、今、考えなければ、
軍隊も潜水艦もミサイルも核も無いのだから、将来どうなるか
目に見えている。by日本のお姉さん